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「草津温泉」や「群馬サファリパーク」など、魅力的な観光スポットが多い群馬県。夏には高原野菜であるキャベツ畑が絨毯のように広がる様子や、水の清涼感を楽しめる吹割の滝、透明度の高さを誇る「奥四万湖」など見どころが満載です！夏のおでかけにおすすめの観光スポットを紹介します！

【片品村】尾瀬ヶ原

2000m級の山々に囲まれた山岳湿地

福島県、群馬県、新潟県の3県にまたがる、2000m級の山々に囲まれた「尾瀬ヶ原（おぜがはら）」。東西6km、南北2kmと本州では圧巻の広さを誇る山岳湿地です。

湿原を中心とし、周囲には池沼や滝、吊り橋などがあり、自然を楽しみながらハイキングするにはぴったり！ワタスゲやニッコウキスゲが湿原を彩る7月は街より涼しく、のんびりと過ごすのがおすすめ。様々な高原植物を観察できるのも魅力のひとつです。

尾瀬ヶ原各所にある山小屋に宿泊すれば満天の星や、朝焼けに染まる山々も見られます。

（画像提供：公益財団法人 尾瀬保護財団）

【みなかみ町】JR土合駅

駅舎とホームの標高差は70m。地下深くに広がる涼しい空間

“日本一のモグラ駅”とも呼ばれる「土合（どあい）駅」は、群馬県と新潟県を結ぶJR上越線の駅です。駅舎と上りホームは地上に設けられていますが、下りホームがあるのは地下約70mのトンネル内。屋外からの日差しを受けず、夏でも寒く感じるほどです。

地下から地上まで486段の階段を進む必要があり、その長さは約300m以上。途中、ベンチがあるので休憩しながら登ってくださいね。

（画像提供：JR高崎支社）

【沼田市】吹割の滝

“東洋のナイアガラ”とも呼ばれる幅30mの滝

凝灰岩、花崗岩でできた川床の上を流れる清流の様子が、まるで巨大な岩が吹き割れたように見えることから名付けられた「吹割（ふきわれ）の滝」。“東洋のナイアガラ”とも言われており、その大きさは高さ7m、幅30mにおよびます。

遊歩道が整備されていて、近くにいくと激しい水しぶきが舞う「鱒飛の滝」や滝を目前に望む「観瀑台」など周囲にはビュースポットがたくさん。轟音を響かせながら流れる滝の圧倒的な迫力と、雄大な自然美に心も癒されそうです。

（画像提供：沼田市役所 観光交流課）

【中之条町】奥四万湖

木々の緑と四万ブルーのコントラストが美しい

新潟県、長野県、群馬県にまたがり、多数の山岳と高原からなる上信越道高原国立公園内の「奥四万湖（おくしまこ）」は、四万川をせき止めたダム湖です。

水の透明度が非常に高いうえ、季節や天気、時間帯によって色彩が変わる湖面が魅力で、その美しさからCMやポスターに使われています。“四万ブルー”とよばれる神秘的な青い湖面は、雪解け水が流れ込む4月～5月に、より一層綺麗な色が見られるそう。夏の太陽の日差しを受けてきらきらと光る湖と、周囲の樹木の緑が織りなす景色は見事です。

（画像提供：一般社団法人 四万温泉協会）

【中之条町】四万の甌穴群

数万年かけて川底の岩盤を削り取ってできた大きな穴

「四万の甌穴（しまのおうけつ）」は、四万温泉の入り口・秋鹿（あきしか）地区を流れる四万川の川底に形成された円形の穴のことです。くぼみに入った小石や礫が川の流れを受け、数万年かけて底を削り取ったことで大きな穴が作られました。四万川の約80ｍ間に全部で8カ所あり、大きなものは直径3mにもなるのだとか。

水面の美しさと四季折々で変化する大自然とのコントラストを堪能できます。

（画像提供：一般社団法人 四万温泉協会）

【中之条町】チャツボミゴケ公園

一面に広がる苔の間から湧出する温水

「チャツボミゴケ公園」は、強い酸性の温泉水が流れる場所を好む珍しい苔・チャツボミゴケが広がっています。約2000平方メートルにわたって群生しており、「六合（くに）チャツボミゴケ生物群集の鉄鉱生成地」として国の天然記念物に指定されています。

苔の間を温泉が湯気を立てながら流れていく様は、なんとも不思議な光景。周囲には、20分ほどで一周できる遊歩道が整備されているので、散策しながら眺めるのがおすすめです。

（画像提供：一般社団法人 中之条町観光協会）

【高山村】ロックハート城

移築した城を中心に、中世ヨーロッパの街並みを再現

「ロックハート城」は、東京ドーム2個分の広さを誇るテーマパークです。英国スコットランドから6年かけて移築・復元した城を中心に、まるで中世ヨーロッパのような街並みが作られています。敷地内には、教会やミュージアムなどが点在しており、どの場所も写真映え抜群。標高600mに位置しているため、木陰に入ると爽やかな心地よさが感じられるのも嬉しいですね。

2025年4月には大幅リニューアルを実施。愛犬と一緒に食事ができるレストラン「ワンダフルハート」や、自然の中で思いきり遊べるドッグラン「ワンダフルフォレスト」が新しく誕生しています。

（画像提供：ロックハート城）

【草津町】志賀草津高原ルート

絶景を楽しみながら駆け抜けるドライブコース

「志賀草津高原ルート」は、草津温泉と湯田中・渋温泉郷を結ぶ全長約40kmの山岳ドライブウェイです。高いところでは標高2000mにもなるエリアを通るので、コース途中の駐車スペースやビュースポットからは爽やかな高原の風とともに白根山や横手山などの風景が楽しめます。夏の早朝には気象条件があえば、道中の日本国道最高地点（2172ｍ）から雲海を望める日もあるそう。

時折、野生動物が突然飛び出すため、運転の際には注意してくださいね。運がよければ、天然記念物のニホンカモシカと出会えるかもしれませんよ。

（画像提供：一般社団法人 草津温泉観光協会）

【草津町】湯畑

湯けむりを上げ湧出する草津温泉のシンボル

「湯畑」は、標高約1200ｍに位置する「草津温泉」の中心部にあるシンボル的スポットです。1分間に約4000Lもの温泉が自然湧出しており、もくもくと湯けむりをあげています。

草津温泉は夏でも30度を超えることが滅多にないそうで、涼しい風を感じながら情緒ある温泉街を散策できます。お湯が滝のように流れ落ちている湯滝や湯の花が採れる湯樋など、見どころは満載です。

例年、8月1日・2日には「草津温泉感謝祭」を開催。大道芸が街中を練り歩き、イベント会場では伝統的な唄や踊りを見学できます。8月1日夜には手筒花火もあがりますよ。

（画像提供：一般社団法人 草津温泉観光協会）

【草津町】西の河原公園

公園内のあちらこちらに温泉が湧き出る

「西の河原（さいのかわら）公園」は、「湯畑」から徒歩10分の場所にあり、公園内のいたるところから温泉が湧き出ています。

風光明媚な景観の中でゆっくりと足湯をしたり、裸足になって遊んだりと自由に堪能できます。付近一帯は上信越高原国立公園の特別地域に指定されており、緑が豊かなのも魅力。毎日、日没～24時にはライトアップを実施しているので、近隣に宿泊する人は、浴衣を着て夕涼みに出かけるのもいいですね。

（画像提供：一般社団法人 草津温泉観光協会）

【草津町】草津熱帯圏

熱帯地方を再現したエリアで動物と触れ合える

熱帯地方の生き物に会える「草津熱帯圏」。気温24度、湿度90％に保たれた園内の「熱帯ドーム」にはふれあいコーナーが設けられており、南アメリカに生息する「カピバラ」、マダガスカルから来た「エリマキキツネザル」などにさわれます。

2024年には「ふれあい館」がオープンし、体中がよろいのような「アルマジロ」や、背中が針で覆われた「ハリネズミ」など十数種類の動物たちにさわれるようになり魅力がアップ！

生き物たちの活き活きとした姿をぜひ体感してくださいね。

（画像提供：草津熱帯圏）

【嬬恋村】嬬恋高原キャベツ畑（愛妻の丘）

色鮮やかな緑のキャベツ畑が広がる景色は圧巻！

夏秋キャベツの圧倒的な生産量を誇る嬬恋村。キャベツ畑は「つまごいパノラマライン」で見ることができ、７～8月は広大な丘陵地一面がまるで絨毯のように緑のキャベツで埋め尽くされます。

7～10月に村内で登場する直売所では、大地の恵みである高原野菜を販売。朝に採れたばかりの野菜は、みずみずしくてとても美味しいですよ。

軽井沢から車で約1時間30分、草津温泉から車で約30分と観光スポットからのアクセスも良好。農道沿いのフォトスポット「愛妻の丘」は雄大な浅間山に向かって愛を叫ぶ観光スポット。無料の駐車場もあるので、ドライブがてら立ち寄るのもおすすめです。

（画像提供：一般社団法人 嬬恋村観光協会）

【渋川市】伊香保温泉の石段街

レトロな街並みと2種の源泉が魅力

“黄金（こがね）の湯”と、“白銀（しろがね）の湯”の2種類の温泉が特徴の「伊香保温泉」。中心地にある365段の階段が続く石段街は、伊香保温泉のシンボルとも言われています。

石段の左右にはお土産店が軒を連ねており、グルメスポットも満載！明治時代から続く勝月堂の黒糖を使った「湯の花まんじゅう（1個140円）」、茶楼千のかわいいだるまの最中がのった「伊香保薫るソフトクリーム（650円）」などバリエーションは豊富です。

例年夏には、渋川市の姉妹都市、ハワイをテーマとしたイベント「ハワイアンフェスティバル」を実施。伊香保温泉各所がイベント会場となり、「伊香保温泉」の石段中腹でもフラダンスが見られます。

（画像提供：一般社団法人 渋川伊香保温泉観光協会）

【渋川市】水澤観世音

新緑と朱色の本堂のコントラストが美しい、歴史ある伊香保の寺院

1300年以上の歴史を持つ「水澤観世音（みずさわかんのん）」は、透かし彫りや丸彫りが施された朱色の本堂が、背景の木々の緑とのコントラストが際立って絵にかいたような美しさ。建物内には、十一面千手観世音菩薩が祀られています。

本堂横には1階に六地蔵、2階に大日如来を祀った2階建ての六角堂があり、回転式の台座に鎮座している六地蔵を3回まわすと願いが叶うそう。

「水澤観世音」の周辺には、群馬のご当地グルメ・水沢うどんの店が並ぶ「水沢うどん街道」が通っているので、合わせて味わうのもいいですね。つるつるとした喉ごしのうどんは夏にぴったりです。

（画像提供：五徳山 水澤観世音）

【高崎市】榛名湖

夜空と水面を色鮮やかに照らす水中花火

外周5.5kmほどの「榛名湖」は、榛名山の噴火によって発生したカルデラ湖です。標高1084mの高さに位置しているため、比較的気温が低く涼を求めて訪れる人もいます。

湖畔には遊歩道が整備されており、散策やサイクリングを楽しみながら景色を堪能できるのも魅力。中でも、絶好のビューポイントは「榛名湖観光案内所」近くの湖畔で、富士山のような美しいシルエットの「榛名山」が湖に映り込む“逆さ榛名富士”を見られます。

例年、８月の第1金曜には「榛名湖花火大会」が行われます。約1500発の花火が夜空と湖面を美しく彩る様子は圧巻の迫力です。

（画像提供：高崎市役所）

【吉岡町】伊香保おもちゃと人形自動車博物館

レトロな雰囲気の、おもちゃと名車のミュージアム

レトロな館内に入ると、愛らしいテディベアや懐かしい車が出迎えてくれる「伊香保おもちゃと人形自動車博物館」。子どもはもちろん、大人もテンションがあがるような空間が広がります。

ブラウン管TVからは懐メロが流れ、往年のアイドル・スターの写真や、昭和の名車が至る場所に展示されています。新車に近い状態で復元されているクラシックカーは、車好きな人にはたまりません。

他にも、ミニカーや駄菓子屋、昭和の町並みなど、古き良き時代を感じさせるものが多数。暑い陽射しを避けて遊ぶにはぴったりのスポットです。

（画像提供：伊香保おもちゃと人形自動車博物館）

【安中市】磯部簗

碓氷川のほとりで、獲れたて新鮮な鮎を堪能

「磯部簗（いそべやな）」は、“川魚の女王”とも称される鮎を炭火焼きで味わえる店です。鮎が解禁となる6月初旬～9月中旬の時期のみ営業しており、その場で職人が一匹一匹丁寧に焼き上げます。

おすすめは、刺身でも食べられるほど新鮮な鮎を焼いた塩焼き（1尾900円）。約30分じっくりと炭火にかけることで、余分な脂が落ち、深い味わいを堪能できます。一品料理のほかにも、コース料理や御膳、そばとのセットメニューも揃っていますよ。

「磯部簗」がある磯部温泉エリアでは、例年8月15日～16日に「磯部温泉祭り」を実施。打ち上げ花火や灯籠流しなどを見られるのも嬉しいですね。

（画像提供：安中市役所）

【藤岡市】道の駅ららん藤岡

高速道路からも一般道路からも行ける道の駅

上信越自動車道藤岡ICに隣接する「道の駅ららん藤岡」は、「藤岡パーキングエリア」からも一般道路からもアクセスできるスポットです。夏は子どもたち向けの遊び場「噴水広場」が大いに賑わいます。

敷地内には、農産物直売所、お土産店、飲食店、観覧車のあるミニ遊園地など18もの施設が揃っています。中でも「ららん茶屋BetsuBara」で販売している藤岡市産の苺、やよいひめを使った「やよいひめ苺ソフトクリーム（500円）」は、苺本来の優しい甘さが口に広がるイチオシ商品です。

（画像提供：株式会社藤岡クロスパーク）

【富岡市】群馬サファリパーク

野生動物たちのありのままの姿を観察できるナイトツアーも開催

ライオン、シマウマをはじめ、日本ではなかなか見られない貴重なスマトラゾウや、希少なホワイトタイガーが多く暮らす「群馬サファリパーク」。サファリゾーンはマイカーや、周遊バスでの入場になります。窓を隔てたすぐ側での観察は迫力がありますよ。

例年夏には、「夕暮れサファリ＆ナイトサファリツアー」を開催日限定で実施。動物たちの食事風景を見学できる夕暮れサファリや、夜行性の動物の生態を楽しめるナイトサファリツアーなどが行われます。詳しい情報は公式ホームページをチェックしてみてくださいね。

（画像提供：群馬サファリパーク）

【甘楽町】こんにゃくパーク

群馬名産のこんにゃくグルメが食べられる施設

「こんにゃくパーク」は、群馬の特産物のひとつでもあるこんにゃくの歴史や製造方法、雑学まで学べる体験型施設です。入場無料で工場見学（機械稼働は平日のみ）ができるほか、玉こんにゃくの煮物やこんにゃくラーメンなど多彩なメニューが揃うバイキングも無料で食べられますよ。

屋外には足湯エリアの他、「こんにゃくソフトクリームカフェ」もあり、こんにゃく芋が練り込まれた「生芋こんにゃくと豆乳の濃厚ソフトクリーム（500円）」が販売されています。足湯に浸かりながら冷たいアイスでリラックスするのもいいですね。

お土産コーナーには限定商品販売の他、こんにゃく、ゼリーの詰め放題を体験可能。

こんにゃく手作り体験コース（要予約、大人1100円～、子ども770円～）は3種類のコースがあり、フルーツを使ったこんにゃくゼリーや、こんにゃく粉から作る本格的なものまであります。

（画像提供：株式会社ヨコオデイリーフーズ）

※この記事は2025年6月6日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。
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