2019年11月に開業した商業施設「渋谷スクランブルスクエア」にオープンした『TSUTAYA BOOK STORE 渋谷スクランブルスクエア』。
『TSUTAYA BOOK STORE 渋谷スクランブルスクエア』は、旅にまつわる本ばかりを置く書店です。約2万冊の書籍ラインナップもさることながら、選書チームが作ったという旅心をくすぐるポップも面白いと話題になっているそう。
また、隣接したシェアラウンジスペースは「シェアオフィス」と「ラウンジ」の良さを併せ持ったスペースになっています。
じゃらん編集部が取材に行ってきましたので、その魅力をお伝えします。
※この記事は、2020年3月23日(月)に取材・撮影したものです。
※営業時間の変更や休館をしている場合がございます。 最新の情報については、施設のHPをご確認ください。
『TSUTAYA BOOK STORE 渋谷スクランブルスクエア』はこんな本屋さん
旅に関する書籍が約2万冊
「旅は人をクリエイティブにする」という発想のもと、店内には約2万冊の本が並びます。
なぜ旅にまつわる本を置くことにしたのかというと、シェアラウンジを利用する方へ、刺激や好奇心を揺さぶる本を追求した結果が“旅”だったとのこと。

壁に広がる本棚の長さはなんと58メートル!たくさんの本に囲まれているだけで気分がります!

また、ガイド本だけではなく旅を切り口にしたあらゆる種類の本が揃っているとのこと。
ただ旅に行くためだけではなく、本を通して知らない世界を知ることで、刺激を受けられるような空間が広がっています。
個性豊かなPOPに注目

棚の中で目を引くのは選書担当のスタッフさんが考えた個性豊かなPOP。
テーマのブレストからはじめ、選書軸を決めて1冊ずつ文脈を考えて選書、POPのコメントまで一貫して考えているとのことです。

そのテーマは“旅”を大きな軸として、ブックストアのある東京・渋谷という街に関するものや、人生や人との出会いまで多岐にわたっています。

旅行に行こう!となり、旅先が決まっている方はガイド本の棚を、どんな旅をしたいかを考える方には、旅を軸としたさまざまな本が置かれたテーマ別の棚がおすすめ。
次は、取材の中で特に気になったPOPや棚をご紹介します。
テーマから旅を選べる
旅先の酒場で出会う

酒場での出会いが好き!という店員さんの思いが詰まっているのがこの棚。
その日その時間、酒場にいる人との出会いを楽しんでほしいと、酒場、飲み歩き、ランチ酒などお酒の楽しみ方がわかる本が並んでいます。
お気に入りの一冊とともに、いったことのないお店の暖簾をくぐってみれば、きっと楽しい出会いが待っているはず。
旅と恋愛

遠くに住む恋人を思う気持ちがつづられた本がそろう「旅と恋愛」の棚。
この棚の本を手に取れば、見知らぬ土地での出会いや大好きな人と見る素敵な景色など、強く惹かれあう旅と恋愛の魅力を味わえます。
アメリカで生き残るということ

「アメリカで生き残るということ」をテーマに揃えられた本から学ぶのは、超学歴社会・競争社会という厳しい現実の中で生き残る方法。
厳しい土地の中でビジネスを成功させた企業にまつわる物語が楽しめます。
旅する子ども達へ

ひときわかわいいイラストが目を引くのは「旅する子ども達へ」の棚。
まだまだ旅には出られないけれど、世界中に友達が欲しい!世界を見てみたい!という小さな旅人さんに贈りたい1冊がきっと見つかるはず♪
旅の本を贈る


本はただ読むだけではなく贈り物にも。
この棚には「旅の本を贈る」「世界の箱に詰めて贈る」をテーマに本を贈るためのさまざまなアイテムが並んでいます。
本の内容に合わせてアイテムを選べば、渡した瞬間から旅気分を味わってもらえること間違いなしです!
行先から旅を決める
国内旅行編

「行き先は決まっているけど楽しみ方がわからない!」という方にお勧めなのが地域別の本棚。地域ごとに小説から写真集まで幅広くそろえられています。

少し変わった本が並ぶのが、「京都・大阪」の棚。
京都の人のことばやたしなみ、京都で商いをする人々の本など、人気観光地「京都」を作り続ける『人』にフォーカスした棚です。
また、「関西文学」と題し、関西人による関西弁で書かれた文学作品のみを集めた棚なんかも。
今まで知らなかった関西の魅力を発見することが出来ます!

また渋谷に集まる外国人観光客にむけて、TOKYOを紹介する洋書も勢ぞろい!
東京が外国の人にどう見えているのか、手に取ってみるのも面白いかもしれません。
海外旅行編

近年注目が集まっている「台湾」。そんな台湾の楽しみ方が詰め込まれた本棚。
レトロな建築や台湾女子行きつけのグルメスポットなど見逃せない本がたくさん♪

「Hygge(ヒュッゲ)」とはデンマークに根付く精神のこと。
日照時間が短い北欧諸国で生まれたこの精神には毎日の過ごし方を豊かにするヒントがあるとか。この棚には、そんな精神を感じられる北欧デザインや、北欧の暮らし方に関する本が集まっています。
じゃらん編集部
こんにちは、じゃらん編集部です。 旅のプロである私たちが「ど~しても教えたい旅行ネタ」を みなさんにお届けします。「あっ!」と驚く地元ネタから、 現地で動けるお役立ちネタまで、幅広く紹介しますよ。