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2021.12.25

話題のベーカリー「アマムダコタン表参道店」のおすすめメニュー!パン好きインスタグラマーが紹介

不思議な響きの店名「アマムダコタン」。その意味はアイヌ語の “小麦(アマム)” と “コタン(集落などの意味)” を掛け合わせた造語で“小麦の家”。もはやパン屋さんを通り越してテーマパークのような、今最も話題のパン屋さん「アマムダコタン表参道店」。

年間850個以上パンを食べる、りこぱん(@panzuki_ol)が、そんな行列必至のお店へ取材に行ってきました!

おすすめパンの紹介はもちろんのこと、アマムダコタン生みの親である平子シェフへインタビューした内容もあり、必見です!ファンが多いアマムダコタンさんの魅力に、パン好きの視点で迫っていきます♪

※この記事は2021年12月13日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。日々状況が変化しておりますので、事前に各施設・店舗へ最新の情報をお問い合わせください。

記事配信:じゃらんニュース

パン好きの楽園、「アマムダコタン表参道店」へ

アマムダコタン表参道店
アマムダコタン表参道店
アマムダコタン表参道店

お店へ一歩足を踏み入れるとそこは異空間。ずらりと並ぶ色鮮やかなパンたちがお出迎えしてくれます。約130種のパンが所狭しと並ぶその光景は圧巻で、どれにしようか思わず迷ってしまう…。そしてこのパンの楽園にずっと居たいと思ってしまいます。

実はこれこそが平子シェフの魔法だったのです!

「パンが美味しい、だけではいけない」 そう考える平子シェフ。

必要なのは「全身のあらゆる感覚で感じる美味しさ」なのだそう。内装・制服・接客・音楽…その他全て、パンが美味しいと感じるための要素だと、大事にされていました。その各要素に統一感を持たせるために、物件や、内装にかかるアンティークな家具等、インテリアショップ勤めの経験も活かしてシェフ自らセレクト。そうしてあの、うっとりする空間が生まれました…。

また、今回表参道に出店された経緯を伺ったところ、一番の理由は “誰もが行きやすいエリア”であり、ファッションやカルチャーにおいて感度の高い人が多く集まるといった点から選ばれたようでした。

アマムダコタン表参道店

ただ、他の要素も大事だからと言っても、主役はやはり “パン” ですよね。

陳列されているパンは、他のパン屋さんには無いような具材や斬新なビジュアルの、真新しいものばかりが並んでいます。これらは全て、オーナーシェフである平子シェフがイタリアンで勤めた経験を活かし、まずは「心の底から自分が作りたい、食べたい」と思うパンを作られているから。

訪れる誰もが魅了され、リピーターが増え続ける理由は、この“想い”と“こだわり”が詰まっているからなのですね。

おすすめパンをご紹介♪

アマムダコタン表参道店

お店の方に聞いたおすすめパンはこちらの3点!

アマムダコタン表参道店

●マリトッツォ 356円(1人2つまで)
数ある中でも最もシンプルなビジュアルのマリトッツォ。 洗練された美味しさに魅了されてしまいました…。 

カボチャを練り込んだしっとりとしたブリオッシュはバターが効いているリッチな味わい。そこに、雲のようなほわっとした口溶けの生クリームがサンドされているのですが、食べ進めると、オレンジピールがふんだんに入ったカスタードクリームに出会えるサプライズ付き!オレンジの香りと、爽やかな風味まで楽しめる大人なマリトッツォです。

そして、アマムダコタンさんといえば、マリトッツォブームの火付け役。

今でこそ認知度の高いイタリアのパン、マリトッツォですが、こちらのお店では、オーソドックスなマリトッツォをはじめ、ピスタチオプリンやバスクチーズケーキが挟んであるものなど、種類豊富。お昼前後になって登場するマリトッツォもあるため、開店時間より少し遅めに行くのもおすすめですよ!

アマムダコタン表参道店

●グリーンサンド 486円
アマムダコタンさんといえば、バラエティに富んだサンドイッチやダコタンバーガーが有名ですが今回は平子シェフのイチオシ、野菜がたっぷりな“意識が高い系”のサンドイッチをいただきました。

大量のケールと、バーニャカウダーソースが絡んだピーマンのコンビが美味しいサンドイッチです。

使用されているパンは一見ハード系に見えるものの、むぎゅっとした弾力と、むっちりとした低反発感!噛むほどに小麦の美味しさが溢れます。 

具材である各野菜は素材の味を活かしつつ、イタリアンでの経験が生かされた、シェフらしい味付けが楽しめます。また、ケールの元気な歯応えには、「常に、新鮮なものを、新鮮なうちに提供したい」とおっしゃっていた平子シェフの想いを感じました。 

ダイエットでパンは控えているという方も、こちらのサンドであれば罪悪感が無いのでおすすめです!

アマムダコタン表参道店
アマムダコタン表参道店

●明太ペペロンチーノバゲット 486円
行くたびに買わずにはいられない、アマムダコタンの代名詞とも言える、明太ペペロンチーノバゲット。

外側のガリッと、中のもちっとと、食感のコントラストが最高なバゲット。さらにテンションが上がるのが、贅沢量の明太子! 表面だけでなく中にも入っている上、オリーブオイルやガーリック、バター等がジュワジュワとパンに染み入っているので、一度食べたら最後。食べる手が止まりません…!最初に食べたときはこんなに美味しい明太フランスがあるのかと、1本しか買わなかったことを後悔しました。(※1本でも長さは30cmほどあります)

ペペロンチーノとありますが、唐辛子の辛さはないので、「辛いのはちょっと苦手…」という方にも是非食べていただきたいです!

私が気になったパンはこちら♪

アマムダコタン表参道店

●季節のフルーツとゴルゴンゾーラクリームのハニートースト 302円
採れたてと言わんばかりに潤うイチジクと、このキュートな見た目に惹かれて手に取った私。実はこちら、サステナブレッド(※)のうちの一つなのです。

ベースのパンは、はちみつがしみこんだ小ぶりハニートースト。全体的に少し硬めで、食感としてはパンと焼き菓子の中間な印象です。トッピングされているゴルゴンゾーラチーズのクリームはクリームチーズのようなこっくりした味わいもあり、みずみずしく爽やかな甘さのイチジクと相性抜群!大人気スイーツパンです。


※サステナブレッドとは(=サステナブル+ブレッドの造語)
フードロスをなくす取り組みに力を入れているアマムダコタンさん。(そもそもロスパンが出ないのではというほどの人気ぶりですが)売れ残ったパンや、焼きムラが出たパンなどを廃棄するのではなく、ひと手間加えることで新たなパンへと生まれ変わらせるという取り組みをされています。生まれ変わったパンを「サステナブレッド」と呼んでいます。


サステナブレッドはポップの色が緑になっているため、訪れた際は探してみてはいかがでしょう。

アマムダコタン表参道店

●自家製ツナとキュウリのマリネ 黒ごまリュスティックサンド 496円
最初に言います。衝撃を受ける、一度食べたらおすすめせざるを得ないパンです。一度はこの、黒胡麻リュスティックを使ったサンドイッチを食べていただきたい…。

岩のような、ハードな見た目のパンですが、一口食べると中はお餅のようにもっちりとした加水率。そして想像以上に黒胡麻が使用されており、濃厚な黒胡麻の香りと味がどっと一気に押し寄せてきます。

お野菜などの入った自家製ツナ、きゅうり、そして濃厚な胡麻…という、和な味わいに安心感すら覚える、私がついついリピート買いしてしまうサンドです。

アマムダコタン表参道店

●雲仙ハムのクロックマダム  334円
ぽってりとした卵の引力に負けていつの間にやら、トレー上に仲間入りしていたクロックマダム。

小さな山型食パンがベースとなっています。持とうとすると指から逃げるほどの柔らかさで、持つときは少しドキドキでした。 食感はふわっとしながらも噛み応えはしっかりとあります。上にはクリーミーなホワイトソースがとろ~りと端まで盛られていました。 ありがとうございます。(嬉)

そこへ塩味は控えめのハムと半熟卵のトッピング。卵はゆで卵になる前の絶妙な半熟具合で食べやすさにも配慮されていることに感動…!

炙られているためさらに味に深みが出て、美味しさ倍増の一品でした。

アマムダコタン表参道店

●プレミアム ピスタチオクリームパン 464円

食べようとするとクリームが噴射してしまうほど、ピスタチオクリームが隙間なくパンパンに入っているスイーツパン。  

ピスタチオが上にちょこんと刺さっている、小動物のような可愛らしい見た目のパンですが、こちら侮るなかれ。ふわっともっちりしたパンは薄さわずか7ミリほどで、中身はほぼクリーム!もはや、“クリームのパン添え” という言葉がふさわしいのでは?と思うほどにクリームたっぷりのパンです。

実は中身のクリームは2層となっており、上下ピスタチオクリーム・カスタードクリームで構成、その比率は約8:2。

ねっとり重めなピスタチオが濃縮されたクリームと、ピスタチオを引き立たせるためなのか、少し控えめな甘さの硬めカスタードクリーム。片方ずつ食べたり、ふたつ合わせて食べてマリアージュを楽しんだり…。 満足感が高いパンです。

アマムダコタン表参道店
アマムダコタン表参道店

●番外編:生ドーナツ 237円
平子シェフ直々におすすめいただいた生ドーナツ。オープン当初は午後に行かないと出会えなかった大人気商品でしたが、今は開店から並んでいます。

「ドーナツってなんだっけ」という概念がいとも簡単に覆る、シンプルな見た目からは想像もつかないほど中毒性のある恐ろしいドーナツです。

掴もうとすると儚げな柔らかさゆえにうまく掴めないのですが、ひと口食べると、商品名負けしない圧倒的「生」感は一度食べたら最後。無限に食べられる上、 他のドーナツに浮気できなくなります。

お待ちかね、イートインスペースのご紹介!

イートインスペースは店内とテラスに分かれており、それぞれが全く違う雰囲気となっています。

アマムダコタン表参道店

店内のイートインスペースは照明が暗めで落ち着いた印象。売り場と同様、ドライフラワーやアンティーク家具等に囲まれた空間となっており、雰囲気が良くおすすめです。4~5席ほど、パンを作っている厨房が見られる、パン好きが悶絶しそうな臨場感たっぷりのカウンター席もありましたよ!

アマムダコタン表参道店

一方テラス席は開放的で、大きい丸テーブルが5つあります。店内に比べると世界観は少々薄れますが、たくさんパンを買う場合は、外のテーブルのほうが大きいため、テラス席がおすすめです。

イートインのおすすめメニューはこちら

陳列されているパンを買いすぎてイートインメニューまで手が伸びないだなんてもったいない!

魅力的なイートインメニューにもご注目♪

アマムダコタン表参道店
アマムダコタン表参道店

●生フレンチトースト 950円
アパレイユ(卵液)が分厚いパンにじゅんわりと染み込んだフレンチトーストに、ブリュレされたカスタードが溢れ、雪崩れています。 移動させるだけで ふるふると揺れる光景に、逸る気持ちを抑えつつナイフを入れると、重力任せで下におろすだけでスッと切れるほどの柔らかさ。

口へ入れた途端トロッと一瞬でとろけ、歯の出番はまるで無し!まさに生フレンチトーストと言わんばかりの食感です。 こだわり抜かれたカスタードソースの濃厚かつクリーミーなカスタードにディップしながらいただくのですが、全体的に炙られているため、カリッと食感のところや、オトナな苦味もあり、終始楽しめました。

その他にもコーヒー・紅茶はもちろん、オムトースト、日替わりのスープなどのメニューもありますよ♪

※撮影はテラス席で行いました
※イートインはワンドリンク制です

お店の混雑状況は?

アマムダコタン表参道店

アマムダコタンの最寄り駅である、表参道駅B2出口の階段を登ると何やら行列が…。

そう、これこそがアマムダコタンさんのお並び列。通行される方の導線を防がぬよう列は途切れ途切れになっている為、着いたらまずは最後尾を探します。

こちらはオープン時間よりも前から列をなすほどの人気店のため、行列必至。 週末だと平均1.5~2時間ほど待ちますが、多いときには3時間ならぶこともあるんだとか。平日だと13時過ぎなら1時間待ちぐらいになるので狙いめとのことです。(とはいえ、とある平日の昼に通りがかったところ70人ほど並んでおり、ローソンまで列が伸びていたので、一概には言えません…)

もし長い列だとしても諦めないでください!アマムダコタンさんはInstagramの公式アカウントのストーリーズでこまめに、「今列が落ち着いているのでねらい目です」などと流してくださいます。列が長かった場合、少し表参道を散策し様子を見てはいかがでしょうか。

また来店前にオンラインで注文し、店舗で受け取れるテイクアウトサービスも始まりましたので、こちらを利用するのもおすすめ。
https://amamdacotan.com/collections/all-omotesando/

■アマムダコタン表参道店
[TEL]03-3498-2456
[住所]東京都港区北青山3-7-6
[営業時間]10時~19時
[定休日]毎週水曜(2022年2月以降は定休日なし)
※2021年12月末までは毎週水曜、第2・第4木曜日、2022年1月末までは毎週水曜
[アクセス]東京メトロ 表参道駅B2出口より徒歩1分
「アマムダコタン表参道店」の詳細はこちら

まとめ

良い意味でパン屋さんらしさのない、アマムダコタンさん。その魅力の秘密は、平子シェフの、想いと魔法がたくさんつまっているからなのだと、知ることができました。 
気付いたら、取材が終わるころには一層、アマムダコタンさんのことが大好きに…!!

是非、お店に足を運んでみてください。ファンになる事間違いなしですよ♪

●プロフィール●
りこぱん(@panzuki_ol)

十人十色、ならぬ『十パン十色』。同じ種類のパンであってもパン屋さんの個性が顕著に現れます。そんなパンの魅力に取り憑かれ、パン屋さん巡りが趣味に。年間870個以上のパンを食べ続け、パン愛をひたすらInstagramにて発信中。

特技、美味しそうに写真を撮ること。夢、日本中・世界中のパンを食べること。パンの世界。よろしければ のぞいていってください。

Instagramのアカウントはこちら@panzuki_ol



▼福岡のアマムダコタン情報&サステナブレッドの取り組みなどはこちら
マリトッツォ・ブームの発祥店「アマムダコタン」が新しく取り組む“サステナブレッド”とは?【福岡】

※掲載の価格はすべて税込価格です。
※新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、各自治体により自粛要請等が行われている可能性があります。ご利用の際には、あらかじめ最新の情報をご確認ください。また、感染拡大の防止に充分ご配慮いただくようお願いいたします。

じゃらん編集部  じゃらん編集部

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