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秋のことば・季語15選!秋の天気や風景、植物を表す言葉と意味を解説

2021.08.03

夏の暑さも去り、吹く風が少し肌寒く、木々の緑も赤く色づき始める季節“秋”。
そんな秋にまつわる「秋のことば」や「秋の季語」には古くから季節の風情を感じさせる表現がたくさんあります。
この記事では、天気・風景・植物に分けて秋のことばを紹介します。
ことばを知ることで、秋という季節をより好きになってみませんか?

※この記事は2021年7月28日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。日々状況が変化しておりますので、事前に各施設・店舗へ最新の情報をお問い合わせください。
記事配信:じゃらんニュース

秋の【天気】を表すことば

「女心と秋の空」「男心と秋の空」といったことわざで表現されるように、秋は天気が変わりやすい季節といわれています。
そんな変化に富んだ秋の天気を表現する言葉を紹介しましょう。

秋晴れ(あきばれ)

(写真提供:写真AC)
(写真提供:写真AC)

秋に空気が澄んで晴れ渡っている空の様子を意味します。台風が過ぎ去った翌日などに見られる、清々しい天気のことです。

「秋日和(あきびより)」も同じ意味の言葉ですが、「秋晴れ」の方が日常的に使われています。

秋入梅(あきついり)

(写真提供:写真AC)
(写真提供:写真AC)

まるで梅雨の時期のように降る長い雨を指します。「あきつゆいり」と呼ばれることも。

お出かけするには少しうっとうしく感じてしまう雨ですが、そこに秋らしさがあると考えると情緒を感じられますね。

似た言葉には、秋の時期に降る長雨を意味する「秋雨(あきさめ)」「秋の長雨」「秋霖(しゅうりん)」「すすき梅雨」があります。

鰯雲(いわしぐも)

(写真提供:写真AC)
(写真提供:写真AC)

小さな雲が無数に空に広がり、まるで鰯(いわし)の群れのように見える雲のことを意味します。

魚の鱗(うろこ)にも似ていることから、「鱗雲(うろこぐも)」とも呼ばれます。その他、「鯖雲(さばぐも)」、「羊雲(ひつじぐも)」も同じ意味です。

古くは、この鰯雲が見られると鰯の群れがやってくるといわれていたのだとか。

秋の【風景】を表すことば

山や街の木々が赤や黄色に染まり、色鮮やかな風景を楽しめる秋。
秋と聞いて真っ先にイメージするのは、こういった風景ではないでしょうか。
そんな素敵な風景を表現する言葉を紹介していきます。

山粧う(やまよそう)

(写真提供:写真AC)
(写真提供:写真AC)

秋の山が紅葉によって彩られた様子を意味します。文字の通り、「山が紅葉でお化粧をした」と表現するところが情緒的ですね。

ちなみに、秋以外の季節も山を表す言葉があります。春は草木の芽吹きを「山笑う」と表現し、夏は緑の瑞々しさから「山滴る」、そして冬は静まり返って「山眠る」。

それぞれの季節がイメージできる、素敵な言葉たちですね。

秋の川(あきのかわ)

(写真提供:写真AC)
(写真提供:写真AC)

夏が過ぎて秋となり、川の水も冷えて澄み渡り、水面には秋の晴れわたる空や鰯雲が映る…そんな秋の時期の川を表した言葉です。

俳句の季語でもあり、「水澄む」や「秋の水」も同じ意味で使われます。

キャンプや釣りで川にお出かけする際は、この言葉を使って一句チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

花野(はなの)

(写真提供:写真AC)
(写真提供:写真AC)

花がたくさん咲いている野原、特にすすきや桔梗など秋の草花が咲く野原のことをいいます。

「花野道(はなのみち)」や「花野風(はなのかぜ)」なども同じ意味の季語。

広々とした野原に、秋の花々が咲き誇り、美しい景色ながらどこか寂しさも漂わせる…そんなセンチメンタルな情景が思い浮かぶ言葉です。

秋の【植物】を表すことば

秋といえば紅葉のシーズンですが、木々が冬支度を始める季節でもあります。
ちょっと寂しい気持ちになる秋ですが、そんな秋に咲く花も多く、植物の見どころがいっぱいの季節でもあります。
日ごとに美しく変化する秋の植物を表す言葉を紹介していきます。

紅葉(こうよう)

(写真提供:写真AC)
(写真提供:写真AC)

主に落葉樹の葉が落ちる前に、赤や黄色に変わった様を意味します。
秋を表現する上で欠かせない言葉ですね。

山々が一面紅葉している風景を楽しんだり、紅葉を眺めながら浸かる露天風呂に入ったり、渓谷の清流と紅葉のコントラストを写真に収めたり…色んな観光スポットに彩りを添えてくれます。

ちなみに「もみじ」とも読みますが、その場合は「楓(かえで)」の葉を指します。

初紅葉(はつもみじ)

(写真提供:写真AC)
(写真提供:写真AC)

意味としては、その年に初めて見られる紅葉のこと。「初紅葉葉(はつもみじば)」とも。

秋の訪れを知らせてくれる、俳句の季語としても使われます。

童謡「ちいさい秋みつけた」に「はぜの葉あかくて 入日色」という歌詞が出てきますが、葉っぱが紅みを帯びてきたのを見て秋を感じる人も多いのではないでしょうか。

黄葉(こうよう)

(写真提供:写真AC)
(写真提供:写真AC)

秋に黄色に色付いた葉のことを意味します。

実は、赤に変わる葉を「紅葉」、黄色に変わる葉を「黄葉(おうよう)」、褐色に変わる葉を「褐葉(かつよう)」と呼ぶのですが、区別するのが難しい場合もあるので、どれもまとめて「紅葉」と扱われることが多いのだそう。

照葉(てりは)・照紅葉(てりもみじ)

(写真提供:写真AC)
(写真提供:写真AC)

秋に紅葉した葉が、太陽の光を受けて光り輝く様子を「照葉」または「照紅葉」と呼びます。

色鮮やかな葉が、光を受けてさらに美しさを増す。
そんな、秋晴れの太陽に照らされた紅葉スポットの幻想的な景色をイメージさせてくれる言葉ですね。

紅葉かつ散る(もみじかつちる)・色葉散る(いろはちる)

(写真提供:写真AC)
(写真提供:写真AC)

俳句で使われる独自の用語で秋の季語。
紅葉したままの葉が散る様子のことで、晩秋の寂しさや切なさを表現します。

「色ながら散る」や「木の葉かつ散る」も同じ意味で使われます。

黄落(こうらく)

(写真提供:写真AC)
(写真提供:写真AC)

木の葉や果実が黄色になって落ちることをいいます。
欅(けやき)やくぬぎ、ぶなや銀杏などがイメージされる言葉です。

瑞々しい緑がやがて色づき、落ちていく様は「老い」の暗喩としてややネガティブに使われることも。一方で、その儚さを「美しい」と捉える人もいます。

同じ言葉や風景でも、それをどう感じるかは受け手次第で変わるもの。
今年は、あえて紅葉真っ盛りのシーズンを避けて、散り際にお出かけして黄落の美しさを感じてみては。

銀杏黄葉(いちょうもみじ)

(写真提供:写真AC)
(写真提供:写真AC)

イチョウ(銀杏)の葉が黄色に染まった様を意味します。
よく街で見かける身近な存在の植物で、全国的に11月上旬から下旬くらいが見頃になります。

実は約2億年前から存在する「生きた化石」と呼ばれる植物でもあるそう。

薄(すすき)

(写真提供:写真AC)
(写真提供:写真AC)

秋の風物詩でもあり、十五夜を飾る「すすき」。
茅葺き(かやぶき)屋根の材料となる「かや」はすすきを加工したものであるなど、古くから日本文化の中で重要な役割を担った植物です。

「薄い(うすい)」の漢字ですすきと読むのを不思議に感じた方もいるかもしれません。

もともと「薄」には「草の密集したところ」の意味があり、群がって茂るすすきの漢字に当てたとされています。

秋桜(コスモス)

(写真提供:写真AC)
(写真提供:写真AC)

メキシコ原産のキク科の植物です。
秋に咲き、花びらが桜に似ていることから「秋桜」と書いてコスモスと読むようになったのだそう。

花言葉は「乙女の真心」「調和」「謙虚」などで、可憐なコスモスのイメージにぴったりですね。

コスモスという名前はギリシャ語で「秩序、宇宙」を意味する「kosmos」に由来しています。ちなみに、規則正しく調和のとれた様が美しいことから、kosmosは「コスメ」の語源にもなっています。

以上、15の「秋のことば」を紹介してきました。
今回紹介した風景や植物を実際に見に行くためにお出かけして、心ゆくまで秋を楽しんでくださいね。

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トリクルマガジン編集部  トリクルマガジン編集部

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