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さとけんさんの福島県〜和歌山県の旅行記

【18きっぷ】紀伊半島を周る。路線バスで大和八木から新宮へ、そして飯田線【2024年4月】

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18きっぷを利用して、1日目は神奈川県から和歌山県の新宮まで移動し、2日目は熊野三山を参詣し新宮に泊まり、3日目は新宮から紀勢線に乗って紀三井寺の桜をみて和歌山・橋本と移動して学文路の地を訪ねその日は和歌山に泊まり、4日目は吉野の金峯山寺をお参りして下千本と中千本の桜をみて、橿原神宮をお詣りし、法隆寺を拝観してから大和八木で泊まり、5日目は大和八木から新宮までの日本一長い路線バスを乗り継いで十津川村の資料館と温泉、そして沿線の桜を楽しみ新宮に泊まり、6日目は新宮から豊橋へ移動して熱田神宮を参拝し豊橋に泊まり、7日目は豊橋から飯田線を乗りとおして上諏訪経由で神奈川へ帰ります。(旅行記は1日目から4日目の前編と、5日目から7日目までの後編に分かれていて、この旅行記は後編です)

神奈川ツウ さとけんさん 男性 / 50代

1日目2024年3月31日(日)

亀山駅

1日目は神奈川から新宮へ移動します。詳しくは旅行記・『【18きっぷ】紀伊半島を周る。熊野三山・紀三井寺・金峯山寺・橿原神宮、そして法隆寺【2024年4月】』をご覧ください。

2日目2024年4月1日(月)

那智山青岸渡寺

那智勝浦町(東牟婁郡)

「那智山青岸渡寺」を   >

2日目は熊野三山をお詣りします。詳しくは旅行記・『【18きっぷ】紀伊半島を周る。熊野三山・紀三井寺・金峯山寺・橿原神宮、そして法隆寺【2024年4月】』をご覧ください。

3日目2024年4月2日(火)

紀三井寺

和歌山市

「紀三井寺」を   >

3日目は紀三井寺の桜と学文路の散策を楽しみます。詳しくは旅行記・『【18きっぷ】紀伊半島を周る。熊野三山・紀三井寺・金峯山寺・橿原神宮、そして法隆寺【2024年4月】』をご覧ください。

4日目2024年4月3日(水)

法隆寺

斑鳩町(生駒郡)

「法隆寺」を   >

4日目は、吉野の桜を楽しみ、橿原神宮をお詣りして、法隆寺をお参りします。詳しくは旅行記・『【18きっぷ】紀伊半島を周る。熊野三山・紀三井寺・金峯山寺・橿原神宮、そして法隆寺【2024年4月】』をご覧ください。

5日目2024年4月4日(木)

八木新宮特急バス

さて、本日は、日本一長い路線バスと言われる「八木新宮特急バス」に乗車します。全長169.85kmの行程にはバスの停留所が168あるということで、これは乗りごたえがありそうですな。今回の乗車では1回の途中下車を入れつつ1日で乗りとおすということで、前日に「168バスハイク乗車券」というチケットを大和八木駅の奈良交通営業所にて購入しました。この乗車券は見せるだけで乗り降り自由(逆方向へはもどれません)ですので、乗り降りの際にバタバタとすることもありません。ちなみに、この「168バスハイク乗車券」は、五条バスセンター・五条駅から速玉大社前までの区間の途中下車が可能で2日間有効、金額は6,150円(大和八木駅から新宮駅までの通しの運賃・6,150円と同額)です。八木新宮特急バスは1日3往復で、大和八木駅発の時刻は、9時15分発、11時38分発、13時38分発となります。(新宮着はそれぞれ、15時47分着、18時24分着、20時22分、すべて平日便の時間)本日は9時15分・大和八木駅発のバスに乗り、13時06分に十津川村役場前で途中下車し、15時41分十津川村役場前で乗車して、新宮駅に18時24分に到着するプランです。大和橿原シティホテルを8時45分にチェックアウトしてバス停に8時51分にやってきますと、既に2組3名の方がバス停に並んでおられます。9時7分にバスが停留所に到着です。

八木新宮特急バス

私は最後部の座席に座りました。バスが発車するまでの時間に運転手さんがこの1便で(途中下車せずに)新宮駅まで乗り通すお客さんを探しに来ます。3名ほどのお客さんが手を挙げられて、すべて女性の方でした。大和八木駅・新宮駅間を同一便で完全乗車すると、乗車記念品がもらえるらしいのですな。樹齢200年の吉野杉の天然木で造られた木製のしおりだそうです。バスは9時15分定刻に大和八木駅を発車です。

八木新宮特急バス

大和八木駅を発車してから五条駅までは市街地を走ります。路線バスですので、ひっきりなしに次の停留所を案内するテープが流れております。

八木新宮特急バス

天候は昨日の雨はあがったものの、まだどんよりとした雲が空に張り付いている状態です。バスの中は、暑くもなく寒くもなく快適ですね。

八木新宮特急バス

沿道には桜が綺麗に咲いています。良い季節にこのバスに乗りました。

八木新宮特急バス

時刻は10時20分、五条バスセンターに到着し、一回目のトイレ休憩です。バスの後部にペイントされているのは、この「八木新宮特急バス」のルートですね。

八木新宮特急バス

五条の町は、江戸時代には代官所があった場所ですね。私は天誅組の事件が起きたころの、この辺りの歴史を調べたことがあって、ここ五条、そして橋本やこれから行く天辻峠・十津川などの地名は江戸の昔の資料に随分と出てきたので馴染みがあります。

八木新宮特急バス

五条バスセンターを離れるとバスは吉野川を渡り、国道168号線は山の中へ入っていきます。

八木新宮特急バス

携帯で地図を見ると、バスは天辻峠へ向かっていますね。道路はとても綺麗で、幅も広く中央線もあって、まだまだ走りやすい道でありますな。

八木新宮特急バス

このトンネルは五條市西吉野町西野のトンネルです。天辻峠のトンネルの一つ前のトンネルで、少し西には富貴・上筒香・中筒香・下筒香と、これまた私には馴染みのある地名が続くのですが、地図上の距離にすれば数kmの位置にあるこれらの場所へ行くには、驚くほど険しい県道を通行しなければいけないということで、一度は行っても二度目は躊躇する、そんな場所です。また行きたいのですが、県道732号線・733号線は私にとってはその高さ・狭さの難易度がとても高い道ですねー。こうやってバスに乗っていると、本当に楽です。

八木新宮特急バス

これまた狭いところを通っていますね。このバスに乗って思ったことは、長距離を座り続けるのが大変だとかではなくて、一番大変なのはこのバスの運転手さんだろうということです。路線バスですから、時刻表通りにこの道を、ある程度のスピードを保って走らねばならないし、雨が降った・風が吹いた・雪が降ったとなれば、とんでもなく大変な道を、通しで一人で運転しなければならないという、なんという苦行。

八木新宮特急バス

この道を自分の車で走っていたとして向こうから路線バスの大型車両が走ってきたら、困惑しますよね。

八木新宮特急バス

山間部の住人にとっては、大事な足なのですね。この便に関していうと、五条バスセンターを出てからの途中乗車は無かったと記憶しています。

八木新宮特急バス

おお。新宮発・大和八木行きの路線バスとここですれ違いました。おそらく、時刻表通りに運行しているという前提で、すれ違い用の待機場所が決まっているような印象を受けました。この画像の時間は11時46分ですので、画像のバスは7時46分に新宮駅を発車したバスと思われます。

八木新宮特急バス

さすがにこの場所でバスとバスはすれ違えないですよねー。

八木新宮特急バス

さて、2回目のトイレ休憩は、谷瀬の吊り橋のある上野地です。約20分間の休憩となりまして、バスの乗客のみなさん、この吊り橋を見学に来られます。

八木新宮特急バス

この吊り橋、何のためらいもなく渡られる方々が大勢いらっしゃいまして、私は本当にこれはダメでございますな。私はもうゼッタイにこの橋を渡れないと請け合いましょう。君子、危うきに近寄らず。

八木新宮特急バス

早々にバスに引き揚げです。やはり地面は揺れない方が良いのであります。ちなみにバスの後方にあるのがトイレです。

八木新宮特急バス

沿道の桜が綺麗ですな。川は十津川です。

八木新宮特急バス

風屋ダムの放水風景です。ここを通る直前に運転手さんから「そろそろ右手にダムが見えてきます。放水中だと思います」というアナウンスがあり、バスをゆっくりと走らせて下さいます。

八木新宮特急バス

時刻は13時06分、十津川村役場前で途中下車です。ここから15時41分のバスに乗りますので、2時間35分の自由時間です。ここでは歴史民俗資料館と温泉へ行く計画です。画像のバスが乗ってきたバスで、画像右手に十津川村役場があります。

八木新宮特急バス

村役場の対面・バス停のすぐ上に十津川村の歴史民俗資料館があります。資料館では、特に十津川の幕末について、何か資料もしくは展示があればいいなと思いましたが、資料館へ入ってすぐの1階に、十津川村と天誅組との関係を示す資料ファイルがあって、これを幸運にも見つけることが出来て内容をチェックします。10年程前に私は、幕末の天誅組と高野山・十津川村・五条・橋本・和歌山・京都などの関連・関係を調べたことがあって、その時に高野山大学の図書館などで調べて手に入れた資料とほぼ同じ内容が、この資料館の記録にファイルされていることがわかりました。高野山の幕末頃の資料は、いまだに未整理・非公開の資料が多いので、高野山で何があったのかを示す資料は一般の研究家は調査することが出来ないため、紀州徳川家の資料とか地元の郷士の日記とか役所の記録などの、直接的ではない間接的な資料によって幕末時の高野山の動きを類推することしかできません。なかなか新資料というものは出てこないものなのですな。しかし、この資料館で資料を読んでいるうちに、またそろそろこの関係の研究を再開してみるかという気になってきました。

八木新宮特急バス

資料ファイルを読みふけっていたので、資料館2階の展示は少し急ぎ足で見学です。この後に行く温泉の公衆浴場は、時間があったら2か所を周り、時間がなかったら1か所にしようと計画していましたが、この残り時間だと公衆浴場1か所でのんびりしようと決めました。

八木新宮特急バス

時刻は14時46分、湯泉地温泉の公衆浴場・泉湯にやってきました。十津川村役場前のバス停から歩いて5分ほどの近い距離にあります。ここで温泉に入ります。利用料金は大人600円、営業時間は10時から20時まで、定休日は火曜日です。先客はこの建物をちょうど出てきた方が1人、脱衣所で服を着ている方が2人、内湯の洗い場に1人という具合でこの方はすぐに出ていかれましたので、貸し切り状態でのんびりとお湯を楽しむことが出来ました。受付の女性が、入った時と出た時とで違う方・合計お二人いらっしゃったのですが、どちらの方もとても優しくて丁寧で、外来の入浴でしたけれども安心して入ることができました。

八木新宮特急バス

この露天が素晴らしい。泉質は単純硫黄泉ということで、はっきりとした硫黄泉の香りが漂い、川のせせらぎとウグイスの鳴き声が聞こえて、遠くの工事の音も邪魔には成りません。湯舟に浸かると内湯よりはヌルイのですが、ちょうど良い気持ち良いお湯で、ゆったりと湯を楽しむことができます。ああ、今回の旅は、湯舟に浸かるのはこれが初めてかと気が付き、道理で気分が良いわけです。熊野三山の階段の上り下り、熊野古道の上り下り、列車の乗り通しに紀三井寺の階段をのぼりくだりして、学文路の上り坂を歩き、雨の中、吉野の七曲りを登ってくだって、法隆寺や今井町を歩き周り、今日はバスの乗り通しと、私の身体も少し窮屈な思いをしていたと思うのですが、この湯舟に浸かって五感で開放感を感じ、とても良い気分の時間を過ごすことができました。

八木新宮特急バス

こちらは内湯です。お湯は熱め、洗い場は小さめという感じです。40分ほど滞在して、バス停へ向かいます。

八木新宮特急バス

バスの到着までは15分くらいありますので、少しバス停まわりをウロウロとすることにします。

八木新宮特急バス

吊り橋はだめでしたが、この橋なら大丈夫かと中央辺りに来て少し後悔します。高いのですよ。進むも怖く戻るのも怖い。そんな感じですね。

八木新宮特急バス

しかし、まあ、橋の上からの眺めはとても良いのです。

八木新宮特急バス

バス停を越えて向こうの信号の方へ行くと、道の駅があります。

八木新宮特急バス

こちらが道の駅・十津川郷です。

八木新宮特急バス

おお、足湯があるではないか。足を浸ける時間が無いので手を浸けて温度を測ります。湯の温度が熱かったか温かったかは忘れてしまいました。

八木新宮特急バス

バス停にてバスを待ちましょう。乗り遅れたら大変です。バスは定刻通り、15時41分にやってきました。私があさイチで乗ったバスもほとんどの乗客が女性でして、この15時41分に乗ったバスにも男性は私を含めて2人、あと10名ほどは女性という感じでしたね。

八木新宮特急バス

十津川村役場前を発車して4分ほどして、またこんなにも細い道を走っておりますな。

八木新宮特急バス

おお、桜が綺麗にさいておる。お風呂に浸かってのんびりとした気分で、後部座席を独り占めでございます。

八木新宮特急バス

バスとしては3回目の休憩である「十津川温泉」に到着です。こちらで10分ほどのトイレ休憩です。十津川温泉でほとんどの乗客が途中下車されました。今晩はここで宿泊されるのでしょうね。こちら、桜が一段ときれいですな。

八木新宮特急バス

バスを降りてぶらぶらとしますと、温泉の飲泉所があります。片手でお湯を受けて、少し飲んでみます。むむむ、ゆでたまごの感じですな。

八木新宮特急バス

ここを降りていくと公衆浴場ですね。「十津川温泉・庵の湯」というそうで、なかなかの高評価のお風呂のようですな。今日は時間がおしていますので、階段を降りてはいけないのですが。

八木新宮特急バス

168バスハイクの券は2日間有効ですので、この十津川温泉にて1泊するのも良いブランだと思いますね。

八木新宮特急バス

この十津川温泉の休憩所には足湯ができたそうなのですが、私は飲泉所の方に行ってましたので、足湯は体験できませんでした。再びバスに乗って新宮駅まであとは乗るだけです。

八木新宮特急バス

次は、くわばたこい。次は、くわばたこい。全国のくわばたさんはぜひいらしてください。

八木新宮特急バス

ちょーと、高いところを走っていますねー。道は中央線のあるとても良い道なのですが、かなりのがけっちょを走っている模様です。

八木新宮特急バス

これは名も無き滝のようなのですが、それにしては立派です。家に帰ってから調べると「十二滝」という名称がついているようですな。落差は80mとも100mとも言われているそうです。

八木新宮特急バス

そろそろ奈良県と和歌山県の県境になるようですな。道は新しい道で曲がりくねっておりません。これは良い景色です。川は十津川、和歌山県に入ると熊野川に名前を変えるそうです。路線バスの案内テープも時折、観光案内が混じります。

八木新宮特急バス

熊野川はちょっと青みがかかった白濁という感じの色で、とても綺麗な色をしています。

八木新宮特急バス

橋の上を通過、陽もかげってきたように思います。川幅も広くなってきましたね。

八木新宮特急バス

バスは熊野大社の本宮前に到着、ここで何人かの乗客が乗ってきます。私が大和八木駅から乗った朝方のバスに乗っていた方がここで乗ってこられました。つまりあの方はここで途中下車をして本宮をお詣りされたのでしょう。

八木新宮特急バス

バスからみる大斎原(おおゆのはら)です。3日前に訪れました。極楽の入口にふさわしい、穏やかな良い空気の場所でしたな。

八木新宮特急バス

おお、またまた細い道をバスは行きます。軽自動車とすれ違いをしています。

八木新宮特急バス

湯の峰温泉のバス停の前で、バスが列をなして順番待ちをしております。いったい何の順番待ちかといいますと・・・

八木新宮特急バス

順番待ちで停車しているバスから湯の峰温泉の街並みと桜を楽しみます。ここも雰囲気のある温泉街ですな。外国の観光客が多くいらっしゃいますね。

八木新宮特急バス

おお、前に並んでいたバスが戻ってきました。なんの順番待ちかというと、この先の少しだけ広めの場所で、バスが転回してUターンしてくる、そこまではすれ違いができないような細い道なので、ここでバスは、前のバスが転回して戻ってくるのを待っている、そういう順番待ちのようでした。

八木新宮特急バス

こりゃあ、すれ違えないわ。

八木新宮特急バス

湯の峰温泉の公衆浴場が見えます。ここにもいずれ参りたいと思いました。

八木新宮特急バス

バス停からは外国のお客さんが5人ほどですかね、乗ってこられました。

八木新宮特急バス

新宮駅へ向かう途中、陽もかげってきました。立派な滝があそこにも見えます。熊野川の対岸にかかる小鹿橋と小鹿滝ですな。あの滝のある場所は三重県紀宝町とのこと、あちらは三重ですか。紀伊半島を縦断しましたね。

八木新宮特急バス

バスは新宮の町中へ入ってきました。すれ違う車はライトをつけてそろそろ日が暮れそうです。

八木新宮特急バス

ああ、きれいな夕やけ雲ですな。ここまで乗り通すのはおもしろかったですね。もともと私は、昼間のバスが好きで、夜のバスは乗車経験のある方ならわかると思いますがカーテンを閉めて電気もつけられず、外の景色を観ることが出来ません。昼間のバスの良いところは、景色が沢山みられて眠りたいときにはウトウトとできる。高速バスですと京都から神奈川とか、上野から青森へのパンダ号とか昼間の長距離バスは乗ったことがあるのですが、この日本一長い路線バスの旅、誰が大変だといって運転手さんほど大変な方はいらっしゃらないでしょうね。本当にお疲れさまでした。新宮城跡に夜桜の提灯がぶらさがっているのを見て、夕食の後は夜桜見物に行くことにします。バスは18時24分、新宮駅に到着です。

丸美食堂

新宮市

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さて本日の夕食は、オムライスが美味しいと評判の丸美食堂へやってきました。赤く囲まれた料理は注文して作ってもらう料理、白い黒板に書かれている料理は、小皿が冷蔵ケースに並べてあるので、それをセルフで持って行く、そういう仕組みになっています。

丸美食堂

新宮市

「丸美食堂」を   >

マグロのお刺身をビールでやりながら待っておりますと、オムライスの登場です。ふわふわの火加減が美味しいですねー。何よりも中身の焼き飯が懐かしくて旨くて、ああ、旨いなと人心地が付きます。バスの旅はトイレの心配もありますから、食べたり飲んだりというのを少し控える傾向に私はありますので、緊張から解放されてホッとしました。御馳走様でした。

丸美食堂

新宮市

「丸美食堂」を   >

私が食べ終わるころ、2組3名のお客さんがいらっしゃいました。人気のお店ですね。

新宮城跡

喜多方市

「新宮城跡」を   >

さて、新宮城跡へやってまいりました。丹鶴城公園という名前もあります。

新宮(丹鶴)城跡

新宮市

「新宮(丹鶴)城跡」を   >

いや、きれいだなー。桜自体は8分咲きといったところでしょうか、花見のお客さんもそれほど多くなく、静かにゆっくり夜桜見物ができます。

新宮城跡

喜多方市

「新宮城跡」を   >

幸せで穏やかな時間が流れておりました。しばらく夜桜を楽しんだあと、本日の宿であるステーションホテル新宮にチェックイン、3日前に連泊していましたのでフロントマンは私の顔を覚えていてくださって、とても感じの良いホテルでした。

6日目2024年4月5日(金)

JR新宮駅

さて、本日の予定は前日まで未定という感じであまりよく決まっていませんでした。新宮から神奈川まで、一直線に帰ることもできるのだが、早く帰るよりも楽に帰りたかったので、放っておいたら消えてしまうポイントを使って宿を豊橋に取っております。前日の夜に少し考えて、豊橋まで行って、飯田線で湯谷温泉へ行き、日帰り入浴を楽しんで豊橋へもどりましょうか。そんなユルい計画となりました。新宮発6時3分の列車に乗って多気に9時7分着、多気発9時24分の列車に乗って亀山に10時46分着、亀山発11時24分の列車に乗って、名古屋経由で豊橋着が13時39分、豊橋発14時38分の飯田線に乗って湯谷温泉着が15時47分。湯谷温泉の公衆浴場に入って17時12分湯谷温泉発の列車に乗って豊橋に18時24分着、そしてホテルにチェックインの予定でありましたが・・・・。

JR永和駅

なんとですね、名古屋の手前の蟹江駅で人身事故があったということで、12時30分ごろ、永和という駅で列車が止まってしまいます。運転再開は未定、近鉄で振り替え輸送を行いますという車内放送が流れて、皆さん、ぞろぞろと列車を降りて行かれます。皆さんの決断の速さに感心しました。振替の近鉄の駅は歩いて30分くらいの場所にあるのですが、みなさん、躊躇なく歩いて行かれましたね。私は情報収集から始めて永和駅の位置を確認して、ここからどうするか。カッチリとした計画の途上では無かったのは幸いですね。列車に乗り遅れてしまうという焦りは私にはまったくありませんでした。湯谷温泉はあきらめて、熱田神宮か名古屋城へ行こうかなと、熱田神宮までは歩いて3時間ですか。名古屋城はもっと遠いな。うーん、どうしようかと思いつつ、そうだ、列車の運転再開を待つという選択肢に気が付きました。レールが割れたとか列車の故障などでしたら半日動かないでしょうが、人身事故なら現場検証が終われば運転の再開はあるに違いない。ほとんどの乗客は駅を引き払いましたが、列車の中には運転再開を待つ人がチラホラといらっしゃいます。運転再開は14時を予定していると車内放送が流れます。

JR永和駅

結局、列車は13時21分に運転を再開し、名古屋駅には13時35分到着、約1時間の遅れですね。もうこの時には私は湯谷温泉はあきらめていたのですが、後で調べてみると、あと列車の運転再開が10分早ければ、当初の予定通り、14時38分豊橋発の飯田線に乗ることが出来た模様です。

熱田神宮

名古屋市熱田区

「熱田神宮」を   >

歩きではなく列車で熱田駅までやってきて熱田神宮をお詣りします。前回、私が熱田神宮を参拝したのは東海道を歩いた時ですので、もう10年程昔になるのですな。そんなに間が開いているとは思いませんでした。あの時は三河安城まで深夜バスに乗り、知立(池鯉鮒)宿から桑名宿までを1日で歩いたときに宮宿から熱田神宮へ立ち寄って、境内のテントの中で食べたきしめんがうまかったなぁと思いだします。

熱田神宮

名古屋市熱田区

「熱田神宮」を   >

よっしゃ、きしめんを食べて行こう。境内のテントは無くなっておりまして、代わりに随分と綺麗なスペースが確保されている模様です。

宮きしめん 神宮店

名古屋市熱田区

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おお。これは良いではないか。ネギの盛り放題システムが無くなったのは残念ですが、境内の空気の中できしめんを食べる風情は何も変わっておりませんな。

宮きしめん 神宮店

名古屋市熱田区

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きしめんの前に飲んだ水の旨いこと。前回の東海道歩きの際にも、喉が渇いていてここで飲んだ水が旨かったことを思い出します。そりゃ、きしめんをいただきますか。美味しかったですねー。私は列車旅の時は朝も昼も食べない主義なのですが、今日はこれと言ってキッチリとした計画があるわけでもなく、のんびりしていこうやときしめんを味わいます。

熱田神宮

名古屋市熱田区

「熱田神宮」を   >

きしめんを食べて参道に復帰し、熱田神宮をお詣りします。

熱田神宮

名古屋市熱田区

「熱田神宮」を   >

熱田神宮をお詣りし、清々しい気持ちになりました。このあと、豊橋へ行って駅から徒歩20分ほどのところの豊橋公園の桜を楽しもうと思っていたのですが、豊橋に到着すると雨がじゃんじゃんと降っていましたので豊橋公園はあきらめて、駅近くのニュー東洋ホテルにチェックインをします。

ニュー東洋ホテル

「ニュー東洋ホテル」を   >

駅で買った駅弁のお稲荷さんを食べながら明日の予定を考えます。豊橋から東海道線で神奈川へ帰るか、それとも飯田線の朝一番に乗って中央線経由で神奈川へ帰るか。まぁ、今日はあまり疲れていないし、明日は飯田線に乗って沿線の桜でもチェックするかということに決めて就寝です。

7日目2024年4月6日(土)

JR豊橋駅

5時30分にホテルをチェックアウト、画像の時刻は5時33分、正面の豊橋駅はモヤにかすんでおりますね。

JR豊橋駅

私の乗る飯田線の列車は朝6時ジャストに出発する天竜峡行きです。

JR豊橋駅

2両編成の後ろの車両一番後ろのボックス向かって左側の、ベストの位置を確保して飯田線の旅が始まります。

JR豊橋駅

列車は豊橋駅を出ていきます。この向きの(豊橋→上諏訪)の飯田線の乗り通しは2011年の8月に乗ったっきりですね。今回は桜の季節ということで、桜に注目していきたいと思います。

JR飯田線

おお。桜が咲いている。まだ満開ではないのかな。

JR飯田線

地域の桜ですな。飯田線沿いにも春が来たようです。

JR飯田線

こちらは「しもかわい」の駅からみる桜ですな。

JR飯田線

こちらは天竜川沿いに咲く桜。

JR飯田線

おお、咲いておる。

JR飯田線

秘境駅と呼ばれる小和田駅です。飯田線は途中下車をすると、次の列車までの時間が2時間から3時間といったところです。

JR飯田線

天竜川の今日の色はねずみ色にやや曇った感じですね。

JR飯田線

大嵐駅(おおぞれえき)を過ぎるとこれぞ飯田線という景色が多くなります。豊橋から岡谷へ向かうときは左手に天竜川を観ながら走ることが多いので、列車の席は進行方向に向かって左側が良いと言われます。

JR飯田線

人里が見えてきましたな。

JR飯田線

人里に植えられた桜も綺麗ですが山に咲く山桜もなかなか綺麗ですぞ。

JR飯田線

天竜峡駅で上諏訪行きに乗り換えます。天竜峡から岡谷の区間は進行方向右手に広がる景色が良いと言われています。

JR飯田線

おお、菜の花と桜が綺麗に咲いていますね。

JR飯田線

一瞬にして景色が変わりますな。ピンク色の濃い早桜でしょうか。

JR飯田線

元善光寺あたりの奥行きのある景色の広がりは、確かに良い景色ですな。

JR飯田線

シダレザクラが綺麗に咲いているお寺がありました。

JR飯田線

上諏訪駅で接続を待つ間に、ホームにある足湯に浸かります。なかなかいい湯加減です。これは長湯ができそうだな。

JR飯田線

入口と出口が分かれていますので注意してください。今回の18きっぷを使った紀州旅行は5回分のきっぷを一度に使った旅行をするというつもりで計画をたてましたが、終わってみれば、3回と2回の旅行の組み合わせのような形になりました。初日神奈川から新宮へ、2日目は熊野三山をバスでお詣りして、3日目は新宮から紀三井寺・和歌山・橋本・和歌山と移動して、4日目は和歌山から吉野・法隆寺と周って畝傍で宿泊、5日目は日本一長い路線バスで大和八木駅から新宮駅へ、6日目は新宮から豊橋、7日目は豊橋から飯田線経由で神奈川へ帰宅という感じです。紀伊半島はまだまだ行きたいところが沢山ありますね。 また計画を立てたいと思います。

【18きっぷ】紀伊半島を周る。路線バスで大和八木から新宮へ、そして飯田線【2024年4月】

1日目の旅ルート

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