品質向上がめざましい日本のワイン。140年以上のワイン造りの歴史を持つ山梨には、日本ワインを造るワイナリーがたくさんあります。
2018年からは国の基準により、日本で栽培されたぶどうを100%使用して日本で醸造されたワインのみが日本ワインと呼ばれています。
この記事では、山梨に行ったらぜひ訪れたいおすすめワイナリーの見学ツアー・試飲情報を紹介します。
【甲州市】盛田甲州ワイナリー
食事と合わせて訪れるのもおすすめ。試飲チケットがおトク

多くのワイナリーが集中する“勝沼ワインバレー”にある、赤い屋根と時計が目印の「盛田(もりた)甲州ワイナリー」。「シャンモリ(Chanmoris)ワイン」というブランドで知られています。

江戸時代から愛知県常滑市で酒や味噌の醸造を営んできた盛田家が、“フランス並みのワインを”という夢を持って1880(明治13)年にワイン造りに挑戦。1973(昭和48)年には勝沼にワイナリーを設立しました。


フレンチオークを主体とした約100樽が並ぶセラーで、甲州、シャルドネ、カベルネ・ソーヴィニヨンなどのプレミアムワインが熟成貯蔵されています。
樽セラーや製造ラインは予約不要で見学でき、当日に受付で申し込めばOK(10名以上の場合は要予約)。


売店では甲州、マスカット・ベーリーA、メルローなど多くのブドウ品種を用いたワインが販売されています。試飲は10種類以上あり、4枚綴りのチケット(550円)を購入すると、1枚で1種類のワインを試飲できます(限定品は2枚)。
試飲チケットには550円の値引きクーポンが付いていて、ワインを買うときにそのまま使えるのが嬉しい点。

敷地内にある「レストランシャンモリ」では、山梨の食材と、ワインをふんだんにソースに使った料理が楽しめます。ブドウ畑を眺めながらのランチやディナーは至福のひとときです。
山梨県甲州市勝沼町勝沼2842
【見学】10時~16時(7月20日~10月31日は16時30分まで)【レストラン】11時30分~15時(LO14時30分)、17時~22時(LO20時30分)※ディナーは予約制
【見学】年末年始、他年2回指定日【レストラン】火(祝の場合は営業、8月下旬~10月上旬は無休)※詳細は公式ホームページを要確認
【見学】無料【試飲】チケット4枚綴り550円※550円値引きクーポン付き
勝沼ぶどう郷駅よりタクシーで約10分
「盛田甲州ワイナリー」の詳細はこちら
(画像提供:盛田甲州ワイナリー)
【甲州市】くらむぼんワイン
“土地の個性”にこだわり、自然な味わいのワインを生み出す


勝沼町にある100年以上の歴史を持つワイナリー「くらむぼんワイン」。築130年を超す伝統的な古民家が、ショップでもあり、テイスティングルームでもあります。この母屋は、かつて養蚕農家の家屋だったものを移築したのだとか。

“くらむぼん”の名前は、自然との共存などを描いた宮沢賢治の童話『やまなし』が由来。2024年7月現在、有料のワイナリーツアーなどは行っていませんが、自由に訪れて試飲(有料)できます。

母屋の一角にはテイスティングルームがあり、かつて使われていた醸造道具など、ワイン造りの資料も展示。

母屋から徒歩1分のところには自社ブドウ畑もあります。この畑の特長は、基本的に耕さず、肥料も与えず、除草剤や殺虫剤なども使っていないこと。
虫や鳥の声が聞こえ、地面には雑草も生い茂る中、気候風土(テロワール)に育まれた欧州系のぶどう品種が育っています。畑を見るとワインへの愛着や信頼が生まれそうですね。



ショップでは、フラッグシップワインの「N」、白・赤・ロゼまでラインアップした「KURAMBON(くらむぼん)」、長く愛されているスタンダードワイン「蔵」、甘くフルーティーな「KURAMBONBON(くらむボンボン)」など、多彩な銘柄を購入できます。※状況により売り切れの場合あり
山梨県甲州市勝沼町下岩崎835
【平日】13時~16時【土・日・祝】10時~12時、13時~16時※試飲受付は午前午後とも終了30分前まで
水・年末年始※その他臨時休の場合あり
勝沼ぶどう郷駅よりタクシーで8分
「くらむぼんワイン」の詳細はこちら
(画像提供:くらむぼんワイン)
【甲州市】シャトー・メルシャン 勝沼ワイナリー
ワイン資料館は必見。ブランド最高峰を体験できるツアーもあり

シャトー・メルシャンは1877(明治10)年に「大日本山梨葡萄酒会社」という名前で創業して以来、150年近い歴史を持つワイナリーです。

今では山梨と長野に3つのワイナリーを持っています。ここ「勝沼ワイナリー」は“訪れる人へのおもてなしを重視した体験型ワイナリー”というコンセプト。
テイスティングカウンター、ショップ、「ワイン資料館」は予約不要で見学・利用できます。

「ワイン資料館」は、1904年に建てられた木造ワイン醸造所を一般公開しているもので、日本ワインの誕生や移り変わり、シャトー・メルシャンの歴史などを展示。日本遺産「日本ワイン140年史~国産ブドウで醸造する和文化の結晶~」の構成要素にも認定されています。

現在は3種のワイナリーツアーがあり、1カ月前から予約可能。「勝沼ディスカバリーツアー」では、「ワイン資料館」をはじめ、ワイナリーに併設されている祝村ヴィンヤード、地下セラーを見学のあと、4種類のワインをテイスティングできます(所要時間約90分)。

「勝沼ワインメーカーズツアー」では、ワイン造りへの熱い想いを聞きながら祝村ヴィンヤードや地下セラーをめぐり、6種類をテイスティング(所要時間約100分)。

「勝沼ワインメーカーズスペシャルツアー」では、地下セラー内の特別空間「オルトゥスルーム」にて、「城の平 オルトゥス」「岩出甲州 オルトゥム」といったシャトー・メルシャン最高峰の銘柄を含む6種類をテイスティングできます(所要時間約110分)。
山梨県甲州市勝沼町下岩崎1425-1
【ワインショップ】10時~16時30分【テイスティングカウンター】10時~16時(LO)【ワイン資料館】9時30分~16時30分
年末年始※その他不定休あり。詳細は公式ホームページを要確認
【ワイン資料館】見学無料【勝沼ディスカバリーツアー】3000円【勝沼ワインメーカーズツアー】5000円【勝沼ワインメーカーズスペシャルツアー】10000円
勝沼ぶどう郷駅よりタクシーで約8分/塩山駅よりタクシーで約10分
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(画像提供:メルシャン株式会社)
【甲州市】ロリアンワイン 白百合醸造
“欧州に負けない勝沼産ワイン”を造り続けるファミリーワイナリー

「ロリアンワイン 白百合醸造」は1938(昭和13)年創業の、家族で経営する“ファミリーワイナリー”です。「L’ORIENT(ロリアン)」とはフランス語で東洋のことで、ヨーロッパに負けないワイン造りを目指しているそう。

2021年には、イギリスで行われているエントリー数ベースで世界最大級の国際ワインコンテスト「デキャンター・ワールド・ワイン・アワード」にて、1万8000本を超えるエントリーの中から、179本が選ばれたプラチナ賞を「ロリアン 勝沼甲州 2019」が受賞しています。

さまざまなワイナリーツアーを体験でき、「ワインのボトル詰め オリジナルラベル作り体験」では、加熱殺菌されていな生ワインをボトルに詰め、コルク栓打ちからラベル貼りまで行って、お土産に持ち帰れます。所要時間は20分ほど。生ワインなので冷蔵して1週間以内に飲んでくださいね。
その他、ブドウ畑の散策・ワイナリー見学と数種類のテイスティングができる「スペシャルワインツアー」などがあります(要予約)。

また、ショップに隣接するブドウ畑の一部は予約不要で見学が可能。ショップでは「ロリアン 勝沼甲州」をはじめとした多彩な銘柄のワインを購入できます。
山梨県甲州市勝沼町等々力878-2
9時~16時30分※状況により早めに閉店する場合あり
なし※変更の場合あり。詳細は公式ホームページを要確認
【ワインのボトル詰め オリジナルラベル作り体験】2750円【スペシャルワインツアー】ベーシックコース2200円、作り手コース・オーナーズコース各5500円【有料ワイナリー見学(5月中旬~11月下旬)】中学生以上550円、小学生330円※詳細は公式ホームページを要確認
勝沼ぶどう郷駅よりタクシーで約10分
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「ロリアンワイン 白百合醸造」の口コミ・周辺情報はこちら
(画像提供:白百合醸造株式会社)
【笛吹市】ルミエールワイナリー
日本遺産の石蔵発酵槽を見学。レストランでは料理との相性も楽しめる

一面にブドウ畑が広がり、農家が点在するゆるやかな斜面の細い道を上っていくと、蔦(ツタ)の絡んだワイナリーが見えてきます。1885(明治18)年創業、140年近い歴史を持つ「ルミエールワイナリー」です。

ここではレストラン「ゼルコバ」でワインとフレンチを楽しめるほか、ガイドツアー(要予約)にてブドウ畑や醸造棟、地下セラーなどを解説付きで見学できます。

見どころのひとつが、敷地内の傾斜を活かして1901(明治34)年に作られた「石蔵発酵槽」。花崗岩を積み上げた石造りの醸造タンクで、冷たい伏流水が地下を流れることで常に冷却されており、ステンレスタンクのない時代にワインを醸造するために重要な役割を果たしたのだとか。

国の登録有形文化財であり、日本遺産の構成文化財にも認定された貴重なもので、今も現役で使われています。昔ながらの醸造法で造られた「石蔵和飲」はぜひ飲んでみたいですね。

傾斜のある立地を活かして、醸造棟のタンクからワインセラーまでポンプを使わずに移し替えることができ、繊細なワインを造り出しています。山梨の代表的なぶどう品種・甲州を使った「スパークリング 甲州」も、ワイナリーを代表する銘柄のひとつです。


ショップでは40種類以上のオリジナルワインを購入可能。セルフサービスで試飲できるテイスティングマシンもあります。


併設されたレストラン「ゼルコバ」では、ルミエールのおすすめワインをグラスでオーダーできます。料理との相性もぜひ確かめてみてくださいね。
山梨県笛吹市一宮町南野呂624
9時30分~17時30分【見学40分コース】土・日・祝11時~のみ開催【見学60分コース】平日14時~、土・日・祝15時~
なし
【見学40分コース】800円※試飲代別【見学60分コース】1300円※見学(40分)と試飲(3種類・20分)付き
勝沼ぶどう郷駅よりタクシーで約10分
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(画像提供:ルミエールワイナリー)
【笛吹市】マルス山梨ワイナリー
ソムリエにおすすめをリクエスト。樽からの試飲も楽しい

石和温泉駅から徒歩10分の位置にある「マルス山梨ワイナリー」は、鹿児島に本社を置く本坊酒造が、1960(昭和35)年に設立したワイナリーです。

「マルスワイン」は60年以上続く代表的ブランド。中でも「シャトーマルス」の名を冠するものは、山梨県内の穂坂・白根・石和・御坂・牧丘の各地区で栽培されたぶどうを使用するなど、“テロワール”(気候風土)がよく感じられるワインです。

ここでは、地下の貯蔵庫や、瓶詰めラインなどを見学できます。所要時間は約30分。公式ホームページから予約しておくとスムーズです。木の樽だけでなく、かめを使った熟成などが見られるのも「マルス山梨ワイナリー」の特徴。
常時10~15度に保たれた低温貯蔵庫では、約30万本のワインが熟成中。樽貯蔵庫の通路には、ワインの歴史を描いた壁画が掲げられていて、学びながら見学できます。

壁の樽に付けられた蛇口をひねると無料試飲ができます。5種類ほどのワインのほか、ブドウジュースがあるのもうれしい点。カウンターの有料試飲では、ソムリエに希望を伝えて、おすすめのワインも味わえます。

ショップには30~40種類のワインが並んでいて、見学せずに直接訪れて買い物をすることも可能ですよ。流通量が少ない限定ワインや、その他の洋酒も用意されています。
山梨県笛吹市石和町山崎126
9時~16時30分
なし※臨時休の場合あり。詳細は公式ホームページを要確認
【見学】無料※試飲は一部有料
石和温泉駅より徒歩10分
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(画像提供:本坊酒造株式会社)
【甲府市】サドヤ
700坪におよぶ地下セラーをスタッフが案内してくれる

甲府駅の近くに位置する「サドヤ」は、1917(大正6)年から現在地でワインを醸造・販売しているワイナリー。広大な敷地の中に欧風の建物が並び、醸造場や貯蔵庫から、レストラン、結婚式場などまで備えています。



昭和初期にフランスの苗木栽培家に手紙を送り、苦労して苗木を入手し、ワイン専用品種のぶどう栽培に成功。試行錯誤の末、代表銘柄である「シャトーブリヤン」を生み出した、歴史あるワイナリーです。


「見学ツアー」では、昔使われていた機械や、年代別にワインが眠る樽熟庫、サドヤ伝統の一升瓶貯蔵など、見どころが満載です。所要時間は約40分。公式ホームページから予約してくださいね。

ショップでは、20種類を超えるワインをテイスティンググラスで有料試飲でき、自分用やお土産用に多彩な銘柄を選べます。また、併設のレストラン「レアル・ドール」にて、ワインとともにランチやディナーを味わうのもおすすめです。
山梨県甲府市北口3-3-24
【店舗】平日10時~17時、土・日・祝10時~18時【見学ツアー(要予約)】平日11時~、13時30分~、土・日・祝11時~、13時~、14時~、15時~、16時~
火
【見学ツアー】1000円(中学生以下無料)
甲府駅より徒歩4分
「サドヤ」の詳細はこちら
(画像提供:サドヤ)
【甲府市】シャトー酒折ワイナリー
近代的設備と専門的なワイナリー


「シャトー酒折ワイナリー」の創業は1991(平成3)年、世界のワインを取り扱うインポーターのグループ会社として設立されました。
海外から輸入するだけでなく、常に最新の海外ワイン製造技術を得ながら、甲州、マスカット・ベーリーAといった日本固有の品種を活かしたワイン造りを目指しているワイナリーです。

設備は近代的で、「自由見学コース」では、パンフレットの解説を見ながら、ワイナリー内を予約不要で自由に見学できます。

日本ワイン検定やJSAワイン検定の有資格スタッフが見学コースを解説してくれる「スタッフによるワイナリーツアー」(所要時間約20分・試飲付き)や、ソムリエによるさらに詳しいワインの解説と、6種類のテイスティングが付いた「ソムリエによるワイナリーツアー」(所要時間約1時間)などもあります。予約は公式ホームページを確認してくださいね。


ショップでは、ワイナリーで醸造されたオリジナルワインのほか、グループ会社が厳選した世界各国のワインも購入できます。梅酒などのリキュールや、秋には醸造したばかりのフレッシュな新酒もお目見えします。
山梨県甲府市酒折1338-203
9時~16時【スタッフによるワイナリーツアー】10時~、11時~、14時~、15時~※毎日実施【ソムリエによるワイナリーツアー】10時~、13時30分~※要予約
年末年始
【自由見学コース】無料【スタッフによるワイナリーツアー】300円、中学生以下無料【ソムリエによるワイナリーツアー】2200円※予約は公式ホームページを要確認
甲府駅よりタクシーで約10分
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(画像提供:シャトー酒折ワイナリー)
【甲斐市】サントリー登美の丘ワイナリー
丘の上の広大なワイナリー。テラスからの眺めは絶景!

甲府盆地の北部、はるか向こうには富士山も望める「登美(とみ)の丘」。日当たりが良くて寒暖の差が大きく、ぶどう栽培に適した水はけの良い土地です。
「サントリー登美の丘ワイナリー」はそんな地の利を活かし、ぶどうの栽培から醸造、瓶詰めまでを一貫して行うワイナリー。入口のゲストハウス近くにある「富士見テラス」からの眺めは絶景の一言。

自家ぶどう園では、赤ワイン用ではカベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、プティ・ヴェルド、白ワイン用では甲州、シャルドネ、リースリング・イタリコなど、多様な種類のぶどうを栽培・管理しています。
見学用のぶどう畑には説明パネルも掲示されていて、品種などを確認しながら自由に散策できますよ。


いくつかの有料ツアーがありますが(要予約)、「ワイン熟成庫ツアー」では、ひんやりとした熟成庫をめぐりながらワイン造りのこだわりを聞けて、見学後はテイスティングもあります。


「甲州ぶどう散策ツアー」では、日本固有品種で白ワインの代表的な原料である「甲州」の畑を見学し、畑の中でテイスティングも体験できます。
その他、ぶどう畑の様子や熟成庫を見学し、希少な貴腐ワインを含む4種をテイスティングできる特別ツアー「FROM FARM ワイナリーツアー」などもおすすめ(20歳以上対象)。詳細は公式ホームページを確認してくださいね。


じっくり見学した後は、「ワインショップ」で自園ぶどう100%のワインをはじめ、さまざまなワインを購入可能。併設の「テイスティングカウンター」では、数十種類のワインを有料で試飲でき、貴腐ワインなど珍しいものもありますよ。
山梨県甲斐市大垈2786
10時~17時(最終入場16時30分)
水、年末年始※その他臨時休あり
【ワイン熟成庫ツアー】2000円【FROM FARM ワイナリーツアー5000円【甲州ぶどう畑散策ツアー】1000円※いずれも公式ホームページより要予約(空きがあれば当日参加可)
甲府駅よりタクシーで約30分※週末・イベント時はシャトルバスを運行。詳細は公式ホームページを要確認
「サントリー登美の丘ワイナリー」の詳細はこちら
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(画像提供:サントリーホールディングス株式会社)
【北杜市】シャルマンワイン
長年かけて気候風土に根付いた欧州品種から造られるワイン


「シャルマンワイン」は山梨県内でも北部の、北杜市白洲町に位置するワイナリー。訪れると、目の前にはブドウ畑が広がり、その向こうには日本百名山のひとつ「甲斐駒ヶ岳」がそびえる雄大な景色に出会えます。

勝沼や甲府エリアよりも冷涼な気候と、砂質の土壌を活かし、カベルネ・フラン(赤)やシャルドネ、セミヨン(白)といった、栽培のむずかしいヨーロッパ系品種のブドウを主に栽培・醸造しています。
特にカベルネ・フランは実の色合いが濃く、旨みも強く育っているのが特長。約60年前から試行錯誤をくり返し、気候風土にうまくマッチしたそうです。

自社農園で育ったぶどうを使い、夏でも20度程度に保たれる長期貯蔵庫用ワインセラーで、ビンテージワインを熟成させています。
地下セラーや、売店に隣接した「甲斐駒ヶ岳資料館」、地元画家のギャラリーは、予約不要で自由に見学が可能。
また、「じゃらん遊び体験」からは、ぶどう畑と蔵の見学、2種類の特別ワインの試飲、ショップの説明がセットになった見学プランも予約できます(所要時間約40分)。ショップ内では無料試飲もできますよ。
訪れる際は「道の駅はくしゅう」を目印にすると分かりやすいです。
山梨県北杜市白州町白須1045-1
【平日】9時~17時【土・日・祝】10時~17時※変更の場合あり。詳細は公式ホームページを要確認
12月31日~1月4日
【見学】無料
小淵沢駅よりタクシーで約20分
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「シャルマンワイン」の口コミ・周辺情報はこちら
(画像提供:シャルマンワイン)
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※この記事は2024年7月10日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。
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ミキティ山田
旬な話題を求めて、いろいろな場所を取材・撮影する調査員。分厚い牛乳瓶メガネに隠したキュートな眼差しでネタをゲッチュー。得意技は自転車をかついで階段を登ること。ただしメガネのせいでよく転びます。