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2023.12.09

【福井】水ようかんの旬が冬な理由とは?歴史やおすすめ店を紹介<2024注目>

しんしんと降る雪を見ながら、あったか〜いこたつで水ようかん。…え?みかんじゃなくて、水ようかん!?

一般的に夏の和菓子のイメージが強い水ようかんですが、実は福井で水ようかんといえば、カニと並ぶ冬の風物詩。今回はそんな福井県の水ようかんの歴史や特徴、購入できるおすすめのお店を紹介。今年の冬は、“こたつで水ようかん”してみませんか?

※この記事は2023年12月4日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。

記事配信:じゃらんニュース

水ようかんの歴史は?なぜ冬の風物詩になった?

水ようかんの起源と歴史

(画像提供:福井県観光連盟)
お茶やコーヒーなど温かい飲み物とよく合う(画像提供:福井県観光連盟)
(画像提供:えがわ)
福井の水ようかんは木のヘラですくって食べるスタイル(画像提供:えがわ)

福井の水ようかんのルーツには諸説ありますが、よく聞かれるのは江戸時代の丁稚奉公に由来する説。若い丁稚(今でいう見習い)が関西の奉公先から福井の実家に帰省する際、安価なようかんを買って土産に持ち帰ったという説や、丁稚が奉公先で習った小豆の菓子を、実家で見よう見まねで作ったという説などがあります。

次第に町の餅屋や駄菓子屋で似たようなお菓子が作られるようになり、これが福井の水ようかんの原形になったといわれています。

冬の風物詩になった理由は?

福井の水ようかん
福井の水ようかん作りは冬が最盛期

今のように各家庭に冷蔵庫がなかった時代、水分が多く糖度の高い水ようかんは、衛生上の観点から暑い夏の保存には不向きでした。一方、気温が0度前後まで下がる冬であれば、その心配はいりません。

寒さの厳しい福井県は、たとえ家に冷蔵庫がなくても、暖房の効かない場所にさえ置いておけば、まさにそこが自然の冷蔵庫だったというわけです。

現在、県内には水ようかんを販売する店が100軒近くあるといわれていますが、その生産・販売は11月〜3月頃のところがほとんど。福井県の水ようかんは、まさに冬の味わいなのです。

味や見た目の特徴は?

(画像提供:福井県魅力創造課)
浅い箱に流し入れる昔ながらの“一枚流し”(画像提供:福井県魅力創造課)

福井の水ようかんは、A4サイズの薄い紙の箱に厚さ1cmほどのようかんを流し入れた“一枚流し”が主流。

戦後は木の箱に流し入れたようかんを、店先や自転車の荷台で切り売りしていたそうで、“一枚流し”はその名残です。現在では水漏れの少ないプラスチック製の容器や、地方発送に対応した真空容器に入ったもの、小分けに適したものなどさまざまな商品が登場しています。

(画像提供:福井県魅力創造課)
材料の配合によって色みもさまざま!(画像提供:福井県魅力創造課)
(画像提供:福井県魅力創造課)
厚みは、左から2本目ぐらいまでの薄いタイプが一般的(画像提供:福井県魅力創造課)
(画像提供:福井県魅力創造課)
箱入り水ようかんについてくるヘラの形もこんなにバリエーションが!(画像提供:福井県魅力創造課)

水ようかんは小豆、砂糖、寒天を主な材料として作られています。使う小豆や砂糖の種類、そしてその配合や製法も店によって異なるため、色の濃さや食感、喉越し、そして味わいもさまざまなのです。

丁稚ようかんともいわれるがどう違う?

水ようかんは福井県内の広い範囲で作られていますが、一部地域では水ようかんのことを「丁稚(でっち)ようかん」と呼ぶことがあります。これは「丁稚ようかん」が特産品である滋賀県に近い敦賀市や大野市、小浜市でよく見られます。呼び方が「丁稚ようかん」というだけで、基本的には水ようかんと同じですが、やや厚みがあるのが特徴です。

水ようかんは冬になるととにかく多くの菓子店で製造が始まるため、福井県民にはそれぞれ自分好みの水ようかんがあるのだそう。

今回は編集部が厳選した10軒を紹介します!

福井県のおすすめ水ようかん10選

えがわ

赤い枠囲みのパッケージが「えがわ」のトレードマーク。「水羊かん」850円(日持ち5日) ※販売期間:11月1日〜3月31日

水ようかんの姉妹商品「水かんてん(いちご)」700円。ほかに「水かんてん(黄金の梅)」もラインナップ ※共に通年販売

えがわ

福井の水ようかんと聞けば真っ先に店の名前が思い浮かぶ人がいるほど、県民にとって知名度の高い店。水ようかんを主軸に製造しており、冬はスーパーやコンビニなど県内の多くの場所で「えがわ」の水ようかんを目にすることができます。

水ようかんは大釜で炊き上げる際、ゆっくりと丁寧に、そして手作業でこまめにかき混ぜることで、なめらかな口当たりに仕上げています。材料はこし餡、沖縄産の黒糖、寒天とシンプルで防腐剤は不使用。小豆の味わいに黒糖のコクが合わさり、つるんと喉越しがよいのが特徴です。

その上品な味わいは県民の多くが知るところで、「えがわ」の水ようかんの味を基準に、あちこち食べ比べをする人も少なくありません。

えがわ
店頭では「水羊かんジェラート」や「焼きドーナツ」なども販売

福井の水ようかんデビューとして、まずは「えがわ」の水ようかんを味わってみるのもおすすめです。

■えがわ
[TEL]0776-22-4952
[住所]福井県福井市照手3-6-14
[営業時間]8時30分〜18時
[定休日]1月1日【11月〜3月】なし【4月〜10月】水
[アクセス]北陸道 福井ICより車で15分
[駐車場]5台 
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久保田製菓

久保田製菓
「久保田の水羊かん(パック大)」820円(日持ち7日) ※販売期間:11月1日〜3月31日

1951(昭和26)年に甘納豆専門店として創業。丁寧な手作業にこだわり、冬の水ようかん作りも、朝、釜に火を入れるところから始まります。多い日には1日1500〜2000箱もの水ようかんを、すべて手作業で製造しています。

厳選した材料の中でも特に特徴的なのは、沖縄・波照間産の黒糖を使うこと。これが「久保田製菓」の水ようかん特有の、あっさりとした味わいと、さらりとした舌触りにつながっています。

久保田製菓
通年の看板商品のひとつ「甘納豆(大納言)」320円
久保田製菓
70余年の歴史を持ちながらモダンな佇まい

また、同店の代名詞ともいえる甘納豆は一年を通して販売。「大納言」「白花」「金時」「えんどう」「ひよこ豆」(数量限定)、さらに季節限定の「さつまいも」の全6種類を製造しています。こちらもぜひチェックしてみてくださいね。

■久保田製菓
[TEL]0776-54-1620
[住所]福井県福井市南四ツ居2-1-36
[営業時間]10時〜18時
[定休日]1月1日【11月〜3月】なし【4月〜10月】不定
[アクセス]北陸道 福井ICより車で7分
[駐車場]3台
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羽二重餅總本舗松岡軒

羽二重餅總本舗松岡軒
「一枚流し水羊かん」864円(日持ち7日) ※販売期間:11月〜3月下旬
羽二重餅總本舗松岡軒
みずみずしく上品な口当たり
羽二重餅總本舗松岡軒
「羽二重餅」6袋入り886円、12枚入り1717円

福井銘菓のひとつに数えられる「羽二重(はぶたえ)餅」。ふんわりとろけるような食感で、まるで絹布のような柔らかさの上品なお菓子ですが、その「羽二重餅」の元祖といわれているのが「羽二重餅總本舗松岡軒」です。

冬季限定の水ようかんも、甘さ控えめで上品な口当たりがポイント。店頭では「甘いものが苦手な方でも食べやすいですよ」と案内しているそうです。材料は小豆、砂糖、黒糖、寒天とシンプルで、添加物は一切使用していません。

羽二重餅總本舗松岡軒
2023年4月のリニューアルで和カフェを併設。季節ごとにメニューが変わり、冬は「羽二重餅」と水ようかんのセットも提供

水ようかんは本店のほか、福井駅構内の仮店舗(2024年春以降は「くるふ福井駅」)で、東京都内では銀座にある「食の國 福井館」や「日本橋 三越本店」でも購入できます。

■羽二重餅總本舗松岡軒
[TEL]0776-22-4400
[住所]福井県福井市中央3-5-19
[営業時間]【店舗】9時〜18時【和カフェ】11時〜17時(LO16時30分)
[定休日]1月1日【和カフェ】木(当面の間)
[アクセス]【電車】JR・えちぜん鉄道 福井駅より徒歩15分【車】北陸道 福井ICより12分
[駐車場]3台
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村中甘泉堂本店&パティスリーKANSENDO

村中甘泉堂本店&パティスリーKANSENDO
「水ようかん・小」432円(日持ち5日) ※販売期間:11月1日〜3月上旬
村中甘泉堂本店&パティスリーKANSENDO
しっかりとした味わいながらみずみずしい口当たり
村中甘泉堂本店&パティスリーKANSENDO
創業からの看板商品「梅つつみ」248円は「第69回ジャパンフードセレクション」で金賞を受賞

1910(明治43)年の創業以来、100年以上の歴史を持つ和菓子店。2021年には店舗横にあった「パティスリーKANSENDO」が店内に移転し、和菓子と洋菓子を一度に購入できるようになりました。

水ようかんは小豆の味がしっかりと感じられ、黒糖の風味が余韻を残します。比較的しっかりとした味わいながら、みずみずしさを失わないよう、水ようかんには珍しく寒天にこんにゃく粉を併用することで保水力を高めています。

水ようかんは店舗のほか、県内主要駅構内のコンビニエンスストアで販売されている場合もあるのでチェックしてみてください!

■村中甘泉堂本店&パティスリーKANSENDO
[TEL]0776-22-4152
[住所]福井県福井市中央1-21-24
[営業時間]9時〜19時
[定休日]火
[アクセス]【電車】JR・えちぜん鉄道 福井駅より徒歩8分【車】北陸道 福井ICより10分
[駐車場]店前3台ほか提携駐車場あり(買い物額に応じたサービスあり)
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お菓子処 丸岡家

お菓子処 丸岡家
「水ようかん(小)」600円(日持ち10日 ※地方発送用)、「水ようかん(大)」900円(日持ち5日) ※販売期間:11月〜3月中旬

店を守るのは洋菓子職人の二代目と和菓子職人の三代目。“素材を大切に手作りいちばん”をモットーに掲げ、子どもから年配者まで食べやすい菓子作りを心がけています。

小豆、砂糖、沖縄・波照間産の黒糖、寒天を使った水ようかんは、黒糖の風味がしっかりしていながらもさらりとした口あたり。小豆の皮を一粒一粒むいてから炊いた餡を使うため、完成した水ようかんもあっさりと口溶けがよくなるそうです。

お菓子処 丸岡家
恐竜王国・福井にちなんだ「恐竜バウムクーヘン はっくつバウム」1300円
お菓子処 丸岡家
1936(昭和11)年に創業以来、80年以上の歴史を持つ

アイデア豊富な三代目は商品開発にも熱心で、地層に見立てたバウムクーヘンに恐竜の焼印が押された「恐竜バウムクーヘン はっくつバウム」や、福井県産大豆から作った豆乳生地の「お菓子とうふ」、四角い形の「和風ばぁ〜むく〜へん」など、ユニークな商品も考案して販売しています。

■お菓子処 丸岡家
[TEL]0776-22-5394
[住所]福井県福井市春山2-18-18
[営業時間]8時30分〜18時
[定休日]火(祝日の場合は営業)
[アクセス]北陸道 福井北ICまたは福井ICより車で15分
[駐車場]3台
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竹内菓子舗

竹内菓子舗
北海道産小豆と沖縄・波照間産黒糖を使用
竹内菓子舗
「水ようかん妖怪」626円(日持ち10日) ※販売期間:11月1日〜3月頃

福井市の中心部を南北に貫く大通り、フェニックス通り沿いにある菓子店。1874(明治7)年に創業して以来、年中行事や人生の節目に寄り添う菓子を、市民のために作り続けてきた店です。常時約25種類の菓子が揃い、贈答や気軽な手土産、家族や自分へのおやつにと、便利に利用できる一軒です。

水ようかんは黒糖が多めでコクのある味わいが特徴。黒糖のしっかりとした風味を全面に出しながらも、みずみずしく、ちゅるんとした食感でさっぱり味わえます。2023年からパッケージを一新し、福井の水ようかんでは珍しいポップなデザインへと生まれ変わりました。

竹内菓子舗
「四代目と喧嘩しても作りたかった五代目の米粉カステラ」1斤(10カット)2430円
竹内菓子舗
白いのれんの掛かる和モダンな建物が目印。市内に文京店もある

また、「竹内菓子舗」といえばカステラも代名詞。越前コシヒカリの米粉とこだわりの卵を使って無添加で焼き上げた「四代目と喧嘩しても作りたかった五代目の米粉カステラ」は、年間10万本を売り上げる大人気商品です。

■竹内菓子舗(花堂店)
[TEL]0776-36-2456
[住所]福井県福井市花堂北2-12-3
[営業時間]10時〜17時
[定休日]水
[アクセス]北陸道 福井ICより車で15分
[駐車場]13台
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菓子処 阿んま屋

菓子処 阿んま屋
「阿んま屋(あんまや)の丁稚ようかん(大)」800円(日持ち5日)、小は600円(日持ち2週間) ※販売期間:11月〜3月
菓子処 阿んま屋
つぶあん、こしあん、いちご、コーヒー、メープルナッツなど多彩な「生どらやき」は各1個173円(写真はラムレーズン)

鯖江市街地から越前海岸方面へと向かう国道417号沿いという、旅行者にも便利なロケーション。良質な北海道産小豆を使い、常時約15種類を製造する看板商品の「生どらやき」をはじめ、カステラや洋風まんじゅうなどが揃います。

「丁稚ようかん」の名で製造されている水ようかんですが、味のポイントとなるのは良質な小豆を使って丁寧に炊き上げた自家製の餡。この餡を主体に、寒天や塩と合わせた独自の配合ですっきりとした味わいの水ようかんに仕上げていきます。

菓子処 阿んま屋
のどかな風景に馴染む、風格ある佇まい

「大」「小」2種類あるうち「小」は防水に優れた箱に入っているため、日持ちが2週間と長め。手土産にできるのもうれしいですね!

■菓子処 阿んま屋
[TEL]0778-36-0179
[住所]福井県丹生郡越前町中10-1-1
[営業時間]8時〜18時
[定休日]火(祝日の場合は営業)
[アクセス]北陸道 鯖江ICより車で30分
[駐車場]10台 
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御菓子司 大黒屋

御菓子司 大黒屋
ずっしりとやや厚みのある「大黒屋」の水ようかん
御菓子司 大黒屋
「越前福井の水ようかん」842円(日持ち7日) ※販売期間:10月下旬〜3月上旬

誠照寺(じょうしょうじ)の門前町として栄えた鯖江市。その中心部にある商店街の一角、「大黒屋」は江戸時代の寛永年間(1624〜44年)創業の歴史ある店です。もとは仏具やお供え菓子を扱っていた店でしたが、江戸時代中期からは本格的な菓子店へと舵を切りました。

「すくったときに薄いと寂しい。口いっぱい頬張ってほしい」という理由から、水ようかんは厚みのあるサイズ感。見た目からしてどっしりした味わいかと思いきや、小豆と黒糖を引き立てる絶妙な水分による、さっぱりとした食感に驚きます。

御菓子司 大黒屋
銘菓「菜花糖(さいかとう)」810円。そのまま味わうだけでなく、白湯に浮かべれば香りがふわり

水ようかんの冬が終われば、春は代々の鯖江藩主のお茶会にも使用されてきた「菜花糖(さいかとう)」が登場します。

これは地元名産のもち米と柚子を使った春の菓子で、鯖江の銘菓のひとつにも数えられています。ひんやり冷たい夏の「越前流水くずながし」、秋の素朴な「栗きんとん」など、四季それぞれの逸品が味わえるのも魅力です。

■御菓子司 大黒屋
[TEL]0778-51-0451
[住所]福井県鯖江市本町2-1-13
[営業時間]【平日】10時〜19時【土】9時〜19時【日・祝】9時〜18時
[定休日]木(祝日の場合は営業)、毎月最終日曜
[アクセス]【電車】JR 鯖江駅より徒歩8分【車】北陸道 鯖江ICより6分
[駐車場]店横に1台ほか詳細はHPを確認
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御菓子処 伊勢屋

御菓子処 伊勢屋
「丁稚ようかん」1本130円(日持ち3〜5日) ※販売期間:11月〜3月末
御菓子処 伊勢屋
店内には民芸調のイートインスペースもある

小浜の地で190年以上の歴史を重ねる和菓子店。伝統銘菓「くずまんじゅう」と「丁稚ようかん」を中心に、どら焼きやブッセなどやさしい口あたりの菓子を作り続けています。

「伊勢屋」の菓子作りには、「平成の名水百選」にも選ばれた「雲城水(うんじょうすい)」が欠かせません。「雲城水」とは小浜市内にある自噴の井戸水のことで、その地下水は滋賀との県境にある百里ヶ岳が源流。百年単位の時間をかけて自然の中で磨かれた湧水が、小浜では今でも大切に利用されているのです。

そんなミネラル豊富な雲城水を使った「丁稚ようかん」(水ようかん)は、口あたりがまろやかでやさしい味わい。小豆の風味を生かした上品な甘さながら、後味はすっきりとしています。

御菓子処 伊勢屋
「くずまんじゅう」1個162円(イートイン165円)

「丁稚ようかん」もさることながら、地元・小浜では「伊勢屋」と聞いて夏の「くずまんじゅう」を挙げる人も多いそう。「日本三大葛」のひとつに数えられる若狭の「熊川葛」を使った葛まんじゅうは、販売期間の4月〜9月の間、雲城水を張った店内の水場で見た目も涼やかに販売しています。

■御菓子処 伊勢屋
[TEL]0770-52-0766
[住所]福井県小浜市一番町1-6
[営業時間]8時30分〜17時30分
[定休日]火・水(4月中旬〜9月は水のみ休)
[アクセス]【電車】JR 小浜駅より徒歩13分【車】舞鶴若狭道 小浜ICより5分
[駐車場]10台
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シュトラウス金進堂

シュトラウス金進堂
「ショコラ水羊かん」648円(日持ち2週間) ※販売期間:12月頃〜3月31日

ドイツ・ウィーン菓子専門店の作る、ちょっと変わった水ようかんを紹介。越前市にある「シュトラウス金進堂」では、シンプルな焼き菓子を中心としたドイツ菓子と、生地に香辛料やナッツ類を混ぜて味に奥深さを出すウィーン菓子を軸に、プリンや洋生菓子まで幅広く手がけています。

例年11月からは福井の冬の定番として一般的な水ようかんも製造をスタート。そして12月に入ると「ショコラ水羊かん」も店頭に並びます。

「ショコラ水羊かん」には福井の水ようかんによく使われる黒糖ではなく、白ザラ糖と赤砂糖を使用。カカオ含有量の異なる2種のクーベルチュールを、こし餡と最適なバランスで合わせることで、ほんのりとショコラが香る新しいタイプの水ようかんが完成します。

シュトラウス金進堂
ウィーン発祥のチョコレートケーキ「ザッハトルテ」540円
シュトラウス金進堂
クリスマスシーズンには「シュトーレン」も販売

甘くてビターでほんのりカカオが香る、ちょっと大人で、ちょっと洋風な水ようかんにも要注目です!

■シュトラウス金進堂
[TEL]0778-22-1471
[住所]福井県越前市姫川2-3-39
[営業時間]10時〜18時
[定休日]水、日曜不定(詳細はHPを確認)
[アクセス]【電車】JR 武生駅より徒歩12分【車】北陸道 武生ICより10分
[駐車場]18台 
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まとめ

店ごとにこだわりポイントがまったく異なる水ようかん。見た目がよく似ているからこそ、味わいの違いを実際に食べ比べしてみたくなりますね。

「福井の冬の風物詩 水ようかん」冊子では、県内80軒以上の店を紹介しているので、こちらもチェックしてみてくださいね!
→福井県庁 水ようかん紹介冊子

※各店の水ようかんの「日持ち」は冷蔵で保存した場合の日数です。
※掲載されている情報や写真については最新の情報とは限りません。必ずご自身で事前にご確認の上、ご利用ください。
※掲載の価格は全て税込価格です。

小林 亜紗子  小林 亜紗子

岐阜県生まれ。旅行情報誌『東海じゃらん』編集部を経てフリーに。コーヒー、温泉、音楽好き。民芸や郷土食、地域の慣習など、無名の人々に継承されてきたものに惹かれます。二人の子どもたちを各地の温泉に連れ回し中。

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