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2020.05.02

次の温泉旅行は、絶対にサイコーにしたいあなたへ<2020>

ひとり旅はもちろん、ひとりカラオケ・ひとり焼肉など最近では「おひとりさま」も楽しめることが増えてきていますね。でも「ひとり〇〇を経験してみたいけど、どう楽しんだらいいかわからない」そんな方もいると思います。

そこで温泉オタクの永井千晴さん(@onsen_nagachi)に“ひとり温泉旅行”の楽しみ方を教えていただきました!永井さんは、ひとり温泉旅行に関する書籍も進行中とのこと(詳細は発売が見えてきたら告知します!)。

毎月、連載で少しずつ“ひとり温泉”を楽しむヒントをお伝えしていけたらと思いますので、過去の記事なども参考にしてみてください。

\過去の記事はこちら/
「せっかくだから」の呪縛から解放されると、ひとり温泉はもっと楽しい
「温泉旅館で1泊2日2食付き」以外の選択肢が、旅行をもっと楽しくする

記事配信:じゃらんニュース

外出自粛が続くいま、旅行を泣く泣くキャンセルした方も多いのでは。かくいう私も、5月に1週間予定していた北海道旅行を取りやめたばかり。いつまでこの状況が続くかわからないものの、きっといつか終息して、また気兼ねなく旅行に行ける日がくるはず……と願っています。

なんか、次の温泉旅行は、絶対にサイコーにしたいですよね。ぱーっといい旅館に泊まって、地元のおいしいものをたらふく食べて、すばらしい温泉に浸かって。行けなかった時期の分、たくさんお金落として経済を回したいですね。

サイコーな温泉旅行を実現するには、「ちゃんと調べる」ことがやっぱり大切だと思います。クチコミや旅行雑誌で情報を集めるにとどまらず、プラスアルファで参考にしてほしいサイトやブログがたくさんあります。本記事では、私の温泉情報収集のミカタであるサイトを紹介していきます。

「観光協会」「旅館組合」などの“公式”サイトを見る

観光協会・旅館組合などのサイトはつまり、“公式”かつ、“中の人”。映画を観に行くとき、まずは公式サイトの「ABOUT」や「CAST&STAFF」を確認するように、旅行でもまずは“公式”を見るのが一番確実なのです。

観光協会や旅館組合などのサイトは、近年とってもおしゃれになりました。お金を出し合って、きちんと運用されているところもたくさんあります。

次の温泉旅行は、絶対にサイコーにしたいあなたへ
※こちらは登別国際観光コンベンション協会のサイト

春夏秋冬の過ごし方やおすすめグルメ、地図にプロットされた観光スポット、老舗和菓子店のおいしいおみやげ、営業時間や特徴がしっかりと書かれた日帰り入浴施設一覧などなど、見れば「何が魅力なのか」「どんな風に過ごせばいいか」が一目瞭然。写真も大きくてわかりやすいのがすばらしいです。

「今冬、この車道が雪の影響で通行止めになっている」だとか、「公衆浴場が改装中なので、ここで日帰り入浴ができるようになった」だとか、ちゃーんと書いてあります。行ってみたときに「あれれ」ってなるのは、意外にも観光協会や旅館組合などのサイトを見ていないから……なんてこともあるのです。

私が推している温泉ファンのレビューサイト

次の温泉旅行は、絶対にサイコーにしたいあなたへ
「秘境温泉 神秘の湯」の大ファンです

私が一番参考にしているのは、全国の温泉ファンによるレビューやレポート。同じ温泉ファンの目線で語られる内容は、「こういうところが知りたかった」の情報の宝庫です。

私がまず開くサイトは、「秘境温泉 神秘の湯」。管理人による全国各地の温泉レポートが500件近く掲載されており、めちゃくちゃに参考になります。ここで「極上湯」「上質湯」と太鼓判を押されていれば、まずハズレはありません。

ページが見やすく、検索性も高いのがサイコー(温泉レビューサイトでは貴重です)。ひなびた雰囲気なのか、モダンな施設なのかも一目瞭然なので、「ここはなんとなく、ひとりだと勇気が要るな」「さくっと浸かるにはもったいなさそう。時間多めにとっておきたい」など、具体的な旅程の組み込みもしやすいです。

次に確認するのは「ああ、いい湯だな 名湯・秘湯・立ち寄り湯」。インターネット黎明期のホームページデザインをそのままに、粛々と各温泉のレポートを更新し続けているサイトです。「いい湯だなの管理人、この温泉には行ったかな」「どんな感想書いたのかな」などと、秘境温泉のサイト同様、まったく見知らぬ管理人に、全幅の信頼を寄せています。情報量が豊富で、フラットな文章表現も心地よい。大好きです。

次の温泉旅行は、絶対にサイコーにしたいあなたへ
「知られざる地元の名泉」は、書籍もカタログも素敵

温泉レビューサイトは、地域特化しているものも少なくありません。例えば、箱根・伊豆エリアであれば「井伊部長の温泉グルメ探訪」、東北エリアであれば「東北の天然温泉手帖」、九州エリアであれば「知られざる地元の名泉」などなど。地域のことをよく理解しているからこそのレビューもぜひ参考にしたいです。

「中の人に届けようと思っていない」ツイートも検討材料に

じゃらんを始めとする宿泊予約サイトには、利用者のクチコミや評価がわかりやすく掲載されています。私もその点数と内容を読んで、泊まるか泊まらないかよく検討しているのですが、そういうクチコミは「中の人に届けようと思っている」側面もあるのが注意するポイントです。

次の温泉旅行は、絶対にサイコーにしたいあなたへ
※クチコミイメージ

宿泊予約サイトのクチコミに、宿側からの返事が書かれているのをご覧になったことはありますか。ポジティブな意見にも、ネガティブな意見にも返事をしている丁寧な宿も多くあります。「返事が書かれる可能性がある」ということは、クチコミ自体はほぼ100%読まれているんですよね。クチコミを書く側も、「見られる前提」であり、「中の人に読んでほしくて」伝えているといえます。

そこには、いくつかの配慮が生まれます。宿泊客と宿のコミュニケーションの場になっているので、感想がオブラートに包まれていたり、または誇張されていたりする可能性もありそうです。

だから私は、TwitterなどのSNSに投稿されている感想も大切な情報だと考えています。「中の人に届けようと思っていない」投稿内容は、一番のナマの声です。友達に伝えるような感覚で書かれているため、直感的でわかりやすいのもポイント。Instagramでは、プロのカメラマンではない一般客が撮った「ほんとうの景観」も見えるので、現地でがっかりもしなくて済みます。

粛々と、次の温泉旅行の計画を立てよう

この状況下、ハッシュタグ「#オンライン温泉」や「#オンライン銭湯」などで、入浴施設の画像や動画をあげて気分を盛り上げる動きも出てきました。旅行関係の書籍の売上も落ちていないと聞きます。気兼ねなく旅行に行きたいのは、みんな同じなんですよね。

いまは粛々と計画を練る時間。サイコーにするために、じっくり情報収集してみてはいかがでしょうか。

●今回ご紹介したサイト
秘境温泉 神秘の湯
https://hikyou.jp/

ああ、いい湯だな 名湯・秘湯・立ち寄り湯
http://www4.kcn.ne.jp/~t-yoko/

井伊部長の温泉グルメ探訪
http://onsen.surugabank.co.jp/

東北の天然温泉手帖
https://todik.goemonburo.com/

知られざる地元の名泉
https://onsen.unknownjapan.co.jp/



■プロフィール

永井千晴(ながち)

永井千晴(ながち)
温泉オタクな会社員。訪れた温泉は400超。普段はCHOCOLATE Inc.でプロデュース業をしています。元じゃらん編集部員。
Twitterのアカウント @onsen_nagachi
@onsen_nagachi
https://twitter.com/onsen_nagachi

永井千晴(ながち)  永井千晴(ながち)

温泉オタクな会社員。訪れた温泉は約500。元じゃらん編集部員。 Twitterアカウント @onsen_nagachi

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