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2018.07.28

入場料無料化で話題の「富士急ハイランド」!混雑回避できる巡り方を聞いてみた

富士の裾野に広がる一大アミューズメントパーク「富士急ハイランド」。速度、落下角度、回転数など世界トップクラスのハイスペックな絶叫マシンを数多く備えており、若い世代を中心に圧倒的な人気を誇っています。

そんな僕も富士急ハイランド大好き!……と言いたいところなんですが、実はまだ訪れたことがありません。そんななか、先日こんなニュースが飛び込んできました。

「富士急ハイランド、7月14日から入園料が無料に!」

もう、これは行かねばなるまい! ということで、満を持して富士急を初訪問。僕のようなビギナーが120%満喫するため、最も効率の良い巡り方を広報の荒井さんに聞いてみました。

記事配信:じゃらんニュース

<目次>
【行くまでの工夫】
■富士急ハイランドに行くならE-TICKETSを!
■時間を無駄にしたくなければ絶叫優先券!

【着いてからの工夫】
■人気のアトラクションは朝がねらい目!
■絶叫優先券の待ち時間は近くのアトラクションで遊ぼう!
■ランチのタイミングは遅めがチャンス!
■お土産を買うなら閉園1時間前までにSHOP FUJIYAMAへ!

富士急ハイランドに行くならE-TICKETSを!

荒井さんによると、富士急ハイランドを効率良くまわるには「E-TICKETS」を買っておくことが重要だそうです。

富士急ハイランド

荒井さん「E-TICKETSとは、チケット購入時、窓口に並ぶ必要のないチケットのことです。要は前売り券みたいなものです。入園券は無料になりましたが、フリーパスは先に買っておきましょう」 ※フリーパスとは、アトラクションが乗り放題のチケットのこと

なるほど。チケットを買う手間を省くことで、現地では遊ぶことのみに全力投球できるというわけですね。

富士急ハイランド

なお、E-TICKETSは、富士急ハイランドのHPから購入可能。当日は、「E-TICKETS」コーナーにある発券機にQRコードをかざすだけで発券できるそうです。

富士急ハイランド

荒井さん「E-TICKETSはYahoo! JAPAN IDとクラブフジQ会員への登録が必要になりますが、パソコンやスマホから購入できるので、時間を気にせずチケットが購入できますよ」

ネットで先に購入しておけば、開園前から並ぶ必要もないんですね!……便利!!

時間を無駄にしたくなければ絶叫優先券!

また、できるだけ並ばずにアトラクションに乗りたいという人にもアドバイスが。あらかじめ「絶叫優先券」をネットで買っておくと快適だといいます。

荒井さん「『絶叫優先券』は、待ち時間なしで人気アトラクションに乗れるチケットのことです。1アトラクションにつき1枚使用することができ、1時間毎に時間を指定していますので、好きな時間に好きなアトラクションに乗ることができますよ」

なお、絶叫優先券のお値段は1枚1200円。1人9枚まで購入が可能だそう。通常のチケットよりやや割高ですが、乗りたいアトラクションがたくさんある人にはオススメです。

富士急ハイランド

ちなみに、仮にネットで買い忘れてしまっても、園内で販売している場合もあるそうですよ。

前置きが長くなりましたが、これで事前準備は万端。さっそく園内を巡ってみましょう。

人気のアトラクションは朝がねらい目!

富士急ハイランド

というわけで、やってきました「富士急ハイランド」。どれも乗りたい物ばかりですが、あらかじめ購入しておいた「絶叫優先券」の時間まではまだ少しの猶予があります。それまでどう過ごそうかな?

荒井さん「入園直後の朝は比較的人が少ないので、早い時間に四大コースターを制覇してしまうのもアリかもしれませんよ」

富士急ハイランド

四大コースターとは、「FUJIYAMA」「ド・ドドンパ」「高飛車」「ええじゃないか」の絶叫系マシンのことです。

富士急ハイランドが世界に誇る、「ギネス級のアトラクション」で、たとえば「FUJIYAMA」は高さ、最高速度、巻き上げの長さ、最大落差、「高飛車」は最大落下角度で世界一を記録しています(いずれも開業当時)。

富士急ハイランド

なお、それぞれのアトラクションの入口は「一般用」と「絶叫優先券専用」に分かれているため、空いている朝型は一般用に、混雑する時間帯は「絶叫優先券」を使えばいいわけか。

朝のうちに一般用から四大コースターを制覇して、午後は優先券でもう一回乗りたいものに乗る。これなら、ほとんど並ばずアトラクションを満喫できそう。

富士急ハイランド

僕がチョイスしたのは2017年に生まれ変わった「ド・ドドンパ」。発車後1.56秒後に最高速度時速180kmに到達するそうで、その加速力たるや世界屈指。

富士急ハイランド

うひゃぁぁぁ~~!! まさに「あっ」という間に、いやあっという間すらなく、気づけば時速180kmの猛烈なスピードへ達していました。こんな狂ったコースター、よく考えついたな……。そして、よく作ろうと思ったな……。

ともあれ、一気に目が覚めました。

絶叫優先券の待ち時間は近くのアトラクションで遊ぼう!

さて、このあとはどんなルートで回ればいいですか? 荒井さん。

荒井さん「基本的には乗りたいアトラクションに乗っていただければ良いのですが、園内を行ったり来たりするのは大変ですよね? そういう時は、『絶叫優先券』で乗る予定のアトラクションの近くで遊ぶことをオススメします」

ほうほう。では、先に乗りたいアトラクションを決めておいたほうがいいんですね。

荒井さん「はい、1分1秒を惜しんで回りたいということでしたら、時間を逆算していきましょう。たとえば14時~15時に『FUJIYAMA』に乗ろうと思ったら、13時頃からその周辺のエリアのあまり並ばないアトラクションで遊ぶことをオススメします」

富士急ハイランド

たとえば、「FUJIYAMA」に乗る場合、近辺のアトラクションではこちらの「トンデミーナ」がオススメとのこと。円盤座席が回転しながらスイングするという、ハードコアなアトラクション。

足はぶらんぶらんの状態なので、踏ん張ることさえも許されないというおそろしくも楽しい絶叫マシンです。設計した人、鬼だろ!

富士急ハイランド

こちらは、VRアトラクション「ほぼFUJIYAMA」&「ほぼドドンパ」。

こちらは、本物さながらの臨場感が楽しめるスポット。映像を見ているだけでもこわいのですが、扇風機の風でリアリティを追求しています。本物に乗る勇気がない人は、バーチャルでスリルを味わいましょう。

富士急ハイランド

なお、園内の地面には目的のアトラクションへと至るラインが引かれています。親切! 僕のような方向音痴には嬉しい配慮です。

富士急ハイランド

さらに「ええじゃないか」の近くにある「クール・ジャッパーン」もイチオシです。40度の傾斜を最高時速80kmで一気に着水!

富士急ハイランド

すご~い、水しぶき~!!

富士急ハイランド

いやいや……

富士急ハイランド

……ちょっと、オイ!!

富士急ハイランド

…………!!!!

富士急ハイランド

というわけで、濡れたくない人は見学場所に注意しましょう。まあ、これから夏の暑さも本番ですし、濡れたってええじゃないか。

ランチは「遅め」で混雑を回避!

富士急ハイランド

ひととおり遊んだら、ランチタイム。やってきたのは、幅広いジャンルの店舗が並ぶフードコート型のレストラン「フードスタジアム」。

「11時~13時がランチのピークタイムですので、混雑を避けるなら14時以降がオススメです」と荒井さん。おにぎりなどの軽食やお弁当の持ち込みもOKなので、午前中に軽く腹ごしらえしてから思いっきり遊んで、遅めの優雅なランチというのが効率的かもしれません。

富士急ハイランド

こちら、人気メニューの「吉田うどん」。地元・富士吉田のB級グルメで、太くてコシのある麺は満足感がすごい! うどんの具としては珍しいキャベツの食感もいいですね。

富士急ハイランド

「たっぷりチーズのハイランダーピザ」。富士急ハイランドの公式キャラクター「絶叫戦隊ハイランダー」をイメージしているとのこと。

富士急ハイランド

緑や青を配したなんとも不気味なカラーリングですが、味は抜群。チーズたっぷり、生地もっちりの、普通にハイレベルなピザです。

ほかにも、「戦慄迷宮バーガー」「FUJIYAMAロシアンカレー」など、気になるメニューが盛りだくさん。14時以降は空いているので、いろいろ頼んで食べ比べてみるのもいいかもしれません。

お土産を買うなら閉園1時間前までにSHOP FUJIYAMAへ!

富士急ハイランド

さて、最後にお土産でも買っていきましょうかね。園内最大のショップ「SHOP FUJIYAMA」へやってきました。

富士急ハイランド

こちらには富士急ハイランドオリジナルグッズをはじめ、山梨県産のワインや富士山エリア周辺のお土産など、アイテム数は2,000点以上も揃っているそうです。

富士急ハイランド

なお、一番人気はこちらのお菓子、「富士急ハイランド バタークッキー」。一つひとつ小分けになっているため、職場へのお土産にもピッタリですね。

なお、閉園直前は混雑するため、ゆっくり吟味したいなら閉園1時間前までの来店がオススメとのことです。

まとめ

というわけで、荒井さんのアドバイス通りに巡ればビギナーの筆者でも存分に楽しむことができました。何事も準備と計画性が大事ってことですね。

ちなみに、7月下旬には脱出迷宮アトラクション「絶望要塞」が大幅リニューアル、さらには「絶凶・戦慄迷宮」がパワーアップするなど、さらにパワーアップするとのこと。
みなさんも今回のポイントを踏まえ、富士急ハイランドを満喫してみては?

■富士急ハイランド
[住所]山梨県富士吉田市新西原5-6-1
[営業時間]9時~18時(土日・祝日は8時30分~20時 日により異なる)
[料金]【フリーパス】大人(18歳以上)5,700円、中人(12~17歳)5,200円、小人(7~11歳)4,300円、幼児(1歳以上)・シニア(65歳以上)・妊婦・障がい者手帳をお持ちの方 2,000円
[アクセス]【電車】富士急行「富士急ハイランド駅」下車【車】首都高速4号線から中央自動車道大月JCT経由、「河口湖I.C」もしくは「富士吉田I.C」を降りてすぐ
「富士急ハイランド」の詳細はこちら

※この記事は2018年7月時点での情報です
※掲載されている情報や写真については最新の情報とは限りません。必ずご自身で事前にご確認の上、ご利用ください

小野洋平(やじろべえ)  小野洋平(やじろべえ)

編集プロダクション「やじろべえ」所属。最後に食べたいものを聞かれたら「旅館の朝食」と答えています。https://onobenriya.com/