close

2026.04.20

【2026年・最新】全国のおすすめ観光列車12選!絶景やグルメを楽しむ特別な旅へ

2026年4月から運行開始する「GRAN 天空」や、惜しまれつつもラストシーズンを迎える「富良野・美瑛ノロッコ号」まで、2026年に乗りたい話題の観光列車を全国からピックアップ。雄大な山岳風景や海を望む絶景、沿線の風土を活かした美食など、それぞれに個性豊かな魅力を持つ12列車を紹介します。

【大阪府・大阪市~和歌山県・高野町】南海電気鉄道「GRAN 天空」

2026年4月運行開始!世界遺産・高野山へ向かう新列車

南海電気鉄道「GRAN 天空」
2000系を大きく改造した深紅のボディが特徴

2026年4月24日(金)に運行開始する「GRAN(グラン) 天空」は、2004年に世界遺産として登録された高野山と大阪を約1時間30分で結ぶ観光列車。なんば駅から極楽橋駅までの約63.6kmを走ります。南海電鉄沿線に息づく歴史や産業、食文化を組み込んだ“列車の旅そのものを特別な体験にする列車”です。

車両のモチーフは、根本大塔からインスピレーションを受けた落ち着いた深紅に、ゴールドの装飾を合わせた重厚なデザインです。側面には南海電鉄の羽車マークから着想を得た羽根の意匠が施されています。

南海電気鉄道「GRAN 天空」
大きな側窓に向かって座席が並ぶ2号車の「ワイドビューシート」

1号車の「リラックスシート」はリクライニング付き座席で指定席。2号車の「ワイドビューシート」は、山間の渓谷や紀の川、不動谷川を望む窓向きレイアウトで、車窓からの風景を最大限に観賞できます。3号車「ロビーラウンジ」は、軽食や土産を購入できる共有スペースです。

南海電気鉄道「GRAN 天空」
4号車は「グランシート」、「グランシートプラス」を備えた上質な空間
南海電気鉄道「GRAN 天空」
春・夏のランチメニュー※写真はイメージ
南海電気鉄道「GRAN 天空」
アフタヌーンティーメニュー※写真はイメージ

ゆったりとした広いソファ席と大型テーブルを備えた4号車は、食事やドリンク付きのプラン専用車。大阪のレストラン「Genji」の元川篤シェフが監修するモーニング、ランチ、アフタヌーンティーが、運行時間に応じて堪能できます。2026年9月末までの提供を予定している春・夏ランチメニューでは、河内鴨や泉州蛸といった食材で地域の魅力を表現。沿線にゆかりのあるソフトドリンクやアルコール飲料をフリードリンクで提供しています。食事なしのワンドリンク付きプランもあります。

<観光列車の情報>
[運行区間・所要時間]南海高野線なんば駅~極楽橋駅(約1時間30分)
[運行日]2026年4月24日(金)から、水と第2・4木を除き毎日運行※水が祝日の場合は翌日運休、第2・4木が祝日の場合は運行
[本数]1日2往復
[料金]【1号車・2号車】なんば~極楽橋1700円+別途乗車区間の運賃【4号車グランシート】食事・フリードリンク付きで1名1万1230円〜1万3430円(運賃込み)【4号車グランシートプラス】食事・フリードリンク付きで1万1980円~1万4180円(運賃込み)
[チケット購入方法]公式HPより予約受付
[食事]あり(4号車のみ食事つき。軽食や土産を購入できる3号車は、1~4号車利用のすべての乗客が利用可能)
■南海電気鉄道「GRAN 天空」
「GRAN 天空」の詳細はこちら

【広島県・広島市~山口県・岩国市】JR西日本 観光列車「はなあかり」

瀬戸内海の名立たる観光地を巡る旅へ

JR西日本 観光列車「はなあかり」
季節ごとに西日本のさまざまな地を走る

観光列車「はなあかり」のコンセプトは、“西日本のさまざまな地域の華を列車に集め、お客様と地域の縁を結ぶ”こと。2024年に登場し、季節ごとに運行ルートが変更されます。2026年3月下旬からの運行ルートは、広島駅~宮島口駅~岩国駅。広島城や平和記念公園で歴史に浸れる広島、世界遺産・厳島神社に代表される宮島への玄関口、美しいアーチを描く錦帯橋を誇る岩国と、瀬戸内の観光地をつなぎます。

このエリアを走行する期間中は、宮島の老舗「やまだ屋」のもみじ饅頭・桐葉菓(とうようか)と飲み物が、「はなあかり」オリジナルパッケージで提供されます。2号車のサロンスペースでは、地域ならではのおつまみやお酒、「はなあかり」グッズ、広島の伝統芸能「ひろしま神楽」とのコラボグッズも販売します。

JR西日本 観光列車「はなあかり」
1号車スーペリアグリーン車。半個室のような広々とした座席

日本の伝統的な草木染め・檳榔子染(びんろうじぞめ)の深い色合いをまとった列車は、車内もどこか懐かしく、格調高いモダンなデザイン。四季を彩る草花をモチーフとした色彩で展開されています。全車に配された京織物おじゃみ座布団、京組紐のタッセル、高岡銅器や出雲たたら製鉄の一輪挿しといった調度品も、上質な和の旅を演出。

JR西日本 観光列車「はなあかり」
乗るたびに新たな発見がある「スーペリアグリーン車」の飾り棚。児島ジーンズアート(左)、越前和紙フラワーアート(右)
JR西日本 観光列車「はなあかり」
広島の伝統芸能「ひろしま神楽」の展示も行っている

3両編成の列車は全車グリーン車以上。1号車は座席に最もゆとりを持たせた「スーペリアグリーン」で、半個室のような空間です。飾り棚には、これまでに観光列車「はなあかり」が運行してきた沿線各地の工芸品・アート作品が配されてます。2号車・3号車は360度回転する独立した1名用座席と、2名用・3~4名用のボックス席があります。

<観光列車の情報>
[運行区間・所要時間]JR広島駅~宮島口駅~岩国駅(約1時間6~14分)
[運行日]2026年4~6月の土・日の一部※2026年4月以降の運転日は公式HPを確認
[本数]1日1往復
[料金]【旅行代金】広島駅~岩国駅4200円から※tabiwaトラベルで【おもてなし付/チケットレス特急・グリーン券(メール画面提示)】を購入可能※専用チケットレス画面はないため、乗車用メールを提示 ※乗車券は別途購入が必要
[チケット購入方法]公式HPよりtabiwaトラベル「鉄道ファンの宝箱」にてオンライン購入
[食事]あり(「やまだ屋」のもみじ饅頭・桐葉菓、飲み物、おつまみやお酒の車内販売もあり)
■JR西日本 観光列車「はなあかり」
観光列車「はなあかり」の詳細はこちら

(画像提供:JR西日本)

【北海道・旭川市・美瑛町~富良野市】JR北海道「富良野・美瑛ノロッコ号」

今シーズンでラストラン!富良野・美瑛を巡る列車

JR北海道「富良野・美瑛ノロッコ号」
「ノロノロ走るトロッコ列車」を意味する造語が名前の由来

「富良野・美瑛ノロッコ号」は、JR富良野線の美瑛~富良野間を約1時間かけて走る列車(一部列車は旭川駅~富良野駅)。例年6月~9月の期間限定で運行し、1998年以来、四半世紀以上に渡って愛されてきましたが、2026年にラストシーズンを迎えます。

JR北海道「富良野・美瑛ノロッコ号」
DE15形ディーゼル機関車が、3両の客車を牽引。木製ベンチの窓向き席とテーブル付きのボックス席がある

ラベンダーをはじめとする夏の花々が咲き誇る花畑や美瑛の丘などの田園風景、大雪山や十勝連峰などの眺めが魅力。窓が大きく開放的な車内で風を感じながら、一面のラベンダー畑と雄大な丘陵、広い空を見渡すことができます。

JR北海道「富良野・美瑛ノロッコ号」
車内販売はないので、ドリンクを忘れずに持参しよう

美瑛駅を出発してしばらくすると見える美瑛の美しい丘陵風景、美馬牛駅~上富良野駅間の上富良野町の富良野原野、ラベンダー畑駅~中富良野駅間のラベンダー畑、中富良野駅~富良野駅間の田園風景など沿線の見どころでは減速運転を実施(一部列車をのぞく)。運行期間中は臨時で「ラベンダー畑駅」が開設され、徒歩7~8分で「ファーム富田」などの観光スポットにアクセスできます。

<観光列車の情報>
[運行区間・所要時間]JR美瑛駅~富良野駅(約1時間)、JR旭川駅~富良野駅(約1時間30分)
[運行日]2026年6月上旬~9月下旬の土・日・祝※毎日運行する期間あり。運行日の詳細は公式HPを確認
[本数]1日3往復
[料金]【指定席券】1000円+別途乗車区間の運賃※全席指定席
[チケット購入方法]指定席券は全国の「みどりの窓口」または「えきねっと」にて購入
[食事]なし
■JR北海道「富良野・美瑛ノロッコ号」
「富良野・美瑛ノロッコ号」の詳細はこちら

(画像提供:JR北海道)

【青森県・八戸市~岩手県・久慈市】JR東日本「TOHOKU EMOTION」

太平洋の眺めと東北の美食を堪能する「レストラン列車」

JR東日本「TOHOKU EMOTION」
太平洋を望むビューポイントでは列車の速度を落として運転

JR八戸線は、青森県と岩手県の三陸海岸を走る車窓越しの太平洋が美しいローカル線。この三陸海岸沿いの路線を走る「TOHOKU EMOTION」は、3両編成の美しいレストラン列車です。2026年1月より車両検査のため運休していましたが、2026年5月より運行再開!窓際に迫る青い海を眺めつつ、お腹も心も満たされる体験ができます。

JR東日本「TOHOKU EMOTION」
シェフが調理や盛り付けをする様子が見られる2号車のライブキッチンスペース
JR東日本「TOHOKU EMOTION」
ランチョンマットはもちろん、車内に流れるBGMまでオリジナル※画像はイメージ

3両編成のうち、1号車は海側に面したコンパートメント個室、2号車はシェフの調理を目の前で眺められるライブキッチンスペース、3号車は開放的なオープンダイニング。どの席からも海を望みながら食事ができます。3号車のオープンダイニング車両は、岩手名産の琥珀をモチーフにした照明や、青森のこぎん刺しの絨毯で彩られた地域色豊かな空間。東北各地の技と美の粋を集めた食器、内観を彩るアートも見ものです。

JR東日本「TOHOKU EMOTION」
2026年5月~6月の往路コースメニュー(牛ほほ肉の赤ワイン煮込み)※メニュー画像はイメージ
JR東日本「TOHOKU EMOTION」
2026年5月~6月の往路コースメニュー(さめ胸鰭煮込み)※メニュー画像はイメージ

往路は本格的なコースメニューで、ウェルカムドリンクから始まり、東北各地の食材で構成された料理が一品ずつ運ばれてきます。復路はデザートビュッフェで、いずれも季節ごとにメニューは変更。年4回シーズンごとに異なる食事を味わえ、担当シェフも年2回入れ替わることから、リピーターも多いのだとか。ソフトドリンクのほかビールやワイン、八戸の地酒などアルコール類は好きなだけ楽しめるのも嬉しいポイントです。

JR東日本「TOHOKU EMOTION」
JR東日本「TOHOKU EMOTION」
2026年5月~6月復路メニュー(アソートプレート)※画像はイメージ
JR東日本「TOHOKU EMOTION」
2号車で行われる復路のビュッフェ

復路の「デザート&アフタヌーン」は、一人一皿のアソートプレートに加え、ケーキやオードブルをビュッフェ形式で堪能できます。コーヒーや紅茶、ハーブティーなど、ドリンクも充実しているので、景色を眺めながら贅沢なティータイムを過ごせるのが魅力です。 

<観光列車の情報>
[運行区間・所要時間]JR八戸駅~久慈駅(往路約3時間、復路約1時間40分)
[運行日]2026年5月2日(土)から金・土・日・祝を中心に1日1往復※詳細は公式HP参照
[本数]1日1往復
[料金]【オープンダイニング席利用】往路1万2200円、復路7300円※1号車コンパートメント個室車両利用は別途片道3600円(1室あたり)
[チケット購入方法]JR東日本「のってたのしい列車予約サイト」にて予約販売
[食事]あり
■JR東日本「TOHOKU EMOTION」
「TOHOKU EMOTION」の詳細はこちら

(画像提供:JR東日本)

【新潟県・糸魚川市~妙高市】えちごトキめき鉄道「えちごトキめきリゾート雪月花」

妙高山と日本海のコントラストに魅了される

えちごトキめき鉄道「えちごトキめきリゾート雪月花」
糸魚川駅~直江津駅間では日本海を眺望する
えちごトキめき鉄道「えちごトキめきリゾート雪月花」
白田切渓谷に架かる鉄橋から望む風景

新潟県の糸魚川駅~妙高高原駅間を、主に土日に走る午前・午後の各1便で運行する「えちごトキめきリゾート雪月花」。急峻な斜面を進む妙高高原エリアから、田園地帯、日本海沿いまで、山と海に包まれた新潟を体現するかのようなルートを辿ります。

えちごトキめき鉄道「えちごトキめきリゾート雪月花」
車両の側面に天井まで届く窓が広がる1号車

1号車は天井まで続く大きな窓と展望ハイデッキを備えた明るい雰囲気が魅力。2号車はボックスシート中心で落ち着いて食事できる空間です。どちらも通常の列車よりも目線が高くなるように設計され、眺望のよさに浸れます。山岳風景のハイライトは二本木駅~妙高高原駅間の車窓に広がる妙高連邦の風景と、妙高高原駅の近く、白田切渓谷に架かる鉄橋からの眺め。関川が逆Ω(オメガ)を描く渓谷が見ものです。どちらも絶景が楽しめるよう徐行運転を実施します。日本海を見晴らす糸魚川駅~直江津駅間では、海岸沿いを走る有間川駅付近で徐行運転します。 

えちごトキめき鉄道「えちごトキめきリゾート雪月花」
まるで宝石箱のようにカラフルな和洋中のコースは、上越市高田の「デュオ・セレッソ」監修

地元レストランが監修する新潟の食も大きな楽しみ。運行日や便により食事内容は異なり、ワインに合う繊細なフレンチコース、上越の食材をふんだんに使った彩り鮮やかな和洋中コース、直江津駅で炊く熱々の釜めしを供する和食、地元能生漁港直送の海の幸を使った和食の4つがラインナップ。全コースで、ウェルカムドリンクとして新潟のワイナリー「Fermier」による雪月花オリジナルのスパークリングワインが提供されます。

<観光列車の情報>
[運行区間・所要時間]えちごトキめき鉄道上越妙高駅~妙高高原駅~糸魚川駅(約2時間40分)
[運行日]土・日を中心に運行※詳細は公式HP参照
[本数]1日2便(夏期)、1日1便(冬期)
[料金]2万9800円※展望ハイデッキ(2~4名利用)は別途1グループ2万円
[チケット購入方法]公式HPより予約受付
[食事]あり(運行日および便により異なるコースを提供)
■えちごトキめき鉄道「えちごトキめきリゾート雪月花」
「えちごトキめきリゾート雪月花」の詳細はこちら

【長野県・軽井沢町~長野市】しなの鉄道観光列車「ろくもん」

千曲川沿いの里山を眺めつつ、信州の食に浸る

しなの鉄道観光列車「ろくもん」
千曲川沿いののどかな田園風景

軽井沢駅~長野駅間の約75kmを結び、信州の千曲川(ちくまがわ)流域を走る観光列車「ろくもん」。沿線ゆかりの戦国武将真田一族の家紋・六文銭にちなんで名付けられ、「真田の赤備え」をイメージした華やかな赤が印象的です。乗務員が吹くほら貝の合図で乗り込むと、車内には木の温もりが心地よい空間が広がっています。

しなの鉄道観光列車「ろくもん」
開放感いっぱいの1号車。木の感触が心地よい子ども向けの木製ボールプールがある
しなの鉄道観光列車「ろくもん」
落ち着いた雰囲気の2名席が並ぶ3号車

ろくもんは長野県産の木材をふんだんに使った、快適でぬくもりのある列車です。開放感たっぷりの1号車は、「乗車券+指定席プラン」で乗車できます。2号車は窓に面したカウンター席とソファ席で、景色を愛でつつ寛げるラウンジ風の空間です。3号車には障子戸で仕切られた落ち着いた2人用コンパートメント席が並んでいて、窓の外の浅間山や千曲川の雄大な景色をプライベート感ある空間で過ごせます。

しなの鉄道観光列車「ろくもん」
しなの鉄道軽井沢駅旧駅舎内イタリアン「プリモ フィト 軽井沢駅舎店」の洋食コース
しなの鉄道観光列車「ろくもん」
千曲市にある和食会席料理店「竹葉亭」による和食コース。車内で点てた抹茶付き

ろくもんの食事付きプランは、軽井沢発長野行きの「洋食コース」と長野発軽井沢行きの「和食コース」がメイン。洋食コースでは、土・日・月は「プリモ フィト 軽井沢駅舎店」による信州食材の料理が、金曜はワイナリー併設の「Vino della Gatta SAKAKI」によるワインとのマリアージュが楽しめる料理が提供されます。

和食コースでは、土・日・月は「竹葉亭」料理長こだわりの創作和食料理を詰め合わせた二段重を、金曜は「フレスコ・ラボ」による管理栄養士監修の和食が味わえます。

<観光列車の情報>
[運行区間・所要時間]しなの鉄道軽井沢駅~JR長野駅(約2時間30分)
[運行日]金・土・日・月を中心に運行※詳細は公式HP参照
[本数]1日1往復※日により姨捨コースあり(詳細は公式HP参照)
[料金]洋食コース・和食コースともに1万8500円
[チケット購入方法]公式HPより予約受付
[食事]あり(指定席プランを除く)
■しなの鉄道観光列車「ろくもん」
「ろくもん」の詳細はこちら

(画像提供:しなの鉄道)

【東京都・千代田区~静岡県・下田市】JR東日本「サフィール踊り子号」

伊豆への旅を優雅に演出するラグジュアリーな特急列車

JR東日本「サフィール踊り子号」
伊豆半島の東海岸に沿って走る「サフィール踊り子号」

サフィール踊り子号は、東京駅(一部列車は新宿駅)~伊豆急下田駅を結ぶ、JR東日本の観光特急。2020年に登場し、贅沢感あるインテリアが特徴です。名称の「サフィール」はフランス語でサファイアを意味し、青く輝く伊豆の海と空をイメージした優雅な旅をテーマにしています。

JR東日本「サフィール踊り子号」
落ち着いた上品な色合いでまとめられたグリーン席車両
JR東日本「サフィール踊り子号」
1名掛けのプレミアムグリーン席。座席を回転させて向かい合わせにすることもできる

8両編成の車両ですべての座席がグリーン席以上。1号車は全20席のプレミアムグリーン席で、1+1列配置の一人掛けシートです。バックシェル付きでプライベート感があり、ゆったりと寛げます。先頭側の席からの前面展望もおすすめです。5~8号車のグリーン席もラグジュラリーな内装で、2+1列とゆとりある配置です。コンセントやレッグレスト、フリーWi-Fiなどの設備も充実しています。

JR東日本「サフィール踊り子号」
事前予約で利用できるカフェテリア

そのほかにも、2~3号車にはプライベート感のあるソファタイプのグリーン個室、4号車にはカフェテリアを備えており、伊豆への旅を贅沢に演出してくれます。カフェテリアのメニューは、中国料理店「美虎」の五十嵐シェフが監修。「お箸でほぐれる極厚ポークステーキ」などのほか、「キャラメルチーズケーキとソフトドリンクセット」といったスイーツ、ドリンク類も提供。利用は20分間の完全入れ替え制で、「サフィールPay」からの事前予約が必要です。

※カフェテリアの情報は2026年4月20日現在のものです。

<観光列車の情報>
[運行区間・所要時間]JR東京駅~伊豆急下田駅(約3時間)、土・日・祝のみJR新宿駅~伊豆急下田駅(約3時間6分)
[運行日]毎日
[本数]1日1~2往復(日により増便あり)
[料金]【グリーン席】1万540円【プレミアムグリーン席】1万2940円【グリーン個室】1室1名あたり1万540円(4名個室・4名利用時)※いずれもJR東京駅~伊豆急下田駅、きっぷ利用で通常期の場合
[チケット購入方法]全国のみどりの窓口、指定席券売機、えきねっとより予約受付※詳細は公式HP参照※グリーン個室ではえきねっとでの取り扱いはなし
[食事]カフェテリアでの食事あり(「サフィールPay」で事前予約が必要)
■JR東日本「サフィール踊り子号」
「サフィール踊り子号」の詳細はこちら

(画像提供:JR東日本)

【富山県・高岡市~氷見市・砺波市・南砺市】JR西日本「ベル・モンターニュ・エ・メール~べるもんた~」

富山の景観と海の幸満載の鮨を味わう

JR西日本「ベル・モンターニュ・エ・メール~べるもんた~」
勝地・雨晴海岸付近を走るべるもんた
JR西日本「ベル・モンターニュ・エ・メール~べるもんた~」
車内に8つある井波彫刻の作品。左からささゆり、菊、しゃくなげ

フランス語で「美しい山と海」を意味する「ベル・モンターニュ・エ・メール」を通称した“べるもんた”は、シックな緑の車体が愛らしい一両編成の列車。車内は、井波彫刻8作品に加え、高岡銅器をイメージした吊り革や、金の額縁風にデザインされた最大幅2.52mの車窓などで彩られ、まるで伝統工芸品のギャラリーのようです。

JR西日本「ベル・モンターニュ・エ・メール~べるもんた~」
「ぷち富山湾鮨と富山の逸品セット」2500円
JR西日本「ベル・モンターニュ・エ・メール~べるもんた~」
「白エビと紅ズワイ蟹のお造り」2000円

車内には寿司のネタケースがあり、出発駅を出ると、乗り合わせた寿司職人が富山湾で獲れた魚介を握ってくれます。おすすめは、富山湾鮨5貫プラス1品、氷見はとむぎ茶のセット「ぷち富山湾鮨と富山の逸品セット」で、“富山湾の宝石”と称される白えびなど旬のラインアップが並びます。地酒3種の「飲み比べセット」もおすすめです。

JR西日本「ベル・モンターニュ・エ・メール~べるもんた~」
砺波平野を走るべるもんた。バックには雄大な立山連峰がそびえる

車窓風景のハイライトはコースによって異なります。城端線の見どころは、富山平野とその向こうの立山連峰の山並み、敷林に囲まれた家々が点在する砺波平野の散居村です。氷見線の見どころは、かつて、源義経が雨上がりを待ったという雨晴海岸。晴れていれば、富山湾の向こう、海に浮かぶような立山連峰が車窓から見晴らせます。

<観光列車の情報>
[運行区間・所要時間]【JR城端線】高岡駅・新高岡駅~城端駅(約50分)【JR氷見線】砺波駅~新高岡駅・高岡駅~氷見駅(約1時間)
[運行日]土(JR城端線)・日(JR氷見線)
[本数]1日2往復
[料金]座席指定券530円+別途乗車区間の運賃
[チケット購入方法]全国のJR主な駅のみどりの窓口、JR西日本ネット予約「e5489」にて購入
[食事]あり(食事は「VISIT富山県 べるもんた特設サイト公式サイト」より要予約)
■JR西日本「ベル・モンターニュ・エ・メール~べるもんた~」
「ベル・モンターニュ・エ・メール~べるもんた~」の詳細はこちら

(画像提供:西日本)

【愛知県・名古屋市、大阪府・大阪市、京都府・京都市~三重県・志摩市】近畿日本鉄道「観光特急しまかぜ」

座り心地よいプレミアムシートに癒やされつつ伊勢志摩へ

近畿日本鉄道「観光特急しまかぜ」
ガラスを6枚用いた多面体のフロントデザインが目印
近畿日本鉄道「観光特急しまかぜ」
展望車両のプレミアムシート

外観は伊勢志摩の青い空をイメージした青と白の躍動感あるデザイン。1・6号車の展望車両は前面ガラスと床を72cm高くしたハイデッカー構造で、迫力ある前面展望が魅力です。クリーム色のプレミアムシートは本革シート。電動リクライニングやリラクゼーション機能が付いており、至福の乗り心地を提供してくれます。

近畿日本鉄道「観光特急しまかぜ」
写真は4~6名で利用できるサロン席
近畿日本鉄道「観光特急しまかぜ」
2階建てカフェ車両の2階席
近畿日本鉄道「観光特急しまかぜ」
松阪牛のコクと旨みを活かした松阪牛カレー1700円。運行開始からの人気メニュー
近畿日本鉄道「観光特急しまかぜ」
スイーツ・焼き菓子・ドリンクのスイーツセット1400円※列車により販売商品が異なる

プレミアムシートのほかにも、和風個室、洋風個室、サロン席など多彩な座席が揃い、家族旅行やグループ旅行にもぴったり。中間の1車両は、2階建てのカフェ車両となっており、松阪牛カレーや海の幸ピラフ、クラフトビールやスイーツなどの伊勢志摩にちなんだメニューが、事前予約なしで注文可能。その他、しまかぜ弁当やオリジナルグッズも人気です。

<観光列車の情報>
[運行区間・所要時間]近鉄名古屋駅~賢島駅(約2時間)、大阪難波駅~賢島駅(約2時間20分)、京都駅~賢島駅(約2時間45分)
[運行日]原則毎日運航(名古屋発着は木、大阪発着は火、京都発着は水を除く)
[本数]各地から1日1往復
[料金]【近鉄名古屋駅~賢島駅】2690円【大阪難波駅~賢島駅】2690円【京都駅~賢島駅】3090円※それぞれ別途乗車区間の運賃が必要
[チケット購入方法]近鉄電車インターネット予約・発売サービス、近鉄主要駅窓口、主な旅行代理店にて受付
[食事]あり(カフェ席にて松阪牛カレーなど軽食や弁当、スイーツ、ドリンクを提供)
■近畿日本鉄道「観光特急しまかぜ」
「観光特急しまかぜ」の詳細はこちら

(画像提供:近畿日本鉄道株式会社)

【愛媛県・松山市~大洲市・八幡浜市】JR四国「伊予灘ものがたり」

瀬戸内海を望みつつ走り、絶景の無人駅でひと休み

JR四国「伊予灘ものがたり」
遮るもののない海を見渡す下灘駅
JR四国「伊予灘ものがたり」
伊予大洲駅~西大洲駅間、肱川の鉄橋付近で大洲城が見られる

「伊予灘ものがたり」は、愛媛県の松山駅~伊予大洲駅・八幡浜駅を結ぶ観光列車。見渡す限り穏やかな瀬戸内海とそこに浮かぶ島々といった伊予灘ならではののどかな海景色を、レトロモダンな列車から一望!特に高野川駅~伊予長浜駅は海沿いを走る見逃せない区間。目の前には瀬戸内海(伊予灘)の絶景が広がる無人駅・下灘駅では、途中下車して休憩できます。

JR四国「伊予灘ものがたり」
1号車「茜の章」は、伊予灘を染める夕焼け空をイメージした車両
JR四国「伊予灘ものがたり」
2名~8名で車両を貸切できる3号車「陽華の章」の「Fiore Suite」
JR四国「伊予灘ものがたり」
双海編の「内子杉の木箱で彩る和洋折衷料理『和杉膳(わさんぜん))」。砥部焼の器や内子杉の重箱が愛媛らしい

「伊予灘ものがたり」の運行は1日4便。朝の海を望む「大洲編」、日中に運行する「双海編」と「八幡浜編」、海を沈む夕陽を眺める「道後編」の4コースがあり、朝・昼・夕景と時間帯によって表情を変える海や島々を一望!大洲編でモーニング、双海編で和洋折衷ランチ、八幡浜編でフレンチコース、道後編でアフタヌーンティーが提供されます。食事希望の場合は、あらかじめ予約が必要です。

<観光列車の情報>
[運行区間・所要時間]松山駅~伊予大洲駅・八幡浜駅(約2時間)
[運行日]土・日・祝を中心に運行※詳細は公式HPを確認
[本数]1日2往復
[料金]【大洲編・双海編】3980円【八幡浜編・道後編】4330円※3号車は乗車人数分の運賃+特急料金1200円+グリーン個室料金1室3万3600円
[チケット購入方法]全国のみどりの窓口及び主な旅行会社にて販売
[食事]あり(食事代として別途大洲編3500円、双海編6000円、八幡浜編6000円、道後編3500円)※JR四国のみどりの窓口、JR四国旅の予約センター、JR四国ツアーWEB、「tabiwa by WESTER」にて要事前予約
■JR四国「伊予灘ものがたり」
「伊予灘ものがたり」の詳細はこちら

(画像提供:JR四国)

JR四国「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」【高知県・高知市~高岡郡四万十町】

高知の風土と歴史に思いを馳せる観光列車の旅

JR四国「志国土佐 時代(トキ)の夜明けのものがたり」
空想科学上の宇宙船をイメージした2号車「SORAFUNE」
JR四国「志国土佐 時代(トキ)の夜明けのものがたり」
蒸気船をモチーフに幕末の歴史を表現した1号車「KUROFUNE」の車内

高知県を走る「志国土佐 時代(トキ)の夜明けのものがたり」は1号車「KUROFUNE」と2号車「SORAFUNE」の2両編成。“文明開化ロマンティシズム”がデザインコンセプトで、蒸気機関やロケットエンジンのモチーフを取り入れています。照明ポールやテーブル支柱を機械配管に見立てた車内空間は、幻想的な煌びやかさ。車内からは、高知城、仁淀川の清流、太平洋、のどかな山々や田園風景といった土佐の風景をゆったりと眺めることができます。

JR四国「志国土佐 時代(トキ)の夜明けのものがたり」
土佐新荘駅~安和駅間。一面の太平洋が車窓に広がる
JR四国「志国土佐 時代(トキ)の夜明けのものがたり」
窪川行きの「立志の抄」で提供される「土佐の食材を使った創作料理~皿鉢風~」

車内では、事前予約で高知産の海の幸・山の幸を使った食事が味わえます。立志の抄(高知駅→窪川駅)では、土佐の食材を知り尽くしたシェフによる創作料理が、伝統郷土料理の「皿鉢(さわち)風」の盛り付けで登場。開花の抄(窪川駅→高知駅)では、四万十ヒノキの二段重に土佐の食材をふんだんに使った料理を詰め込んだ、「“土佐流のおもてなし”コース」が提供されます。

<観光列車の情報>
[運行区間・所要時間]高知駅~窪川駅(約2時間30分~3時間)
[運行日]土・日・祝を中心に運行※詳細は公式HP参照
[本数]1日1往復
[料金]高知駅~窪川駅4540円
[チケット購入方法]全国のみどりの窓口、主な旅行会社にて販売
[食事]あり(食事代として別途「立志の抄」5500円、「開花の抄」5500円)※JR四国のみどりの窓口、JR四国旅の予約センター、JR四国ツアーWEB、「tabiwa by WESTER」にて要事前予約
■JR四国「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」
「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」の詳細はこちら

(画像提供:JR四国)

【佐賀県・武雄市~長崎県・長崎市】JR九州「ふたつ星4047」

西九州を舞台に延びる、2つの海ルートを運行 

JR九州「ふたつ星4047」
パールメタリックのベースカラーとゴールドのラインが海と空に映える
JR九州「ふたつ星4047」
有明海コース(午前便)で車窓から望む有明海
JR九州「ふたつ星4047」
大村湾コース(午後便)で車窓から望む大村湾

2022年秋に、西九州新幹線「かもめ」と同日に運行を開始した「ふたつ星4047」。武雄温泉駅~長崎駅間を結ぶ点は西九州新幹線と同じですが、ルートは異なります。内陸を走る新幹線に対し、こちらは海沿いを進む2つのルートで運行します。一番のハイライトは海景色!有明海コース(午前便)では大きな干満差を誇る有明海、大村湾コース(午後便)では波静かで穏やかな大村湾、そして発着地では長崎港と、西九州の表情豊かな海が眺められます。

JR九州「ふたつ星4047」
有明海コース(午前便)の「特製 ふたつ星弁当」(要事前予約)
JR九州「ふたつ星4047」
大村湾コース(午後便)の「長崎スフレ」(要事前予約)
JR九州「ふたつ星4047」
床から天井まで煌びやかな装飾が施された2号車「ラウンジ40」

3両編成の車両のうち、2号車は1両すべてが共有スペースのラウンジ。お土産や軽食、佐賀や長崎の地酒などを購入できるほか、足もとまでガラス窓が続くカウンター席もあります。有明海コースでは「特製 ふたつ星弁当」、「4047(よんまるよんなな)弁当」、大村湾コースでは「長崎スフレ」と、コースごとのメニューも用意されています(いずれも要事前予約)。ふたつ星4047専用茶畑で収穫した茶葉のみ使用の「ふたつ星うれしの茶」もおすすめです。

<観光列車の情報>
[運行区間・所要時間]JR武雄温泉駅~長崎駅(約3時間)
[運行日]金・土・日・月・祝※詳細は公式HP参照
[本数]各ルート1日1本
[料金]【有明海コース】4960円(武雄温泉発・長崎着)【大村湾コース】5250円(長崎発・武雄温泉着)※料金は利用区間により異なる
[チケット購入方法]JR九州インターネット列車予約、またはJRのみどりの窓口で発売
[食事]あり(有明海コースでは「特製 ふたつ星弁当 」、「4047弁当」を、大村湾コースでは「長崎スフレ」を事前予約制で販売(公式HPより予約)。その他スイーツやドリンクなど販売)
■JR九州「ふたつ星4047(よんまるよんなな)」
「ふたつ星4047」の詳細はこちら

(画像提供:JR九州)

まとめ

日本各地の絶景を眺めるだけでなく、沿線地域の食や風土に触れられるのが観光列車の大きな魅力。沿線のストーリーを盛り込んだ内装を堪能したり、こだわりのコース料理に舌鼓を打ったりと、楽しみ方はさまざまです。好みの列車で、移動そのものを満喫する旅をしてみてくださいね。

※この記事は2026年4月20日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。
※掲載されている情報や写真については最新の情報とは限りません。必ずご自身で事前にご確認の上、ご利用ください。
※掲載の価格は全て税込価格です。

じゃらん編集部

こんにちは、じゃらん編集部です。 旅のプロである私たちが「ど~しても教えたい旅行ネタ」を みなさんにお届けします。「あっ!」と驚く地元ネタから、 現地で動けるお役立ちネタまで、幅広く紹介しますよ。

Topics