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愛媛県・宇和島の名物「鯛めし」を知っていますか？鯛めしといえば米と鯛を一緒に炊き込んだものを想像するかもしれませんが、愛媛県・宇和島の鯛めしは、新鮮な鯛の刺身にタレをかけ、ご飯と一緒に食すもの。

今回は宇和島・松山で食べられる美味しい鯛めしの店をご紹介します！

※この記事は2023年1月23日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。

記事配信：じゃらんニュース

宇和島鯛めしとはどんな料理？

宇和島鯛めしの特徴

宇和島鯛めしは、宇和島近海で採れた真鯛の刺身をタレ、卵黄と混ぜ合わせ、熱々のご飯にのせて食べる郷土料理。室町時代に伊予の水軍が食べていた漁師めしが始まりとされています。歯ごたえのある鯛の刺身と卵のまろやかさが絶妙なメニューです。

宇和島鯛めしの作り方や食べ方は？　

宇和島鯛めしを自宅で味わうのなら、作り方のポイントとなるのがタレ。まず、だし汁に醤油、みりん、酒を混ぜ合わせます。そこに卵黄を落とし溶き混ぜ基本のタレの完成です。

食べる際は、鯛の刺身にこのタレをしっかりまとわせて。鯛の刺身にとろっとした卵が絡むとご飯との馴染みがよく、特別なごちそうに大変身するのです。

ここからは宇和島鯛めしの美味しいお店を紹介します。

JRホテルクレメント宇和島 レストラン「シレーヌ」【宇和島駅より徒歩1分】

朝ごはんに宇和島鯛めしを食す贅沢！

JR宇和島駅直結のJRホテルクレメント宇和島。その1階にあるのがシレーヌです。ご当地食材を使ったメニューが和洋問わず豊富で、洋食コース料理や「鯛めし膳」などを堪能できます。

シレーヌでは、なんと朝食時（6時30分～）から宇和島鯛めしを味わえます。伊達たまごの赤卵を使用しただしは旨みたっぷりで満足度大。卵白入りor無しを好みで選びましょう。

食べたいものがいっぱいの宇和島旅で、朝から郷土料理を味わえるのは嬉しいですよね。宿泊者以外も利用できるので、早起きして訪れてみてください。

ほかにオリジナル「鯛のづけ茶漬け膳」といったメニューもあり、こちらは鯛めしをほうじ茶のお茶漬けにした珍しいグルメです。

かどや駅前本店【宇和島駅より徒歩3分】

宇和島名物を一度に味わえる店

1955年、小さな食堂として始まったかどや駅前本店。和風の広々とした店内で郷土料理と地酒を堪能できます。駅前という立地のよさと上品な雰囲気から観光客が多く訪れる料理店です。

かどや駅前本店の「宇和島鯛めし」は、鯛型のお皿にお刺身が盛られ提供されます。自分で切り身を生卵入りのタレに絡めたら、熱いご飯にのせて味わいましょう。身のしまった鯛は噛むたびに美味しさが口いっぱいに広がります。

もっと名物を食べたい…そんな人は「伊達御膳」がおすすめ。鯛めしや、焼き魚とだし汁や味噌をあわせた「さつま」、地魚を使った「じゃこ天」、郷土の祝い料理「ふくめん」など、宇和島の郷土料理を一度に味わえる欲張りメニューです。

ほづみ亭【宇和島駅より徒歩5分】

宇和島の鮮魚を使った郷土料理が自慢

和風旅館を思わせる海鮮割烹料理の店。カウンター席やテーブル席、座敷席と200席ほどがあり、1人から家族連れまでシーンに合わせて席を選べます。

新鮮で歯ごたえのある鯛を使った「宇和島鯛めし」は、生卵とのりの風味をまとった、どんどんご飯が進む美味しさです。ご飯のおかわりができるので、気兼ねなくお店の人にお願いしてみてくださいね。

ほかにもほづみ亭では「宇和島さつま飯」（1100円）や「鯛そうめん」（1650円から）といった宇和島の郷土料理を数多くラインナップ。宇和海の新鮮な魚介を使ったここならではのメニューを堪能することができます。

旬膳・郷土膳 和日輔【宇和島駅より徒歩6分】

和モダンな空間でブランド魚「愛鯛」の宇和島鯛めしを堪能

旬膳・郷土膳 和日輔（わびすけ）は、JR宇和島駅にほど近い海鮮料理の和食店。和モダンな雰囲気の店内で、厳選した宇和島の魚や野菜を使った料理を味わえます。

「宇和島鯛めし御膳」は、美味しさにもこだわった愛媛のブランド養殖真鯛「愛鯛（あいたい）」を使用。秘伝のだしと生卵に絡めた鯛は、ぷりぷりとしてほんのり甘さを感じるほど新鮮です。

宇和島の味を楽しむのなら「伊予さつま御膳」もおすすめ。焼いてほぐした「愛鯛」の身と、麦味噌、だしをすり合わせた「さつま汁」を、あたたかいご飯にかけて味わいます。

ランチタイムにはお得な「月替わり膳」（ドリンク付き1700円）があります。プラス770円でご飯を宇和島鯛めしに変更できますよ。

富屋【宇和島駅より徒歩6分】

4代続く老舗の宇和島料理店

富屋（とみや）は77年続く食事処。店舗は和の佇まいの戸建てで落ち着いた雰囲気が漂います。

富屋の名物は「宇和島鯛めし定食」。鯛めしのほか、煮物やデザートまでついた贅沢な内容です。鯛めしが運ばれてきたら、まずは、カツオだしと醤油をあわせたタレと、卵黄をよくかき混ぜ、そこに鯛を入れます。茶碗にご飯をよそって、鯛をのせタレを流し込んだら鯛めしは完成。店内のいけすから獲ったばかりのプリプリの鯛と、旨みが凝縮したタレ、そしてご飯が一体となって、口いっぱいに美味しさが広がります。

ほかに「ふぐコース」や「宇和島チャンポン」など宇和島グルメがたくさん。オムライスやハンバーグといった洋食もそろいます。

カウンター席とテーブル席のほか、座敷席もあるので、家族連れでもゆったり過ごせますよ。

だんだん【宇和島駅より徒歩7分】

お酒と一緒に味わいたい鯛めし

だんだんはこぢんまりとした居酒屋。おかみさんが切り盛りするお店は、とてもアットホーム。どこかほっとするような雰囲気に、ついつい長居してしまいそうになります。

居酒屋メニューはもちろん、宇和島らしいメニューも充実しています。「鯛めし」は、タレにごまがたっぷり入り、しっかりとした味付けでお酒が進む一品です。

一品料理もバラエティ豊かで「海老しんじょ」や「韓国風唐揚げ」などお酒のおともにぴったりなラインナップ。ランチタイムも営業しているので、お昼ご飯としてもおかみさんが手づくりする素朴なおばんざいを味わうことができます。

うわじまの料理や 有明【宇和島駅より徒歩8分】

鯛の美味しさを引き立てる老舗のタレ

1972年にオープンした有明。近海の宇和海で採れた新鮮な魚介と、宇和島の郷土料理、そして海の幸と相性ぴったりの地酒を楽しめる料理屋です。

鯛めしを堪能するなら「宇和島鯛めし定食」をオーダーしましょう。鯛はぷりぷりとした食感に驚かされるほど鮮度抜群。その鯛の美味しさを最大限に引き出してくれるのがタレ。カツオだしのタレは甘さ控えめで、鯛の旨みをしっかり味わえるように調整されています。

ほかに、ランチタイムにはお得なメニューが多くラインナップ。火曜日から金曜日はサービスランチの「日替わりランチ」 （800円）が登場。握り寿司6貫、天ぷら、小鉢などを楽しめる「寿司ランチ」（1480円）や、刺身、天ぷら、煮物、汁物、デザートまでついた「昼御膳」（1480円）などもあり、宇和島の美味しいグルメを堪能できます。

海鮮割烹 一心【宇和島駅より徒歩7分】

海の幸を抜群の鮮度で味わうならここ

一見すると高級料亭を思わせる佇まいですが、実際の価格設定は良心的。高級店にも劣らない絶品海鮮料理を、お手頃に堪能できるとあって、1983年の創業以来多くのファンがいます。

一心（いっしん）の魅力は、魚介の新鮮さ。そしてその素材のよさを最大限に生かし提供していることです。「鯛めし」の新鮮な鯛は先代から引き継ぐ秘伝のだしで味わいます。やさしい味わいが鯛の美味しさを引き立てる一品です。

鮮度よく味わうため、提供時間を限定しているメニューも。「伊達あじお造り定食」は、1日10食、11時30分～13時50分までの限定メニュー。あじを鯛めし同様、だしに絡ませ食べればそのぷりぷり具合に驚く人も多いのだとか。宇和島ならではの鮮魚の味わいをぜひ堪能してくださいね。　

がいや 宇和島本店【JR宇和島駅より徒歩8分】

居酒屋で気軽に宇和島郷土料理を味わう

がいや 宇和島本店は活気あふれる居酒屋。気軽に入れる雰囲気も魅力ですが、本格的な宇和島の郷土料理や魚介料理を味わうことができるのが何よりの魅力。

「鯛めし」は本格派。鯛はぷりぷりで、刺身の量も多め。ランチタイムは、限定無料サービスがつくのが嬉しいポイントです。サラダは取り放題、ご飯のおかわり自由、食後のコーヒーが無料でついてきます。刺身の美味しさに定評があるので、「新鮮刺盛り定食」もおすすめです。

店内は広々として、カウンター、半個室、座敷などさまざまなタイプの席があるのが嬉しいですね。

道の駅みなとオアシスうわじま きさいや広場【宇和島駅より徒歩15分】

有名店が月替わりで鯛めしを提供するフードコート

宇和島港近くにある道の駅みなとオアシスうわじま きさいや広場。宇和島市の中心に位置し、利便性に優れた観光交流の場になっています。伝統的祭礼「牛鬼」の展示や、真珠生産を紹介する文化施設のほか、新鮮な海産物や農産物の販売所、郷土料理レストランもあります。

「郷土料理 食のひろば」には、今回この記事でも紹介した鯛めしの有名店から出店。「旬膳・郷土膳 和日輔」、「ほづみ亭」、「かどや（かどや駅前本店）」です。

3店舗は常時出店しており、それぞれのお店のメニューを出していますが、「鯛めし」に関しては、月替わりで提供するお店を交代しています。月によって和日輔の鯛めしを食べられたり、ほづみ亭の鯛めしを食べられたり、あるいはかどやの鯛めしを食べられるのはおもしろいですよね。

どのお店の絶品鯛めしを味わえるか、ワクワクしながら訪れてみてくださいね。　

ハイウェイレストラン宇和島（真珠会館）【宇和島北ICより車で5分】

なんと尾頭付き！気分も上がる贅沢鯛めし

懐かしさを感じるレトロな外観のハイウェイレストラン宇和島（真珠会館）。店内はテーブル100席、座敷席50席と広々。2階には団体用の大広間も用意されています。店内に大きないけすがあり、新鮮な宇和海の幸を使ったメニューを提供しています。

こちらの「宇和島鯛めしセット」は、運ばれてきてびっくりの尾頭付き！なんともおめでたい鯛めしメニューです。もちろん、店内のいけすから釣ったばかりの鯛は鮮度抜群でぴちぴち。黄身が入った醤油タレは別添えなので、タレの付け具合を調整しながら味わうことができますよ。

ほかに「鯛さつま」や「宇和島ミニ会席」（2200円）などもラインナップ。宇和島の郷土料理を楽しみましょう。

郷土料理 五志喜【大街道駅より徒歩6分】

松山の老舗で宇和島鯛めしと松山鯛めしを食べよう！

宇和島市から1時間30分ほど北上した松山市でも宇和島鯛めしを食べられる店があります。それが江戸時代初期、1635年創業の郷土料理 五志喜（きょうどりょうり ごしき）です。松山では「松山鯛めし」という炊き込みご飯スタイルの鯛めしが一般的ですが、愛媛の郷土料理全般を出す五志喜では「宇和島鯛めし」も「松山鯛めし」も両方味わうことができるんです！

「宇和島鯛めし」は、その日仕入れた鯛のみを使用。タレにぷりぷりの鯛と刻みのりやしそといった薬味を加え、ご飯にかけて味わいます。旨みたっぷりの鯛と、甘みの強いご飯は相性抜群です。

また、「松山鯛めし」（1150円）との食べ比べも挑戦したいところ。ホロリと崩れるほどやわらかな鯛が、鯛のアラだしと調味料を合わせたつゆで炊き込んだしっかり味のご飯にのります。

どちらのメニューもご飯がなくなり次第終了なので、予約しておくのがおすすめですよ。

元祖 宇和島鯛めし 丸水 本店【大街道駅より徒歩6分】

天然真鯛と養殖真鯛を好みで選べる鯛めし

丸水（がんすい）は宇和島で100年以上続いた名店。2015年、松山市内に宇和島鯛めしの専門店として新たにオープンしました。現在本店があるのは松山城ロープウェイ街の通り沿い。利便性もよく観光客も多く訪れます。

看板メニューの「宇和島鯛めし」は、なんと天然真鯛と養殖真鯛を選べるんです！天然真鯛は入手困難なため、限定メニュー。ぜひ、その身に強さのある独特の歯ごたえを堪能しましょう。モチモチとした養殖真鯛はくさみがなく、まろやかな味わいです。

ほかに本店の限定メニュー「鯛天丼」もおすすめ。新鮮な鯛と瀬戸内、宇和海の旬の魚介の天ぷらを豪快に盛り、食べごたえのあるメニューに仕上げています。　

もっと気軽に鯛めしを味わうなら徒歩1分の場所にある「GANSUI TAIMESHI STAND」もおすすめ。全席カウンター席で1人でも落ち着いて鯛めしを楽しむことができます。

まとめ

宇和島に行ったら鯛めしを食べたい！と考える人も多いのではないでしょうか。新鮮な鯛を、卵とタレに絡めて食べるなんて他のエリアではめったに見られない贅沢な食べ方。宇和島を訪れたら、このシンプルかつ繊細な美食をたっぷり堪能してくださいね。

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