close

2023.10.17

【2023】京都の紅葉名所「東福寺」の見どころを紹介!「通天橋」や混雑回避のコツも

京都屈指の紅葉名所、東福寺。訪れるならぜひともおさえておきたい「通天橋」からの紅葉だけでなく、期間限定で公開される塔頭「天得院」や、ピーク時の混雑を避けるコツもご紹介。本記事で予習をした上で、見どころたくさんの東福寺をぜひ訪れてみてください。

※この記事は2023年10月4日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。
記事配信:じゃらんニュース

東福寺の紅葉の見頃について

東福寺の紅葉の見ごろ時期はいつ?

(画像提供:東福寺)

[見頃時期]11月中旬~下旬頃

京都の紅葉名所として知られる「東福寺」。境内には約2000本のもみじが植えられ、その紅葉は屈指の名所とも言われるほど。この圧巻の紅葉を見ようと毎年多くの人で賑わいます。

東福寺のもみじは、“通天もみじ”と呼ばれる葉先が3つに分かれているもみじが有名です。

例年11月中旬ごろから色づき始め、11月下旬から12月初旬が見頃です。色づき始めから散り紅葉まで約1カ月間あるので、ぜひ見に訪れてみてください。

見どころ1:通天橋から眺める美しい洗玉澗の紅葉

(画像提供:東福寺)

東福寺の紅葉といえば、境内を東西へ横切るように通っている渓谷「洗玉澗(せんぎょくかん)」が有名です。「東福寺三名橋」と呼ばれる「通天橋(つうてんきょう)」「臥雲橋(がうんきょう)」「偃月橋(えんげつきょう)」がかかっており、橋上からは洗玉澗を彩る美しい紅葉を見ることができます。

中でも通天橋は、京都屈指の眺望を誇る名所。眼下に広がる美しい眺めは“錦の雲海”とも称されています。

紅葉の時期は、通天橋と臥雲橋からの撮影は禁止されていますのでご注意ください。

見どころ2:初冬ならではの風景「散り紅葉」を堪能

東福寺

紅葉が散り始める12月、東福寺は真っ赤な葉の絨毯に覆われます。地面を埋め尽くす散り紅葉も圧巻の美しさ。渓流を美しい葉が流れていく様子もまた、この季節ならではです。

見どころ3:紅葉の時期にのみ公開される「塔頭」

「塔頭(たっちゅう)」とは本山の住職や大僧正などの高僧が、引退後の隠居所や亡くなった時の墓として使用するために、境内に建てられる寺院のことを指します。

ぜひ訪れたいのが、紅葉の時期限定で公開される「光明院(こうみょういん)」「龍吟庵(りょうぎんあん)」「勝林寺(しょうりんじ)」です。

光明院

東福寺

「光明院」には、昭和の作庭家・重森三玲が手掛けた枯山水庭園「波心の庭」があります。岩や砂などで山水を表現した庭は、巧苔の緑と紅葉の組み合わせが見事で、石の配置も巧みなことから、“虹の苔寺(にじのこけでら)”とも称されるほど。本堂や書院から庭園を眺めると、まるで絵画を見ているような気分になります。

龍吟庵

龍吟庵

「龍吟庵」では、一面が白い砂の「無の庭」、海中から姿を現す龍を石で表した「龍の庭(龍門の庭)」、赤い砂が敷き詰められた「不離の庭」の3つの枯山水庭園があります。

勝林寺

勝林寺

「勝林寺」は、本堂の両脇にあるもみじが見ものです。美と縁結びにご利益がある女性の神様「吉祥尊天像」が祀られていることから、“吉祥もみじ”とも呼ばれています。苔の上に点在する落ち葉や、建物内から眺める迫力ある紅葉は、時間を忘れるほどの美しさです。

今回ご紹介した「塔頭」は、比較的混雑が少ないので、ゆっくりと東福寺の紅葉を楽しみたい方におすすめです。

紅葉見頃時期の混雑を回避するには?

東福寺は京都でも屈指の紅葉名所であるだけに、見頃の時期は混雑必至。なるべく人混みを避けたいという方におすすめなのは、早朝の訪問です。

「臥雲橋」は一般道としても使われている橋なので、拝観時間前でも洗玉澗の紅葉を見ることができますよ。

また、電車で訪れる場合は京阪電車の鳥羽街道駅を利用すると、駅から徒歩約8分で到着。東福寺駅よりも近く、かつ混雑も少ないそうです。

紅葉の時期限定「もみじスタンプ」御朱印を入手しよう

(画像提供:東福寺)

紅葉の時に東福寺を訪れるなら、ぜひ期間限定のもみじスタンプが入った御朱印をいただきましょう。

この時期の御朱印は、混雑緩和のため前もって準備された「書き置きの御朱印」のみとなり、数に限りがあります。御朱印をいただきたい場合には、時間に余裕をもって早めの時間に訪れてください。

東福寺のライトアップについて

東福寺のライトアップ期間はいつ?

(画像提供)天徳院※クレジット「Photographer MASAYUKI KITANO」
(画像提供)天徳院※クレジット「Photographer MASAYUKI KITANO」

[ライトアップ・イベント情報]

[名称]天得院「紅葉を愛でる特別拝観」
[開催期間]2023年11月18日(土)~12月3日(日)※ライトアップは2023年11月18日(土)~12月2日(土)
[開催時間]【2023年11月18日(土)~12月2日(土)】9時~20時(閉門20時30分)※16時頃ライトアップ
【12月3日(日)】9時~16時(閉門16時30分)
[料金]【大人】600円【小・中学生】300円【未就学児】無料(保護者同伴に限る)、抹茶800円(9時~16時30分※なくなり次第終了)、御朱印300円~(秋限定御朱印等各種授与予定)

夏と秋の年2回公開される東福寺塔頭の「天得院」は、安土桃山時代に作られた枯山水庭園と紅葉が見どころです。ライトアップされた庭園は美しく幻想的な雰囲気で、縁側に腰掛けてゆったりとした時間を過ごすのに最適です。

東福寺へのアクセス、拝観料について

アクセス
JR奈良線東福寺駅より徒歩約10分、京阪電車鳥羽街道駅より徒歩約8分。東福寺は京都駅から電車で約3分と比較的近く、アクセスが便利です。

JR東福寺駅は降車ホームから東福寺まで混雑が続くことが多いですが、京阪電車鳥羽街道駅を利用すれば混雑が少ないようです。紅葉の時期は東福寺の駐車場は閉鎖されるため、公共交通機関の利用がおすすめです。

拝観料
通天橋は大人1000円、小人300円です。紅葉の時期は、通常期とは拝観券の金額が異なるので、ご注意ください。

■大本山 東福寺
[住所]京都府京都市東山区本町15-778
[参拝時間]9時~16時(拝観受付終了16時)【11月~12月第1日曜】8時30分~16時【12月第1月曜~3月末】9時~15時30分(拝観受付終了は15時30分)
[定休日]なし
[料金]拝観料【本坊庭園】大人500円、小人300円【通天橋】大人600円、小人300円【本坊・通天橋(共通)】大人1000円、小人500円※通常期の拝観料金
[アクセス]【電車】JR東福寺駅・京阪電車 東福寺より徒歩約10分【車】名神高速道京都東ICから約30分
[駐車場]あり(無料)
「大本山 東福寺」の詳細はこちら
「大本山 東福寺」の口コミ・周辺情報はこちら

(画像提供:東福寺)

東福寺近くの『雲龍院』まで足を伸ばそう

雲龍院

雲龍院

東福寺から徒歩10分ほどのところにある「雲龍院」も紅葉のスポット。

蓮華の間にある「色紙の窓」は、4つの窓がそれぞれに庭園の風景を切り抜き、まるで絵画が展示されているよう。他にも「悟りの窓」と呼ばれる丸窓があり、こちらからの眺めも風情があります。

東福寺だけでなく、ぜひとも訪れたい場所のひとつです。

■雲龍院
[住所]京都府京都市東山区泉涌寺山内町36
[参拝時間]9時~17時(受付終了16時30分)
[定休日]水(紅葉シーズンは除く)
[料金]拝観料400円
[アクセス]【電車】JR東福寺駅よりタクシーで約5分【車】名神高速道京都東ICから約25分
[駐車場]あり(無料)
「雲龍院」の詳細はこちら
「雲龍院」の口コミ・周辺情報はこちら

(画像提供:雲龍院)

※掲載されている情報や写真については最新の情報とは限りません。必ずご自身で事前にご確認の上、ご利用ください。
※掲載の価格は全て税込価格です。

じゃらん編集部  じゃらん編集部

こんにちは、じゃらん編集部です。 旅のプロである私たちが「ど~しても教えたい旅行ネタ」を みなさんにお届けします。「あっ!」と驚く地元ネタから、 現地で動けるお役立ちネタまで、幅広く紹介しますよ。

Topics

tag

この記事に関連するエリア

この記事に関連するキーワード