対馬は韓国からほど近い場所に浮かんでいる大きな島です。
その距離、なんと約50km。韓国第2の都市・釜山の夜景が天候に恵まれれば望めるほど近いです。歴史においても、そのつながりは深いものがあります。
古くから日本と朝鮮半島の交流拠点として対馬は栄えました。日朝の友好の証である「朝鮮通信使」がこの地に降り立っていることなど、対馬のいたるところからこうした日朝友好の名残がうかがえます。
その一方で、古くは7世紀から日本の国防の要となっています。
朝鮮通信使や31カ所もの砲台群など、交流と国防の最前線としての知られざる歴史ロマンを今に伝える対馬に足を運んでみませんか?
対馬
九州と朝鮮半島の間にある対馬海峡に浮かぶ大きな島。韓国からは直線距離にして約50kmの洋上に浮かんでいます。
朝鮮外交の拠点として発展した一方、古くは白村江の戦い、明治時代の日露戦争などで国防の要として機能しました。
韓国まで何と約50km!
目と鼻の先に隣国の光を感じる
韓国の夜景を眺めるには「韓国展望所」がピッタリ。展望台は韓国の建造物を模したもので、“韓国情緒”を感じられる。
5月の連休頃には、国指定天然記念物「鰐浦のヒトツバタゴ」が開花を迎えます。
姫神山砲台跡
日露戦争の面影を残す「天空の要塞」
古くは7世紀から国防の要としての役割を果たしていた対馬。明治時代からは島の要塞化が進められました。見晴らしのいい丘の上に建てられた「姫神山砲台跡」は、日露戦争に備えて作られた要塞です。
住所/長崎県対馬市美津島町緒方
万松院
対馬最古の木造建築物 石段も必見
対馬を統治していた大名・宗義成が 1647(正保4)年に建立したとされる古刹。対馬最古の木造建築物である山門は朱色が美しく必見です。
幽玄な雰囲気を醸し出す132段の石段もその目に焼きつけたい。
【グルメ】対馬で食べる!
郷土料理からB級グルメまで勢揃い!歴史トリップを満喫したあとは、対馬の地場の味をいただきます!
黄金あなご
対馬の西沖で獲れた地場アナゴ「黄金あなご」は、旨みも脂の乗りも最高です。胴が長くて太く、その体色は金色。全国にある地場アナゴの最高峰ブランドとして、全国的に人気です。
あなご亭
TEL/0920-58-2000
住所/長崎県対馬市豊玉町仁位2091−3
いりやき
対馬に古くから伝わる郷土料理で、地鶏やメジナやブリなどの魚をたっぷりの野菜とグツグツと煮込んだ寄せ鍋。対馬ではその昔、鶏や魚を鍋に入れる前に“炒って”から“焼いて”いたことが名前の由来とされています。
とんちゃん
戦後、対馬在住の韓国人から伝わり、対馬の島民の舌にあうよう改良されたソウルフード。タレ付きのよいデンマーク産の豚の肩ロース肉を使い、秘伝のタレを使用しています。
対馬への主なアクセス
【飛行機】
福岡空港-対馬空港
長崎空港-対馬空港
【ジェットフォイル】
福岡(博多)-対馬(厳原)
【フェリー】
福岡(博多)-対馬(厳原・比田勝)
まとめ
いかがでしたか?
対馬は、日本の領海などにおける海洋活動の保全のため、特に重要であるとされる国境にあたる71の離島として、特定有人国境離島に指定されています。
知られざる魅力が満載の対馬に、ぜひ足を運んでみませんか?
※この記事は2017年3月時点での情報です
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じゃらん編集部
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