岐阜県は本州のほぼ真ん中に位置し、関東からも関西からもアクセス良好。県の北部には、世界遺産の白川郷をはじめ、飛騨高山の古い街並みなど歴史に触れるスポットも点在しています。
今回は、飛騨高山散策と温泉を満喫するモデルコースをご紹介。飛騨牛などのご当地グルメも合わせて紹介するので、参考にしてみてください。
1日目は、織田信長の城下町として栄えた岐阜市からスタート。岐阜城から見下ろす町並みは爽快ですよ。下呂温泉に移動したら、是非街歩きを。無料の足湯や撮影スポットも点在しています。
2日目は、飛騨高山へ。古い街並みや飛騨牛グルメ、手作り体験など、観光スポットが充実。時間を忘れて満喫できそうです。
※この記事は2022年2月4日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。
岐阜満喫!1泊2日おすすめモデルコース概要
【1日目】岐阜駅→岐阜城→cafe&gallery川原町屋→下呂温泉
【2日目】飛騨高山の古い街並み→キッチン飛騨→飛騨の里
岐阜の1泊2日モデルコース【1日目】
岐阜城
織田信長公が居城した難攻不落の城


岐阜城は1201年から1204年に鎌倉幕府執事二階堂行政により初めて金華山山頂に砦が築かれたとされています。戦国時代には、美濃国を支配していた斎藤道三公や織田信長公が居城としており、難攻不落の城として知られていました。
城内は資料展示室、楼上は展望台となっており、展望台からは清流長良川、恵那山、伊吹山、伊勢湾などを望むことができ、織田信長公が天下を見晴らしたような壮大な眺望を楽しむことができます。岐阜城へは、金華山ロープウェーで向かうことができ、登山スポットとして人気を集めている金華山の登山道や、岐阜公園から乗車し、約4分で到着します。
[住所]岐阜県岐阜市金華山天守閣18
[営業期間]【3月16日~5月11日、5月12日~10月16日】9時30分~17時30分
【10月17日~3月15日】9時30分~16時30分
[定休日]なし
[アクセス]【電車】JR岐阜駅または名鉄岐阜駅より岐阜バスで約15分岐阜公園・歴史博物館前バス停下車徒歩3分 金華山ロープウェー金華山ロープウェー山頂駅より徒歩8分【車】東海北陸自動車道岐阜各務原ICより約20分 金華山ロープウェー金華山ロープウェー山頂駅より徒歩8分
[料金]大人(16歳以上)200円/子ども(4歳以上16歳未満)100円
cafe&gallery川原町屋
重要文化財に指定された趣ある町家造りの建物


岐阜城の山頂駅から金華山ロープウェーで山麓駅に下り、徒歩で7分ほど歩いたところにある「cafe&gallery川原町屋」。「cafe&gallery」の名の通り、カフェと展示が併設されたお店です。川原町通りの古い町並みに佇む建物は岐阜市重要文化財で、築150年余の趣のある町屋造りになっています。昔懐かしいレトロな空間でゆったりとした時間を過ごすことができ、土日祝は不定期でピアノ演奏が楽しめるところもポイント。カフェでは注文を受けてから豆を挽き、丁寧に淹れる「川原町屋珈琲」が看板メニューです。パフェやあんみつ、季節限定メニューと一緒においしいコーヒーでほっこり温まることができますよ。
岐阜観光の際にも訪れやすい立地で、付近には金華山や岐阜公園、長良川鵜飼などがあります。季節に応じた特別展示(雛人形・五月人形・提灯・水うちわなど…)が開かれることも。また、和雑貨の販売もされており、美濃和紙を中心としたさまざまなアイテムが取り揃えられています。和柄小物や、ハンカチ、お香、ポチ袋、提灯などはお土産品としても人気です。
[住所]岐阜市玉井町28
[営業期間]平日 11時~16時 土日祝 11時~17時(オーダーストップ30分前)
[定休日]木曜日(鵜飼シーズン中は無休)
[アクセス]【電車】JR岐阜駅前・名鉄新岐阜駅前より市バスで約15分長良橋バス停下車徒歩3分【車】駐車場20台
[料金]川原町屋ブレンド珈琲550円、川原町屋あんみつ880円
下呂温泉
日本三名泉のひとつ!シルクのようなつるすべ肌に



岐阜市内を観光したら、いよいよ下呂温泉に向かいましょう。日本三名泉と謳われる、下呂温泉のお湯は最高84度という高い温度で湧く天然温泉です。泉質はアルカリ性単純泉、無色透明。まろやかな質感のお湯が肌に優しくからんで、すべすべになるといわれています。
お得に下呂温泉を満喫するなら「湯めぐり手形」がおすすめ。1枚で手形加盟旅館の中から3軒の温泉に入ることができます。手形は持ち帰れるので、下呂温泉を訪れた記念にもなります。また、温泉街の中には無料の足湯がいくつもあり、散策中に足を休めることができますよ。
[住所]岐阜県下呂市
[アクセス]【電車】JR下呂駅下車すぐ【車】中央自動車道中津川ICより約70分
岐阜の1泊2日モデルコース【2日目】
飛騨高山の古い町並
まるでタイムスリップしたかのような古い町並


飛騨高山の観光名所といえば江戸時代後期から明治時代にかけての町屋が立ち並び情緒溢れる「古い町並」。城下町の中心、商人町として発達した上町、下町の三筋の町並みを合わせて「古い町並」と呼びます。
町屋の軒下には用水が流れ、造り酒屋には酒屋の看板ともいわれる「酒ばやし」が下がり、町家の大戸や老舗ののれんが連なるなど、なんともいえない風情を感じさせてくれます。飛騨牛メンチカツや飛騨牛の握り寿司、飛騨牛まんなどの地元グルメを楽しめる場所としても有名です。
[住所]高山市上三之町 他
[アクセス]【電車】JR高山駅より徒歩約10分【車】中部縦貫自動車道高山 ICより約15分
キッチン飛騨
飛騨牛をおしゃれに満喫するならここ


54年前の創業当初から人気の絶えない本格的なステーキ専門店です。古い町並からも徒歩で向かうことができます。開店当時から変わらない独自の焼き方で、飛騨牛の旨味を最大限に引き出した「ブレゼ&ソテー」というステーキがお店のウリ。フランスで修行を積んだシェフが手がけるメニューはどれも上品で背筋がスッと伸びるような贅沢感が味わえます。
ステーキのほかにも飛騨牛を使ったビーフストロガノフやローストビーフなどがあり、種類豊富なワインと一緒に楽しむことができます。記念日お祝いプランもあるので、お誕生日や進学祝い、還暦祝いなど特別な日に利用するのもおすすめです。
[住所]岐阜県高山市本町1-66
[営業期間]ランチ 11時30分~14時45分
ディナー 17時~19時45分
[定休日]水曜日
[アクセス]【電車】高山本線高山駅より徒歩約10分【車】東海北陸自動車道高山ICより約10分
飛騨の里
昔の飛騨を今に伝える生きた博物館


ランチを食べたあとは飛騨の歴史や古い木造建築を巡りましょう。飛騨の里は飛騨地方の特色ある民家を移築復元した野外集落博物館です。中には合掌造りなどの国の重要文化財もあります。
また、施設前の思い出体験館では、飛騨の伝統的な民芸品である「さるぼぼ」や飛騨地域が舞台の大ヒットしたアニメ映画で登場した「組み紐」、ガラス製か木製か選べるフォトフレームなど10種類以上の体験が予約なしで楽しめます。家族や恋人と一緒に参加すれば、飛騨での素敵な記念になりそうですね。
※体験教室などの開催期間は時期によって異なりますので、施設に直接お問い合わせください。
[住所]岐阜県高山市上岡本町1-590
[営業時間]8時30分~17時
[定休日]なし
[アクセス]【バス】JR高山本線高山駅隣の高山濃飛バスセンターよりさるぼぼバス・匠バスで約10分飛騨の里バス停下車すぐ【車】中部縦貫自動車道高山西ICより車で15分
[料金]大人 700円、小・中学生 200円、普通車駐車1台300円
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じゃらん編集部
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