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2022.01.22

プロに聞いた「非常食」になる食品の選び方!スーパーで買えるおすすめ食品やおでかけ時に便利なアイテムも♪

万が一の災害時に備え、非常食についての理解を深めておくことは、自分や家族の身を守るために大切なことです。

せっかく非常食を用意していても、存在を忘れてしまい賞味期限を切らしてしまうというケースが少なくありません。そこでぜひおすすめなのが、“非常食にもなる”日常的な食品を備蓄しておく「家庭内流通備蓄」と呼ばれる方法です。

今回は「家庭内流通備蓄」を提唱し、防災に関する多数の講演をおこなっている危機管理教育研究所の国崎信江代表に、「非常食にもなる食品」の選び方やおすすめについて解説いただきました。

また、お出かけや旅行の際に持っていくと便利な食品も紹介いただきましたので、ぜひ参考にしてみてください♪

「非常食にもなる食品」を選ぶポイントは?

非常食

せっかく非常食を用意していても、存在を忘れてしまい賞味期限を切らしてしまうというケースが少なくありません。そこで「家庭内流通備蓄」という概念を提唱しています。

家庭内流通備蓄とは、「普段食べているものを災害時にも食べられるようにする」という考え方です。普段買っているものを多めに買っておき、食べたらその分買い足していけば、別途非常食は必要ありません。

非常食を選ぶポイントは3つ。1つ目は“あると嬉しいもの”、2つ目は“調理しやすいもの”、3つ目は“栄養が摂れるもの”です。それぞれのポイントについて、詳しく説明します。

ポイント1:あると嬉しいもの

画像提供:フォトAC
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自分にとって、「これがあれば嬉しいもの」を用意しておくことがポイントです。この考え方を「ハッピー備蓄」と呼んでいます。

非常時の飲料といえば、水のペットボトルを思い浮かべる方が多いでしょう。実際は、水にこだわらずに、自分の好きな飲料水を多めに購入しておけば良いのです。

すぐに飲む予定のない水であれば家の設置場所に困るかもしれませんが、自分が好きなジュースなどをまとめ買いしておけば、邪魔に感じません。喜びがあれば、防災のための備蓄も続くのではないでしょうか。

ポイント2:調理がしやすいもの

画像提供:フォトAC
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非常食の魅力は、携帯しやすく開けたらすぐ食べられることです。調理しやすいものや、水も火も使わずすぐに食べられるものを選ぶと良いでしょう。

また、水を使えない事態に備え、缶詰を用意しておくことも大切です。最近は、缶詰パンも注目を集めています。

ポイント3:栄養が摂れるもの

画像提供:フォトAC
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被災時には野菜や肉などの生鮮食品がなかなか届かない状況が続くため、栄養素が不足する傾向にあります。そこで、水より野菜ジュース、お菓子よりもおかず類というように、水分やビタミンが摂取できて、腹持ちの良いものを選ぶことが大切です。

また、被災地に送られてくる食料は、米やパンなどの炭水化物類が多いことから、たんぱく質・ビタミン・ミネラル・食物繊維の不足を補えるものを備えておきましょう。

非常食はどのくらい必要?保存方法は?

必要な量は?

非常食

一人暮らしの方は難しいかもしれませんが、10日分の非常食を備蓄することが理想です。冷蔵庫で3日分、常保存で7日分持っていれば安心できます。

しかし、“非常食を買わなきゃ”と無理して購入してしまうと賞味期限が過ぎる可能性が高いので、通常の単位で売られている非常食にもなる食品をこまめに購入していくことを心掛けてください。

まずは、「非常食」が特別な存在ではなく、自分の家にある食材も災害時に非常食にもなるという意識を持つようにしてください。

保存方法は?

画像提供:フォトAC
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基本的には食品の表示に沿った保存法で問題ありません。その中でも常温保存ができる食品は避難用のバッグに入れておけば、いざというときにすぐ持って避難することができます。

またバッグに入れる食品のほかにも、避難する際にはこれを持っていこう!と事前に計画を立てておけば、万一の場合のスムーズな避難にも繋がります。

じゃらん編集部  じゃらん編集部

こんにちは、じゃらん編集部です。 旅のプロである私たちが「ど~しても教えたい旅行ネタ」を みなさんにお届けします。「あっ!」と驚く地元ネタから、 現地で動けるお役立ちネタまで、幅広く紹介しますよ。

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