Shotaさんの大阪府〜岡山県の旅行記

奈良の石上神宮と城址、司馬遼太郎記念館、岡山の吉備津神社・城址、大原美術館、備前長船刀剣博物館と関西の B級グルメ
- 1日目2022年5月28日(土)
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09:00-10:00
石上神宮については『古事記』『日本書紀』に記述が見られ、崇神天皇7年創建と伝わる。布都御魂大神(ふつのみたまのおおかみ)を主祭神とし、布都御魂剣を神体とする。
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09:00-10:00
石上神宮 楼門
楼門は鎌倉後期、文保2年(1318年)の造営。正面に架かる額「萬古猶新」は山県有朋の筆。
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09:00-10:00
石上神宮 拝殿
白河天皇が新嘗祭を行う皇居の神嘉殿を拝殿として寄進したという伝承があるものの、建立は鎌倉初期とみられる。檜皮葺、入母屋造。
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09:00-10:00
石上神宮 歌碑
参道脇に、柿本人麻呂歌の歌碑が建つ。「をとめらが 袖布留山の瑞垣の 久しき時ゆ 思ひきわれは」(『萬葉集』巻四より)
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09:00-10:00
石上神宮 鎧櫃
楼門脇に置かれた鎧櫃。マツ材製の重厚な覆蓋造りで、南北朝期の鎧櫃の典型とみられるとのこと。
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10:00-10:00
筒井城址(大和郡山市)
筒井城は永享元年(1429年)筒井順覚が築いた平城であり、室町・戦国期を通じて大和の政治史の中心的存在であった筒井氏の本城であった。『日本城郭大系 10』 城址の手掛かりは見られなかった。付近の方に尋ねてもご存じない様子。
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11:00-11:00
小泉城域(大和郡山市)
この場所には室町期以来、小泉氏の館があったと思われるが、何度か落城している。元和9年(1623年)片桐且元の弟貞隆が小泉に入部して陣屋を構えた。『日本城郭大系 10』
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11:00-11:00
斑鳩山法隆學問寺が正式名称。斑鳩寺とも…。聖徳宗の総本山。釈迦如来を本尊とする。創建は推古天皇15年(607年)、推古天皇・聖徳太子開基と伝わる。 門前を素通りはできず。
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11:00-11:00
法隆寺 南大門
南大門は入母屋造の一重門。永享10年(1438年)に当時の西大門を移築したもの。軒反りが美しい。今回はこちらまでで失礼。
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11:00-11:00
椿井城域(平群町)
椿井城は戦国末期、筒井三家老の一人で後に石田三成に仕えた嶋左近により築かれたと思われる山城。郭・土塁・空堀・土橋などが残る。『日本城郭大系 10』
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12:00-12:00
心合寺山古墳の築造は古墳時代中期、5世紀初頭とされる。中河内地域を代表する大規模な前方後円墳。一帯は史跡公園として整備されている。
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12:00-12:00
心合寺山古墳模型
しおんじやま古墳学習館の玄関には、全長約160m、後円部の直径約92m・高さ約13m、前方部の幅約90m・高さ約12mある古墳の縮小模型が設置されている。
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12:00-12:00
八尾城域(八尾市)
八尾城の所在地については、A. 八尾市西郷説と B. 八尾市八尾座説がある。歴史的には、南北朝期−戦国期と織豊期に分けられる。南北期の創築は別当兼幸とされ、織豊期は池田教正の居城であったとされる。『日本城郭大系 10』
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13:00-13:00
若江城址(東大阪市)
若江城は明徳・応永期(1390-1428年)河内守護の畠山氏が築城し、守護代遊佐氏を置いて領国守護にあたらせた城であった。その後、近江守護佐々木氏、三好長慶の子義継と主は変わる。『日本城郭大系 10』
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13:00-13:00
司馬遼太郎記念館は2001年、自宅敷地に開館。安藤忠雄設計の展示室には約6万冊の蔵書の内、約2万冊が高さ11mの書架に収められている。
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13:00-13:00
司馬遼太郎記念館
記念館の書架(パンフレット)。11メートルの本棚とその内容には圧倒される。あらゆる分野の全集が揃っている印象。
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13:00-13:00
司馬遼太郎記念館
庭から見た書斎。このカウチで数々の作品の構想を練ったのだろうか…。
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14:00-16:00
セミナー会場(大阪市)
会場には余裕をもって到着。講義・質疑応答を終えて4時半ごろ会場を後にした。
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18:00-18:00
イオンモール姫路リバーシティー店 フードコート
マネキ・ダイニングには「えきそば」の他にも丼物、うどん、おにぎりなど各種あり。
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18:00-18:00
イオンモール姫路リバーシティー店 Maneki Dining
「えきそば」はいわゆる蕎麦ではない。戦後の混乱期から試行錯誤を重ね、現在のかんすい入りの中華麺に和風だしというミスマッチの「そば」が生まれた。あっさりした独特のB級グルメ。トッピングは油揚、かき揚げを選べるが、欲張って両方。
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20:00-23:00
ホテル 1-2-3 倉敷(倉敷市)
倉敷市の中心部だが駐車場無料、朝食付き。床や壁はとてもスッキリしているので、リフォーム半ばかな?という印象。
- 2日目2022年5月29日(日)
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00:00-06:00
ホテル 1-2-3 倉敷(倉敷市)
近くを山陽本線と伯備線が通っているが、とても静かでわりとよく眠った。シャワーを浴びて、軽い朝食を済ませて出発。
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07:00-07:00
吉備津神社の創建は不詳。大吉備津彦命を主祭神とする。大吉備津彦は崇神天皇10年、四道将軍の一人として山陽道に派遣され、弟の若日子建吉備津彦命と吉備を平定したとされる。
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07:00-07:00
吉備津神社 北随神門
北随神門は単層檜皮葺の入母屋造。室町期、天文11年(1542年)の再建。
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07:00-07:00
吉備津神社 拝殿
本殿・拝殿は室町期、明徳元年(1390年)後光厳天皇の命を受けた足利義満が造営を開始し、応永32年(1425年)遷座。比翼入母屋造の本殿の手前に切妻造、平入りの拝殿が接続している。 ガッチリと社を支える柱が時代を感じさせる。
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07:00-08:00
吉備津彦神社の創建は不詳。こちらも大吉備津彦命を主祭神とする。由来は上記、吉備津神社に同じ。
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07:00-08:00
吉備津彦神社 本殿
本殿は元禄10年(1697年)岡山藩主池田綱政により再建。桁行三間、梁間二間の流造で檜皮葺。
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07:00-08:00
吉備津彦神社 大灯籠
六段造り、高さ11m、八畳敷の笠石の大灯籠は日本一といわれる。地元有志1,670余名による奉納で、完成は安政3年(1856年)。
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08:00-08:00
富山城址(岡山市)
富山城は当地の名主層、富山大掾重興が仁和期(885-89年)に築城したとの伝承があるが定かではなく、城郭として機能するのは戦国期に入ってからである。『日本城郭大系 13』
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09:00-10:00
大原美術館は1930年、大原孫三郎が日本初の私立西洋美術館として開館。薬師寺主計設計になるイオニア式柱を有する古典様式の本館は実に風格がある。玄関前に立つのはオーギュスト・ロダン作の「洗礼者ヨハネ」(左)と「カレーの市民」(右)。 またグレコとフリデリックが観たくてやって来た。
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09:00-10:00
大原美術館
エル・グレコ(ドメニコス・テオトコプーロス)「受胎告知」1590-1603年、油彩、画布。この絵が日本にあるのは奇跡だとされる。「薄暗い色調のなかに、縦長のプロポーションを持った人体が複雑なポーズを取り、それらが画面内に動勢をもって配置されるのがグレコ作品の特徴。」(図録)
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09:00-10:00
大原美術館
ジョルジュ・ルオー「道化師(横顔)」1925-29年、油彩、紙(画布裏打ち)。道化師はルオーが特に好んだ主題の一つ。「われわれ人間はすべて道化師に他ならない」と語っている。(図録) 眼や表情に隠された苦悩や悲しみが表れているように感じる。
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09:00-10:00
大原美術館
モーリス・ド・ヴラマンク「サン=ドニ風景」1908年、油彩、画布。セザンヌへの傾倒から簡略化された筆触の風景画などを描いたころの作品。佐伯祐三・米子らの師。(図録)
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09:00-10:00
大原美術館
レオン・フレデリック「万有は死に帰す、されど神の愛は万有をして蘇らしめん」1893-1918年、油彩、画布。(1918年完成部分・絵葉書)中央部分にキリストの再臨と人々の蘇りが描かれている。第一次世界大戦中に亡くなった娘ガブリエルへの哀悼と祈りが託されている大作。全長11mの大きさに合わせて当美術館本館の横幅は決められたという。(図録)
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09:00-10:00
棟方志功「観音経版画柵(優婆夷の柵)」1938年。(絵葉書)志功の展示室はあまり広くはないので、展示数は多くはない。それでも志功の目指した世界に思いを馳せることは出来る。
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09:00-10:00
大原美術館 分館
木村賢太郎「祈り」1986年、御影石。分館前の芝生に据えられている。 頭(こうべ)を垂れて、合掌している姿が愛らしい。
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10:00-10:00
珈琲 エル・グレコ
大原美術館に隣接する蔦で覆われた喫茶店。1959年、大正末期の事務所跡に当時の倉紡社長大原総一郎により、美術館鑑賞の余韻を楽しむ場所として設けられた。
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10:00-11:00
美観地区に残る旧倉敷町役場。現在は無料休憩所・案内所になっている。手前は倉敷川の川舟流し。
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10:00-11:00
倉敷美観地区 旅館鶴形
現在「旅館鶴形」として営業する建物は、延享元年(1744年)に建てられた商家であった。庭には樹齢400年を超える松が残る。
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10:00-11:00
倉敷美観地区 豆吉本舗
豆吉本舗の店舗は美観地区の中央、中橋北ある「旅館くらしき」の白壁の蔵である。とてもきれいに復元・保持されている。
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11:00-11:00
倉敷美観地区 アイビースクエア
アイビースクエアは、江戸幕府代官所跡に建設されたレンガ造の倉敷紡績の旧工場で、1973年に観光施設に改修された。ホテル、レストラン、倉紡記念館などが配されている。
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12:00-13:00
備前長船刀剣博物館は1983年、国内で初めて刀剣を常設展示する公立博物館として開館。常時、刀剣約40口のほか刀装具や歴史資料などを展示。備前刀を中心に400口ほどを収蔵している。
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12:00-13:00
刀剣博物館 兼光
「太刀 備前国長船左衛門尉兼光」刃長78.9cm/反り2.8cm、南北朝(1342年)。「兼光は南北朝期の長船鍛冶を代表する刀鍛冶で」その切れ味は古来より有名。
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12:00-13:00
刀剣博物館 國重
「大太刀 山城大掾國重」刃長108.6cm/反り5.6cm、江戸中期(1680年)。「本作品は、長大でありながら元から先まで整って鍛えられた板目肌が確認」できる。
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13:00-13:00
三石城址(備前市)
三石城は鎌倉末期、正慶2年(1333年)伊東大和二郎が南朝方に与して築いた山城。室町幕府成立後は備前国守護赤松氏の重臣浦上宗隆が入城し守護代を務めた。『日本城郭大系 13』
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13:00-13:00
三石城址
三石城は三石盆地の北背後にある天王山山頂に築かれ、上部建築物を除く城郭構造物がほぼ完全に遺存している。郭・土塁・石垣・堀切・井戸・池・虎口などが残る。『日本城郭大系 13』
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13:00-14:00
三石城に向かう山道の途中にある深谷(みたに)の滝。側には江戸後期、文政3年の銘がある不動明王が祀られていることから修験の地であったことがわかる。
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13:00-14:00
深谷の滝
雄滝(落差13m、幅2m)とその滝壺からさらに流れ落ちる雌滝(落差7m、幅3m)の上下二段になった夫婦滝。惜しむらくは水量が少し足りなかった。
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14:00-14:00
大嶋城址(相生市)
大島山城の築城は古い。長治元年(1104年)海老名太郎左衛門尉家季が築いた山城。のち赤松氏、宇野氏などが城主となる。『日本城郭大系 12』
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14:00-14:00
大嶋城域(大島山)
大島山城は那波浦蝦江に浮かぶ標高30m、周囲400m足らずの小島にあった。本丸址・郭址・井戸・墓などが残る。『日本城郭大系 12』この島は往時より藤の名所として知られた。
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14:00-15:00
龍野城は明応8年(1499年)頃、赤松下野守政秀が築いた山城。標高210mの鶏籠山の頂にあった。のち蜂須賀氏、木下氏、小出氏と主がかわり、慶長5年(1600年)池田輝政の所領となった。御殿と櫓が復元されている。『日本城郭大系 12』
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14:00-15:00
城址近くの霞城館は、たつの市出身の三木露風(詩人)、三木清(哲学者)、内海信之(詩人)、矢野勘治(歌人)らを顕彰して1978年に設立。文献、写真、遺品などを展示する。
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15:00-15:00
法性山常楽寺は神吉城址にある浄土宗西山禅林寺派の寺院。正慶2年(1333年)播磨守赤松則村の命により開山と伝わる。阿弥陀仏を本尊とする。
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15:00-15:00
神吉城址
神吉城は南北朝期、神吉氏による構築と考えられている。神吉氏の始祖神吉元頼は旧明石郡神出城主神出範次の子で、印南郡神吉荘を得て神吉姓を名乗ったという。『日本城郭大系 12』
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16:00-16:00
明石 SA(上り)
第二神明道路、明石サービスエリア(上り)のフードコート入口にある屋台。明石市内まで行かなくても大丈夫。
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16:00-16:00
あかし玉子焼き
「あかし玉子焼き」は鶏卵をたっぷり使い、小麦でんぷんの粉を使うのでとても柔らかい。具はタコのみ。昆布や鰹節で取ったダシに浸して食べる。サイコーにウマい!
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17:00-17:00
神戸市立兵庫大開小学校
60年前に卒業した母校。校舎も名前も変わっている。卒業したのは「大開小学校」だが、学区の統合で兵庫小学校と合併し「神戸市立兵庫大開小学校」になっている。すっかり変わった母校の前で、ユニフォーム姿の可愛い後輩たちの様子をしばらく眺めていた。
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17:00-17:00
神戸に帰ると必ず見に来るポートタワーはまだ耐震補強工事中。
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17:00-17:00
「神戸港震災メモリアルパーク」は神戸港メリケンパークの一角にある。1995年1月17日の阪神・淡路大震災で被害を受けた岸壁の一部・約60メートルを、震災遺構として被災当時のまま保存してある。
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18:00-19:00
草津SA(上り)
草津サービスエリアは名神高速道路と新・名神高速道路の分岐点にある。昆布と鰹節を利かした出汁のうどんが食べられるのはこの付近までだ。
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18:00-19:00
草津サービスエリア(上り)
関西風の出汁の「きつねうどん」を最後に一杯。ああ、出汁がうまい! 高校に入って初めて食べた、千葉の駅そばの濃い汁にたまげたのを思い出す。
奈良の石上神宮と城址、司馬遼太郎記念館、岡山の吉備津神社・城址、大原美術館、備前長船刀剣博物館と関西の B級グルメ
1日目の旅ルート
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