廃線になった旧神岡鉄道のレールの上を、自転車で駆け抜ける「ガッタンゴー」。開業当初から話題になり、15年たった今でもその人気は衰えしらず。SNSでも爽快な写真が映えると注目されています。今回はそんな「ガッタンゴー」の魅力をご紹介。
予約方法やアクセス、集合場所のほか、どんなコースがあるのかなど、気になる情報をまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください!
「ガッタンゴー」とは
「ガッタンゴー」の予約方法・アクセス・所要時間は?
コースは「まちなかコース」と「渓谷コース」の2種類!
自転車車両は7種類。幼児やペットも乗車OK!
雨の日は?服装は?気になるポイント
「ガッタンゴー」とは
ペダルを漕ぐと「ガッタン、ゴットン」と、列車さながらの音と振動を体感できる、廃線レールを活用した新感覚アクティビティ。春は桜、夏は深緑、秋は紅葉と、季節ごとの景色も魅力のひとつ。
のどかな町並みが広がる飛騨市神岡町にある「ガッタンゴー」は、大自然を手軽に楽しみたい人にピッタリの体験です。体力に自信がなくても大丈夫!運転には複雑な操作も必要ないので、心地よい風に包まれながら、のんびり景色を満喫できます。
2022年は「まちなかコース」が3月19日(土)からスタート。「渓谷コース」も4月2日(土)からオープンします。
「ガッタンゴー」の予約方法・アクセス・所要時間は?
予約方法
電話または公式HPから予約ができます。電話の場合は、水曜日を除く9時から17時の間に問い合わせを。公式HPの場合は、予約ページがあるのでそちらをチェックしてください。
現在は冬季休業中ですが、すでにweb予約はスタート。2022年3月1日(火)からは、電話予約も開始されます。
アクセス
コースによって集合場所が異なります。「まちなかコース」は旧神岡鉄道の奥飛騨温泉口駅、「渓谷コース」は旧漆山駅が集合場所となります。公共交通機関では行きにくい場所にあるため、車でのアクセスがベスト。少し分かりにくい場所なので事前に地図で確認しておくとスムーズです。
名古屋方面からアクセスする場合は、最寄りICである東海北陸道飛騨清見ICから卯の花街道経由で1時間10分~1時間30分ほど。東京方面からアクセスする場合は、長野道松本ICからR158経由で3時間~3時間20分ほどです。
集合時間の15分前には到着していると安心。開始時間を10分以上遅れると自動的にキャンセル扱いになるので、時間には余裕をもって訪れましょう。
コースは「まちなかコース」と「渓谷コース」の2種類!
車両が豊富!初めてなら「まちなかコース」

集合場所&スタート地点は旧神岡鉄道の奥飛騨温泉口駅。沿線を彩る花々が美しく、春は桜やマーガレットが満開に。秋の紅葉も見ごたえ十分。四季折々の風景を楽しみたいなら、こちらのコースがおすすめです。
所要時間は説明を含めて1時間ほど。往復約6kmの道のりは、真っ暗なトンネルあり、絶景ありとワクワク感満載。
4人乗りや幼児と一緒に乗れる観覧シートセットなど、走れる車両が多いのもこのコースの特徴で、小さな子どもから大人まで、人数や家族構成に合わせて利用できます。
小学生以上限定!スリリングな「渓谷コース」

地元に住むスタッフさんが、旧神岡鉄道らしい美しい景色を見てほしいと、ずっと整備を続けて2018年にようやくオープンしたのが「渓谷コース」。集合場所は旧漆山駅です。
こちらの所要時間は説明を含めて1時間15分ほど。旧漆山駅からスタートするこのコースは、山中の川沿いを走り抜けるワイルドなコースになっておりスリル満点。高原川にかかる高架橋を渡る場所では、思わず絶叫してしまうかも!?
安全を考慮して、未就学児は補助シートであっても乗車はできません。車両も観覧シートセットのみになるのでご注意ください。
自転車車両は7種類。幼児やペットも乗車OK!
スタンダードタイプの「ハイブリッド車(2人用)」
「ハイブリッド車」とは、電動アシスト付きマウンテンバイク車両のこと。余分な力を使わず走行できるので、体力に自信がなくても快適に楽しめます。
他の車両に比べると造りがシンプルで軽い点も魅力。この車両に乗って楽しめたら、次回は他の車両にもトライ!ちなみに、このハイブリッド車に観覧シートを設置した「観覧シートセット」なら、3人乗りができます。他の車両もすべて電動アシスト付きなのでご安心を!
グループにもピッタリ「2階建てシートセット(2~5人用)」

5人まで乗れるファミリー向けの車両です。ハイブリッド車の真ん中に2階建てシートが設けられているので、ペダルに足が届かない子どもも乗車が可能に。
漕ぎ手は2人。後の3人は漕ぎ手を応援しつつ、ゆったり景色を満喫しましょう♪中央の補助席には、オプションでチャイルドシートやペットケージを取り付けることもできます。
ほかにも、全7種の車両&オプション3種を紹介

開業当初は2種類ほどと少なかった車両も、お客さんのニーズに合わせて増やしてきた結果、今では7種に拡大。

4人で一緒に漕げる「タンデム車」や1人でも楽しめる「サイドカー」など、人数やグループ構成に合わせた車両がそろっています。なかには「自転車は漕ぎたくないけど乗ってみたい!」というワガママを叶える「木製トロッコ」も。

どの車両も、お客さんの要望をどうすれば実現できるか安全対策をしっかり検討してお目見えしたそう。「7車両+3つのオプションと、数が多くて現場のハンドリングが大変ですけど…」とスタッフさんは笑っていましたが、お客さんの声を大事にして対応するその姿勢は、すごいの一言です!
雨の日は?服装は?気になるポイント
実際に体験するにあたって、広報担当者に気になるポイントを聞いてきました!
Q1)雨の日はどうなる?
荒天により運行が困難、危険でない限り、実施しています。ただし、傘を差して乗ることができないため、カッパを着ての乗車になります。カッパは持参いただくか、現地で購入をお願いします。購入の場合は簡易的な上だけのカッパが1個150円、上下タイプは300円で販売しています。
Q2)おすすめの服装は?
なるべく動きやすい服装やスニーカーでお越しください。鉄さびや自転車のオイルで汚れたり、車輪に巻き込む危険性があるので、ロングスカートなどのヒラヒラした服装は避けた方が無難です。また、トンネル内は夏でもひんやりするので、薄手のカーディガンなどを用意しておくと重宝しますよ。
Q3)おすすめの撮影ポイントは?
「まちなかコース」は、コース前半に河童やキノコのオブジェが、後半に町並みを一望できるスポットがあります。「渓谷コース」は、橋を渡る回数が多いので、そこから見下ろす景色がおすすめです。どちらのコースも、往路と復路で2回見られるチャンスがあるので、最初に見逃した人は復路でじっくり満喫してください。
自転車はハンドル操作が必要ないので、ペダルを漕ぐ足さえ止めなければ運転しながらの写真撮影もOKです。ただし、落とした場合は拾えませんので、スマートフォンやカメラはストラップを付けて首から下げるなどの工夫をしてくださいね。
Q4)年齢制限はある?
年齢制限は特にありませんが、身長によって乗れる車両が異なります。自転車を漕ぐには145cm以上の身長が必要なので、それ以下の人はチャイルドシートや観覧シートをご利用ください。
1歳未満のお子さんは、お電話にて事前にお問い合わせをお願いいたします。また、子ども(小学生以下)だけの乗車はできません。自転車を漕ぐ場合(漕ぎ手)は、必ず大人の保護者とペアで漕いでください。
Q5)妊娠していても乗れる?
自転車、補助席ともに乗車いただけません。体験中は名称の由来にもなった「ガッタン、ゴットン」という振動が長時間続きます。
コース途中では止まったり、自転車から降りることができませんし、近隣には産婦人科の医院がありません。万が一の場合にすぐ対応ができないため、申し訳ありませんが、ご了承ください。
Q6)運転する人は途中で交代できる?
コースの折り返し地点でのみ、交代できます。途中で自転車を停車することは禁止です。また、サイドカー以外は片方(1人)だけで漕ぐのは左右のバランスが崩れて危険です。最悪脱線する恐れもあるため、2人でのんびり漕いでください。
Q7)その他、事前に知っておくと便利なことは?
自転車には荷物を入れるカゴや荷台が付いていないので、リュックや斜めがけのカバンが便利です。気になる点や不安な点はお気軽にお問い合わせください!
まとめ
サイクリングとはまた違った感覚で楽しめる「ガッタンゴー」。1度体験すればその魅力にハマること間違いなし!まだ体験したことのない人はさっそく予約を。きっと体験当日は笑顔&気分爽快になれますよ。
090-7020-5852
【まちなかコース/受付場所】岐阜県飛騨市神岡町東雲1327-2(旧奥飛騨温泉口駅) 【渓谷コース/受付場所】岐阜県飛騨市神岡町西漆山(旧漆山駅)
9時~16時30分(曜日・季節により変動あり。詳細はHPを確認)
火曜・水曜(どちらも祝日は営業)※火曜は営業の場合あり。詳細はHPを確認、冬季(11月下旬~3月下旬)
ハイブリッド車(電動アシスト付自転車)2人で3200円~(車両により異なる) 他
東海北陸道飛騨清見ICより1時間10分
【まちなかコース】40台 【渓谷コース】16台
「レールマウンテンバイク Gattan Go!!」の詳細はこちら
※紹介している写真はすべてマスクをしていませんが、現在はマスク着用のご協力をお願いしています。
※掲載の価格はすべて税込価格です。
※この記事は2022年2月16日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。日々状況が変化しておりますので、事前に各施設・店舗へ最新の情報をお問い合わせください。
じゃらん編集部
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