「ジュージュー」と焼ける音、ソースの焦げる香りが食欲をそそる、関西のソウルフード・お好み焼き。せっかく大阪に遊びに来たなら、一度は味わいたいものですね。
そこで大阪在住のライターが、梅田や難波など、大阪の主要エリアにあるお好み焼き店を厳選してご紹介!行列ができる有名店や名物のねぎ焼き、創作お好み焼き…など、どの店も個性が豊か。
1店といわずに、2~3店とはしごして訪れるのもいいですね。
おかる
大阪グルメに通天閣のマヨアート!

大阪・千日前にある昭和21年創業のお好み焼店では、定番の「ぶた玉」がいち押し!
生地は、冷蔵庫で一晩以上寝かせたものを使い、小麦粉の中の旨み成分をアップさせます。
焼き方に特徴があり、こちらでは最初から最後まで高温で調理。そして火がしっかり通った生地を1回目の返しでギュッギュッとテコで押して、次に、創業当時から使っている特製の蓋をかぶせて、蒸し焼きに。
こうすることで、キャベツやねぎの甘み、豚の旨みがふんわりとした生地全体にしみわたります。
そして仕上げには、2種類のオリジナル甘口ソースと辛口ソースを塗った上に、女将さんやスタッフがミナミのシンボル・通天閣や、「ビリケンさん」など大阪の名物を描いてくれます。何ができるかお楽しみに!
また、豪華な具材を楽しみたい人は、豚肉・ミンチ肉・いか・エビ・タコの5種が入る「スペシャル」があるので、こちらもぜひ!

大阪府大阪市中央区千日前1-9-19
12時~15時(LO14時30分)、17時〜22時15分(LO21時30分)
木、第3水
なんば駅より徒歩10分
※「おかる」の詳細は店舗にお問い合わせください
お好み焼ゆかり 曾根崎本店
5種のチーズとろける「フロマージュ焼」!

昭和25年(1950)創業の有名店のおすすめは、チーズ好きにはたまらない「5種チーズのフロマージュ焼」です。
じっくり煮込んだ鶏ガラと香味野菜スープの出汁に、オリジナル調合のミックス粉を入れた生地は洋風の味付け。こちらの生地と生地の間に挟むのが、ゴーダ、チェダー、クリーム、フォンデュ、プロセスチーズの5種のチーズです。
テコを入れた瞬間、とろーりとしたチーズが溢れ出し、鉄板の上でシュッと焦げる芳しい香りがたまりません!お好み焼きの上につける独自開発した甘めのソースと、ヨード卵を使った特製マヨネーズも、チーズとの相性がぴったり!
ほか、5種のソーセージを入れたカレー風味の「インディアン焼」や、チェダーチーズと餅が入る「ジャパン焼」など、個性的なオリジナルメニューが揃うので、いくつかオーダーしてシェアするのもいいですね。味付けには、からしや、激辛ソース、ミソラージャンが入った「辛味噌ソース」などが用意されているので、自由に使って味を変えて楽しめますよ。


ねぎ焼やまもと 本店
名物「ねぎ焼」を元祖の店で堪能!

昭和40年創業のこちらは、「ねぎ焼」発祥店といわれています。原点は、店主自身が幼い頃に食べていたという「一銭洋食」。
出汁で溶いた生地を鉄板で焼き、ねぎをのせた後さらに焼き上げ、最後にソースをかける昔ながらのおやつのことで、この「一銭洋食」に工夫をこらしたお好み焼きを、創業当時に店でお手伝いをしていた子どもたちのまかない食として作っていたそうです。それを見たお客さんからリクエストがあり、いつしか「ねぎたっぷりのお好み焼」が「ねぎ焼」としてメニューに登場しました。
10種ある「ねぎ焼」の中でも、おすすめが「すじねぎ焼」。生地よりもねぎが多く入るのでは?と、思えるほどねぎがたっぷり入り、さらに牛すじとこんにゃくを炊いた「すじコン」が加わります。
甘辛い「すじコン」とねぎの甘みが調和するうえに、牛すじとこんにゃくのプルプルとした食感が絶妙!
タレは、自家製の醤油ダレとレモンがかかり、後口をさっぱりとさせてくれます。また、テイクアウト専用の箱(50円)があるので、ねぎ焼や、お好み焼などを持ち帰りできるのも嬉しいですね。

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じゃらん編集部
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