関東・東北版じゃらん本誌にて毎月キラリと光る名湯・秘湯を紹介する連載「小さな温泉」。109回目の今回は茨城県にある「北浦宝来温泉」をご紹介します。
読者にも人気のこのコーナーで温泉を紹介してくださるのは、入湯した温泉地数は国内外で1500湯以上!どの温泉にも1回以上宿泊して取材をしてきたという、ベテラン温泉ライターの西村さん。温泉取材歴20年のプロが伝えたい名湯秘湯の魅力や温泉の楽しみ方、周辺のおすすめスポットなどぜひチェックしてくださいね。
一人旅でじっくり温泉を楽しむもよし!都会から離れ自然の中の温泉を楽しみにお泊りデートにいくのも素敵。まだ出会っていない穴場の温泉やお気に入りの場所、みつかりますように。
※この記事は2020年11月12日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。日々状況が変化しておりますので、事前に各施設・店舗へ最新の情報をお問い合わせください。
朝に夕に清い風が吹きわたる。モール温泉の湧く湖畔の湯
日本で2番目に大きな湖、霞ヶ浦(西浦)と、北浦という湖の間に挟まれているのが行方市。この町には4カ所の温泉が点在している。

温泉通に人気なのが北浦温泉「北浦荘」。茨城県内では数少ないかけ流し(加温あり)の塩化物泉に入れる日帰り温泉だ。

開湯は昭和40年代。建物は昭和のムード漂う古びた感じだが、「このお湯でなくては」と常連さんが足繁く通ってくる。入浴後は肌がしっとりとなるようでポカポカが長続き。

光にあたるとお湯がベッコウ色に輝き、見惚れるような美しい色に変わる。
黒湯らしい甘い香りと、アルカリ性のつるりとした肌感触が楽しめる
「北浦荘」から、湖岸に沿って2.6キロ進むと北浦宝来温泉「つるるんの湯宿北浦湖畔荘」に到着する。

こちらは23年前に誕生した温泉旅館。お湯は驚きの黒さ。ポリ浴槽に注がれているためかお湯の黒さが際立って見える。
浴槽の湯量が減ると自動でお湯が注がれる加温循環の湯使いだが、黒湯らしい甘い香りと、アルカリ性のつるりとした肌感触が楽しめる。

この黒湯、太古の藻や草が溶けて湧き出している植物性のモールのお湯。入浴後はお肌がふっくらしてくるようで本当に気持ちがいい。


代々受け継がれてきたタレがおいしい鯉の甘煮や季節限定のシラウオなど霞ヶ浦の幸を

こちらにも立ち寄りを! あそう温泉「白帆の湯」
車で20分ほど行ったところにある、あそう温泉「白帆の湯」もモールの含まれた温泉。いずれも湖畔にあり、大きな空や風の心地よさを感じられる。




入浴後にはワカサギや鯉など霞ヶ浦の幸も味わいたい。
[TEL]0299-55-1221(行方市観光協会)
[住所]茨城県行方市北浦
[アクセス]【電車】東京駅より関鉄グリーンバス鉾田行き2時間20分。北浦宝来温泉へは山田橋より徒歩8分、北浦温泉へは北浦庁舎入口より徒歩22分 【車】常磐道土浦北ICよりR354経由50分または東関東道潮来ICより県道50号・185号経由で25分
<北浦宝来温泉>
[TEL]0291-35-0123
[源泉]動力泉1本
[泉質]メタケイ酸による温泉
[料金]1泊2食1万2000円ぐらい~、昼食休憩5500円~
<北浦温泉>
[TEL]0291-35-2821
[源泉]動力泉1本
[泉質]ナトリウム-塩化物冷鉱泉
[料金]入浴のみ420円
[定休日]月曜(祝日の場合は翌日)
<あそう温泉「白帆の湯」>
[TEL]0299-80-6622
[定休日]水曜
[料金]入浴料740円(17時以降530円)
「北浦温泉 北浦荘」の詳細はこちら
「北浦温泉 北浦荘」のクチコミ・周辺情報はこちら
「つるるんの湯宿 北浦湖畔荘」の詳細はこちら
「あそう温泉「白帆の湯」」のクチコミ・周辺情報はこちら
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じゃらん編集部
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