旨い日本酒が飲みたい!そんなお酒好きの吞兵衛さんにはぜひ東北旅行がおすすめ。東北には美味しい日本酒がたくさんあるのです。今回は利き酒師の資格をもち、お酒が大好きで、日本全国の旨い酒を飲みつくしているじゃらん編集長の西が旨い酒との出会いや、東北地方の日本酒についても語ります!何度でも飲みたくなる酒、そんな一品に出会えたら酒好き冥利に尽きますね。
お酒好きのあなたが知っている銘柄はあるでしょうか?知らない銘柄があったらぜひ旨さを味わいにさぁ、いざ東北へ!
この冬、最高にお気に入りの日本酒に出会えますように。
編集長がハマった!旨い酒との出会いについて
利き酒師の資格を持つ関東東北じゃらん編集長 西尚子
[Profile]編集職になって四半世紀。プライベートでも仕事でも全国津々浦々、旅三昧。利き酒師の資格を持ちこれまで飲んだ酒は日本ワインも含めて数知れず。
地物と合わせればさらに旨い!東北の酒、その奥深さにハマる。
東北の日本酒との初めての出会い、それは東京のとある居酒屋でした。編集者として東京グルメページを担当していたときのこと。
「店主が惣れ抜いた酒と酒に合う肴が出る店」という企画で山形の日本酒「十四代」を流行らせた名店へ。それまでは、東北の日本酒ってどっしり重いイメージがあって特段思い入れもなかったのが本音です。
ところが、撮影が終わって飲ませていただけることになり、ふわりと口の中に漂った瞬間!あまりの旨さに衝撃を受けました。
何とも言えない華やかな香り、そしてフルーティーかつ爽やかな口当たり。これが本当にあの日本酒かと。かくして抱いていたイメージは180度変わり日本酒に開眼、のちに利き酒師の資格を取るまでに。この出来事をきっかけに俄然、東北の日本酒に興味が出てきたのです。
あの衝撃から2年後の夏。初めてねぶた祭りに跳人(はねと)として参加することになり、ついに東北、青森で日本酒を味わう機会が訪れました。
地元で飲む「田酒」はこんなにも旨いのか!と目から鱗。これまた今まで飲んだことがない「豊盃」に出会い、さらに感動。全く違う味わいの日本酒を地元ならではの鮪、新鮮なホヤや烏賊の塩辛なんかと合わせていただく。祭りの高揚感と相まって最高に幸せなひとときでした。
これがやみつきとなり、ねぶた祭りはトータル10回跳人に。〆はもちろん「田酒」と「豊盃」!十四代同様、予想外の華やかさを持つ日本酒との嬉しい出会いでした。
二度目の東北旅もやはりねぶた絡みで、今回は秋田を経由して青森へ向かう旅。市内にある秋田市中央卸売市場の食堂で朝ごはん代わりに旨い海の幸を食べようということになったので、秋田空港へは朝イチの便で。運転は後輩におまかせなので、もちろん朝から鮮度抜群の刺身を肴に一献(笑)。「高清水」を常温で一合だけ頼んだのですが、驚くほど旨い!辛口ですがさらりと口の中に広がって、朝からいくらでも飲めそうでした。
「蔵元は日常的に飲んでもらうため地元の食に合う味に仕上げてくる。だから地酒と地物の相性はいいに決まっている」
――日本酒のイロハを教えてくれた師匠の言葉がふとよぎりました。旨い酒は地元でこそ。東北へ旅してその場で味わいたいという想いが強くあります。
そこでしか飲めない希少な酒との出会いも楽しみ。毎年恒例の東北旅はこの先も欠かせないものとしてずっと続いていくことでしょう。
また飲みたくなる酒4選!
豊盃【青森】
若き五代目蔵元が醸す全国の日本酒ファンから高い評価を得る銘酒。味のふくらみ、柔らかくて温かみのある旨みを特徴とした優しい香味がたまらない。
[TEL]0172-32-1577
紫波メルロー【岩手】
岩手県紫波で収穫されたメルローを限定醸造しじっくり熟成。黒い果実を思わせる香りと程よい樽香を感じるしっかりとした味わいのワイン。
日高見【宮城】
柔らかく透明感があってキレの良い後味は、魚介類との相性がずば抜けてよい。好漁場を抱える港町・石巻ならではの風土性豊かな地酒だ。
[TEL]0225-22-0161
天明【福島】
米の旨み、甘味、酸味のバランスを考え抜いた食中酒に適したブランド。料理に寄りそう特徴的な酸が絶妙。最初の一本は「オレンジの天明」がおすすめ。
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※この記事は2019年9月時点での情報です
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