トシローさんの群馬県〜新潟県の旅行記

秋から冬へ(上州〜越後)温泉と紅葉見納めの三泊四日旅
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秋も深まる11月末の連休に、雪国観光パスを利用して上州水上から新潟越後地方の秋から冬への季節の移り変わりの風景を求めて旅してきました。連休の新潟地方は雪の予報、紅葉も終わりに近く冬の足音が聞こえる魚沼地方へ未湯の温泉と最後の紅葉を求めて、上越線・ほくほく線・只見線・飯山線にバスもプラスして雪国観光パスのほぼ全域を網羅してきました。長いトンネルを抜ける度に景色が一変するオムニバス映画の様で、日本はまだまだ山河多き美しき国だなと改めてめて実感する旅でした。
歴史ツウ トシローさん 男性 / 70代
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- 1日目2018年11月22日(木)
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11:00-12:00
旅の初日は紅葉の見納めになるかもと上州水上の諏訪峡で紅葉狩りを計画。前日までの天気予報は雨でしたが幸いにも曇りながら雨は降らず、一駅手前の上牧温泉まで諏訪峡の散策を愉しむべく水上温泉街へ。線路沿いの水上大橋との分岐点横の吉井勇歌碑から利根川沿いの遊歩道へ入ります。
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11:00-12:00
温泉街の中程に在る日帰り温泉施設「ふれあい交流館」。散策スタートして直ぐなので、全身温泉に浸かる愉しみは後に残しておいてここは足湯のみで我慢。
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11:00-12:00
水上温泉街を抜け紅葉橋の脇から諏訪峡遊歩道に入ります。川沿いに清流公園から与謝野晶子歌碑公園を経て諏訪峡大橋を目指します。
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12:00-13:00
与謝野晶子歌碑公園から笹笛橋を渡って、珠廉の滝を過ぎると諏訪峡大橋が見えてきます。この辺りは落葉も始まっていますが、まだ綺麗な紅葉が残っていました。
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12:00-13:00
諏訪峡遊歩道を紅葉狩りしながら歩いていると、渓谷にこだまする女性の絶叫が。諏訪峡大橋を見上げると、橋の上から渓谷めがけてバンジージャンプ中。若者が次々と紅葉の中へダイブしていました。勿論計算されて入るのでしょうが、結構水面に近い距離まで落下しスリリングです。
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13:00-14:00
この日の温泉はここで入ろうと決めていたのに何と定休日。確か無休だと思い込んでいましたが、帰ってから調べたら古いネット情報でガッカリ。定休日も増えてきている様ですし、次回は何としても定休日を避けて来なければと心に誓いました。
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14:00-15:00
事前調査が不十分で、目当ての「諏訪の湯」は定休日で入浴出来ず。しかし、約2時間程歩いて来た疲れを癒すには温泉は必須、以前にも訪れた上牧「風和の湯」でじっくり浸かってから宿に向かいました。
- 2日目2018年11月23日(金)
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08:00-09:00
2日目朝、水上駅は少し晴れ間も覗いていましたが、清水トンネルを抜けた先は一変して雪国でした。中里スキー場はまだオープンしていませんでしたが、ゲレンデはほぼ白く変わっていました。
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10:00-11:00
この日の一番の目的地は日本三大薬湯の松之山温泉、六日町駅でほくほく線に乗り換えてまつだい駅へ。会館内の観光案内所で目的地を告げると、バスの時間から松之山温泉のお勧めスポットまで丁寧に教えてくれました。
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10:00-11:00
まつだい駅の南口には、かの有名な芸術家・草間彌生さんの彫刻「花咲ける妻有」が展示されています。前回は秋晴れの季節に訪れましたが、雪の中でも綺麗に咲いていました。
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11:00-12:00
日本三大薬湯と呼ばれる松之山温瀬、まつだい駅から東頚バスに乗り40分弱で終点まで。バスの運転手さんが丁寧にバス停からのルート案内してくれました。松之山温泉は日本の一般的な火山型ではなく、ジオプレッシャー型と呼ばれる地質的にも特殊な温泉で海水が起源だそうです。確かに舐めるとかなりしょっぱくてちょっと苦い、初めは肌に優しい感じですが徐々に毛穴に染通る様な刺激を感じるお湯でした。今まで入ってきた温泉とは全く異なり、出た後の爽快感と軽くなった身体は初めての感覚です。露天風呂で雪を見ながら、じっくりと薬湯を味わいました。
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13:00-14:00
雪国観光パスを有効に活用しようと、まつだい駅から十日町駅へ戻り市内散策。駅の南東の市内を見下ろす高台に鎮座する諏訪神社の境内には、散った紅葉の絨毯に雪が少し積もっていました。拝殿は既に雪囲いがされていて、すっかり冬の準備が整っていました。
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16:00-17:00
十日町駅からは六日町経由で浦佐駅へ。この日の宿泊は只見線の越後須原、本数が少ないので空いた時間で駅周辺を散策。東口から徒歩10分程に八色の森公園が在ると知り、雪でぬかるんだ道を向かいました。ここでも白い雪と紅葉のコントラストを鑑賞出来ました。
- 3日目2018年11月24日(土)
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09:00-10:00
只見線の越後須原駅近くの民宿に泊まり、夕・朝食と美味しい地元のコシヒカリを腹十分目位と食べ過ぎました。上り電車は早朝の始発の次は10時過ぎ、民宿のお母さんに近くの観光スポットを訊ねると、国の重要文化財の「目黒邸」と「玉川酒造」を紹介してくれました。民宿の直ぐ近くにこんな素晴らしい場所が在るとは、聞かなかったら大後悔するところでした。
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09:00-10:00
地元の玉川酒造の工場見学が出来る「ゆきくら館」を訪問、今まさに新酒の仕込み中で蒸し釜からは白い蒸気が立ち昇っていました。見学後の売店では無料で試飲をさせてくれますので、8種類のお酒を全部味わさせて頂きました。最後の日本酒ベースのリキュールはアルコール度48°、効きました。電車内は只見川を眺めながらほろ酔い気分で最高。
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12:00-13:00
小出駅で只見線から上越線に乗り換えて小千谷駅で途中下車し、小千谷駅前からバスに乗って市の中心街へ。慈眼寺や明石堂を巡ろうと歩いていると、素晴らしい紅葉の庭園が目に飛び込んできました。運良く、小千谷の豪商西脇家の邸宅と庭園が連休限定で公開されていました。
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12:00-13:00
明石堂は兵庫県の明石に由来するそうです。小千谷縮布の創始者である堀次郎将俊が明石藩の出身で、浪人して当地に流れてきて小千谷縮布の基礎を築いたらしいです。お堂の周囲に施された彫刻が見事です。
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12:00-13:00
小千谷と言えば錦鯉、駅前の地下道の入口も錦鯉の形をしていました。「泳ぐ宝石」と呼ばれる錦鯉ですが、元々は突然変異で色の付いた鯉が起源だそうです。園内の池には宝石が数多く優雅に泳いでいました。
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14:00-15:00
小千谷駅から越後川口駅、飯山線に乗り換えて森宮野原駅に向かいます。駅舎の横には日本最高積雪地点の標識が建っていました。昭和20年に標識の高さ7m85cmを記録した豪雪地帯とは想像出来ない、長閑な秋の田園風景が拡がっていました。
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14:00-15:00
駅横のまだ新しい建物が、東日本大震災の翌日発生した長野県北部地震の復興の歴史を刻む震災復興祈念館「絆」です。東日本大震災による東北地方を中心とした被害が大きかったため、一般的には認知度が低いのはやむを得ないのでしょうが地元ではその事実と支援に対する感謝の気持ちが込められた祈念館でした。
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14:00-15:00
越後湯沢行きのバスの待ち時間、森宮野原駅近くの国道117号線沿いにある栄村物産館「またたび」へ。ちょっと寒かったので、熱いキノコ汁を頂きました。なめことしめじがたっぷり入って¥200と格安、刻み葱と七味唐辛子をたっぷりかけて身体も温まりました。
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15:00-16:00
森宮野原駅前からは南越後観光バスの急行で約1時間、今宵の宿石打を目指します。国道117号線から353号線に入りますが、353号線沿いはほぼくねった山岳道路で渓谷の景色は変化に富み眠気も吹き飛びます。前の座席の女性はずーっとビデオを回していました。
- 4日目2018年11月25日(日)
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09:00-10:00
旅の最後は越後湯沢、最後に旅の疲れを取るべく山の湯さんへ。宿泊した石打の宿の御主人が車で送ってくれました。帰りに温泉に入ると言うと、「この辺の温泉ならやっぱり山の湯だね。」とのお墨付きで源泉掛け流しを堪能しました。
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10:00-11:00
温泉の後は日本酒かなと、越後湯沢駅構内のがんぎどおりの奥に在るのぽんしゅ館へ。楽し気な酔っ払いのサラリーマン人形が目印です。¥500で5杯分の利き酒が出来ますが、種類が多くていつもどの酒にしようか迷います。
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11:00-12:00
「山の湯」で温泉に浸かり、「ぽんしゅ館」で日本酒を味わい、最後は「中野屋」の蕎麦で締める。旅の終りは完璧な三本締めでした。
秋から冬へ(上州〜越後)温泉と紅葉見納めの三泊四日旅
1日目の旅ルート
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