トシローさんの福島県の旅行記

冬の福島「うつくしまふくしま」を3泊4日で周る電車旅
- 1日目2018年12月21日(金)
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13:00-14:00
初日は東北本線の岩沼駅から常磐線でいわき駅を目指します。相馬駅で途中下車し、歩いて馬陵公園へ。中村城跡である馬陵公園の入口の大手門、公園内には相馬中村神社と相馬神社が鎮座していて、新年祈祷の準備が進んでいました。
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13:00-14:00
相馬中村神社の境内に聳える御神木の杉の大木、2本の太い杉の大木は根元で一つになっています。推定樹齢600年と伝わっていますが、もっと若々しく感じさせます。高さが高いのでしっかりした支柱で支えているのでしょうか。
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13:00-14:00
中村城跡の本丸跡には、現在相馬神社が鎮座しています。濠を廻らせた本丸は、石垣で一段高くなっていて珍しい縄張りかと思います。
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15:00-16:00
JR常磐線の原ノ町駅で再度下車、駅周辺を散策しながら原町運動公園へ。とても広い敷地に体育館含め、数多くの運動施設がゆったりと配置されていました。
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16:00-17:00
福島原発の在る双葉町周辺は未だに帰還困難区域となっていて、浪江駅と富岡駅間は代行バスで国道6号線沿いを走ります。国道沿いの交差点には白地に赤字の「帰還困難区域」と書かれた看板が並び、道路沿いの店舗も建物はしっかりしているのに人気が無く何とも空しい感じです。放射能汚染は津波以上の被害と影響を与えるという恐ろしさを改めて認識しました。
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17:00-18:00
富岡駅からいわき駅までは普通列車ですが、元「スーパーひたち」の車両でした。ちょっと得した気分もしましたが、原発事故のおかげかと思うと素直には喜べません。
- 2日目2018年12月22日(土)
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08:00-09:00
JRいわき駅南口のホテルに宿泊、朝北口の高台に在る磐城平城跡を散策。今は丹後沢公園として整備されています。随分と濠の水が豊富な場所だと思いましたが、かつては大雨で何度も決壊したため人柱を立てて治めたと言い伝えられています。
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09:00-10:00
2日目はいわき駅から磐越東線で郡山を目指します。途中菅谷駅で降りて、入水鍾乳洞まで長閑な田園風景の中をハイキング。近くのあぶくま洞が有名ですが、入水鍾乳洞も充分見応え有ります。
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10:00-11:00
入水鍾乳洞近くの入水寺背後の山腹に配置されている三十三観音の石仏。入水寺までもかなりの急坂を登りましたが、更にその裏山が三十三観音の霊場となっています。さすがに、全てを巡る気力は無く途中で引き返しました。
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12:00-13:00
郡山手前の三春駅で降りて、駅からは少し離れた三春町中心街を散策。市街には由緒ある古刹が多数在って、三春町の歴史の深さを物語っています。かつての藩講所跡地には三春小学校が建っていて、藩講所の表門が校門として今なお存在感を示しています。
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12:00-13:00
三春藩は石高5万石と小藩であったそうですが、歴史が長く町内には数多くの古刹がひしめいています。文化伝承館(紫雲閣)も明治時代の地元の生糸で財を成した豪商が建てた邸宅で、紫雲寺の直ぐ下に在り無料で開放しています。随所に贅を凝らしているので必見ですが、さすがに老朽化も目立ち維持管理も大変そうです。
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14:00-15:00
郡山駅で磐越東線から磐越西線に乗り換えて会津若松を目指します。さすがに猪苗代付近まで来ると一面雪景色、雪は降っていませんでしたが中旬に降った雪で猪苗代湖周辺は真っ白でした。
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14:00-15:00
猪苗代駅からバスで野口英世記念館前まで。会津の偉人と言えば野口英世ですが、生まれは会津若松ではなく猪苗代だったんですね。会津若松市内にも縁の場所が多いので錯覚していました。
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14:00-15:00
茅葺の生家が記念館内の敷地に再現されています。この家の囲炉裏で英世は手に火傷を負ったのですよね。確か貧しい家だったと記憶していましたが、予想外に立派な家屋だったので意外でした。
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14:00-15:00
野口英世記念館の道路を挟んだ反対側には、猪苗代ビール館やおかし館にだんご館が並んでいます。同様な雰囲気で「世界のガラス館」も並んでいるので、土産物店的な感じで入ったら立派なガラス製品が所狭しと並んでいて驚きました。もちろん販売もしていますが、見るだけでも充分価値有りです。
- 3日目2018年12月23日(日)
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07:00-08:00
2泊目は会津若松駅前のホテル、翌朝駅周辺を散歩しながら西軍墓地へ。戊辰戦争で敵として戦った西軍の戦死者をも丁重に弔う会津人の気質を感じさせます。
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11:00-12:00
3日目は郡山から福島へ戻り、阿武隈急行沿線を巡ります。保原駅で降り隣の大原駅周辺まで歩きました。保原城址に建つ薬師堂ですが、周辺は完全に住宅街化していて他に遺構的な景観は見当たりませんでした。
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11:00-12:00
特長的な鐘楼門が有る大きな禅寺です。境内は広く各伽藍も比較的新しいのですが、創建は鎌倉時代と古く、700年程の歴史が有るそうです。
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12:00-13:00
福島県伊達市の中心、阿武隈急行の大原駅の東側拡がる広大な総合公園です。野球場やテニスコートのスポーツ施設、歴史文化資料館に遊具施設と家族みんなで楽しめるレクリエーション施設です。
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12:00-13:00
保原総合公園内に建ち、一際目立つ立派な洋館が旧亀岡家住宅です。亀岡家は明治時代に養蚕で莫大な財を成した豪農だったそうで、これだけ大きな木造洋館は珍しいと思います。
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13:00-14:00
シーズンオフですので静かな公園ですが、入口の「今日の放射線量」がやけに目に付きます。0.09μSv(マイクロシーベルト)ですから既に影響は無いに等しいのでしょうが、撤去される日が早く来ればと思いました。
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13:00-14:00
公園内の大きなお林沼に続く湿地帯に整備されています。今は広い湿原にハス等が枯れてはいますが、春から夏にかけては水芭蕉や水蓮が咲き誇るそうです。
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14:00-15:00
伊達政宗が初陣の際に戦勝祈願した神社であり、伊達家に厚く庇護されたそうです。現在、本殿は残念ながら解体修復工事中でした。
- 4日目2018年12月24日(月)
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08:00-09:00
最終日4日目は福島から郡山へ向かう途中、二本松駅で寄り道。二本松駅から直ぐで、参道はかなり急な石段を登ります。旧二本松藩の総鎮守であり、歴代藩主の崇敬を集めてきたそうです。
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09:00-10:00
二本松駅前のモダンな建物が二本松市の市民交流センターで、中に大山忠作美術館が併設されています。大山忠作画伯は二本松市出身の日本画家で、日展の会長も務められた方だそうです。
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11:00-12:00
郡山からは水郡線に乗り換えて磐城浅川駅へ。青葉城跡を目的に白石比め神社を目指して歩きました。神社周辺は生活環境保全林とちょっと厳めしい名称ですが、自然豊かな保全林です。
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11:00-12:00
浅川町の青葉城跡内に鎮座している白山比め神社。神社下の案内板によると、青葉城(浅川城)跡の城山公園広場までは山道を登らなければならない様なので、電車の時間も有り今回は断念しました。
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1日目の旅ルート
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