せっかく横浜へ行くのなら、ご当地グルメ、地元ローカルの味を食べ尽くしてみたい!今回はそんな皆さんのために、横浜エリアで多くのお店を取材してきたグルメライターが、横浜民の愛する地元の味をご紹介。
港町、横浜で外国人の船員たちにも愛されてきた洋食や、日本の食パン文化の発祥の店とも言われる老舗。そして女性客が朝からこぞって集まる中華粥専門店や、フカヒレ、北京ダック、小籠包、麻婆豆腐などのメニューが美味しく、リーズナブルに楽しめる食べ放題店。
週末の横浜散策、横浜デートが盛り上がる情報満載なので、ぜひチェックしてみてくださいね。
【シウマイ】1.崎陽軒本店 亜利巴”巴”(アリババ)
あの崎陽軒のシウマイが食べ放題で思う存分味わえてしまう、唯一のレストラン!

最初にご紹介するのは美味しさ、愛され度、知名度ともに、もはやハズせない名物と言っても過言ではない「崎陽軒のシウマイ」。
何回食べても飽きることがない「シウマイ弁当」は徹底的に考え抜かれた作りになっていて、干帆立貝柱と豚肉の味わいが絶妙すぎる「昔ながらのシウマイ」を筆頭に、付け合わせの筍煮やあんず、マグロの照り焼き、さらにはひょうちゃんの醤油入れを愛する横浜民もいるほど。
また、こだわりの経木の弁当箱が水分をうまく調整し、冷めてもごはんが美味しく味わえるという秘密までも。

そんな横浜の名物グルメ、崎陽軒のシウマイを思う存分食べることができる唯一の店が、「横浜駅」の東口から徒歩約2分の場所にある「崎陽軒本店 亜利巴”巴”(アリババ)」です。
シウマイが食べ放題となるのはランチバイキングの時間帯限定で、平日は大人1名2,000円(税込)、土日祝日は大人1名2,300円(税込)という安さで30種類以上の料理とシウマイが食べ放題、さらにソフトドリンクの飲み放題(土日祝日は赤ワインと白ワインも飲み放題)まで付いています。

神奈川県横浜市西区高島2-13-12崎陽軒本店B1F
【月~金】11時30分~15時(L.O.14時)、17時~23時(L.O.22時)、【土日祝】11時30分~15時30分(L.O.14時30分)、17時~22時(L.O.21時)
なし(元旦のみ休み)
JR「横浜駅」の東口から徒歩約2分
あり(専用30台)
「崎陽軒本店 亜利巴”巴”(アリババ)」の詳細はこちら
【食パン】2.ウチキパン
パン好き必見!日本の食パン文化のルーツはこの「イングランド」にあり?

続いてはかつての1970年代、全国で爆発的に流行した横浜トラディショナル、通称「ハマトラ」というファッションスタイルを生み出した街「元町」へ。実は元町周辺はクリーニング業発祥の地、横浜ボウリング発祥の碑など、発祥の地巡りも楽しいエリアとなっています。
しかし、そんな中で忘れてはいけない一軒が創業から130年を誇る老舗「ウチキパン」です。明治時代から続くこのパン屋さんは今でも地元の人たちに愛されていて、朝から多くの人々で賑わいます。

そんなウチキパンでぜひ買っておきたいのが、名物の食パン「イングランド360円(税込)」。この食パンは日本における食パン文化の発祥の一品と言われていて、昔ながらの製法を守り、ホップを使用した発酵種で手間暇をかけて作っているもの。
近年普及している甘いタイプの食パンとは異なり、素朴で優しい味わいが感じられ、焼けば香ばしさが心地よい一品です。
ちなみに地元の人々はウチキパンのサンドイッチも大好きで、午前中のうちにほとんどのサンドイッチが売り切れてしまうほど。気になる方はできるだけ午前中のうちに行くのがおすすめですよ。

神奈川県横浜市中区元町1-50
9時~19時
月曜日(祭日の場合は火曜日に代休)
みなとみらい線「元町・中華街駅」から徒歩約1分
なし(すぐそばに元町第一駐車場あり、駐車料金は1時間500円)
「ウチキパン」の詳細はこちら
【パンケーキ】3.パンケーキリストランテ
見た目の美しさにも感動!素材にこだわり、丁寧に焼き上げる横浜ローカルのパンケーキ

元町界隈に立ち寄るなら、ウチキパンとともにぜひおすすめしておきたいのが、「元町・中華街駅」から徒歩約3分の場所にある「パンケーキリストランテ」です。
横浜でパンケーキと言うと繁華街にあるチェーン店の方が目立ちがちですが、パンケーキリストランテは敢えて他エリアには進出せず、横浜ローカルにこだわって丁寧にパンケーキを焼き続けている一軒。
しかも、とても良心的な値段でパンケーキが味わえるとあって、地元の女性客が絶えない店になっています。

店を代表する名物となっている「オリジナルプレーンパンケーキ(3枚640円、税別)」は、見た目の美しさに感動してしまう一品。究極までにシンプル、そして思わず写真に収めたくなるこの姿、パンケーキ好きならぜひ試して欲しい横浜のご当地パンケーキです。
安心安全の素材にこだわってオリジナルのパンケーキミックスを使用し、注文が入ってから専用のフライパンで1枚ずつ、20分近くかけて焼き上げた一品は、ほのかな甘みと塩気が心地よく、食感は柔らか。
ちなみにコーヒーもパンケーキに合わせたオリジナルブレンドで、酸味を抑え、ボディーの厚みと瑞々しさにこだわった味わいに仕上げているそうですよ。

神奈川県横浜市中区山下町87-4
【平日】10時~19時30分(L.O.18時30分)【土日祝】9時~19時30分(L.O.18時30分)
火曜日(その他年末年始、各種イベント時は定休の場合あり)
みなとみらい線「元町・中華街駅」から徒歩約3分
なし(近隣にコインパーキング等はあり)
「Pancake Ristorante(パンケーキリストランテ)」の詳細はこちら
【中華粥】4.謝甜記 貮号店
ココに行けば中華粥が大好きになる!20種類以上のバリエーションも嬉しい専門店

週末になると多くの観光客で賑わう横浜中華街。今や500軒を超える中華料理店がひしめき合うこの界隈は、横浜民でも把握しきれないほどの移り変わりとなっています。
しかし、多種多様な店が集まるこの界隈に、実は朝からつい通いたいくなってしまう素敵な専門店があるのです。「元町・中華街駅」から徒歩約5分の場所にある「謝甜記(シャテンキ)貮号店」は、横浜中華街の中でも珍しい「中華粥専門店」。
20種類以上の具材やトッピングから好きなバリエーションの中華粥が選べ、食べれば納得の美味しさ。

乾燥カキや乾燥貝柱、丸のままの鳥を一羽分入れて約4時間煮込むという中華粥は、出汁の美味しさが優しくナチュラルに感じられる一品。ヘルシーだけど贅沢、そんな中華粥の数々に出会える一軒となっています。
今回オーダーした「えびかゆ」はどんぶりサイズで850円(税込)、およそ半分の中碗サイズなら740円(税込)で味わえます。他にも「あわびかゆ」「貝柱かゆ」「レバーかゆ」などなど、個性溢れる中華粥がたくさん。
ランチの時間帯などは行列ができてしまうため、時間帯をずらして行く方がおすすめですよ。

神奈川県横浜市中区山下町189-9上海路 辰ビル1F
【月~木】 8時30分~20時30分【金】 8時30分~21時30分【土】 8時~21時30分【日】 8時~20時30分 ※いずれもラストオーダーが同時刻
なし
みなとみらい線「元町・中華街駅」から徒歩約5分
なし(近隣にコインパーキング等はあり)
「謝甜記(シャテンキ)貮号店」の詳細はこちら
【台湾茶】5.鼎雲茶倉(テイウンチャクラ)
横浜中華街の食べ歩きのお供にもおすすめ!25種類以上ものドリンクが揃う台湾茶専門店

萬珍樓や聘珍樓のような大型の老舗で高級中華を味わうのも楽しいし、食べ放題を満喫してみたり、焼き小龍包や北京ダックをはじめとした食べ歩きスポットを巡るのも横浜中華街の楽しみの1つ。
そんな中で、「美味しいお茶を楽しんだり、スイーツが食べたい!」と思った時におすすめのスポットが台湾茶専門店の「鼎雲茶倉(テイウンチャクラ)」です。

「鼎雲茶倉(テイウンチャクラ)」は「台湾かき氷」や「タピオカドリンク」のバリエーションが充実している一軒で、ちょっと散策に疲れて来た時にほっと一息つけるスイーツが揃っています。
しかも、テイクアウトできるドリンクは25種類以上もあり、代表的なメニューの1つである「タピオカ入りテイウンミルクティー」は390円(税込)という安さ。
また、560円(税込)の「フルーツマンゴージュース」には南国系のフルーツがごろごろと入っていて、心地よい酸味と甘味で疲れた身体をリフレッシュすることができます。今やスイーツ女子たちの行列ができてしまうほどのお店になっていますよ。

神奈川県横浜市中区山下町146鼎雲茶倉
【月~金】11時~21時【土日祝】11時~22時
水曜日
みなとみらい線「元町・中華街駅」から徒歩約7分
なし(近隣にコインパーキング等はあり)
「鼎雲茶倉(テイウンチャクラ)」の詳細はこちら
【フカヒレ】6.中国飯店
数多ある食べ放題店の中でも選ぶならココ!コスパに加え、居心地の良さも抜群

横浜中華街でフカヒレや北京ダック、麻婆豆腐に小籠包、海老のチリソースやトンポーロー、美味しい炒飯だって食べたい!
カップルや家族連れでもゆっくりできる席に座って、できるだけリーズナブルに、好きなものを好きなだけ食べ尽くしたい!
そんなワガママに応えてくれるおすすめの食べ放題店が、中華街大通り沿いにある「中国飯店」です。

今や横浜中華街にはたくさんの食べ放題店があり、最安値だけを見ると大人1人で1,600円台から利用できる店もありますが、選べる料理メニューの中身、フカヒレの質やその他の料理の美味しさ、そしてゆったり寛げる席のスペースといった点で見ると、最もバランスが取れ、おすすめできる食べ放題店だと思います。
フカヒレ専門店出身の支配人が運営する店だからこそ、フカヒレの品質を下げすぎず、味わいや食べごたえにも気を遣っていて、「蟹肉入りフカヒレスープ」「フカヒレの姿煮入りあんかけ炒飯」をはじめとした全135品ものメニューが思う存分味わえます。
大人1名で2,400円(税別)、コスパと居心地の良さが抜群の一軒です。

神奈川県横浜市中区山下町154
【月~日】11時~22時30分(L.O.22時、ドリンクL.O.22時15分)※食べ放題の最終入店時間は21時30分
なし(年中無休)
JR「石川町駅」の北口から徒歩約5分
なし(近隣にコインパーキング等はあり)
「中国飯店」の詳細はこちら
【スイーツ】7.天香樓(テンコウロウ)
綺麗なビー玉のようなスイーツ、「九龍球」の可愛らしさに思わず一目惚れ!

横浜中華街の中でSNS映えする可愛すぎる一品と言えば、「老維新(ろういしん)」の「元祖パンダまん」などが有名ですが、実は他にもまだ、思わず「可愛い!」と言いたくなる一品があるのです。
それが、石川町駅の北口から徒歩約5分の場所にある「天香樓(テンコウロウ)」のスイーツメニュー「九龍球」。
まるで綺麗なビー玉のような姿で、カラフルな色合いがとっても印象的。食べるのが少し勿体なく感じてしまうくらいの一品なのです。
680円(税別)というお値段の「九龍球」は、キウイ、ブドウ、パイン、オレンジなどのフルーツと食物繊維がたっぷり入った寒天のスイーツで、噛めばフルーツの甘みがジュワっと口の中に溢れ出ます。

また、580円(税別)で味わえる「タピオカココナッツミルク」も予想外にボリューミーで、ココナッツの入れ物も可愛く見えてくる一品。
「天香樓(テンコウロウ)」のメニューブックには「中国四大料理とスイーツのお店」と記載されていますが、まさにコース料理だけでなく、スイーツの魅力も光っている一軒です。

神奈川県横浜市中区山下町220
11時30分~22時(L.O.21時30分)
なし
JR「石川町駅」の北口から徒歩約5分
提携駐車場あり(中華街パーキング)
「天香樓(テンコウロウ)」の詳細はこちら
ソーシャルグッドマーケティング株式会社 河野博史
グルメ、旅行分野専門のコンテンツプロダクションとして、これまでに全国500店以上の取材、記事制作、動画制作に携わってきました。実際に足を運んで発見した、生の情報を発信していきます!