部屋タイプ
プライベート感の高い、落ち着いた雰囲気のお部屋です。浴室は館内の大浴場天然温泉「庚申の湯」をご利用ください。
プラン内容
明治期の足尾銅山では、足尾に来る国内外の要人を洋食で喜ばせたいとフレンチが振る舞われていました。
葡萄酒は樽で仕入れ綿でこして使い、フィンガーボール(指洗い)までついたフルコースでした。その115年前のフレンチのメニューから、深い味わいの「ビーフシチュー」のレシピを、足尾に縁をもつシェフに監修いただき再現した特別な一品です。
○足尾銅山とフレンチの物語
足尾鉱業所第10代近藤陸三郎鉱長は、足尾に来る国内外の要人を洋食で喜ばせたいと、横浜から腕のよい巻田というコックを雇い、関塚嘉平の息子弥三郎に西洋料理を学ばせました。
足尾の山の中で洋食の宴会が出来たのです。
近藤陸三郎鉱長の肝煎りで上間藤に「暢和館」という高級旅館が出来たのは明治36年のことです。
明治40年には足尾鉱業所や所長宅が掛水に移り「掛水賄」を関塚家が引き受け、銅山御用として「掛水倶楽部」の料理にも腕を振るいました。
関塚家は弥三郎氏が後を継ぎ、末弟の喜平氏は15歳で上京し、のちに日本屈指の料理人となりました。
足尾の関塚家の西洋料理が有名なのはその為です。
関塚喜平氏は57歳で稲門食堂を創立し早稲田大学大隈会館、学生ホール他多くの食堂を経営し、昭和43年には宮内庁御用達を拝命、72歳で株式会社「喜山会」を設立しました。
その後、関塚家は料理一筋に繁栄を続けます。
この度、当時のフレンチメニューの中から深い味わいの「ビーフシチュー」を再現し、かじか荘の夕食メニューに加えました。
関塚家の歴史を受け継ぐ足尾出身のフレンチシェフ菅沼豊明氏の監修により掛水倶楽部で振る舞われていたレシピを再現した特別な一品です。
★温泉のご案内
pH10.0のアルカリ性単純温泉です。美肌の湯として知られています。
内湯、露天風呂、低温サウナがございます。
四季それぞれの景色をお楽しみください。
★ディナーのご案内
ビーフシチューをメインとしたコース料理をご用意しております。
お時間:18:00〜20:00 ラストオーダー19:30
★朝食のご案内
和食でご用意いたしております。
お時間:7:30〜8:30