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2023.01.28

ひとり旅にもおすすめのレトロ旅プラン4選!古い街並みと文化に触れる時間を満喫【全国】

【三重県・亀山市】東海道の宿場町・関宿でタイムスリップの休日。

東海道の宿場町・関宿でタイムスリップの休日。
関宿は4地区に分かれる。真ん中に位置する中町は人気の旅籠を擁す中心地だった
東海道の宿場町・関宿でタイムスリップの休日。
江戸方面から見た、関の戸の看板。店は“忍びの隠れ蓑”と言われていた
東海道の宿場町・関宿でタイムスリップの休日。
町並みで目を引くのが2階に見える虫籠窓。さまざまな形が

関宿~昭和59(1984)年選定|宿場町

東海道五十三次の江戸から数えて47番目。参勤交代や伊勢参りの人々で賑わいを見せていたのが、この関宿である。約1.8kmの通りに、江戸から明治期にかけての町家がおよそ200軒。虫籠窓、袖壁といった町家独特の意匠は、建築の知識がなくても眺めているだけで興味深い。

たとえば、中町にある「深川屋」の庵看板は「関の戸」と書かれているが、京都方向からの漢字、江戸方向からは平仮名で表記されている。つまり、この看板を見れば、旅人は自分がどちらに向かって歩いているのかすぐにわかるようになっているのだ。

そんな昔ながらの町並みには、違和感なく溶け込むカフェや雑貨店などもあり。宿場の風情をぞんぶんに感じながら、気の向くままに歩きたい。

\旅の+αヒント/
翌日は、車なら多気の複合施設「ヴィソン」へ足をのばして。電車なら関駅の隣、加太駅へ。海町を散策し、「めでたいでんしゃ」で和歌山へ。

関宿エリアへの行き方
【電車】JR関駅より徒歩5分【車】名阪国道関ICより10分
関宿観光駐車場利用

深川屋【三重県・亀山市】

街道を行き来する大名たちを魅了し続けた老舗の銘菓。

深川屋
深川屋の銘菓「関の戸」は江戸時代から変わらぬ味。6個入り648円

創業約380年、徳川家光の時代からこの地で時を重ねてきた和菓子の名店。赤小豆のこし餡をぎゅうひで包み、阿波産の和三盆をまぶした一口大の餅菓子「関の戸」は、創業当時と同じ配合で作り上げる関宿土産の定番。

■深川屋
0595-96-0008
三重県亀山市関町中町387
10時~17時(売り切れ次第終了)
木(祝日の場合は営業)
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百六里庭・眺関亭【三重県・亀山市】

関宿の家並みを一望できる立ち寄り必須のビュースポット。

百六里庭・眺関亭
眺関亭の展望台はそこまで高くないが宿場町をリアルに感じられる

関宿が江戸からおよそ106里(400km余り)にあることから名付けられた小さな公園は、ちょっとした休憩スポットとしても便利。通りに面して立つ眺関亭の展望台からは、ずらりと続く関宿の家並みを眺めることができる。

■百六里庭・眺関亭
0595-84-5074(亀山市商工観光課)
三重県亀山市関町中町327
8時~17時
なし
無料
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古民家カフェレストラン エン【三重県・亀山市】

石窯を使った料理でもてなす町家スタイルのレストラン。

古民家カフェレストラン エン
古民家カフェレストラン エンの「どんぐりシフォンサンド」各400円。カフェには半個室やカウンター席も

宿場の風情にマッチした佇まいで2021年の秋にオープン。石窯で焼いた焼野菜のカレーやどんぐり粉の自家製ピザなど、オリジナリティあふれるメニューが豊富。地元産の和光茶やデザートなどカフェメニューも充実。

■古民家カフェレストラン エン
0595-98-5818
三重県亀山市関町中町480
9時30分~17時(LO16時)

「古民家カフェレストラン エン」の詳細はこちら

関宿旅籠玉屋歴史資料館【三重県・亀山市】

武士や庶民が愛した旅籠で宿場の雰囲気をしばし体感。

関宿旅籠玉屋歴史資料館
資料館で町家の暮らしを学ぶ

関宿を代表する大旅籠だった「玉屋」を修復し、当時使われていた道具や歴史資料を展示。寝具や食器、旅人の持ち物などのほか、歌川広重の浮世絵なども展示され、江戸時代の宿場町の世界へといざなってくれる。

■関宿旅籠玉屋歴史資料館
0595-96-0468
三重県亀山市関町中町444-1
9時~16時30分
月(月曜が祝日、振替休日の場合は翌日)、12月28日~1月4日
300円(関まちなみ資料館と共通)
「関宿旅籠玉屋歴史資料館」の詳細はこちら
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【福島県・喜多方市】豊かな伏流水から生まれる小田付の酒蔵を訪ねて。

豊かな伏流水から生まれる小田付の酒蔵を訪ねて。
大きな杉玉と「蔵粋」の暖簾が目印

小田付~平成30(2018)年選定|在郷町/醸造町

40代で蔵を建てられないのは男の恥―。かつて喜多方にはこんな言葉がささやかれたほど、この地に住む者にとって蔵は特別な存在だ。現在も生活の一部であり、地域にその数は4000棟余りを数える。

中でも、ここ小田付は酒や味噌、醤油の醸造業で栄えた会津地方の交易中心地として発展した場所で、江戸時代末期までに整備された宅地割りそのままに、多様な土蔵が建ち並ぶ特徴的な町並みを見ることができる。

とりわけ地区の中心に位置する「小原酒造」はシンボル的な存在で、明治初期に建てられた白壁の蔵は、歩いていれば必ず目に留まる佇まいだ。ちなみに小田付蔵通りからほど近い、小荒井のふれあい通りもまた定番の蔵のまちとして人気がある。重伝建地区とあわせて楽しむ、もうひとつの散歩コースとしておすすめしておきたい。

\旅の+αヒント/
翌日は、喜多方駅からJR磐越西線で約20分の会津若松駅を訪ねてみたい。鶴ヶ城と城下町を散策。

小田付エリアへの行き方
【電車】JR喜多方駅より徒歩20分【車】磐越道会津若松ICより20分

酒蔵くらしっく 小原酒造【福島県・喜多方市】

モーツァルトの調べで醸す唯一無二の美酒に酔う。

酒蔵くらしっく 小原酒造
仕込み水は飯豊山の伏流水。お土産にはモーツァルトを聴いて育った「蔵粋」シリーズを。左から「アマデウス」1100円、「純米協奏曲」1705円、「大吟醸純米 交響曲」3355円
酒蔵くらしっく 小原酒造
約10分程度の気軽な酒造見学は通年可。試飲もできる

享保2(1717)年創業。300年以上にわたる酒造り一筋の老舗で、現在は純米酒にこだわって製造。伝統的な製法を守る一方で、10代目の当主がクラシック音楽を聴かせて醪を発酵させる「音楽酒」を生み出したのも有名。

■酒蔵くらしっく 小原酒造
0241-22-0074
福島県喜多方市南町2846
9時~16時
なし(年末年始のみ)
12台
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竹工房 たけや【福島県・喜多方市】

江戸時代から続く伝統工芸に手触りを楽しみつつ体験。

竹工房 たけや
工房は2021年にオープン
竹工房 たけや
自身の作品のほか師匠や仲間の作品も販売
竹工房 たけや
大分での修業を経て喜多方市に移住してきた店主の佐々木智子さん
竹工房 たけや
体験で作れるのは小ぶりな竹かご「四海波」

喜多方の雄国地区に江戸時代から伝わる「雄国の根まがり竹細工」を学んだ職人の店主が、重伝建地区の店舗に開いた工房。さまざまな作品を販売するほか、簡単な工程で完成する初心者向けの竹細工体験も。

■竹工房 たけや
090-9036-0249
福島県喜多方市字南町2850
10時~17時(11月~3月は~16時)
不定(要事前確認)
竹細工体験2500円~(所要時間1時間)※3日前までに予約
10台(共同駐車場)
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新金忠 明治蔵【福島県・喜多方市】

古い器や雑貨をリサイクル。掘り出し物が見つかるかも。

新金忠 明治蔵
白漆喰の壁が際立つ。元は喜多方ラーメンなどに使われていた味噌醤油を製造
新金忠 明治蔵
まだ使えるものを必要とする人へと届けるという意味を込めて「たすかりマルシェ」の名で立ち上げ
新金忠 明治蔵
アンティークの食器など貴重な逸品に出会えるかも

江戸時代から続いた味噌醤油の醸造元「金忠」の蔵を利用したショップ。売り物は近所の蔵から出た一点もののリサイクル品などが中心。古い冷蔵庫やバラした樽の板などを使ってリノベーションした内装もユニークだ。

■新金忠 明治蔵
0241-22-1744(ファイブシーズ)
福島県喜多方市南町2854
10時~15時
日・火
5台

大和川酒蔵 北方風土館【福島県・喜多方市】

海外でも評判の銘酒がずらり。展示蔵では酒造の歩みに触れて。

大和川酒蔵 北方風土館
重伝建地区外ではあるが、「江戸蔵」は1799年建造の貴重な蔵
大和川酒蔵 北方風土館
酒はもちろん仕込み水の飯豊山伏流水も試飲可

「弥右衛門」など国外にも流通する銘酒を製造販売する、江戸中期創業の酒蔵。かつて作業場だった蔵には、現在、桶や酒舟といった酒造りの道具を展示しており随時見学できる。

■大和川酒蔵 北方風土館
0241-22-2233
福島県喜多方市寺町4761
見学・売店 9時~16時30分
1月1日
【電車】JR喜多方駅より徒歩15分【車】磐越道会津若松ICより30分
40台
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暮らしの酒場なみなみ/ラーメン神社【福島県・喜多方市】

独自セレクトの品揃えが面白いロコマーケット。

暮らしの酒場なみなみ/ラーメン神社
人気のらーめんソフトクリームもおすすめ。ほんのり醤油味で癖になる味。プチ200円~

ちょっと寄り道したい、店内に喜多方らしいラーメン神社を据えたレトロなショップ。自然食品や調味料、アパレルまで雑貨好きに刺さりそうなアイテムが多数。御朱印もあり。

■暮らしの酒場なみなみ/ラーメン神社
0241-23-6464
福島県喜多方市2-4662
11時~15時
水・不定
なし
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※この記事は2022年11月18日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。
※掲載されている情報や写真については最新の情報とは限りません。必ずご自身で事前にご確認の上、ご利用ください。
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じゃらん編集部  じゃらん編集部

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