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2021.09.24

簡単&おいしい「焚き火料理」16選!おすすめ道具や失敗しない火起こしのコツも♪

キャンプで挑戦したい焚き火料理。ホイル焼きなど焚き火台に入れるだけの簡単調理から、スキレットやダッチオーブンを使った本格料理まで、焚き火料理の達人、長野修平さんに教えていただいた16レシピを大公開!

ワイルドな肉料理や季節の野菜など素材を生かした美味しい料理ばかり。失敗しない火起こしのコツ、あると便利な道具も紹介します。

※この記事は2021年9月15日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。日々状況が変化しておりますので、事前に各施設・店舗へ最新の情報をお問い合わせください。
記事配信:じゃらんニュース

焚き火の起こし方

キャンプでの焚き火は、料理をしたり暖を取るなど実用的な役割だけでなく、炎のゆらぎを眺めパチパチと薪のはぜる音にくつろぐなど、癒しのひとときにも欠かせない存在です。

慣れていないと時間がかかるので、キャンプ場についたら早めに焚き火起こしに取り掛かりましょう。

焚き火場所の確保

(画像提供:スナップマート)
(画像提供:スナップマート)

まずは焚き火台を設置する場所を決めます。安全性を重視し、周囲のテントから少し距離を置いた場所を選びます。

風の強い日などは飛び火で近くのテントに穴を開けたり、芝生を燃やしてしまったりというトラブルもあるそう。

キャンプ場のルールや注意事項をきちんと守り、安全と自然環境に配慮することを心がけてください♪

薪を集める

(画像提供:スナップマート)
(画像提供:スナップマート)

次に焚き火の燃料となる薪を拾い集めましょう。枝、枯葉、松ぼっくり、木の皮などが焚き火の燃料になります。いずれもしっかり乾燥しているものを選んでください。細い枝から太い枝まで大きさ別に分けて集めると使いやすいです。

また、針葉樹と広葉樹では火のつき方が異なるので、それぞれの特性を知って上手に使い分けましょう。

杉やヒノキなどの針葉樹は、火つきが早くよく燃えますが消えるのも早いのが特徴。着火材としての燃料や強火で一気に焼き上げる料理に向いています。

ナラやクヌギなどの広葉樹は、火つきは悪いですが一度着くと長くゆっくり燃えるのが特徴。最後は炭になるので、マシュマロやソーセージを直に炙るなど、弱火料理に向いている薪です。

薪はホームセンターなどでも購入できますが、自然の中で選びながら集めるのも楽しみのひとつです。しかし、キャンプ場によっては薪拾いが禁止されている施設もあるので、事前に確認してくださいね。

薪を組む

(画像提供:スナップマート)
(画像提供:スナップマート)

薪を集めたら焚き火台に組みます。一番下に初期着火材を置き、その上に細かい枝、小枝、中太枝、太枝の順で重ねます。

風の吹く向きに平行に薪を置き、空気が通るように隙間を作るのがポイントです。

初期着火材は、初心者には市販のものが簡単でおすすめ。乾燥した松ぼっくりや木の皮、細かい枝、新聞紙も着火剤として使用できます。

また、火をつける前に消火用の水も用意しておくのを忘れずに。

火をつける

(画像提供:スナップマート)
(画像提供:スナップマート)

着火材に火をつけたらしばらく見守ります。細い枝から順に太枝まで火が移り安定するまでは薪を動かさないことが大切。動かすと組んだ薪が崩れ空気が遮断されてしまい、火が消えやすくなってしまいます。火が太枝に移り安定したら薪を足し、用途に合わせて火加減を調整します。

焚き火の起こし方は以下の記事もご参考ください!

春におすすめの焚き火料理

新玉ねぎのフレンチロースト

(画像提供:長野 修平さん)
(画像提供:長野 修平さん)

【調理器具】
ダッチオーブン(8インチを使用)

【材料】1人前
新玉ねぎ(小):1個
ローリエ:1枚
サワークリーム:適宜

【作り方】
(1)玉ねぎは皮付きのまま根元を平らに切り、上部に切り込みを入れローリエの葉を差す。
(2)ダッチオーブンに(1)を入れ、焚き火の上下の弱火で2時間ローストする。
(3)ローストした玉ねぎにサワークリームを添えて完成。

【ポイント】
・鍋の下は特に弱火にして焦げ付かないように注意。
・アルミホイルで包み、焚き火で直に焼いてもOK!

(調理時間:2時間)

春キャベツの直火炙り

(画像提供:長野 修平さん)
(画像提供:長野 修平さん)

【調理器具】
網、トング

【材料】1人前
春キャベツ:1/8個
カレー粉、パプリカパウダー、クレイジーソルト、塩:適宜

【作り方】
(1)キャベツを丸ごと櫛切りにし、網で直火焼きにする。
(2)カレー塩、パプリカソルト、クレイジーソルトなどを付けていただく。

【ポイント】
・生ハムやパンチェッタなどを添えると更に美味しい!
・水分が少なめの場合はアルミホイルを上に被せるとジューシーに仕上がります。

(調理時間:20分)

炙り椎茸にゅうめん

(画像提供:長野 修平さん)
(画像提供:長野 修平さん)

【調理器具】
網、鍋

【材料】1人前
そうめん:80g
椎茸:1個
ししとう:1本
醤油:小さじ1/2
塩:小さじ1
だし汁:300ml

【作り方】
(1)椎茸とししとうを網で炙る。椎茸は軸を外し傘を裏返して水分が傘に溜まるまで弱火で焼く。
(2)椎茸とししとうを網の端に寄せ、鍋でそうめんを茹でる。
(3)だし汁に椎茸の軸の薄切りを入れて一煮立ちさせ、醤油、塩で味付けする。
(4)器に(2)と(3)を入れ、椎茸とししとうを載せる。

【ポイント】
・焼いた椎茸の傘に溜まった汁はエキスなのでこぼさないように!

(調理時間:20分)

野山の葉で包むチキンロースト

(画像提供:長野 修平さん)
(画像提供:長野 修平さん)

【調理器具】
ダッチオーブン(8インチを使用)

【材料】1人前
鶏モモ肉:1枚
野草の葉、塩、胡椒:適宜

【作り方】
(1)濃度4%の塩水(水480ml、塩20g)を作り、鶏モモ肉を一晩漬ける。
(2)野草の葉(笹、ホウノキ、ヨモギ、フキなど)で肉を何重にも包む。
(3)(2)をダッチオーブンへ入れ蓋をし、上火8:下火2の中火にかけ、蒸気が出たら弱火にして10分加熱する。
(4)火から下ろして15分余熱で火を通して完成。
※写真はフキの葉を使用

【ポイント】
・鶏モモ肉は家で一晩漬けて持っていく。
・野草の葉以外にキャベツの外葉などでもOK。
・ダッチオーブンの代わりにアルミホイルでも作れる。

(調理時間:50分)

夏におすすめの焚き火料理

焼カレーフォンデュ

(画像提供:長野 修平さん)
(画像提供:長野 修平さん)

【調理器具】
小鍋、串

【材料】
カレールウ:適宜
水、白ワイン:市販カレールウの水分量の1/2ずつ
シュレットチーズ:カレールウの1/2
じゃがいも、ブロッコリー、ベーコン:適宜

【作り方】
(1)白ワインと水を沸かしてカレールウとシュレットチーズを入れカレーフォンデュソースを作る。
(2)ジャガイモ、ブロッコリーを茹で、ベーコンも含め一口サイズにカットして串に刺す。
(3)(2)を焚き火で炙って、カレーフォンデュソースを付ける。
(4)(3)をもう1度強火でさっと炙り、焦げ目を付けて完成。

【ポイント】
・カレーフォンデュソースは焦げ付きやすいので時々底の方から混ぜる。

(調理時間:20分)

焚き火ビーフジャーキー

(画像提供:長野 修平さん)
(画像提供:長野 修平さん)

【調理器具】
金属の串、フック

【材料】約10枚分
牛モモ肉:500g
★塩:大さじ5
★砂糖:大さじ3
★粗挽き黒胡椒、タイムパウダー:適宜

【作り方】
(1)牛モモ肉は脂身や筋を除き1センチ厚にスライスする。
(2)500mlの水に★を加え漬け汁を作る。
(3)(2)に(1)を入れ、1時間~半日寝かす。
(4)肉を薄く引き伸ばして串に刺し、焚き火の上へ吊る。
(5)焚き火の熱風と煙をあて、乾燥したら完成

【ポイント】
・乾燥途中にも数回引き延ばすと更に薄く柔らかくなる。
・S字フックが吊り下げられる焚火台を使用すると便利。

(調理時間:6時間)

夏野菜のベーコン巻き炙り

(画像提供:長野 修平さん)
(画像提供:長野 修平さん)

【調理器具】
鉄串

【材料】
ベーコン:適宜
夏野菜(アスパラ、オクラ、シシトウ、パプリカなど):お好みを適宜
レモン汁、塩、トマトジュース、タバスコ:適宜

【作り方】
(1)アスパラとオクラは茹でて粗熱を取り、他の野菜も巻きやすい大きさに適宜カット。
(2)ベーコンは半分の長さにカットして、(1)を巻き、鉄串に刺して焚き火で炙る。
(3)レモン汁に塩を加えてレモン塩ソースを作る。
(4)トマトジュースに塩、お好みでタバスコを加えてトマト塩ソースを作る。
(5)(2)にソースを付けていただく。

【ポイント】
・最初は火から少し離して焼き、仕上げは火に近づけて焦げ目を付けると香ばしく仕上がる。

(調理時間:30分)

ザジキ(ギリシャヨーグルトソース)の丸ごと野菜BBQ

(画像提供:長野 修平さん)
(画像提供:長野 修平さん)

【調理器具】

【材料】
ヨーグルト:200g
きゅうり:1本(みじん切り)
にんにく:1片(みじん切り)
ピーマン、パプリカ、万願寺とうがらしなどの野菜:適宜
★オリーブオイル:50ml
★レモン汁:小さじ2
★塩とディル:適宜

【作り方】
(1)ヨーグルトは一晩水切りしておく。
(2)きゅうり、にんにくはみじん切りにする。
(3)(1)に(2)と★を加えてザジキを作る。
(4)ピーマン、パプリカ、万願寺とうがらしなどの野菜を丸ごと焚き火で焼く。
(5)ザジキをたっぷり載せて完成。

【ポイント】
・ザジキは家で作り冷やして持っていく。

(調理時間:30分)

秋におすすめの焚き火料理

鴨(または合鴨)の直火ロースティング

(画像提供:長野 修平さん)
(画像提供:長野 修平さん)

【調理器具】
鉄串

【材料】
鴨または合鴨のロース:適宜
ハチミツ、粗挽き胡椒、塩:適宜

【作り方】
(1)鴨または合鴨の脂身に格子状の切れ目を入れ鉄串に刺す。
(2)塩をふり直火で脂身側を5~8分焼いたら反対側の赤身を3~4分ほど焦げ目が付く程度に焼く。
(3)(2)を5分ほど休ませてからハチミツを塗り、粗挽き胡椒を振っていただく。

【ポイント】
・脂身を強火で炙り脂分をしっかり落とす。

(調理時間:15分)

うずら卵の焚火スモークカルボナーラ

(画像提供:長野 修平さん)
(画像提供:長野 修平さん)

【調理器具】
アルミホイル、網、鍋、ザル、ボウル、スモークチップ

【材料】1人前
茹でウズラ卵:5個
パスタ:80g
★卵黄:1個
★粉チーズ:大さじ2
★オリーブオイル:大さじ2
★塩、胡椒:適宜

【作り方】
(1)アルミホイルでボウル状の形を2個作り、1個のボウルの底にスモークチップを入れる。
(2)(1)の上に小さな網を挟み、4%の塩水へ一晩漬けた茹でウズラ卵を載せる。
(3)もう1個のボウルで蓋をし、焚き火に置いてスモークする。
(4)スモークが出来たら網に鍋を載せてパスタを茹で、★を混ぜてパスタソースを作る。
(5)スモークしたウズラ卵と(4)を合わせて完成。

【ポイント】
・スモークチップから煙が出たのを確認してから蓋をする。

(調理時間:1時間30分)

マスタードソースのマッカラ

(画像提供:長野 修平さん)
(画像提供:長野 修平さん)

【調理器具】
鉄串

【材料】1人前
粗挽きソーセージ:2本
マッシュルーム:2個
★オリーブオイル:大さじ1
★ディジョンマスタード:大さじ1
★卵黄:1/2個
★レモン汁:大さじ1/2
★塩、ディル:適宜

【作り方】
(1)★を混ぜ合わせてソースを作る。
(2)粗挽きソーセージ、マッシュルームを串に刺して焼く。
(3)焼きあがったら(1)をたっぷり付けていただく。

【ポイント】
・スウェーデンの昔ながらの焚火料理。
・ソースは事前に家で作って持っていく。

(調理時間:15分)

バナナのチョコマシュマロの焚火スイーツ

(画像提供:長野 修平さん)
(画像提供:長野 修平さん)

【調理器具】
アルミホイル

【材料】1人前
バナナ:1本
マシュマロ:3個
ビターチョコ:3片
シナモンパウダー、ラム酒:適宜

【作り方】
(1)バナナの皮を1片のみ剥き、2センチ間隔で中身を抜く。
(2)そこへマシュマロとビターチョコを大きさを調整しながら挟み、ラム酒とシナモンを振る。
(3)剥いた皮で蓋をして、アルミホイルで包み、焚き火で焼き上げる。

【ポイント】
・お酒好きの人は食べる前にもラム酒をかけると大人の味に!

(調理時間:20分)

冬におすすめの焚き火料理

イタリアン山河焼

(画像提供:長野 修平さん)
(画像提供:長野 修平さん)

【調理器具】
網、アルミホイル、トング

【材料】1人前
オイルサーディン:1缶
★トマトピューレ:大さじ2
★味噌:小さじ2
★シュレットモッツアレラチーズ:大さじ2
★バジル:適宜

【作り方】
(1)★を混ぜ合わせてペースト状にする。
(2)オイルサーディン缶のオイルを(1)に入れて混ぜる。
(3)バジルとオイルサーディンを適当な大きさにし(2)のペーストと合わせて缶に戻す。
(4)(3)にアルミホイルで蓋をし、熾火(おきび)の上へ置き、ホイルの上にも熾火を載せて10分ほど焼く。

【ポイント】
・熾火とは、炎を出さずに薪の芯が真っ赤に燃えている状態の火加減のこと。

(調理時間:15分)

スライスして作る簡単焼りんご

(画像提供:長野 修平さん)
(画像提供:長野 修平さん)

【調理器具】
アルミホイル

【材料】1人前
りんご:1/2個
★ラムレーズン:15粒
★レモン汁:小さじ1
★ハチミツ:大さじ1
★バター:10g
★シナモン:適宜

【作り方】
(1)縦半割りのりんごから芯を抜き、皮付きのまま5mmの薄切りにする。
(2)アルミホイルに(1)を平らに並べ、★を載せて包む。
(3)熾火に(2)を置き、上にも炭を載せ15分ほど焼いて完成。

【ポイント】
・熱々でも冷やしても美味しいデザート!

(調理時間:15分)

石焼きステーキ

(画像提供:長野 修平さん)
(画像提供:長野 修平さん)

【調理器具】
平たい石、トング

【材料】1人前
牛ロース:1枚(150g)
塩、胡椒:適宜

【作り方】
(1)平たい石を焚き火の炎の中で1時間ほど焼いておく。
(2)(1)を炎から出し、表面を濡らしたキッチンペーパーでサッと拭く。
(3)サラダオイルを染み込ませたキッチンペーパーで石に油を塗る。
(4)筋切りしたステーキ肉に塩、胡椒を振り、石の上で焼く。
(5)片面に焦げ目が付いたら、その半分の時間で反対面を焼いて完成。

【ポイント】
・焼くと割れて爆ぜる石が稀にあるので、焼いている間は十分に注意をする。
・石の代わりにスキレットでもOK。

(調理時間:10分)

焚火シュークルート

(画像提供:長野 修平さん)
(画像提供:長野 修平さん)

【調理器具】
アルミホイル

【材料】1人前
ソーセージ:2本
ジャガイモ:1個
玉ねぎ:1/4個
ザワークラウト(酢キャベツ):大さじ2
★白ワイン、塩、胡椒、ラード、タイム:適宜

【作り方】
(1)玉ねぎをスライスし、広げたアルミホイルに敷き、その上にザワークラウトを載せる。
(2)(1)の上に一口大にカットした皮付きのジャガイモとソーセージを置く。
(3)(2)に★を加えてホイルを閉じる。
(4)ジャガイモが柔らかくなったら完成。

【ポイント】
・粒マスタードを添えていただく。
・事前に下ゆでしたジャガイモを使うとより簡単に仕上がる。

(調理時間:15分)

焚き火料理の必需品&おすすめ道具

【必需品】焚火台

(画像提供:長野 修平さん)
(画像提供:長野 修平さん)

安全性や自然環境保護の観点から、多くのキャンプ場は地面に直接薪を組む直焚き火を禁止しているので、焚き火台を使用します。キャンパーにとって焚き火台は大事な必需品。

用途に合わせて種類やサイズも豊富に揃いますが、BBQや調理のしやすさも重視すると良いでしょう。

スタンドタイプ【写真:奥】
直火の焚火料理に最適な焚火台にもなるグリル。熾火調理からダッチオーブンやスキレット、吊り下げ炙りから網焼きまで、立ったままできるタイプ。

小型タイプ【写真:左】
独自に二重壁構造で高い燃焼効率を可能にした焚火台。高燃焼の火力で焦げ目を付ける串焼きなどにおすすめです。

低重心タイプ【写真:中央左】
地面の上での直火感覚に限りなく近い焚火台。小さな炎や熾火でのソロキャンプ料理などに最適です。

エコタイプ【写真:中央右】
小枝や落ち葉、松ぼっくりなど身近な自然素材を集めて燃やす自然エネルギーの焚火コンロ。わずかな素材でエコに湯沸かしや調理が可能。畳むと手帳くらい大きさになるのも利点です。

折り畳みタイプ【写真:右】
平たく畳んだ状態からワンアクションで立たせることができる。たいまつ台を思わせるようなフォルムが高燃焼の焚火を実現。炎で串焼き、熾火で網焼きなどが楽しめます。

【必需品】焚き火料理の道具

(画像提供:長野 修平さん)
(画像提供:長野 修平さん)

キャンプケトル【写真:下段左】
焚火料理中、火の近くや上からぶら下げるなどしてお湯を常時沸かしておける焚火などに向いたステンレス製のヤカン。調理やダッチオーブンを洗う時などに使うので、お湯は常に沸いていると便利です。

耐熱グローブ【写真:下段左から2番目】
熱した鍋やヤカンを持ったり火に使い位置で調理する際に熱さから手を守ってくれる耐熱グローブ。アウトドアやキャンプ用は熱に強くて丈夫な革手袋が主流です。

ロングタイプのライター【写真:下段左から3番目】
薪の一番下にある着火剤に安全に火をつけるため、柄の長いロングタイプのライターを使用します。

ポケトーチ【写真:下段右】
炎が前側へ噴射するポケトーチもおすすめ。市販の使い切りライターをターボライター並の高出力で使えます。

ナイフ【写真:下段左から4番目】
木を削ったり調理に使ったりと何かと出番の多いナイフ。ファイヤースターターがセットになっているタイプもあり、ナイフの背でファイヤースターターを擦り火花を飛ばすと簡単に着火できます。

火吹き棒【写真:上段左】
火を起こすときや焚き火の炎が弱くなったときに火吹き棒を使うと、簡単に火力を強くすることができます。うちわや新聞紙で仰ぐと風が強すぎて火が消えたり灰や火の粉が飛びますが、火吹き棒があれば火種にピンポイントに空気を送り込めます。薪を移動する火かき棒と兼用のタイプもあります。

火ばさみ【写真:上段中】
火が安定したら、火ばさみで薪を動かしながら火加減を調整します。おすすめは、バネ構造とステレス素材の高耐久なもの。太い薪から細い枝まで掴みやすく、先端はダッチオーブンの持ち手やツマミを掴める構造にもなっているのがポイントです。

BBQ網【写真:上段右】
網焼きに使用する網は、ステンレス製のものが長く使えます。

【必需品】トング

食材を網に載せる、ひっくり返すなどの時に使用する調理用のトングも準備します。先端部分がシリコン素材のものは、滑りにくく食材を確実に掴むことが出来ます。

【必需品】消火用の水とバケツ

消火用に水を張ったバケツは火を起こす前に必ず準備してください。薪が燃え落ちたり炎が燃え広がってしまった時など、万が一の備えとして必要です。
焚き火の近くで使用するので、熱に強いブリキ製のバケツなどがよいでしょう。

【あると良いもの】着火剤

火起こしに必要な着火剤。枯れ葉や新聞紙、松ぼっくりなどでも火は起こせますが、初心者は市販の着火剤を使用した方が簡単で安全。固形タイプとジェルタイプがありますが、初めての場合は扱いやすい固形タイプがおすすめです。

【あると良いもの】鉈やノコギリ

拾った枝を適度な大きさに切って薪にするために使用します。太い枝は火が付きにくいので、鉈やノコギリで細かく割って火起こし用の細い薪を多めに作っておくのがおすすめです。火加減が調節しやすくなります。

【あると良いもの】難燃シート

焚き火台の熱や火の粉から芝生や地面を保護するために焚き火台の下に敷く、燃えにくい素材でできているシートです。最近ではトラブル防止や自然環境保護のため、使用を推奨しているキャンプ場も増えてきているそう。
燃え落ちた灰や薪もシートに包んで捨てに行けるので、後片付けの時にも便利ですよ!

【監修/長野修平】
クラフト作家、野外料理人。1962年、北海道の山菜料理店生まれ。
幼い頃から両親の手伝いで山菜を採る。東京銀座の料理店、PRコンサルタント等を経て、30歳からネイチャークラフト作家として活動。自然物や古材で、暮らしの道具・家具・アウトドアツール、自邸を創作する。また、山菜料理や焚火料理などのアウトドア料理にも精通。独自のキャンプスタイルなどともに雑誌・テレビなどでの取材も多く、連載や著作でもその活動を伝える。またアウトドアメーカーのテスターやプロダクトなどもこなす。ダウン症の次女を含む家族4人暮らし。自邸は2012年東京都建築士会公募の「かしこい家賞」受賞。著書には「東京発スローライフ」オレンジページ、「里山ライフのごちそう帳」実業の日本社などがある。
日本と海外で、火と刃物にある暮らしをテーマにワークショップを担当。スウェーデンのモーラナイフ公認日本・台湾アンバサダー。

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※掲載されている情報や写真については最新の情報とは限りません。必ずご自身で事前にご確認の上、ご利用ください。

仲西なほ子  仲西なほ子

沖縄出身、沖縄育ち、沖縄在住。15年間の東京生活を満喫してUターン。現在はフリーランスで取材・執筆・編集・コピーの仕事と、美容の仕事でプライベートサロンも稼働中。息抜きは沖縄県内のリゾートホテル巡り。

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