トシローさんの岩手県〜東京都の旅行記

晩秋の東北(秋田角館・岩手三陸)3泊4日旅
- 1日目2020年11月26日(木)
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07:00-08:00
東北旅のスタートは東京駅から、新幹線こまちで角館を目指します。盛岡駅まではあっという間でしたが、はやぶさを切り離して在来線(田沢湖線)に入ると新幹線感は薄れのんびりと遅〜い。
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10:00-11:00
東京駅から約3時間で角館駅着、駅前には立派な蔵が建っていて「角館駅前蔵」と名付けられた仙北市の観光情報センターが。
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10:00-11:00
(一社)角館町観光協会
仙北市
角館駅前蔵の中はとても広くて角館町観光協会の案内所が、入ると直ぐ女性が声を掛けてくれました。武家屋敷等への観光と滞在時間を告げると、観光マップに推奨ルートを書き込んでくれて、お得情報も教えてくれました。
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11:00-12:00
先ずは田町の西宮家へ、大正時代の地主の屋敷だそうで五つの蔵が有ります。各蔵毎にレストランや物産品販売店等として利用されています。
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11:00-12:00
角館の内町を南北に伸びる武家屋敷通り、文字通り角館城下のメインストリート。広い道路に沿って県や市の指定史跡となっている立派な武家屋敷が並びます。城が在った北の古城山に近づくほど家格が高いそうですが、建物も町並みも素晴らしい保存状態です。
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11:00-12:00
武家屋敷通りの中央には大きな樺細工伝承館が建っています。樺細工とは桜の木の樹皮で作った工芸品で、茶筒等が良く知られています。本館には樺細工関係以外にも、角館の歴史資料も数多く展示されています。
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11:00-12:00
青柳家は角館武家屋敷の中で最も広い敷地(三千坪)を有する名家で、母屋だけでなく武器蔵や武家道具館も見学出来ます。敷地内にはレストランやカフェにショップと、武家屋敷随一のテーマパークです。
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12:00-13:00
一通り武家屋敷を見学したら、青柳家の前に在る食事処「武家屋敷の茶屋」で一休み。稲庭うどんかきりたんぽ?、のれんに誘われごまソフトクリームにしてしまいました。
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12:00-13:00
角館の町を散策中、みちのくの小京都には不釣り合い(?失礼)なピンクの建物が目に留まりました。ケーキ屋さんかなと思いましたが、意外にもお洒落な手作り革製品のお店でした。
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14:00-15:00
角館から田沢湖に移動して、駅前からバスで田沢湖へ。日本一深い湖として有名な田沢湖ですが、最大深度が423mに対し標高が249mという事は海面下(潜窪)が174mもある訳です。直ぐそばに白砂の田沢湖遊泳場が在りましたが、その深さを知って泳ぐのは怖くないのかなとチョット思いました。
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14:00-15:00
田沢湖畔に建つ飲水思源像は、台湾の澄清湖から姉妹湖提携した際に贈られた記念碑です。用水の大切さを忘れないという意味が込められているそうです。
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14:00-15:00
田沢湖駅の駅舎は2階建てで、1階は観光案内所と田沢湖の紹介展示室が有るフォレイク。2階は「森と遺跡の展示室」で、黒倉遺跡の出土品等が展示されていました。
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16:00-17:00
田沢湖から盛岡駅に戻り、初日の宿は駅前のホテルを予約済。かなり冷えてきたので、駅ビルフェザンのおでんせ館で食料を買い込んでチェックイン。
- 2日目2020年11月27日(金)
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06:00-07:00
ホテルの朝食前に盛岡城跡公園周辺を散歩がてら散策、公園横を流れる中津川の対岸に赤レンガのレトロな建物が建っています。岩手銀行の赤レンガ館で東京駅と似ているなと感じましたが、やはり同じ建築事務所の設計でした。
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06:00-07:00
朝早くから散歩する市民が数多く集まる岩手公園。盛岡城址でもある公園内も晩秋の装い、散った紅葉が絨毯の様に散策路を彩っていました。
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07:00-08:00
盛岡城跡公園に隣接する桜山神社の境内直ぐ上には、大きな烏帽子岩も鎮座しています。烏帽子岩は盛岡城築城時に出現した岩で、吉兆として今日に至るまで大切に崇められてきたパワースポットです。
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07:00-08:00
散歩の帰り道、北上川に架かる開運橋の上からは朝日を浴びた岩木山がクッキリ。冬の気配を感じながら、清々しい空気の中で岩木山に一礼。美味しく朝食を取って、今日は念願の山田線で宮古へ向かいます。
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09:00-10:00
2日目は念願の山田線に初乗車、リゾート列車指定席を予約して宮古駅を目指します。東日本大震災による不通や台風被害による不通で3度目の正直での乗車。数年前には代行バスにも乗りましたが、やはり列車が一番です。
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09:00-10:00
リゾートあすなろの車内は素晴らしい、ハイブリッドの新型気動車ですが座席の間隔も新幹線以上にゆったり。宮古まで約2時間の旅は、閉伊川沿いの景観を楽しみながら進みます。
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09:00-10:00
山田線はほぼ閉伊川と国道106号線と並走しながら、盛岡から宮古へと向かいます。国道106号線はまだまだあちこちで修復作業が続いいていました。
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10:00-11:00
山田線に沿う閉伊川は渓谷的な地形はあまり無く、比較的穏やかな流れのまま宮古湾へ注ぎます。トンネル以外は国道106号線と共に閉伊川との三者同伴旅です。
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11:00-12:00
宮古駅からは浄土ヶ浜観光の予定、駅前の観光案内所でバスアクセスを訪ねると「3番乗場」とそっけない返事。コロナ禍ですが、もう少し優しい対応をお願いします。
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11:00-12:00
宮古駅前のロータリーでは「うみねこと乙女の像」が出迎えてくれます。浄土ヶ浜行バス乗場の横で、地元のおばあちゃんと一緒にバスを待ちます。
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12:00-13:00
10分程でバスは浄土ヶ浜ビジターセンターに到着。センター横を下った小湾に桟橋が在り、みやこ浄土ヶ浜遊覧船の乗場になっています。
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12:00-13:00
極楽浄土の様だと謳われた浄土ヶ浜、現在も美しいその景観を見ると東日本大震災の津波被害を受けた場所とは思えません。地元の方々の復興努力も有るのでしょうが、自然の回復力の偉大さを感じざるを得ませんでした。
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12:00-13:00
海岸線を歩ける自然歩道からは岩場の上に集まるウミネコの群れが。やはり、ウミネコは浄土ヶ浜のシンボルなのでしょう、のんびりと観光客を眺めていました。
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13:00-14:00
浄土ヶ浜の海水浴場、夏はここで本当に海水浴をする人がいるのでしょうか?こんな美しい厳かな海で泳ぐなんてバチが当たるのではと思ってしまいます。透き通る水と真っ白い小石の浜、海水浴ではなく禊でしょう。
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13:00-14:00
浄土ヶ浜の背後の臼木山公園内の宮古湾を見下ろす場所に、石板の宮古港海戦説明板が設置されています。土方歳三と東郷平八郎の写真と共に、幕末の宮古港海戦の経緯と顛末が記されています。
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13:00-14:00
浄土ヶ浜ビジターセンターに戻り、バスを待つ間じっくり見学。当センターは浄土ヶ浜のみならず三陸復興国立公園を紹介する施設です。浄土ヶ浜の素晴らしさだけでなく、幾度となく大津波に被災した歴史も紹介されていました。
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15:00-16:00
宮古駅に戻り三陸鉄道リアス線で、今宵の宿である釜石駅へ向かいます。途中の岩手船越駅は無人駅ですが、本州最東端の駅でした。この辺りまでは海が見えないので最東端というイメージが湧きません。
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15:00-16:00
三陸リアス線でさらに南下すると、陸中山田駅辺りから海岸線が見えてきて震災復興工事の風景も見えてきます。大槌湾に注ぐ大槌川河口には大きな水門が完成していましたが、周辺の工事はまだ続いています。水門と防潮堤で湾の景色は全く見えません。
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16:00-17:00
釜石駅着、駅周辺は少し寂しい感じ。一昨年訪れた時はラグビーワールドカップ前で盛り上がっていましたが、盛況の内に無事終わり今はその余韻の中にある様です。
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16:00-17:00
2年前に来た時よりも店の数が減った様な感じで、館内もやや寂しい感じがしました。コロナ禍の影響も有るのでしょうが、客足も疎らでした。酒の肴を仕入れて今宵の宿へ。
- 3日目2020年11月28日(土)
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09:00-10:00
3日目は釜石駅から三陸鉄道リアス線で盛駅まで南下、BRT大船渡線へ乗り換えの間に近隣を散策。駅の案内板で見た天神山公園方面へ向かうと、高台の森の柵際に動物らしき影。野生の鹿数頭が急斜面に居てビックリ、直ぐ下は民家が立ち並んでいる場所です。
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09:00-10:00
大船渡市役所横に立派な寺院が在ったので参拝させ戴きました。洞雲寺という曹洞宗の古刹でしたが、楼門に特徴があり竜宮城の様です。
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09:00-10:00
盛駅から気仙沼駅まではBRT大船渡線のバスで移動。BRTが走る区間は津波の被害が大きかった地域ですから、少なくとも地域復興事業が完成するまでは走り続けるのでしょう。
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10:00-11:00
BRTの下船渡停車場近く、高台の住宅街の中に下船渡貝塚が在りました。その高台に向かう道路の幅の広いこと、津波対策なのでしょうか幅が数mはありました。
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11:00-12:00
道の駅高田松原から海に向けては、高田松原津波復興祈念公園が整備されていました。海に面した場所には津波の犠牲者を追悼する献花台が設けられています。
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11:00-12:00
東日本大震災から間もなく10年が経とうとしていますが、津波の象徴となった奇跡の一本松。津波で壊滅した高田松原の再生事業もスタートしていますが、あの美しい松原が復活するには後何十年も掛かるのでしょうが初めの一歩が大事でしょう。
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12:00-13:00
道の駅高田松原には東日本大震災津波伝承館が併設されています。津波の怖さを伝える資料が数多く展示されていて、来館者も改めて目に焼き付けていました。
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12:00-13:00
昨年新たに津波復興記念公園内にオープンした道の駅高田松原、地場産品を使ったメニューが人気のまつばら食堂も大盛況です。直ぐ横に建っていて津波被害に遭った、旧「道の駅」建屋も震災遺構として保存工事中でした。
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13:00-14:00
BRTの終点気仙沼駅でJR大船渡線に乗り換えます。一ノ関行の列車待ちが小一時間有ったので、駅前の観光案内所へ。港まで往復するには時間的に厳しかったので、近場の観光を勧めてくれました。
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13:00-14:00
気仙沼駅から徒歩10分ほどの北の高台に在る補陀寺、美しい精巧な六角の観音堂が有名です。境内には樹齢500年と云われるモミの大木も聳える名刹です。
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13:00-14:00
気仙沼駅の東方、BRT線の上を跨ぐ石段を登った先に北野神社が鎮座しています。地元住民からは気仙沼の天神様として愛されていて、境内にはまだ紅葉が残っていました。気仙沼駅に戻りJR大船渡線で、今夜の宿の猊鼻渓へ。
- 4日目2020年11月29日(日)
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09:00-10:00
JR大船渡線沿線の名勝地である猊鼻渓、さすがに11月末では紅葉も終ってました。次回は紅葉の時期を狙って、舟下りも楽しみたいと思います。
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09:00-10:00
猊鼻渓は北上川水系の砂鉄川が造る渓谷です。かつては山を崩して砂鉄を川に流して採取していたそうで、それ故砂鉄川と呼ばれる様になったらしいです。
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12:00-13:00
猊鼻渓から一ノ関に出て、新幹線を乗り継いで白石蔵王駅で途中下車。駅構内は既にクリスマスモード、ツリーの後ろの観光案内所へ。
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12:00-13:00
仙台と福島のほぼ中間に位置する白石市、かつてはこの地域の交通の要衝として機能していたと考えられます。平成に復元された比較的新しい天守です。
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12:00-13:00
駅に戻り東京行のやまびこを待つ間、駅構内に設けられている白石市の観光情報施設「しろいし情報館」を見学。地場名産のこけしや名物温麺等の観光資料が豊富です。散策前に寄るべきでした。
晩秋の東北(秋田角館・岩手三陸)3泊4日旅
1日目の旅ルート
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