花ちゃんさんの愛媛県〜鹿児島県の旅行記

九州一周の船旅です
- 1日目2018年10月15日(月)
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09:00-
博多港
観光も目的ですが、このにっぽん丸に乗ること自体も、今回の旅の目的です。
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09:00-
博多港
反時計回りに九州を廻るので、左舷側の部屋へ。
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博多港
屋上デッキからは、右手に志賀島、左手に能古島が見えます。
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10:00-
博多港
ドラの音と共に、いよいよ出航です。
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博多港
マリノアの観覧車をバックに、壱岐航路のジェットフォイルが入港してきました。浮いています。速いです!
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博多港を出港するとすぐ近くに福岡ドーム、ホテルシーホーク、福岡タワーがセットになった景色が見えます。福岡を代表する海岸景観の1つです。
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百道浜にある人工海岸です。樋井川と室見川の河口に挟まれた範囲です。海水浴場としても人気ですが、高級住宅地としても大人気です。
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13:00-
唐津港
福岡の海岸景観を眺めながらお茶を楽しみ、昼食を済ませたらいよいよ唐津に入港です。唐津では、オプションツアーを利用し、七ツ釜、名護屋城跡、虹の松原を見に行くことにします。
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七ツ釜を海から見ることができる遊覧船です。出発地のマリンパル呼子には、ジーラ号とこのイカ丸号がいます。イカ丸号のほうが洞窟に、より接近してくれます。
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イカ丸に乗っていると、正面に加部島、左手に呼子大橋が見えてきます。イカ丸のガイドによれば、加部島の物流に必須の重要な橋だそうです。主塔が2本ある美しい斜張橋です。
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イカ丸のガイドによれば、呼子周辺のこの海域を玄海海中公園と呼ぶそうです。海中展望台の事かとばかり思っていました。確かに、海中公園の名に恥じない変わった形の島や、七ツ釜等の景勝地が沢山あります。
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玄武岩でできた海蝕洞です。柱状節理の大きな岩や、洞窟があります。遊覧船のイカ丸だと、かなり近くまで寄ってくれます。海の状態によっては、中まで入ってくれるそうです。今回は内部までは入りませんでしたが、十分に見応えがあります。
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豊臣秀吉が、朝鮮征伐のために築いた城です。現在は石垣しか残っていませんが、本丸跡地からは加部島や玄海海中公園が見渡せる景色の良い場所になっています。
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唐津街道自体は随分と長いのですが、唐津市では、唐津城や虹の松原を通る景色の良い道路です。今回は唐津城を眺めながら、虹の松原へ向かいます。
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以前は8qにも及ぶ松原だったそうです。現在はその半分くらいだけだそうです。それでも日本三大松原の一つに数えられるそうです。そしてこの松原の松が全て黒松なのだそうです。よって、松茸は採れません。
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唐津港
そろそろ唐津ともお別れです。妙見ふ頭では、お見送りの方が太鼓の演奏を行ってくれました。名残は惜しいですが、「食のにっぽん丸」を謳う夕食もまた楽しみです。しかし、お上品な食事会場で、食事の写真を撮る度胸は私にはありません。よってこの旅行記には食事の写真はありません。ごめんなさい。写真はありませんが、この食事のためにだけでも、にっぽん丸に乗船する価値があるといえる食事が毎晩楽しめます。
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唐津港
っとその前に、唐津の「唐ワンくん」も見送りに来てくれましたが、これ……彦ny……。いいのか?唐津。
- 2日目2018年10月16日(火)
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06:00-
中通島
夕食やイベントを楽しみ、朝起きたらもう中通島が目の前に。多少曇っていますが、海から見る朝日に今日も良い一日になる予感がします。
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09:00-
青方港
地元の方が歓迎イベントでお出迎えしてくださいました。五島では、オプションツアーを利用し、世界遺産群の教会を見に行く予定です。
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青方港の対岸の山肌にある、白い美しい教会です。周囲が緑なので、余計に映えて見えます。五島に来て最初に目に入った教会がココなので、他の教会への期待も高まります。
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散歩されていた地元の親父さんの話では、海堂神社という神社にあるそうです。鳥居の奥には鯨の骨でできたアーチもあります。また、近くの丘の上には鯨見台という昔の見張り用の施設もあります。
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元海寺山門
五島の教会をいくつも建てた建築家の作品だそうです。
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この教会は世界遺産ではないそうです。それでも立派な教会です。外観も美しいのですが、内部のステンドグラスや柱の様子も美しいです。残念ながら内部は写真撮影禁止です。
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観光バスから見下ろす形になりました。すぐ付近には矢堅目の岩が大小で並んでいます。海岸近くはただの崩落跡のようですが、少し高い位置の崩落は、妙に赤い色をしています。
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矢堅目
大小2つの尖った岩が並んでいます。
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温泉にも非常に興味があるのですが、今回はここのホテルマルゲリータさんでのイタリアンランチで利用させていただきました。食事も勿論美味しかったのですが、中庭からの眺望が非常に素晴らしかったです。
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離島の離島、二次離島というらしい、頭ヶ島にある世界遺産の教会です。五島石という現地の砂岩で、地元の信者さん達が建てた教会だそうです。花の教会の異名を持つらしく、あちこちに花の意匠が用いられています。素晴らしい教会ですが、信者さん達の中には、信仰の場を観光に利用されることを懸念されている方もおられるそうです。ですので、真摯な気持ちでマナーを守って拝観させていただきましょう。
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青方港
そろそろ五島を離れる時間になりました。にっぽん丸カッコいいなぁ。今夜の夕食は何だろうなぁ。今晩は普段よりも少しだけオシャレをしなければなりません。しかし5日間程度の日程ですので、ネクタイ不要程度の軽いドレスコードです。
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青方港
地元の方が大漁旗を振ってお見送りしてくださいました。
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対岸の丘からは、美しい大曾教会もお見送りしてくれているようです。
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五島石油備蓄基地
日本全国で1週間利用できるだけの石油を貯蔵しているそうです。
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五島列島の南端の灯台がある断崖です。どうやってこんな場所に灯台を建てたのか、非常に気になります。灯台のある場所だけでなく、周囲の広範囲が断崖です。
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多分、五島列島南端の灯台です。少なくとも今回の航海では、ここが最後の灯台に見えました。凄まじい断崖絶壁に建っています。かなり苦労して建てたのでしょう。かなり重要な灯台なのだろうと思われます。
- 3日目2018年10月17日(水)
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06:00-
奄美沖
今日の奄美大島では、レンタカーを借りる予定です。少し雨が降っています。天気が悪いわりには、船の揺れは小さいようです。朝日らしい朝日も見えませんが、今日の冒険に備えて食事にしましょう。にっぽん丸の朝食は、洋食・和食・洋食ビュッフェから選択できます。我々は毎回ビュッフェにしましたが、食べたい方は全種類食べても問題ありません。
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09:00-
名瀬港
いよいよ奄美に入港です。ニュースで話題になっていた台風で流された灯台は、どれかわかりませんでした。ですが、防波堤が所々崩れています。
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近くにトヨタのレンタカーもあったのですが、我々はココで車を借ります。安いから!岸壁からすぐなのに、岸壁までお迎えに来てくださいました。
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奄美の有名な絵描きさんの家だそうです。南国植物に囲まれて、南国風情のある家です。ですが、有名人の家なのに、もの悲しいです。
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龍郷町役場すぐ近くの、浦の橋立隣にある水路のような穴です。民家のすぐ脇です。国道側からはちょっと見えないようです。浦の橋立の観光用なのか、広場が整備されているので、そこからだと良く見えます。
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入り江の海岸線です。国道から見晴らすこともできるのですが、湾内にトイレや駐車場のある広場が整備されています。よって、広場からゆっくり見ることもできます。穏やかでのんびりとした雰囲気の海です。
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路側帯と東屋、案内板が整備されています。しかし、大きすぎて、東屋の位置からでは丸いようには見えません。案内板によれば、この隕石により、小島が一つ奄美大島と陸続きになったそうです。
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船旅で訪問したので、今回の旅行中に何か所か海岸にも行きました。そのうち、ここの海岸が最も美しく思えました。道路脇には展望台も設置されています。
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この地の有名な絵描きさんらしい、田中一村の美術館があります。芸術には疎い私には、詳しいことはわかりません。それでも赤い花の絵の、赤の色に惹かれました。
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公園が整備されており、展望台が高い場所、低い場所と2ヶ所ほどあります。低い場所のほうがより近くで見ることができるようです。もっと近くで見たい方は、海岸に降りることもできるようです。海岸の様子も良いですが、南国ムード満点の植物群も良いです。
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観光公園ですが、地元の方にも人気のようです。駐車場や遊具、展望台等が整備されていますが、ゲートボールグラウンドも整備されています。潮風に吹かれるコースは、どことなくゴルフの名門コースのようです。
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我々側の都合で、ゆっくり見学する時間はありませんでした。なので、併設のお土産屋さんでお土産を覗くだけしかできませんでした。が、同行の母が、気に入ったお土産を見つけることができたようです。着物の生地としてだけでなく、様々な小物にも利用しているようですので、覚悟が必要なほどの金額を出さなくてもお土産が買えます。
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15:00-
名瀬港
車を返却して、また岸壁まで送っていただきました。岸壁に設置されたテントのお土産ブースが大人気です。午後のお茶をいただきながら出航風景を楽しむことにします。
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名瀬港
地元の方と、オプションツアーのバスガイドさん達によるお見送りイベントです。
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名瀬港
奄美は予想以上に広かったです。一応は、移動時間まで考えて遊ぶ予定を立てていたのですが、瞬く間に出航時間になりました。今回訪問できなかった場所もまだまだあります。レンタカー屋さんのお話では、やはり想像以上に島が広くて、予定の時間では足りないお客さんが多いそうです。
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奄美沖
まだまだ遊びたかった奄美を後にし、九州本土へと戻ります。今夜の食事は「秋の味覚和膳」だそうです。楽しみです。
- 4日目2018年10月18日(木)
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06:00-
日向灘
4日目にしてやっと綺麗な朝日!残す寄港地は杵築のみ、滞在時間は数時間のみですが、お天気に恵まれてきっと楽しい寄港になることでしょう。今日は観光タクシーをお願いして杵築を楽しむ予定です。
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以前、この航路を通った時に気になっていたのですが、見つけられなかった灯台です。3年にわたる難工事の末完成した灯台だそうです。灯台があるだけの島ですが、船員さんに訪ねながらやっと見つけることができました。
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右舷側に灯台と風車のある半島が見えてきました。豊後水道に入ります。
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右舷側に佐田岬灯台が見えたので、左舷に目をやると、
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こちらは九州の関崎沖の高島です。アジやサバで有名な佐賀関です。
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広い海岸線に、リゾート施設っぽい建物が見えます。写真よりも更に左手には、ヤシかシュロかに囲まれたシャレたリゾートホテルもあります。
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リゾート開発されている雰囲気の海岸にある海水浴場です。ですので施設が充実しているように見えます。今回訪問時には、小型クルーザーが走っていました。楽しそうです。
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14:00-
町からは少し離れた漁港です。にっぽん丸が接岸するには少し小さいようで、通船での上陸となります。
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武家・商家・武家と並ぶ、全国的にも珍しいサンドイッチ型の城下町だそうです。古い武家屋敷や商家に、石畳の坂道があちこちにあります。かなり坂が多い町です。写真は酢屋の坂です。
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杵築城下町の武家屋敷は、ここ北台と南台にわかれているそうです。観光タクシーの運転手さんのお話では、特に格の違いによるものではないとのことです。こちら北台側には、大原邸・能見邸・磯矢邸と、3軒の武家屋敷が並んでいます。
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杵築城下町で目玉となる武家屋敷です。お屋敷も立派な建物がしっかりと残っています。玄関入ってすぐには見事な花が活けてあります。が、私が最も印象に残ったのはこの庭です。
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武家屋敷から少し離れた寺町にあります。武家屋敷はかなり賑やかだったのですが、こちら寺町は閑静です。閑静雰囲気の中の庭園は大変見事です。このお寺には他にも、山門の瓦の役物や、松平家奥方の墓所など、見所が沢山です。
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こちらは杵築城下町武家屋敷の南台武家屋敷です。北台ほど有名なお屋敷は残っていないようです。武家ではありませんが、藩医を務めた佐野家のお屋敷がこちら南台側にあります。
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代々杵築藩の藩医を務めたお医者さん一族のお屋敷です。当代も医者だそうですが、ここで病院をやっていたのは、先代だったか先々代までだそうです。お屋敷も見応えがありますが、お殿様から拝領したお宝も惜し気もなく展示してあります。
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中野酒造
杵築に残る唯一の酒蔵だそうです。通常は見学には予約が必要なのだそうですが、観光タクシーの運転手さんの顔で見学させていただきました。ありがとうございます。地産原料を使い、ここの地下200mからくみ上げた水でお酒を造っています。
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16:00-
中心部からは少し離れた位置にある漁港です。喫水も浅いようで、25,000tクラスの客船でも接岸はできません。少し奥側には住吉浜のリゾートホテルも見えます。
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守江湾
旅程4日目にて、やっと綺麗な夕陽です。しかし洋上から夕陽を眺める機会は今日までです。にっぽん丸での夕食も今日が最後です。今夜は「にっぽん丸ディナー」だそうです。最後の晩餐ですが楽しみです。
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別府の夜景
博多港へ向けて、そろそろ別府湾ともお別れです。右舷側には別府の夜景を、後方には大分の夜景を見ることができました。はぁ……荷造りもせねば……。
- 5日目2018年10月19日(金)
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06:00-
最終日、目が覚めたらもう宗像沖です。大島が見えます。ああ……帰りたくない……。
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宗像沖
夜中、少し荒れていたようですが、朝日は綺麗です。今回は折角の部屋のベランダも出番が少なかったように思えて、少し残念です。
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能古島が見えてきました。この時期ならではのこの旅最後の楽しみが待っています。
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博多湾
博多湾にヨットがいました。楽しそうっ!
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百道浜
百道浜も見えてきたところで、能古島へ視線を向けると……
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能古島アイランドパークのコスモスです。この時期にはこの花畑は大人気です。普段は渡船で能古島に渡って見ることになるのですが、この時期博多湾を航行する船に乗れば洋上から楽しむこともできます。にっぽん丸甲板でも写真撮影に大人気でした。
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アイランドパークのコスモスを楽しんだ後、左舷方向に目をやれば、海の中道に虹が出ていました。
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百道浜も近づいてきました。普段は良く見えないのですが、今回はマリゾンがはっきりと見えます。
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百道浜の人口ビーチにあるオシャレな建物です。砂浜から海に突き出すように建てられており、百道浜のシンボルとなっています。
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09:00-
博多港
旅の終わりを認めたくなくて、いろいろと悪あがきをしましたが、いよいよ博多港入港です。非常に名残惜しいですが、にっぽん丸ともお別れです。お天気は今一つでしたが、非常に楽しい旅でした。またにっぽん丸で船旅をしたい!
九州一周の船旅です
1日目の旅ルート
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