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2023.06.08

【2023】花手水とは?全国にあるおすすめの神社・お寺を紹介

花手水(はなちょうず)とは、神社やお寺にある手水舎(ちょうずや)の手水鉢に色鮮やかな花を浮かべることです。その見た目の華やかさから、フォトジェニックなスポットとして注目されています。

今回は花手水で有名な京都の楊谷寺や勝林寺をはじめ、全国のおすすめスポットをご紹介!御朱印集めや寺社仏閣巡りを楽しみながら、ぜひ花手水の美しい光景に癒されてください。

※この記事は2023年5月19日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。
記事配信:じゃらんニュース

花手水とは?

画像提供:写真AC
(画像提供:写真AC)

「花手水」とは、神社や寺院でお参りする前に手や口を清める「手水舎」を、花々で飾ることです。

「手水舎」には、常に水が流れている水盤(鉢)があって、柄杓が伏せて置いています。この柄杓を使って、水で手や口を清めること、または、この水そのものを手水(ちょうず)といいます。

手水はお参りする際のとても大事な儀式ですが、最近は柄杓の共有だけでなく、手水そのものの使用を控える寺社が多くなってきました。そのため全国の寺社で参拝者に少しでも和んでもらおうと広がっているのが「花手水」です。

画像提供:写真AC
(画像提供:写真AC)

華やかで美しくフォトジェニックな「花手水」は、写真映えすることからSNSで盛り上がりをみせています。また、四季や風情を感じて心が癒されるスポットとしても注目されていますよ。

全国の花手水スポットからお気に入りの場所を探してみてくださいね。

帯廣神社【北海道】

年6回開催!花手水で北海道の四季を感じよう

(画像提供:Snapmart)
(画像提供:Snapmart)

2019年からはじまった「帯廣神社(おびひろじんじゃ)」の花手水。ゴールデンウィーク、帯廣神社の夏詣期間、例祭中の年6回開催されます。

(画像提供:Snapmart)
(画像提供:Snapmart)

開催期間は花の状態によりますが、3~4日間ほど楽しむことができます。開催日の詳細は神社の公式ホームページやフェイスブックを確認してくださいね。花の状況を見ながら延長して公開することもあるそうですよ。

また、花手水の他、御神木のひとつである桂の木の、ハート形の葉にちなんだ「絵馬」や「ばんば絵馬」、「鮭みくじ」など北海道・帯広にちなんだオリジナルの授与品が豊富。帯広のお土産にもぴったりです。

■帯廣神社
[住所]北海道帯広市東三条南2-1
[参拝時間]24時間 ※授与所開設時間9時~17時(年末年始など時間変更あり)
[料金]無料
[アクセス]【電車】JR帯広駅より十勝バスで約10分 ※帯広神社前下車すぐ【車】帯広広尾自動車道芽室帯広ICより約18分
[駐車場]あり(無料)
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熊野大社【山形県】

東北屈指のパワースポットにあるロマンチックな花手水

(画像提供:Snapmart)

“東北の伊勢”といわれる「熊野大社」は、縁結びの神様として知られています。プロポーズ伝説や3羽のうさぎ伝説などが残り、東北屈指のパワースポットとして有名です。バラなどロマンチックな花々が魅力ですよ。

夏には、開花時期を迎えたバラを中心に、いろんな花が溢れでんばかりに浮かぶ花手水が印象的。その他にも春には桜、秋には菊など季節ごとの花が浮かぶ姿を楽しめます。

(画像提供:Snapmart)

またうさぎ伝説にちなんだ置物「結(ゆわい)うさぎ」も評判で、整列した姿はなんとも愛らしいです。

境内には、例年11月中旬に鮮やかに色づくシンボリックな「大イチョウ」や、県の有形文化財に指定されている「拝殿」など、魅力あふれるスポットがたくさんあります。

■熊野大社
[住所]山形県南陽市宮内3476-1
[参拝時間]9時~17時
[料金]無料
[アクセス]【電車】山形鉄道 宮内駅より徒歩約15分【車】東北中央自動車道南陽高畠ICより約15分
[駐車場]あり(無料)
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(画像提供:Snapmart)

柳谷観音 楊谷寺【京都府】

花手水発祥の地!5000株のあじさいが咲く名所で花手水を堪能

(画像提供:写真AC)

“歴史と四季を感じられる聖地にしたい、不安な現代にご利益と共に五感を通じて心に平安を”、との思いから花手水を始めたのが「楊谷寺(ようこくじ)」です。初夏のあじさいを始め、椿や秋桜など一年を通して四季折々の美しい花手水を見ることが出来ます。

(画像提供:写真AC)

「楊谷寺」は、清水寺を建てた延鎮僧都(えんちんそうず)によって平安時代に開かれた1200年もの歴史があるお寺。例年6月のあじさいウィーク限定で授与される、あじさいの押し花御朱印も有名です。

また、平安時代から眼病平癒勅願所として、眼病に悩む人々に信仰されています。

■柳谷観音 楊谷寺
[住所]京都府長岡京市浄土谷堂ノ谷2
[参拝時間]9時~17時
[料金]500円 ※あじさいウィーク期間中は700円
[アクセス]【電車】阪急電鉄 西山天王山駅よりタクシーで10分【車】京都縦貫自動車道長岡京ICより約10分
[駐車場]あり(一部有料 最初の1時間500円、以降60分毎200円)
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(画像提供:写真AC)

岡寺【奈良県】

別名“花の寺”と呼ばれる、名所ならではの花手水が見事

(画像提供:岡寺)

奈良県の橿原・飛鳥エリアにある「岡寺(龍蓋寺)」。ゴールデンウィークにはダリアを池や手水舎、本堂の前に浮かべて参拝者を迎えるイベントが行われています。

この時期の花手水は、「華の池」に咲き誇るシャクナゲやダリアを使っており、その美しさに心が癒されますよ。

(画像提供:岡寺)
龍玉(りゅうぎょく)

また「岡寺」は厄除け霊場として昔から奈良時代に造立された由緒正しいお寺。龍との深い縁がある寺なので、龍が持つ「如意宝珠」になぞらえて「龍玉(りゅうぎょく)」と呼ばれる願い珠が売られています。

願い事を書いた紙を中に入れ、しっかりふたをして奉納または大切に持ち帰ります。花手水や境内の花に癒されたあとは、ぜひ願い事もしてみてください。

■岡寺
[住所]奈良県高市郡明日香村岡806
[参拝時間]【3月~11月】8時30分~17時【12月~2月】8時30分~16時30分
[料金]【大人】400円【高校生】300円【中学生】200円【小学生以下】無料
[アクセス]【電車】近畿日本鉄道 橿原神宮前駅より奈良交通バスで約15分 ※岡寺前下車 徒歩5分【車】西名阪自動車道郡山ICもしくは天理ICより約40分
[駐車場]あり(無料)※駐車場までの道が非常に細いため注意が必要。近隣に有料の民営駐車場あり
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(画像提供:岡寺)

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Mika Toudou  Mika Toudou

京都出身京都在住ライター。温泉、映画、音楽、旅、登山好きが高じて全国各地に出没中。