5.知床 大自然を目指して最果ての世界遺産へ。

1日目は憧れの知床五湖トレッキング
きらきらと降り注ぐ夏の陽射しが、広大な森の緑を一層輝かせていました。空と海はどこまでも青く、視界一面に広がる大地に、人の暮らしの気配はありませんでした。日本にも、こんな場所があったなんて――。大人になり、いくつもの風景を見てきた今だからこそわかる驚きと喜びが、知床の旅にはありました。
2005年に世界自然遺産に登録された知床。アイヌ語で“地の果て”を意味する“シリエトク”に由来する名の通り、知床には人の手の及ばない原始の自然が色濃く残されています。そして、その魅力を物語る場所のひとつが、知床五湖でした。「知床五湖フィールドハウス」を起点に5つの湖をめぐる1周3kmほどのトレッキングへ。トドマツやエゾマツが生い茂る森に配された地上遊歩道から、眺めの良い高架木道へと進んで行くと、世界遺産の自然が生み出す美しい風景が次々と現れます。湖面に映る知床連山、森の中から顔を出すエゾシカなどの野生動物、そして心地よい静寂…。そんな瞬間に出合うたびに、“地の果て”の世界遺産を旅する喜びが胸を満たしていきます。






2日目は海から世界遺産を眺める
2日目は、知床半島の自然を海の上から眺められると聞き、「知床遊覧船」のクルーズに参加することにしました。
ウトロ港を出発した遊覧船は、「知床八景」のひとつに数えられるフレペの滝やカムイワッカの滝を経て、知床岬へと向かいます。海の奥に断崖絶壁が続く風景は息を呑むほどダイナミックで、浜にはヒグマなどの野生動物が時折現れます。海と森と山が描き出す圧倒的な自然。小さな遊覧船は、そんな知床の風景を望む特等席なのだ、と気付きます。
クルーズの後は、ウトロ港の近くに店を構える「ウトロ漁協婦人部食堂」へ。漁協女性部が営む食堂は、鮮度抜群の海の幸と、店のお母さんたちの笑顔が魅力です。肉厚の鮭のヅケとたっぷりのイクラ、鮭フレークがのった「三種丼」は、思わず誰かに自慢したくなるような味わいでした。
夕暮れ時には、深い森に囲まれた一軒宿「岩尾別温泉 ホテル地の涯」で日帰り入浴を楽しみます。ワイルドな岩組みの露天風呂に身を沈めながら思います。原始の自然に触れ、海の幸を味わい、湯に癒される…。知床には、他では味わえない旅の時間がある、と。







知床 1泊2日モデルプラン
>>モデルプランについてはこちらもご覧ください。
〈1日目〉
女満別空港
↓車で2時間30分
知床五湖(知床五湖フィールドハウス)
↓
宿へ
〈2日目〉
知床遊覧船
↓徒歩すぐ
ウトロ漁協婦人部食堂
↓車で40分
岩尾別温泉 ホテル地の涯
知床へのアクセス
車:女満別空港よりウトロへは、車で2時間15分
バス:女満別空港よりウトロへは、斜里バス知床エアポートライナー号で約2時間15分
知床 のまわり方
知床半島の旅の拠点となるのが、半島の西側に位置するウトロと東側に位置する羅臼。今回ご紹介したスポットはいずれもウトロ側に位置している。知床半島は面積が広く、バスの本数も多くないのでレンタカーの利用が便利だ。
6.トマム・十勝 雲海を眺め、草原を駆ける。北の大地をめぐる旅へ。

神秘の自然現象をとびきりの環境で。
朝の5時。人々を乗せたゴンドラは、トマム山の山肌を静かに駆け上がってゆきます。約13分の空中散歩を終えて標高1088mの「星野リゾート トマム 雲海テラス」に辿り着くと、そこには息を呑むような絶景が広がっていました。大地を覆うように広がる雲海と日高山脈や大雪山連峰の山並み、そして風景をやわらかく包み込むような朝の光…。そんな神秘的な風景が、この幸せな一日の始まりでした。
午前10時。「ランラン・ファーム十勝千年の森」のセグウェイツアーを体験します。1000年後に引き継ぐことをコンセプトに整備された森と草原をめぐるアクティビティは、セグウェイの浮遊感が印象的です。美しい自然のなかを駆け回っていると、あっという間に時間が過ぎていきます。
さらに昼時に訪れた「ファームレストラン ヴィーズ」のランチコースに舌鼓。十勝ロイヤルマンガリッツァ豚や十勝の野菜をふんだんに使う料理の数々は、ため息が出るほどの美味しさでした。
早朝の雲海、朝の草原、そして昼の美食。たった半日でこれほど充実した旅を味わえる場所は、そう多くはないはずです。




トマム・十勝 への旅モデルプラン
帯広空港
↓車で1時間
星野リゾート トマム 雲海テラス
↓車で40分
ランラン・ファーム 十勝千年の森
↓車で55分
ファームレストラン ヴィーズ
トマム・十勝へのアクセス
車:旅の拠点となる星野リゾート トマムへは、帯広空港より車で1時間、新千歳空港より車で1時間40分
電車:JRトマム駅へは帯広駅よりJR根室本線などで1時間、新千歳空港駅よりJR特急スーパーとかちなどで1時間30分
トマム・十勝のまわり方
鉄道やバス、タクシーを利用して各施設をめぐることも可能だが、効率よく旅するならやはりレンタカーでの移動が便利。春夏の美しい風景を望む爽快なドライブを楽しむのもおすすめ!
7.富良野・美瑛 花の大地と青い池。憧れの風景を求めて。


花々に彩られた北の大地を眺めるなら
一度は見てみたいと願いつつも、なかなか会いに行けない風景があります。そんな“憧れの場所”だけをのんびりめぐる旅も、大人になった今だからこそ楽しめる贅沢な時間の使い方なのだと思います。そして、そんな旅にふさわしい行き先のひとつが、北海道の中央部に位置する富良野・美瑛エリアです。
たとえば富良野市にある「ふらのジャム園 共済農場 麓郷展望台」は、名作ドラマ『北の国から』の舞台となった麓郷地区を一望できる場所です。広大な園内にはラベンダーやクレオメなどの花畑があり、カラフルな花々の奥に夕張山地や十勝連峰を望む風景は、言葉を失うほど美しいです。
また、美瑛町の「白金青い池」には、青い水面を湛えた池と立ち枯れたカラマツの木々が織りなす幻想的な景観が広がっています。ここは、アップル社のOSの壁紙に採用されたことで一躍有名となり、今や世界中の写真ファンが訪れたいと願う場所です。
テレビやコマーシャルでしか知らなかった“憧れの風景”をめぐる旅。そこには、現地に足を運んだからこそ得られる、リアルな感動が待っているはずです。




富良野・美瑛への旅のモデルプラン
>>プランについてはこちらも参考にご覧ください。
旭川空港
↓車で1時間5分
ふらのジャム園 共済農場 麓郷展望台
↓車で45分
レストラン・アスペルジュ
↓車で25分
白金青い池
富良野・美瑛へのアクセス
車:旭川空港よりふらのジャム園 共済農場 麓郷展望台へは車で1時間5分
バス:旭川空港よりJR美瑛駅へはリムジンバスで33分、JR富良野駅へはリムジンバスで1時間2分
富良野・美瑛のまわり方
富良野や美瑛の美しい風景を見てまわるなら、やはりレンタカーが便利。公共交通機関を利用する方はバスや鉄道と合わせて、レンタサイクルなどを利用するのがおすすめ。
じゃらん編集部
こんにちは、じゃらん編集部です。 旅のプロである私たちが「ど~しても教えたい旅行ネタ」を みなさんにお届けします。「あっ!」と驚く地元ネタから、 現地で動けるお役立ちネタまで、幅広く紹介しますよ。