豊かな自然に恵まれた長野県。白馬や軽井沢といったリゾート地としても名を馳せてきました。県内には新幹線も通り、東京からのアクセスも良好です。
今回は、そんな長野県の王道観光スポットを満喫するモデルコースを紹介します。1日目は、長野市を起点に信州善光寺から街並みが素敵な小布施へ。一生に一度は善光寺参りと言われるほどで、全国から多くの人が訪れます。信州善光寺仲見世通りでは、お土産探しやランチもおすすめです。
2日目は、日本有数のリゾート地・軽井沢を巡ります。観光名所の白糸の滝や信州名物のそばを堪能したら、旧軽井沢銀座通りへ。歴史的な建築に触れたり、お土産を購入したり、楽しい時間を過ごせますよ。
※この記事は2022年2月4日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。日々状況が変化しておりますので、事前に各施設・店舗へ最新の情報をお問い合わせください。
長野満喫!1泊2日おすすめモデルコース概要
【1日目】長野駅→信州善光寺→信州善光寺仲見世通り→ 栗の小径(小布施)
【2日目】白糸の滝→せきれい橋 川上庵→旧軽井沢銀座通り
長野の1泊2日モデルコース【1日目】
信州善光寺
すべての人を受け入れる歴史深いお寺


創建約1400年の歴史がある信州善光寺は、「一生に一度は善光寺参り」と言われるほど、日本全国から参拝に訪れるお寺。本堂内々陣の瑠璃壇には百済の時代から伝わる本尊一光三尊阿弥陀如来像が祀られていますが、絶対秘仏とされその姿を外から拝むことはできません。
この絶対秘仏である本尊様と縁を結べるのがお戒壇巡りです。瑠璃壇床下にある暗闇の回廊を壁つたいでめぐり、「極楽の錠前」に触れることで、錠前の真上にいる本尊様とのご縁と極楽浄土の約束をいただけると言われています。
また、境内の本堂は国宝として指定されているほか、お寺の入り口となる山門(三門)や、膨大なお経を納めた経蔵などは、重要文化財に指定されています。長野に来たらぜひ訪れたいお寺ですね。
(写真提供:善光寺)
[住所]長野県長野市大字長野元善町491-イ
[参拝時間]4時30分~16時30分(季節により変動あり)
[定休日]なし
[拝観料]三堂・史料館参拝券【大人】1000円【高校生】400円【小中学生】100円【未就学児】無料(その他、各種拝観券あり)
[アクセス]【電車・バス】JR長野駅より、善光寺口バスロータリー1番乗場(善光寺方面行き)発のバス乗車、善光寺大門バス停より徒歩5分【車】上信越道長野ICより約40分
[駐車場]400台(120分まで600円、以後60分毎に200円)
信州善光寺仲見世通り
信州善光寺門前の仲見世通りには約50店舗が軒をつらねる



信州善光寺仲見世通りは、仁王門と山門の間にあります。約400mの参道に敷き詰められた石畳は江戸の豪商が寄進したもので、およそ7777枚あるそう。石畳や並ぶ店のたたずまいから、昔も今も参拝客でにぎわう参道の歴史を想像することができます。
仲見世通りには長野県の銘品や民芸品を取り扱う店はもとより、蕎麦店、雑貨店、民宿など魅力的なお店がいっぱいです。
信州善光寺をじっくり観光した後は、門前のお蕎麦店、喫茶店・カフェでランチやスイーツを楽しむのもいいですね。買ってすぐにその場で食べる「ソフトクリーム」や長野名物「おやき」も人気なので、ぜひ味わってみて。
(仲見世通り町並み 写真提供:善光寺)
[住所]長野県長野市元善町484
[営業時間]店舗により異なる
[定休日]店舗により異なる
[アクセス]【電車・バス】JR長野駅より、善光寺方面行きバス乗車、善光寺大門バス停よりすぐ【車】上信越道長野ICより長野市街・善光寺方面へ約30分
[駐車場]信州善光寺駐車場をご利用ください(120分まで600円、以後60分毎に200円)
栗の小径
栗の木のブロックを敷き詰めた遊歩道で散策を楽しんで


長野県で一番小さな町である小布施は約600年の歴史を持つ「小布施栗」で有名。小布施の町中には、豊かな歴史と文化が息づいていて、美術館やギャラリー、栗を使った甘味処やカフェ、酒蔵、味噌蔵それに信州の郷土品を取りそろえた銘品店などが所せましと並んでいます。
中でもほっと一息つけるのが「栗の小径」。高井鴻山記念館と葛飾北斎の肉筆画を展示する北斎館を結ぶ遊歩道は、「栗の小径」と呼ばれています。小径に敷き詰められたブロックは栗の間伐材を利用。栗の木は水に強く、踏みしめると木の柔らかさを足裏に感じることができるのだとか。土壁と瓦屋根の建物に囲まれた風情ある景色を眺めながら、散策を楽しむのもいいですね。
[住所]長野県上高井郡小布施町小布施485(北斎館付近)
[営業時間]24時間往来自由
[定休日]なし
[入場料]なし
[アクセス]【電車】長野電鉄小布施駅より徒歩10分【車】上信越道小布施スマートICより約8分
[駐車場]なし。近隣の駐車場をご利用ください。
長野の1泊2日モデルコース【2日目】
白糸の滝
高さ3m、幅70mのダイナミックな滝は圧巻


中軽井沢を流れる湯川という川の水源となっているのが、こちらの白糸の滝。丸くカーブした滝は幅70mもあり、細長い白糸のカーテンのように均等に流れ落ちる湧き水は数百条もあるのだそう。
駐車場から滝までは5分ほどで、湯川のせせらぎを聞きながら遊歩道を進んでいきます。川から流れ落ちる滝ではないので、滝の近くまで近づいて見てみると、苔に覆われた岩肌から湧き水が染み出てくるのを肉眼で確認できます。
駐車場近くの売店や露店では、川魚の塩焼きや五平餅など軽食を楽しめます。季節ごとにプロジェクションマッピングやライトアップも実施されるので、訪問時はぜひ事前にリサーチしてみて。
[住所]長野県軽井沢町長倉小瀬
[営業時間]24時間
[定休日]なし
[入場料]なし(ただし、白糸ハイランドウェイ通行料500円)
[アクセス]【電車・バス】JR軽井沢駅より、草軽交通バス草津温泉行きバス乗車、白糸の滝バス停より徒歩5分【車】上信越道碓氷軽井沢ICより約40分
[駐車場]200台
せきれい橋 川上庵
約100本のハルニレの木立の中にある粋なお蕎麦屋さん


ハルニレテラスは、「軽井沢の日常」をコンセプトに16の個性的なショップやレストランが立ち並ぶウッドデッキのテラス。
打ち立ての蕎麦と信州の食材を使った料理を提供する「せきれい橋 川上庵」はハルニレの木立と清流のせせらぎが清々しく、店内の大きな窓からは四季折々の自然を感じられるお店。ジャズなどのBGMが流れて落ち着いた雰囲気の店内席のほか、ワンちゃん同伴で利用可能なテラス席もあり、自然の風や音を楽しめるつくりになっています。
石臼で自家製粉した打ち立ての蕎麦が特徴で、天せいろについてくる有頭の海老てんぷらは衣のサクサク感と海老のぷりぷりとした口当たりがたまりません。旬の食材を使用した一品料理や、長野県の地酒も楽しめますよ。
[住所]長野県北佐久郡軽井沢町長倉字横吹2145-5
[営業時間]11時~22時(21時LO)(季節等により変動あり)
[定休日]なし
[アクセス]【電車】JR中軽井沢駅より徒歩約10分【車】上信越道碓氷軽井沢ICより約25分
[駐車場]ハルニレテラス専用駐車場あり(繁忙期以外の平日無料。土日祝日有料:最初の30分無料、以降60分毎300円※上限 3000円 。ただし店舗利用金額により割引あり。)
旧軽井沢銀座通り
約700mの通りに200軒ほどの店が立ち並ぶ

旧軽井沢のメインストリートである旧軽井沢銀座通りには、土産店のほか、軽井沢の地元食材をふんだんに使った料理やパン・スイーツを提供する飲食店がたくさん並びます。
また、おしゃれなファッションアイテムや雑貨を取り扱うセレクトショップ、軽井沢彫という西洋文化と日本の技術が融合した木彫りの家具工房など、外国からの宣教師と家族の避暑地として西洋文化の影響を強く受けた軽井沢ならではのお店がたくさんあるのが特徴だそう。
周囲には、別荘や歴史的建築があり、豊かな時間を過ごせます。散策に疲れたら、軽井沢観光会館で一休み。観光客が休憩できる椅子や有料トイレもあり、ガイドマップももらえるので、「次はどこに行こうか」と考えるのも楽しいひとときですね。
[住所]長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢
[営業時間]店舗により異なる
[定休日]店舗により異なる
[アクセス]【電車・バス】JR軽井沢駅下車・公共バスを利用し、旧軽井沢バス停よりすぐ【車】上信越道碓氷軽井沢ICより30分
[駐車場]町営駐車場または民間の駐車場をご利用ください。
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じゃらん編集部
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