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2024.08.07

柚子風呂・ゆず湯ってなぜ冬至に入るの?効果や入り方&使った柚子の使い道も!

冬至に入るとされる柚子風呂・ゆず湯。柚子風呂・ゆず湯に入る理由や効果、基本的な入り方、より楽しむためのポイント、柚子の再利用方法などをご紹介します。柚子を丸ごと・輪切り・絞る・皮だけで入れた時のそれぞれのメリット・デメリットも、参考にしてみてください♪柚子風呂で温まって、風邪をひかずに冬を乗り越えましょう!

柚子風呂に入るのはなぜ?

柚子風呂

2024年の12月21日は「冬至」。一年で一番太陽が出ている時間が短い日、つまり一年で一番夜が長い日です。

冬至に柚子風呂に入るという習慣がありますが、これは銭湯ができた江戸時代から始まったと言われています。

冬至に柚子風呂に入る理由は?

■冬至は昼が短く寒いため、江戸時代では命に関わる危険な日。
この時期に旬を迎える柚子は香りが強く邪気を払うと考えられていたため、禊として柚子風呂に入っていた。

■ゆず:「融通(ゆうずう)」、冬至:「湯治(とうじ)」という語呂合わせ。
など、さまざまな説があるそう。

柚子湯とも呼ばれ日本全国で親しまれる“柚子風呂”で温まり、風邪をひかずに寒い冬を乗り越えましょう。

柚子風呂の効果

柚子風呂

柚子風呂は何と言っても、リラックス効果が期待できます。
お肌が弱くて柚子風呂に入れないという方は、柚子の香りを嗅ぐだけでもOK♪
柚子のスッキリとした香りが心を落ち着かせ、日々の疲れを癒してくれることでしょう。

また、体臭が気になる人にも有効とのこと。ビタミンC効果でお肌がつるつるになるとも言われています。

さらに肩こり・腰痛・冷え性・むくみが緩和されるとも言われ、さまざまな効果が期待できるのだとか。

柚子風呂の作り方

柚子を入れると言っても、どんな風に入れたらいいのか分からない!
という方も多いはず。丸ごと、輪切り、絞る、皮だけと4つの方法に分け、それぞれのメリット・デメリット、適切な個数をご紹介します。

丸ごと

柚子

一番簡単なのが、買ってきた柚子をそのまま入れる方法

■手間がかからない
■刺激成分が出にくいので、敏感肌の方におすすめ
■視覚的に楽しめる
■SNS映えが狙える

など、メリットがたくさんあります!
他の方法に比べると有効成分があまり出ないということが、唯一のデメリットかもしれません。

200リットルのお湯に対して柚子2~3個くらいがおすすめ♪
たくさん入れた方が見た目が鮮やかになり、香りを楽しむこともできます。

輪切り

柚子

2つ目の方法は、輪切り

厚さはお好みでカットしてください♪

丸ごと入れるよりも多くの有効成分が出ますが、その分刺激成分も多く出ます。
肌が弱い方は、ご注意ください。

この場合は、200リットルのお湯に対して半個あれば十分でしょう。

絞る

柚子

3つ目は、柚子をカットして絞る方法

これは一番有効成分が出る方法ですが、刺激成分も多く出るので敏感肌の方にはおすすめしません。

また、一見いつものお風呂と変わらないので、視覚的に楽しめないというのがデメリット…。

200リットルのお湯に対して1/4個絞るのがいいでしょう。
柚子の爽やかな香りが漂い、リフレッシュできそうです。

皮だけ

柚子

最後は、皮だけ入れる方法

皮を切ってネットに入れなければいけないので、少し手間がかかりますが、

■使い終わった柚子を余すことなく利用できる
■有効成分は皮に多く含まれているので、十分に効果を期待できる

など、うれしいメリットも♪
200リットルに対して、柚子1個分の皮があれば良さそうです。

柚子風呂の基本的な入り方

お風呂を沸かす

柚子風呂

まず、湯船に38℃~40℃のお湯を準備します。

注意したいポイントは温度!
42℃以上のお湯は交感神経を刺激し、寝つきが悪くなる可能性があるので避けましょう。

湯船に柚子を入れる

次に、湯船に柚子を入れていきます。

輪切りの柚子の場合は、種が出たり果実が崩れたりする可能性があるので、ガーゼで包んで静かに入れましょう。

皮だけの場合もバラバラになってしまうと片付けが大変なので、ガーゼで包むかネットに入れることをおすすめします。

湯船に浸かる

柚子風呂

いよいよ、柚子風呂に浸かりましょう!

38℃~40℃のお湯に15~20分程度浸かると体がポカポカと温まり、とっても良い気分♪いつまででも入っていたい…と思ってしまいますが、ここで注意したいのは入浴時間。

20分以上入浴すると、元々備わっている保湿成分が流れてしまい、乾燥肌の原因になる可能性があります。長風呂しすぎないよう、注意してくださいね。

体を洗う

柚子風呂

柚子風呂に浸かった後は、体を洗いましょう。

柚子にはピーリング効果があるので、湯船に浸かった後に体を洗うことで、少ない力で体をキレイにすることができます。

体を洗う際の肌への刺激を大幅に減らすことができるのがgoodポイント!

湯船に浸かる

体を洗った後は、もう一度柚子風呂に浸かりましょう。
この入浴法は“反復浴”といい、数回に分けて入浴することで湯冷めしづらくなります。

■おすすめの流れ■
柚子風呂に10分浸かる

体を洗う

柚子風呂に5分浸かる

シャワーを浴びる

シャワー

最後に、シャワーを浴びましょう。

柚子の刺激成分が体についたままだとピリピリしてしまうので、しっかりと洗い流してください。

柚子風呂をもっと楽しむポイント!

朝に入ることは避ける

柚子

柚子には紫外線と反応する成分が含まれているので、柚子風呂に入った後に紫外線を浴びると、肌がダメージを受けてしまいます。

シミや炎症などの肌トラブルを起こす可能性があるので、朝は避けて夜に入ることをおすすめします。

追い炊きは使わない

柚子風呂

お風呂の追い炊き機能を使うと、配管内に柚子の成分や果肉が入り込んでしまう可能性があります。そうすると、細菌が増殖してしまう可能性が高まり、衛生的に良くありません。

追い炊きをしなくても多少配管内に柚子の成分が入り込むことがあるので、気になる人は自動湯はり機能を使うことをおすすめします♪

木頭柚子で贅沢な柚子風呂に!

柚子

“木頭柚子”という種類の柚子は香り高いという特徴があり、よりリラックス効果に期待ができます。

高級料亭で使用される程の贅沢な種類ですが、芳醇な香りを楽しみたい方はぜひお試しください。

柚子を再利用しよう!

柚子風呂

使用後の柚子を捨てるのはもったいない…という方は、掃除で再利用してみてください。

柚子に含まれるクエン酸は水垢を簡単に落とすことができるので、お風呂の浴槽や鏡、シンクの掃除に最適!水垢汚れを傷つけることなく落とすことができます。

柚子のいい香りで、掃除がはかどるかも♪

【監修/ユキフル】
病院でメディカルテクノロジストとして働きながら、ブログ「ユキフルの道」では主にダイエット・ウォーキングに関わる記事を配信中。

※この記事は2024年8月5日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性がありますので、事前に公式ホームページなどで最新の情報をご確認ください。
※掲載されている情報や写真については最新の情報とは限りません。必ずご自身で事前にご確認の上、ご利用ください。

トリクルマガジン編集部  トリクルマガジン編集部

プロモーションから紙・WEBコンテンツの企画・制作・編集・撮影まで。ただコンテンツを作るだけではなく、課題に対するソリューションを提供できるところが強みです。(http://tricle-llc.co.jp/)

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