札幌のおすすめ夜景といえば藻岩山、JRタワー展望室T38、さっぽろテレビ塔展望台などが定番。その他、地元っ子の憩いの場所・旭山記念公園や、スキージャンプ台のある大倉山展望台なども美しい眺めです。
この記事では札幌のおすすめ夜景スポットをご紹介します。
札幌の夜景名所と特徴
札幌は、とても夜景に恵まれた都市です。下の地図を見ると、南西(左下)の山ぎわと、市街地中心部にたくさんあることが分かります。

夜景には、市街地近くの高い山から俯瞰するタイプや、街なかの高いビルから見渡すタイプなど、いろんなタイプがあります

札幌市街地は、南西に高い山が迫っているため、山からの夜景に恵まれているのです。JR札幌駅から直線で5kmほどと距離が近いのも特徴です。

札幌駅や大通(おおどおり)など中心部には、ビルから見られる夜景が集中しています。空調も効いていて、観賞する季節を問いません。
夜景にはさらに、期間限定のイルミネーションもあります。「さっぽろホワイトイルミネーション」などがそれで、夜景の中を散策していく楽しさがあります。
そんな多くの夜景に恵まれた札幌のおすすめ夜景9選がこちらです!
【中央区~南区】藻岩山(もいわやま)
ケーブルカーに乗ってたどり着く、宝石のような絶景

「藻岩山」は札幌市中心部の南西約5kmに位置する、標高531mの山。市街地から急な勾配でそそり立っていて、山頂からは360度の展望が開けます。
ふもとの「山麓駅」からロープウェイに乗り、9合目の「中腹駅」でミニケーブルカーに乗り換えれば、展望台のある「山頂駅」へ到着です。中腹駅までは、藻岩山観光自動車道を通って車で行くこともできます(冬期は閉鎖)。

山頂展望台にある「幸せの鐘」の周りの手すりに、名前を記した南京錠を掛けると、その二人はずっと別れない…という伝説があるのだとか。南京錠は中腹駅や山頂駅で販売しています。
山頂展望台には夜景も楽しめるレストラン「ザ ジュエルズ」や、テイクアウトコーナー、お土産ショップなどもあります。
北海道札幌市中央区伏見5-3-7(もいわ山麓駅)、南区北ノ沢1956(山頂展望台)
【もいわ山ロープウェイ】夏期(4~11月)10時30分~22時、冬期(12~3月)11時~22時 ※上り最終21時30分【ミニケーブルカー】夏期10時30分~21時50分、冬期11時10分~21時50分 ※上り最終21時40分 ※年末年始は特別営業。詳細は公式サイトを要確認【藻岩山観光自動車道】10時30分~22時 ※最終入場21時20分
【もいわ山ロープウェイ・ミニケーブルカー】3月下旬~4月下旬(年時整備点検)【藻岩山観光自動車道】11月中旬~4月上旬
【もいわ山ロープウェイ・ミニケーブルカーセット料金】大人往復2100円、小学生以下往復1050円【もいわ山ロープウェイ】大人往復1400円、小学生以下往復700円【ミニケーブルカー】大人往復700円、小学生以下往復350円【藻岩山観光自動車道】一般車往復1200円、2輪(125cc超)600円
もいわ山麓駅まで【電車】札幌市電ロープウェイ入口電停より無料シャトルバス乗車2分
もいわ山麓駅およびもいわ中腹駅にあり(無料)
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【中央区】JRタワー展望室T38(タワー・スリーエイト)
360度ぐるりと夜景に包まれる札幌のランドマーク

「JRタワー」は札幌駅に隣接する大型複合施設です。「T38」の名前の通り地上38階建てで、道内で最も高い建築物です。
展望室の高さは地上160m。市街中心部に位置することもあって、碁盤目状に美しく整備された札幌の街並みを一望することができます。

東は石狩川に続く平地、西は山並み、南は大通(おおどおり)やすすきの、北ははるか小樽まで見渡せ、360度の夜景を楽しめます。
北海道札幌市中央区北5条西2-5
10時~22時(最終入場21時30分)
なし
大人740円、中高校生520円、4歳~小学生320円
【電車】JR札幌駅南口よりすぐ
あり(1時間まで360円、以降20分120円)
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【中央区】さっぽろテレビ塔
イベントによって表情を変える夜景が楽しめる

札幌の街の開発は1871(明治4)年、市街を東西に貫く大通公園から始まりました。「さっぽろテレビ塔」はそんな大通公園の東端にそびえる、高さ147.2mの塔です。
高いところから街を眺める…という点では「JRタワー展望台T38」に近い景色ですが、足下の大通公園はさまざまなイベントが行われるエリア。9月の「さっぽろオータムフェスト」、11~12月の「ミュンヘン・クリスマス市」、冬期の「さっぽろ雪まつり」など、催し物のたびに表情を変える夜景が楽しめます。

さっぽろテレビ塔自身もライトアップされていて、大通公園側はイルミネーション、背後は投光器によって照らし出されます。
北海道札幌市中央区大通西1丁目
9時~22時(展望最終入場21時50分)
年数回不定休あり
高校生以上1000円、小中学生500円
【電車】札幌市営地下鉄大通駅より徒歩5分、JR札幌駅南口より徒歩15分【車】札樽道札幌北ICより約15分
周辺有料駐車場を利用
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【中央区】さっぽろホワイトイルミネーション
札幌の冬を彩るイルミイベント

噴水やハルニレの木立も広がる大通公園は、さまざまなイベントの会場としても利用され、特に冬期は夜景のきれいな催しがいっぱいです。
代表的なものが、例年11月下旬から開催される「さっぽろホワイトイルミネーション」。幾多のイルミが16時30分ごろから期間によっては24時まで点灯し、通りを飾ります。

「さっぽろテレビ塔」から見ると、上の写真のような夜景が見られます!大通会場では例年12月25日まで、駅前通会場など他会場では2~3月まで行われています。

また、「さっぽろホワイトイルミネーション」の一環として、大通公園では例年クリスマスまで「ミュンヘン・クリスマス市」が行われます。
これは姉妹都市ミュンヘンのあるドイツの風習にならったクリスマスマーケットで、ドイツの伝統料理やお菓子、お土産のお店が所狭しと並びます。
北海道札幌市中央区西1~6丁目大通公園、北4条~南4条駅前通など
点灯16時30分~22時など ※詳細は公式サイトを要確認
例年11月下旬~2月上旬開催 ※詳細は公式サイトを要確認
見学無料
【電車】札幌市営地下鉄大通駅より徒歩5分、JR札幌駅南口より徒歩15分など【車】札樽道札幌北ICより約15分
周辺有料駐車場を利用
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【中央区】旭山記念公園
地元っ子の憩いの場。気軽に行ける夜景公園

札幌市創建100年を記念して1970(昭和45)年に開園した丘の上の公園です。展望台からは札幌市内や、遠く日本海まで一望できます。
展望台の標高は137.5mで、南に位置する藻岩山の3分の1ほどの高さ。その分ビル1つ1つが大きく、街並みが近くに感じられます。入場料や駐車料金が無料なので、気軽に行くことができます。

ここを訪れるなら20時までの時間帯がおすすめ。噴水が4月~10月末の10時~20時に運転しているので、ライトアップされた噴水と夜景のコラボが見られます。
北海道札幌市中央区界川4丁目
【駐車場利用可能時間】6時~22時【レストハウス】10時~17時 ※レストハウスは11月中旬~4月上旬閉鎖
なし
入場無料
【車】札樽道札幌北ICより約25分
あり(無料)
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【中央区】札幌市時計台
ビジネス街に浮かび上がる白い壁が印象的

巨大なビルたちの中にポツンとある、赤い屋根と白い壁が印象的な「札幌市時計台」は札幌観光の定番。
前身は「少年よ大志を抱け」の名言で知られるクラーク博士が開校した札幌農学校の演武場で、今も毎時00分に時の鐘を鳴り響かせています。

昼間ならぜひ中に入って見学してほしいスポットですが、ライトアップされ、白い姿を浮かび上がらせる夜もおすすめです。
ここには撮影のためのスポットがいくつかあり、一つは敷地内の交差点側のお立ち台で、人を入れた記念撮影にぴったり。もう一つは道を渡った向かい側の「札幌MNビル」の2階で、高い位置から全体を写すのに向いています。こちらはわざわざ旅行者のために開放してくれているそうですよ。
北海道札幌市中央区北1条西2丁目
【ライトアップ】日没~21時30分【館内見学】8時45分~17時10分(最終入館17時)
年始
【入館料】大人200円、高校生以下無料
【電車】JR札幌駅南口より徒歩10分、札幌市営地下鉄大通駅より徒歩5分
周辺有料駐車場を利用
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【中央区】大倉山展望台
夜景に向かってテイクオフできそうなジャンプ台越しの絶景

「大倉山」は1932(昭和7)年に開場したスキージャンプ競技場のある山です。山頂付近の標高307m地点に、スキージャンプ台のスタート地点(スターティングゲート)があります。
ここのすごいところは、スターティングゲートのある建物がそのまま展望台になっていること。大会や公式練習のない日限定ですが、ジャンパー目線でアプローチ(助走路)越しのパノラマビューを楽しめます。

展望台までは、選手たちも乗るリフトを使って上がることができます。夜の時間帯にリフトに乗れるのは4月末~10月末の期間限定。気持ちのいい季節にぜひ訪れたい夜景スポットです。
北海道札幌市中央区宮の森1274
【4月29日~10月31日】8時30分~21時【11月1日~4月28日】9時~17時
ジャンプ大会・公式練習開催時 ※詳細は公式サイトを要確認
リフト料金 大人1000円、小学生以下500円
【車】札樽道札幌北ICより約20分
あり(無料)
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【東区】モエレ沼公園
ライトアップできらめく「水の彫刻」

彫刻家イサム・ノグチ氏により、公園全体を1つの彫刻作品として設計された広大な「モエレ沼公園」。園内には「ガラスのピラミッド」「モエレ山」「サクラの森」など、幾何学的な形をした施設が点在しています。

その中で、夜景の美しいスポットが「海の噴水」。公園の中央にある直径48mの大きな噴水で、1日3~4回、40分のロングプログラムと15分のショートプログラムが楽しめます。
6~8月は19時15分から、4~5月(土日祝のみ)と9~10月は18時30分から約40分間、ダイナミックなアートが繰り広げられます(天候等によりショートプログラムに変更の場合あり)。その様子はまさに「水の彫刻」という言葉がぴったり。
北海道札幌市東区モエレ沼公園1-1
【東口ゲート開放時間】7時~22時(入園21時まで)
なし ※夜の噴水は4~10月のみ
入園無料
【車】札樽道雁来ICより約10分
あり(無料)
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※この記事は2022年8月22日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。日々状況が変化しておりますので、事前に各施設・店舗へ最新の情報をお問い合わせください。
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ミキティ山田
旬な話題を求めて、いろいろな場所を取材・撮影する調査員。分厚い牛乳瓶メガネに隠したキュートな眼差しでネタをゲッチュー。得意技は自転車をかついで階段を登ること。ただしメガネのせいでよく転びます。