2019年11月、神戸市立博物館のリニューアルと共に、1階のカフェスペースにてオープンした「TOOTH TOOTH 凸凹茶房」。洋を凸、和を凹とみたてており、凸と凹を合わせ、融合した1つのモノを作り出すという思いが込められています。
港町神戸で生まれた新しいスタイルのカフェをご紹介します♪
上質な空間が広がる店内♪


神戸市立博物館の入口から入って左手に進むと、サイネージのメニュー表が置かれています。こちらがカフェの入り口の目印です。

店内は落ち着いた空間で、ゆったりとした時間の流れを感じることができます。


お店ではありますが、館内フリースペースとしても利用可能で、店内に置かれている書籍も自由に読むことができるんです。日本や神戸の歴史、芸術に関する本が多く取り揃えられています。
博物館と併設していて、来られる方は歴史や芸術に関心のある方も多いので、気軽に立ち寄ってもらえるよう、こうした工夫をされているとか。そのため、店内も幅広い年齢層の方が来店されている印象でした。
看板メニューは和スイーツ&お茶が楽しめる贅沢なセット!

こちらはカフェの看板メニューである、和スイーツ5種と好みのお茶の両方を愉しめるという贅沢なセット。
和スイーツは、左から
・無花果飴のマカロンショコラ オリーブグラッセを添えて
・八女抹茶のオペラと赤すぐりのクリスタルリゼ
・凸凹モナカの丹波黒豆フロランタン ミルクアイスでパフェ仕立て
・ほうじ茶のカヌレ ―火男―
・凸凹あんみつ フランボワーズとキルシュの香り ベルジョワーズの黒蜜と
の5種類。
※博物館の特別展の開催とともに、メニュー変更の可能性があります。ご了承ください。
直近では、2020年3月28日(土)から特別展仕様の商品になります。
どのスイーツも、和と洋の素材それぞれの個性を存分に引き出しており、それらをかけ合わせることでより一層特別な味になっています。
特に私が気に入ったのは、オリーブグラッセと抹茶のオペラ♪「マロングラッセ」は聞いたことがありますが、「オリーブグラッセ!?」と多少驚きながら食べてみると、オリーブのちょっとした塩気とコーティングされた周りの甘みのかけ合わせが絶妙でした!
抹茶のオペラは、抹茶の濃く深い味が口の中全体に広がったと思いきや、後味にはちょっぴり洋酒の味。思わず口元が緩んでしまいます。
また、セットにはドリンクも含まれていて、たくさんの種類から選ぶことができます。その中でもオススメは和紅茶!「和スイーツには抹茶でしょ!」そんな発想をも覆されてしまいました(笑)。
優しい和紅茶の香りに包まれながら、スイーツを堪能することができるこのセットは絶品ですね!


和紅茶には「鹿児島」と「京都」の2種類があり、単品での注文もできます。この和紅茶は、このお店でしか味わえない紅茶になっていますので、ぜひ飲んでみてください!友人と一緒に、2種類の香りや味を飲み比べるのもオススメです♪

そしてもう1つのオススメは…抹茶のアフォガード!
使われているお抹茶もこだわり抜いた、ここならではの素材。神戸老舗茶商である「放香堂」・酢田恭行氏監修のもと、このお店のためだけに作られたオリジナルのお抹茶です!

お抹茶は自分の好みに合わせて、かける量を調整することができます。深い抹茶の味とバニラアイスの相性が抜群!苦味は少なく、むしろほんのりと甘い抹茶なので、苦い抹茶が得意でない方にもぴったりの商品だと思います♪

他にも、エスプレッソ抹茶ラテや、オリジナルブレンドティーなどがありますよ。

またデザートのメニューだけでなく、神戸牛や神戸ポークなど、神戸ならではの食材をふんだんに使った食事メニューも揃っています。
特別室で味わえる、要予約のアフタヌーンティーセット

こちらは前日17時までに電話で予約した方限定の、アフタヌーンティーセット。
※2名以上から注文が可能。最大で8名まで

店内奥にあるこの特別室にて、いただくことができるそう♪こちらの特別室には、実際に博物館のなかで展示されていた、椅子や机が取り揃えられています。まるで貴族の一員にでもなったかのような気分で、優雅なひと時を過ごせそうですね。
店内にはミュージアムショップも!


店内にはちょっとしたミュージアムショップも併設されています。神戸市立博物館には、かの有名なサンフランシスコ・ザビエルの絵が展示されていることもあり、16世紀に伝えられた南蛮菓子がオリジナルのお菓子として作られ、販売されています。

実際にカステラを購入し、家でいただきました!口に入れると、卵の味がとても濃厚で、昔ながらのカステラの味を愉しむことができました♪
ぜひお土産に1つ買って帰ってはいかがでしょうか?
まとめ
異文化が混じり合う、港町神戸であるからこそ、改めて日本の食文化の魅力に焦点を当て発信していく…。とても素敵なお店ですよね。
TOOTH TOOTHと言えば、マドレーヌやクッキーといった焼菓子やケーキが有名で、洋のイメージが強いのではないでしょうか。そんな洋菓子専門店から生まれた洋と和の融合した新たなスイーツを、ぜひ博物館の展示を見た帰りに、あるいはふらりと神戸の町を散歩しがてら、立ち寄ってみては?
[TEL]078-515-6462
[住所]兵庫県神戸市中央区京町24(神戸市立博物館内)
[営業時間]【平日・日祝】10時~17時【土曜日】10時~21時
[定休日]博物館に準ずる
[アクセス]JR 三ノ宮駅西口より徒歩10分、阪急・阪神 神戸三宮駅西口より徒歩10分、地下鉄 三宮駅西出口1より徒歩10分
「TOOTH TOOTH 凸凹茶房」の詳細はこちら
※この記事は2020年2月時点での情報です
ライター名/森岡真生
じゃらん編集部
こんにちは、じゃらん編集部です。 旅のプロである私たちが「ど~しても教えたい旅行ネタ」を みなさんにお届けします。「あっ!」と驚く地元ネタから、 現地で動けるお役立ちネタまで、幅広く紹介しますよ。