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モロさんの埼玉県の旅行記

梅雨空の秩父 一泊ドライブ旅行

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車の慣熟運転の第一弾として、観光では訪れたことのない奥秩父までの一泊ドライブ旅行を計画した。高速道路も適当な距離、登り・下りの緩急のある道路も車の耐久性や信頼性、性能や燃費の確認などには最適なコースである。天候は梅雨真っ盛りの曇天で、今にも泣き出しそうな気配であったが、夜間に降ったのみで、観光中は傘を使うこともなく、涼しい中での観光ができた。平日朝の出発にも拘らず車の流れも順調で、各観光箇所では観光客も疎ら、駐車に苦労することもなかったことが幸いであった。車の方は、エンジンの熱や音、燃費の悪さといった嬉しくない状態が判明し、その他にも多くの不安が残るものの、取り敢えず長距離ドライブに耐えうることが分かったことは収穫である。

神社ツウ モロさん 男性 / 60代

1日目2019年7月5日(金)
10:00-11:00

長瀞川くだり

長瀞町(秩父郡)

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長瀞駅東側のライン下り案内所脇の駐車場に車を止めた。未だ観光客は疎らで、岩畳・ライン下り乗船場までの土産物商店街も開店している店は見られない。ライン下りには岩畳からの上下流全行程と半分ずつの行程の3種類のコースがあるが、直ぐに乗船できるという岩畳から高砂橋までのBコースに乗船することにした。結局は船が満席になるまで30分ほど待たされ、その間に岩畳の観光をすることになった。集合時刻を明確にしてもらえると助かるのだが。この時期の雨で水量は比較的多く、ライン下りのコース途中の2つの瀬でも、飛沫を被る状態まで至らなかったことに少々物足りなさを感じた。開花や紅葉もない今の時期は、せっかくの絶景ポイントも少々味気ない。下船場から長瀞駅までの無料バスは旧街道の桜並木の中を走ってくれたが、こちらも売りである開花時期ではないと、ただの緑のトンネルである。混雑を覚悟して絶景が見られる時期に訪れると良いであろう。

11:00-12:00

宝登山ロープウェイ

長瀞町(秩父郡)

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梅雨時で花の季節ではないせいか、ロープウェイの駐車場には数台の車しか見られなかった。30分毎に運行されているロープウェイの乗客もほんの数人、数分の乗車時間での車内からの景色も少々煙っていて美しいとは言えなかった。ロープウェイ上下の駅の施設は中々立派な大きな施設で、宝登山の梅園の花の見頃は混雑するのであろう。

11:00-12:00

宝登山

長瀞町(秩父郡)

「宝登山」を   >

寶登山神社奥宮や梅園、小動物公園もあるが、季節を外すと寂しい限りである。ロープウェイ山頂駅を右側に5分ほど歩くと奥宮への参道の階段入口に至る。少々急な階段ではあるが、登り始めると直ぐに奥宮の鳥居が見えてくる。木立に囲まれた薄暗い境内には、社務所や休憩所が併設されている。入口両側で寶登山神社の故事に纏わる犬の阿吽に守られた社は苔生して、小さいながらも中々趣がある。復路は奥宮左側の梅園を突っ切って下ると、直ぐに山頂駅に出た。山頂駅南側に世界平和を祈念した“OASISの鐘”があり、鳴らしてみると下界まで届くような、かなり大きな音がした。梅の見頃に是非訪れてみたいものである。

12:00-13:00

長瀞不動寺

ロープウェイの車内案内の中で、長瀞火祭りで有名なお寺であることを知り、立ち寄ることにした。駐車場西側のロープウェイの索道のすぐ下に位置している。ロープウェイの駐車場の奥が参道の入口になっている。入口から右に灯明、左に枝垂れ桜が配された参道を50mほど進むとお寺の案内表示があり、その先に小川を渡る橋が架かっている。以前は石橋でも架かっていたのであろうが撤去されて、その痕跡の左側に真っ赤に錆びたガードレールを欄干とした橋が架かっている。少々見栄えが悪い。橋を越えて直ぐ左手に曲がり、石畳のスロープを30mほど進むと境内に至る。スロープ先端付近の枝垂れ桜に覆われた狭い空間の景観は趣がある。境内は“ここで火渡りの神事が行われるのか?”と思わせるような狭さである。本堂も非常に小振りで、余り古さを感じさせないが、駐車場にも近く、是非立ち寄ってみると良い。枝垂れ桜の満開の季節の美しさや、祭礼の際の混雑を目に浮かべながら参拝した。

12:00-13:00

宝登山神社

長瀞町(秩父郡)

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巨犬の故事が祀られた神社である。駐車場正面の鳥居の先の階段を登ると本宮がある。本殿上方の竜の彫刻が素晴らしい。全体的には小振りな神社ではあるが、建物や施設が美しく配置され、非常に古さを感じさせ、趣がある。相生の松や沢山のカメが生息する池も良く整備されて美しい。本殿背面の小径を進むと巨犬を祀った社があるようだが、今回は見逃してしまったことが残念である。

13:00-14:00

美の山公園

秩父市

「美の山公園」を   >

国道から比較的広く、良く整備され、やや勾配のキツイ曲がりくねった林道をかなり上った先に美の山公園の駐車場がある。林道の両側には桜や梅が茂り、花の見頃は美しい景観であることが想像される。道中には露天風呂施設もある。国道と山頂までは,車で昇っていると耳がツンとするほどの高低差(350m程か?)がある。山頂付近には広い駐車場が数ヶ所整備されているが、訪れた時に駐車車両は殆ど見られなかった。駐車場から歩いて少し登ると山頂の公園・展望台である。数カ所ある展望所からは、秩父の街並みや秩父盆地を囲む山々が一望できる。梅雨時の少し煙った中でも、それらの眺望は実に素晴らしいものであった。案内所に展示された雲海の中に秩父の施設の光が輝く景色は、是非自分の目で見てみたいものである。山頂の斜面の紫陽花が見頃を迎え、一面が青紫に染まっていた。

14:00-15:00

秩父神社

秩父市

「秩父神社」を   >

神社専用の駐車場に止める予定が満車であったため、秩父鉄道秩父駅前の物産館無料駐車場に駐車させてもらった。誘導員も配置されており、安心して駐車できる。秩父神社には正面入り口から入場した。鎮守の森を含む広い境内である。朱塗りの内門や門越しに見る本殿の景観が美しい。本殿正面の虎などの彫刻も見事であるが、本殿の側面・裏面の梟や、猿、龍の彫刻も見逃してはならない。鎮守の森の中は小径があり一周できるが、余り観光客も訪れることがないようである。鎮守の森の脇には御神水が湧き出る乾の井戸がある。

16:00-

ちちぶ温泉 はなのや

「ちちぶ温泉 はなのや」を   >

秩父の街並みを離れ、山奥に向かって20分程走った、ブドウ園の中に建つ旅館。施設は比較的新しく、モダンながらも和風の落ち着いた雰囲気で好感が持てる。各部屋に露天風呂を備えていることが売りの一つ。今回利用した部屋は特別室の一つで、内湯と和風の中庭に露天風呂が備わっている。2室の部屋は天井が高く、開放的で明るい。室内にマッサージチェアがあり、何度も利用させてもらった。部屋付きの風呂とは別に大風呂・露天風呂もあり、そこでは日本酒の地酒が無料で振る舞われて、露天風呂に入りながら飲むことができ、呑兵衛冥利に尽きるサービスである。宿に着いて直ぐに、地酒目当てで大風呂に入り、枡酒を一気飲み、非常に美味しい地酒であった。無料のアイスクリームも振る舞われ、何度か美味しく頂いた。夕食・朝食共に特に珍しいものはないが、地産の食材を使用しているようである。夕食の最後に出たお蕎麦も美味しかったが、女性には量的に少々厳しいかもしれない。大風呂とは別の地酒を注文したが、それもまた美味しいお酒であった。夕食後に出発する秩父ミューズパーク展望台から秩父駅を巡って戻る宿の小型バスによる夜景ツアーのサービスは是非利用すると良い。晴天の夜空が見られたら素晴らしかったであろう。梅雨空の下でも雨に降られることもなく、何度も露天風呂に入り、非常にのんびり過ごすことができた。コストに見合った満足感を得られるお勧めの宿である。

2日目2019年7月6日(土)
10:00-11:00

三峯神社

秩父市

「三峯神社」を   >

秩父市内からは40km弱、1時間強の距離にあり、二瀬ダムの先は狭く、勾配のキツイ、曲がりくねった林道である。路線バスも運行されているが、すれ違いは大変であろう。路線バスの終点でもある三峯神社の広い駐車場は、まだ早い時刻でもあるにも拘らず沢山の車が止まっていた。到着時はかなり霧(雲の中?)が深く、視界は50m強、非常に涼しい中での観光となった。霧の中、ビジターセンターを横目に順路に従って参道を登っていく。美しいであろう随身門も煙って良く見えない状況である。一之鳥居(霧で鳥居は見えなかったが?)、青銅鳥居を抜けると本殿である。本堂手前両側に杉の御神木がある青銅鳥居から見る本殿は、少し煙った中でもその極彩色の装飾が映える素晴らしい造りである。訪れた甲斐がある。帰路は武尊銅像を周って帰ったが、晴天であれば美しい眺望が見られたのであろう。好天の下で再度訪れてみたい場所である。

梅雨空の秩父 一泊ドライブ旅行

1日目の旅ルート

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