北海道の夏を代表する味覚のひとつ「ウニ」。特に札幌から車で2時間ほどに位置する積丹半島(しゃこたんはんとう)では美味しいウニが味わえると評判です。
そこで今回は積丹半島にある美味しいウニ丼の店を紹介!おすすめの時期は積丹でウニ漁が行われる6月上旬~8月中旬。“積丹ブルー”と呼ばれる絶景の海にも出合えますよ♪
積丹半島はどこにある?ウニが有名な理由は?
積丹半島ってどこ?どうやって行く?


北海道の西海岸中央部に位置する積丹半島へは、新千歳空港からレンタカーで高速道路を利用し札幌経由で約2時間30分ほど。後志道余市ICを降りてからは海岸線ドライブが楽しめます。札幌や小樽までは電車、そこからレンタカーという移動手段も約2時間少々で到着できるのでおすすめです。
積丹半島のウニが有名な理由は?

透明度の高い海で育つ積丹のウニは、エサとなるホソメコンブのやさしい味の影響を受け、雑味がなくクリーミーなおいしさが特徴。積丹のウニの多くが地元で消費されるため、産地だからこそ食べられる味であることも人気の理由です。
ウニの旬の時期は?いつまで味わえる?
7月上旬~お盆あたりまでが旬
積丹のウニは、例年6月上旬に漁が解禁され8月末まで続き、秋に産卵を迎えます。ウニは産卵の2カ月前が一番おいしいと言われているため、積丹のウニは7月に入ってからお盆あたりまでがおすすめです。
それでは、ここから美味しいウニ丼が味わえるおすすめのお店を紹介します!
食堂うしお
海が目の前!漁師から仕入れた無添加のウニを堪能



積丹町の中心部よりさらに神威岬(かむいみさき)に向かって走ると見えてくるのが「食堂うしお」です。
漁師の目利き・技術がモノをいうウニ漁。食堂うしおでは「最良のウニのみを獲ることにこだわっている」という漁師から、直接ウニを仕入れているそう。そして店でしっかりと水切りを行うことでウニの甘さを最大限に引き出して提供。口に入れると一粒ひと粒がきめ細やかでやわらかく、とてもクリーミーなことがわかります。

積丹や隣の余市町で採れる魚介に加え、店主が札幌中央卸売市場に足を運び厳選した旬の魚介など、ウニ丼以外のメニューが豊富なのも魅力。色々な種類の海鮮を楽しみたいなら「うしお丼スペシャル」がおすすめです。
0135-46-5118
北海道積丹郡積丹町神岬9-1
8時30分~17時(LO16時30分)※繁忙期はLOが早まる場合あり
なし※11月上旬~4月上旬は冬季休業
後志道余市ICより車で1時間15分
100台
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食事処 純の店
ウニ丼や海鮮丼はもちろん、名物ザンギも一緒にどうぞ


地元で40年愛され続ける和食処。ウニ丼や四季折々の海鮮丼はもちろんのこと、種類豊富な定食やザンギ、天ぷらといった揚げ物など幅広いメニューが揃います。
6月から8月にかけて提供するウニはもちろん地元産。「海がしけて船が出ない時にはウニを提供しない」というほどのこだわりです。

6月は平日限定で「トリプルウニ丼セット」も登場。通常サイズのウニ丼に、ウニ入りの自家製茶碗蒸し、そして小鉢に入った生ウニが一度に味わえるお得メニューを食べない手はありません。

もうひとつ、ぜひ味わってほしいのが「ザンギ」。積丹のソウルフードともいわれるほどで、鶏モモ肉を塩ダレにつけカラッと揚げたザンギは肉がやわらかくジューシー!店舗前に設置したお土産用の自販機で揚げる前の状態の商品を購入することもできます。
0135-44-3229
北海道積丹郡積丹町美国町船澗42-20
10時30~19時30分
月(6月~8月は祝日の場合営業。翌日休み)
後志道余市ICより車で30分
15台
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お食事処 鱗晃
夏はクリーミーな生ウニ、春秋はふっくらとした蒸しウニ!

「お食事処 鱗晃(りんこう)」では“白”と呼ばれるムラサキウニ、“赤”と呼ばれるバフンウニの2色丼が人気。甘みが強いといわれる積丹産のウニの食べ比べができるとあり、朝から行列ができることも珍しくありません。


6月~8月のウニ漁期以外には「蒸しウニ丼」を提供しているそう。甘みが凝縮し濃厚な味わいの蒸しウニは、生ウニに勝るとも劣らないおいしさです。
ウニを豪快にのせたオリジナルの「うにラーメン」や、脂がのった旬の魚を味わえる「焼き魚定食」もリピーターが多い人気メニューです。


店があるのは積丹半島エリア屈指の景勝地・島武意海岸(しまむいかいがん)を望む高台。小さなトンネルを抜けると美しい積丹ブルーの絶景が目の前に広がります。
0135-45-6651
北海道積丹郡積丹町大字入舸町
【6月~8月】8時~17時(LO16時)【それ以外】9時~16時(LO15時)※4月・10月・11月は早めに閉店する場合あり
火※11月下旬~4月上旬は冬季休業
後志道余市ICより車で40分
10台(島武意海岸駐車場の利用可)
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お食事処 みさき
ウニ漁師が営む店で、選りすぐりの赤ウニを堪能!



積丹エリアの中でも、毎年大勢の人が訪れる店。ウニ漁師である店主自ら、早朝の漁でウニを捕り、すぐさま殻をむき提供しています。
一番人気は「赤ばふん生うに丼」6500円(価格変更の場合あり)。積丹でも希少なバフンウニは白やオレンジの身がまだらに入っていますが、こちらの店では鮮やかなオレンジの身だけを選りすぐって丼へ。このひと手間をかけたこだわりによって、より濃厚な甘みとクリーミーさが際立つプレミアムなウニ丼が生まれるのです。
提供期間は例年6月中旬~8月下旬です。

ウニ以外も味わいたいなら、自家製のイクラやねっとりとした食感の甘エビ、ぷりぷりのホタテにタコ、そしてマグロやヒラメまで楽しめる「みさき丼」もおすすめ。どのネタも驚くほどに甘みが強く味の良さが自慢です。

予約をすることはできないので、特に週末は開店前の到着を目指しましょう。
0135-45-6547
北海道積丹郡積丹町日司町236
9時~LO15時
第2・第4水※第1・3水も休みの場合あり※11月上旬~4月下旬は冬季休業
後志道余市ICより車で55分
27台
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すぎ乃本店 うに膳屋
土・日・祝日を中心にオープン。予約をすれば食べそびれもなし!

店主の父がウニ漁師だったことをきっかけにウニ丼の専門店をオープン。積丹でウニが捕れる夏の間、土・日・祝日とお盆期間のランチタイム限定で営業しています。ウニ丼はムラサキウニ、バフンウニ、といった種類別だけでなく、単品、お膳と提供スタイルも選ぶことができます。


また、お店では来店の3日前までにウニ丼の予約を推奨。「行ってみたけど食べられなかった!」「開店前から並んで食べるまでに2時間待った!」ということが避けられるので、特に旅行者にとっては予定が立てやすく嬉しいですね。

ウニ丼以外にはネタが選べる海鮮丼もおすすめ。3種、4種、5種のせとあります。
011-221-2242(スマートフォンへ転送の場合あり。通話可能時間は8時30分~9時30分、14時30分~17時30分)
北海道積丹郡積丹町入舸16-1
10時30分~15時(LO14時30分)【土】10時30分~16時【日・祝】10時15分~15時※早め閉店の場合あり
月~金
後志道余市ICより車で1時間
24台
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海鮮味処 御宿 新生
ウニ竿の開発も行うこだわりで甘み抜群のウニを提供

神威岬(かむいみさき)に近い余別(よべつ)地区にある漁師宿で、ランチタイムには宿泊客以外でもウニ丼や海鮮丼など積丹の海の幸を味わうことができます。
地元の漁師から仕入れるウニは、鮮度を重視。さらには漁師がウニ漁で使用する竿の開発を手掛けるこだわりで、質の高いウニ丼を提供しています。バフンウニとムラサキウニ、どちらもごはんをぎっしりと覆う盛りの良さも魅力です。

こちらのお店は旬の魚介のおいしさも評判。実は店主の父が一本釣りの漁師であるため、マグロやソイなど捕れたての魚もメニューに登場します。

天気の良い日には、外のテラス席で食事を味わうこともできます。潮風を感じながらウニをいただけるのは、ウニの産地ならではですね!
080-8628-9914
北海道積丹郡積丹町大字余別町30
8時~19時※冬季は9時~18時
期間中はなし※11月上旬~4月上旬は冬季休業
後志道余市ICより車で1時間
50台
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まとめ
同じ積丹の海で捕れるウニも時期によって味わいが変わり、産卵期に近い9月に近づくほど甘みが強くなるといわれています。夏は積丹でウニのおいしさを満喫してくださいね。
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※この記事は2023年5月26日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。
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横内あゆみ
旅行雑誌編集部を経て、現在はフリーの編集者・ライターとして雑誌・WEBサイトの制作などに携わっています。今欲しいものは、仕事も遊びも全力で楽しめる体力。