たれれったさんの滋賀県〜大阪府の旅行記

霧雨の比叡山延暦寺と琵琶湖西岸・竹生島 1泊2日ドライブ旅
- 家族(子連れ)
- 3人〜5人
- 史跡・歴史
- 自然
- グルメ
平成から令和にかわる2日間を、琵琶湖西岸で過ごしました。大阪からレンタカーで1泊2日、中学生含む家族4人のドライブです。あまり天気は良くない2日間でしたが、比叡山延暦寺と琵琶湖西岸、そして琵琶湖に浮かぶ竹生島をめぐり、歴史と寺社、自然に触れる旅でした。特に延暦寺は広大で、東塔の一部をまわるだけで精一杯。西塔と横川と精進料理は次の機会に。グルメは、滋賀牛しゃぶしゃぶと鯖街道の鯖寿司、それとマキノの宿泊先(ヴィラ山水)の朝食焼きたてパン! このエリアに思いを馳せつつ読む本は「街道をゆく 湖西のみち」(司馬遼太郎)。メイン画像は、竹生島の都久夫須麻神社から見た琵琶湖です。
グルメツウ たれれったさん 女性 / 50代
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- 4コメント
- 1日目2019年4月30日(火)
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08:00-08:00
朝8時の開店と同時に車を借ります。今回は4人の旅なのでワンボックスではなくプリウスを借りました。ハイブリッド車に初めて乗りました。
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09:00-09:00
高速道路は順調で、桂川PAの食堂で遅い朝食をとりました。関西風のうすい色のおだしでいただくうどんが美味しくて、子供も喜んで食べていました。かけうどんは400円程度でした。
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10:00-10:00
比叡山ドライブウェイを登り、延暦寺へ。東塔入り口はそれほど並んでいませんでした。参拝料と国宝殿入場セット券(おとな1200円)を購入しました。参拝料だけのチケットもあります。
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10:00-15:00
ところどころ八重桜が残っていました。日本の仏教各宗派の祖が修行した場であり、いまでは世界遺産である延暦寺。山全体がお寺であり、3つのエリアに分かれます(東塔、西塔、横川)。今回は東塔のみお詣りします。それだけでも広大です。坂道あり、急な階段ありなので、足の悪い方はゆっくりと無理せずに。写真は「大講堂」です。
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10:00-11:00
延暦寺国宝殿
3フロアに分かれて国宝や重要文化財など各種展示がされています。特に仏像関係が圧巻でした。それほど大きくはないのですが見ごたえ十分です。靴を脱いで回りますので、着脱しやすい靴を。
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12:00-13:00
東塔のメイン(?)根本中堂はなんと大改修中でした。ちょっとがっかり。10年かかる見込みとのことです。それでも中に入ってお参りをさせて頂きました。中は電気ではなく燈明のあかりのみです。薄暗いので足元に気を付けてください。ただ、この薄暗さが得も言われぬ厳かさを醸し出し、この山の重ねてきた歴史と修業の場としての奥深さを肌身に感じました。独特の雰囲気があり呑まれます。写真は改修中の屋根。ここだけは撮影可でした。なかなかこんなところを撮影する機会もないので、記念になりました(笑)。
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13:00-13:00
延暦寺の東塔の文殊堂です。中学生がいるので、学業向上の知恵の仏様、文殊菩薩にあやかりたいとお参りしました。今日は朝から小雨が降っていて、延暦寺境内はどこも薄く淡く霧がかっています。厳かさが増します。
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14:00-15:00
大講堂、根本中堂、文殊堂を回り、それぞれ御朱印もいただいてから、延暦寺会館へ。13:45ごろに着いたのですが、レストランは昼食時間の営業を終えていて入れませんでした。なので、1階のカフェを利用しました。せめてもの精進系をと「ゆばバーガーセット」(1000円)にしました。プラス200円でラテに変えられます。カフェは空いていました。
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15:00-15:00
延暦寺を出て湖西へ向かいます。奥比叡ドライブウェイと比叡山ドライブウェイはいずれも有料。利用したルートによって利用料が変わります。覚悟していた渋滞もなく、快適なドライブです。空には雲がどんよりとかかっていますが雨はやみ、道の両脇は青もみじが続き、ところどころ八重桜も咲いていて気分よく進みました。
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15:00-15:00
奥比叡ドライブウェイの途中にある展望台です。雨は上がりましたが全体的にかすみがかっていて、はるか眼下に琵琶湖の湖水が銀色に広がっていました。
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15:00-16:00
ガイドブックやサイトでもよく紹介される「湖上の大鳥居」白鬚神社です。確かにフォトジェニック!(ですが駐車場から道路の向こう側には「横断禁止」で周囲に横断歩道もないため、道路越しに撮影)。ただし、国の重要文化財はこの鳥居ではなく本殿のほうですからね?(笑)。たくさんの方がいらして鳥居の写真を撮っていました。司馬遼太郎の「街道をゆく」にも出てくる神社です。
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15:00-16:00
湖上の大鳥居に目を奪われる白髭神社ですが、この奥の拝殿や本殿も立派なものでした。社務所で平成最終日のご朱印を頂きました。
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16:00-16:00
生水の郷(針江生水の郷)
家々の中に水を引き込み、川端(かばた)文化として水とともに暮らしている生水(しょうず)の郷。かねてより訪れたいと思っていましたが、このエリアの見学には事前の予約が必須でした。予約すると1時間半程度、現地の方の案内で生活圏も見学させていただけるとのことです。次回は予約して訪れようと思います。
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17:00-18:00
ヴィラ山水
夕食の時刻ぎりぎりに着いて、一番お忙しい時間帯にチェックインしましたが、笑顔で親切に迎えて頂きました。期待していったお料理は口コミ通り!しゃぶしゃぶのお肉だけでなくその他の料理もおいしかったです。部屋のトイレも改修されたのかとてもきれいで、部屋も清潔で気持ちよく過ごせました。平成最後の夜が、琵琶湖畔に更けていきます。部屋のテレビで天皇陛下退位のニュースを見て過ごしました。
- 2日目2019年5月1日(水)
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07:00-08:00
ヴィラ山水
宿の目の前が、琵琶湖マキノサニービーチです。雨上がりの湖畔は霧がたなびき、周囲の山々に霧がかかってとても神秘的です。お宿の朝食、焼きたてパンがとてもおいしいです。…こまったな。昨夜から「おいしい」と「おなかいっぱい」しか言っていません。
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07:00-08:00
晴れ渡った湖も見たかったですが、今回はこのひんやりとして、幻想的な湖を見ることができました。サニービーチは透明度を誇る湖水浴場だそうです。オートキャンプ場があり、たくさんのテントが並んでいました。
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07:00-08:00
ビーチから北側へ目を転じると、山に霧がたなびき幻想的な世界が広がっていました。 令和の初日、晴れやかな気候とはなりませんでしたが、これはこれで厳かで真摯な気持ちで、自然への畏敬を感じられる、そんな朝でした。
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08:00-09:00
まだ肌寒い朝の並木道でした。霧雨に洗われた新緑が、つややかに揺れていました。近くにある「マキノピックランド」の駐車場に車を停めて、並木道に沿って散策。何人もの方が写真撮影をしていました。 時々車が通るので、気を付けて撮影しないとなりません。
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09:00-09:00
地場の農産物やお土産品など、買い物ができます。お手洗いもきれいにしてあります。付近の観光地などの情報収集もできるので、夫はここで琵琶湖にまつわる本を買っていました。ここで「海津の石積みの街並み」を知り、車で向かいました。
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09:00-10:00
桜の名所として名高い海津ですが、シーズンが過ぎた今はほとんど人はいませんでした。 湖の見える道端に車を停め、石積みの並ぶ湖畔の写真などを撮りました。 石積み自体は遠くに見えるだけで、あまりよく分からなかったのですが、それは我が家が事前に調べていかなかったからだと思います。もう少しちゃんと見える場所があるはず…たぶん…
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11:00-11:00
今津港に車を停めて、船で琵琶湖上に浮かぶ島・竹生島へ。乗り場から駐車場まで徒歩5分くらいの距離がありますが、ちゃんと案内してくれるのですぐにわかりました。 船は朝9時以降夕方4時くらいまでの間に、日中5往復くらいしているようです。 今津港のほかに、東側の長浜航路もあります。
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11:00-13:00
あの織田信長も参詣した竹生島。豊臣家など戦国武将からの寄進などもされており、古くから信仰の対象であったことが分かります(ただ、信長の竹生島に関するエピソードは恐ろしいものですけれど)。 船着場の前にはお土産屋さんがいくつか、そこからお寺(宝厳寺)、神社(都久夫須麻神社)へは、急な階段が続きます。足の悪い方は、かなり厳しいです。 国宝や重要文化財の宝庫です。
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12:00-12:00
国宝の唐門、いくつもの重要文化財を擁する由緒あるお寺です。ここで令和最初のご朱印を頂こうと思いましたが、なんと80人くらい並んでいる!!! 帰りの船に間に合わないのであきらめました。本堂や観音堂、船廊下など見どころたくさんのお寺です。
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12:00-12:00
本堂に、弁財天が祀られています。ここの弁天様の持つ琵琶に似た形の湖だから「琵琶湖」と名付けられた…と、今津から島に向かう船の中で解説を聞きました。弁財天堂のすぐ前に、重要文化財である五重塔(石の塔)があります。
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12:00-13:00
重要文化財が収められている宝物殿です。小さな宝物殿ですが、そのぶん展示物と距離も近くじっくりと見ることができます。
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12:00-13:00
解説によると竹生島の三重塔は、江戸時代初期には廃絶していたと見られているそうです。以来350年の月日を経て、平成12年に宮大工により再建されたのが現在の塔だということです。鮮やかな朱が、美しいです。
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12:00-13:00
国宝「唐門」は改修中で見られませんでした…。5年前に来た時も改修中だったので今回こそはと思っていましたが残念です。くやしいので、パネルの写真を載せておきます(笑)。 ここからそのまま観音堂へ。
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12:00-13:00
観音堂と都久夫須麻神社社殿をつなぐ「舟廊下」。屋根を見ると確かに船をひっくり返して乗せたような形です。豊臣秀吉の船を持ってきてこれを建てたとも言われているそうです。 竹生島は豊臣家(大阪城)ゆかりのものが多いです。
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12:00-13:00
舟廊下を渡るとそのまま竹生島神社(都久夫須麻神社)社殿に出ます。本殿は国宝で、品のあるたたずまいのお社です。本殿の下には湖に面して龍神拝殿があり、ここから崖下の鳥居に向かって土器を投げる「かわらけ投げ」ができます。 竹生島神社の御朱印はスタンプで自分で押すものでした。日付は手書きで入れられます。
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13:00-13:00
今津港の近くには「琵琶湖周航の歌」記念館がありました。琵琶湖周航の歌はもと京都大学の寮歌だそうです。歌は、島から今津へ戻る船の中で流れていました。
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13:00-14:00
今津港を出てドライブを続けます。道の駅でトイレ休憩。道の駅「くつき新本陣」は駐車場が広々していて、入りやすいです。売店では地場の野菜や名産品などが買えます。鯖寿司も何種類か置いてありました。
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14:00-15:00
鯖街道をひた走り、ガイドブックに載っていた鯖寿司の「栃生梅竹」へ。イートインコーナー併設です。鯖寿司は3種類(普通と中トロと大トロ)あり、その他、いなり寿司やサーモン押し寿司も。私は鯖ではなく、サーモンを頂きました。ご飯がもっちりしてサーモンも分厚くて味も美味しい。鯖寿司(中トロ・1本3500円)を頂いた家族も大満足で、「また来たい」と言っていました。イートインには急須やお茶、お湯がありセルフサービスです。
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15:00-15:00
日本海から京のみやこへ海産物が運ばれた道…歴史のひとこまを想像しながら鯖街道を進みます。道の脇には渓流が並行していて、新緑と清水の流れの景色も楽しめます。
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16:00-17:00
とことん琵琶湖ならではの景色を楽しもうと、近江八景でもある「湖上のお堂」のある満月寺へ。それほど混んではおらず、ゆったりとした時間が流れる中、お寺にお参りしてお堂(浮御堂)を見学しました。松尾芭蕉が句に詠むなど、多くの文化人に愛された浮御堂。湖面にうつるお堂の姿はどこか異国情緒が感じられます(ちょっと中国っぽい?) 雄大な琵琶湖と琵琶湖大橋が見られます。拝観料はひとり300円(2019年春)
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19:00-19:00
レンタカーは20時までで、19時頃到着し返却しました。総走行距離をメモしておくのを失念しておりました…残念。 お天気はいまひとつでしたが、歴史の奥深さを感じ、自然の雄大さに触れた2日間の旅でした。
霧雨の比叡山延暦寺と琵琶湖西岸・竹生島 1泊2日ドライブ旅
1日目の旅ルート
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