大牟田市石炭産業科学館
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大牟田と田川、それぞれの良さ - 大牟田市石炭産業科学館のクチコミ
熊本ツウ のりりさん 男性/50代
- カップル・夫婦
以前、田川市石炭・歴史博物館を訪れ感銘を受けたのですが、大牟田は今回初めてでした。
同じ炭鉱の歴史を中心とした施設ではありますが、大きな相違点、それは、田川が「古い手掘りの時代」が中心なのに対し、大牟田は「石炭産業の機械化に伴う近代化の時代」だということでしょう。何しろ、つい先頃(20年前ですが)まで現役バリバリの鉱山だったのですから。展示の印象も、「炭鉱で働く労働者とその家族の生活」に焦点を当てたような日用品・雑貨・小物が多く、さながら「民芸資料館」の趣さえ漂う(再現された宿舎内部はその最たるもの)田川と比較して、大牟田ではまず巨大な掘削機械の実物の数々に驚かされます。当初輸入品に頼っていたものを、この土地の特性に合致した仕様の自社製品を開発し、変更していく様などは、「技術大国日本」を表す好例でしょう。
また、大牟田では、職員が付き添って説明して下さるサービスもあるようです。たまたま人の途切れた時間帯だったのか、滞在予定時間に合わせてお願いすることが出来ました。但し、スイッチひとつで映像説明してくれる仕掛が幾つもありますし、それが合う・合わない場合も多々あると思いますので、自分のペースでじっくり見たい派の私は遠慮し、そうでない妻がお世話になった次第です。子供も楽しめる体験型のエネルギー実験スペースもあり、飽きさせません(5時の閉館時刻まで2時間滞在しましたが、足りませんでした)。
最後に、若干不満・疑問点を。あの大事故の説明が、あったはものの極めて小さなスペースだったこと。思い出したくもない厭な記憶であることは重々承知してはいますが、我々来訪者はそれも含めて知りたいと思っています。輝かしい繁栄の裏には多くの犠牲も伴っているという事実も、しっかり後世に伝え継ぐべきではないかと感じます。また、当時の外国人労働者の宿舎跡から発見された書き文字の解説ですが、単語の和訳のみに終始している印象があり、隔靴掻痒でした。当時の複雑な事情・民族感情から鑑みても、何らかのメッセージはあったのではないかと推測されます。意訳でも結構ですので、解釈も添えて頂けますと有難いと思いました。
- 行った時期:2017年9月18日
- 混雑具合:空いていた
- 滞在時間:2〜3時間
- 投稿日:2017年9月19日
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見て納得する
開館の9:30少し前に外で待っていたら、暑いでしょうと中に入れてくれました。展示物は多岐にわたり、石炭そのものから大牟田地区の世界遺産まで何でもあります。子供連れが多く、楽しそうにしていました。ただし、説明が難しいものが多いので、見て感覚的に理解する感じになります。展示室内に質問できそうな人はいませんでした。でも、ここを見学しておいたおかげで、その後に見たものが有機的につながりました。
詳細情報をみる
- 行った時期:2024年8月18日
- 混雑具合:普通
- 滞在時間:2〜3時間
- 投稿日:2024年8月20日
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石炭産業盛衰の歴史を実感、子供から大人まで楽しめる体験も有る
石炭産業が近代産業発展に果たした重要な役割と盛衰、また
、それに関わって来た人々の姿を興味深く学ぶことができます、輝かしい実績だけではなく悲惨な事故や労働環境など負の側面も歴史として提示されいることも評価されます。一方、エネルギー発生の実験や地底400mの坑道の体験は子供も大人も楽しめるものでした。詳細情報をみる
- 行った時期:2022年1月22日
- 混雑具合:空いていた
- 滞在時間:2〜3時間
- 家族の内訳:お子様、その他
- 子どもの年齢:13歳以上
- 人数:6人〜9人
- 投稿日:2022年2月15日
-
三池炭鉱の歴史
三池港の近辺にあります。三池炭鉱に関する勉強は、まずここからがお勧め。炭鉱の歴史、模擬坑道を活用した採炭機械、技術の紹介等充実した展示です。個人的には三池の労働争議、粉塵爆発事故に関する資料を期待して訪問しましたが、その点に関する情報はあまりなかったのが残念です。映像ホールで上映される映画が特にお勧めです。
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- 行った時期:2019年12月26日
- 混雑具合:空いていた
- 滞在時間:1〜2時間
- 投稿日:2020年1月15日
のりゆきさん
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大牟田観光のスタート地点
大牟田観光プラザでレンタサイクルを借りてまずここに来ました。
炭鉱の町・大牟田の歴史や見どころはここでまず情報収集できます。
模擬炭鉱はそれなりの規模と展示で見ごたえがありました。
ただ、もう少し庶民の生活ぶり、炭鉱住宅や食事などについての展示が欲しいと思いました。詳細情報をみる
- 行った時期:2019年6月1日
- 混雑具合:やや空いていた
- 滞在時間:1〜2時間
- 投稿日:2019年6月17日
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三池炭鉱を知る
大牟田駅から海側にかなり行った場所。バスかレンタサイクル。徒歩では難しい。立派な博物館で炭鉱にエレベーターで降りる体験もできます。近代的な採掘機械が展示されていますが、ありし日の炭鉱街の状況や大争議の展示は施設の大きさの割にあまりない感じ。世界遺産の諸施設をもう少し詳しく解説してもよいかも。
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- 行った時期:2019年3月26日
- 混雑具合:空いていた
- 滞在時間:1時間未満
- 投稿日:2019年4月2日