2024.02.04

石和温泉の観光スポットおすすめ15選！絶景や体験施設、日帰り湯も【山梨・2024】

東京から車で2時間ほどの山梨県の温泉地「石和温泉」。温泉街には40軒以上の旅館やホテルが軒を連ねていて、首都圏からの観光客を中心に賑わい、山梨県屈指の温泉地となっています。

石和温泉周辺には温泉だけでなく、山梨県ならではの美味しいフルーツが味わえる場所や、富士山を見渡せる絶景など、見逃せない魅力的なスポットがたくさんあります！

今回はそんな石和温泉の周辺観光スポットをご紹介します。モデルコースを参考に楽しむこともできますよ！魅力的な宿も多いので、ぜひ1泊2日で旅行してみてください♪

※この記事は2023年12月7日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。

記事配信：じゃらんニュース

「石和温泉」はどんな温泉地？アクセスは？

読み方は「いさわおんせん」。絶景とフルーツが魅力の温泉郷

石和（いさわ）温泉は山梨県笛吹市にある温泉郷。ぶどう園栽培用の井戸を掘ったところ高温の湯が湧いたことから温泉地として有名になったといわれています。温泉街は石和温泉駅から笛吹川まで東西に1kmにわたって続いています。

泉質はアルカリ性単純泉で、肌がすべすべになるという美肌の湯。周辺には富士山や甲府盆地、日本国内屈指の渓谷美など絶景スポットが多く、景色も楽しめます。

また、山梨県は1日の気温差が激しく、年間の日照時間が長く降水量が少ないため、果実の栽培に適した土地です。特にぶどうやいちごなどの栽培が盛んで、採れたてのフルーツを使ったスイーツやワインなどを楽しめるのも石和温泉の大きな魅力です！

東京からのアクセスは？車なしでも行ける？

車利用の場合

東京からは中央道一宮御坂ICで下車します。約1時間30分ほどの距離です。

電車利用の場合

石和温泉は都心部からのアクセスも良好。新宿駅よりJR中央本線に乗り、約1時間30分で石和温泉駅に到着。乗り換えなしで約1時間30分ほどです。新宿駅からは高速バスも開通しており、その場合の所要時間は約2時間です。

次からは、石和温泉周辺の観光スポットを紹介します。

1.「マルス山梨ワイナリー」でワイナリー見学

山梨県といえば国産ワインの名産地。石和温泉駅から徒歩10分の場所でワイナリー見学ができるのが「マルスワイナリー」です。鹿児島に本社を持つ本坊酒造が1960（昭和35）年に山梨県笛吹市石和町に設立した洋酒生産の拠点で、入場無料で地下樽貯蔵庫やワインの瓶詰ラインなどを見学できます。

売店・試飲場では5～6種類のワインが無料で試飲できるので、お気に入りのワインを見つけてみましょう！

※飲酒運転は法律で固く禁じられています。試飲をする場合は公共交通機関でお出かけください。

2.「甲州天然石工房 彩石の蔵」で希少な宝石を見る

石和温泉駅から徒歩圏内にある希少な天然石を無料で見ることができる施設です。山梨県は宝石業が盛んで、世界中から天然石や高価な宝石が集まってくるため、見たことがない珍しい石が数多く保管されています。

他にもお気に入りの宝石で自分だけのクリスタルドームを作れたり、天然石のフォトスポットがあったり、本物の宝石を見つける宝石探しなどがあったりと、子どもから大人まで楽しめます。

また、屋外には「石に願いを～紅水晶の泉～」という泉があり、金の石に願いを込めて泉に浮かぶ器に投げ入れれば願いが叶うといわれています。

ショップでは高い宝飾技術で作られた高品質の宝飾品を間近に見て購入することができます。お手頃価格のジュエリーや豊富な種類のパワーストーンもありますよ。

3.「山梨県立博物館」で歴史を学ぶ

体験や展示を通して山梨の歴史を学ぶことができる、「山梨の自然と人」をテーマとした博物館です。“かいじあむ”という愛称でも呼ばれています。

観賞・学習型展示では甲斐を駆ける武士たち、川を彩る高瀬舟、道がつなぐ出会い、巨富を動かすなど19のテーマに沿って山梨の歴史や文化に触れることができます。

他にも山梨の地形を1／12000の立体模型で再現した「山梨の舞台」や、遊びながら歴史や文化について学べる「歴史の体験工房」等が常設。

企画展ではこれまでに「すごすぎる！ねこ展～ヒトとネコの出会いと共存の歴史～」「たんけん！はっけん！南極展―壮大な自然と人々の物語―」など個性的な企画を開催。企画展は期間限定なのでぜひ公式HPをチェックしてみてください！

4.「笛吹川フルーツ公園」で絶景を堪能

笛吹川フルーツ公園は花とフルーツとワインをテーマにした都市公園。高台にあるため、富士山や甲府盆地を一望できます。「新日本三大夜景」、「関東の富士見百景」、「恋人の聖地」としても知られている絶景スポットでもあります。

園内には、屋内に遊具があり雨の日でも楽しめる全天候型の「わんぱくドーム」、果物やワインの科学や歴史を学ぶことができる「くだもの館」、水が流れるスリル満点の屋外アスレチック広場の「アクアアスレチック」など、魅力的な施設があります。

また、「展望・星屑レストラン ガイア」は絶景を見渡せる展望付きレストラン。富士山麓牛のステーキやコク旨ワイン玉子のオムライスなど甲州産食材をワンプレートで楽しめる限定30食の「ガッツリ大人のお子様ランチ」がおすすめです！

※アクアアスレチックは4月～10月末頃まで利用可能。

5.「甲斐善光寺」で武田信玄ゆかりの地めぐり

甲斐善光寺は1558（永禄元）年に武田信玄公によって創建され、500年近くの歴史があるお寺です。

重要文化財や県指定文化財など、文化財が多く保管されていることで有名です。敷地内にある宝物館には1319（文保3・元応元）年の修理銘がある日本最古の源頼朝の木像、武田信玄朱印状、徳川家光奉納の聖観音像などが展示されています。

お寺の本堂である金堂は木造建築ながら総高27m、総奥行49mと非常に大きく、東日本有数の木造建築として山門と一緒に重要文化財に指定されています。

金堂中陣天井には巨大な龍が2匹描かれていて、手をたたくと龍の鳴き声の様な共鳴が起こることから“鳴き龍”と呼ばれています。日本全国に鳴き龍の名所はありますが場所によって鳴き声が違い、甲斐善光寺ではブルブルと鳴くそうなのでぜひ試してみてください！

6.「万力公園」で動物とふれあう

笛吹川沿いにある14haもの広大な敷地の都市公園で、6月頃には園内の小川でホタルも見られます。アスレチック広場やローラースケート場、バーベキュー場などがあり、子ども連れにもおすすめです。

園内で特に人気の施設は20種類以上もの動物を無料で見られる「ふれあい動物広場」です。カピバラやアライグマ、マーラ、ウサギ、ニホンザルなど、可愛らしい動物たちを間近で見られるので、ぜひ訪れてみてください！

例年11月から3月には「カピバラの湯」という、お風呂でまったりしているカピバラを見られるイベントが毎週土・日・祝日に開催されます。毎年、冬至に合わせてゆず湯も登場します。

7.「勝沼ぶどうの丘」で山梨ワインを試飲

甲府盆地の小高い丘の上にあり、約170銘柄のワインの試飲や買い物、BBQ、温泉、宿泊まで楽しめる観光施設です。

見どころの一つであるトンネルワインカーヴは、勝沼ぶどうの丘から車で10分ほどの場所にある、100年以上前に建造されたレンガ積みのトンネルです。全長1100mあり、元々は鉄道用のトンネルとして使われていました。現在ではワインの長期熟成の施設として活用されています。

勝沼ぶどうの丘内の地下ワインカーヴでは、専用の試飲容器（2200円）を購入すると約170銘柄全てのワインを試飲可能です。購入もできるので、じっくりとお気に入りのワインを見つけてみてください！

※飲酒運転は法律で固く禁じられています。試飲をする場合は公共交通機関でお出かけください。

8.「ほったらかし温泉」で絶景を見ながら湯あみ

富士山と甲府盆地の絶景が見られる海抜700mの山中にある日帰り温泉施設です。開放感のある露天風呂が魅力の温泉で、特徴的な名前である「ほったらかし」は、“華美なサービスはないけれど良かったらどうぞ”という気持ちで付けられた名前だそう。

シーズンごとに日の出の時間に合わせて開場しているので、日の出から夜景まで1日中絶景を楽しめ、天気のいい日には富士山を見ることができます。

ほったらかし温泉には源泉の異なる2つの浴場があります。富士山が真正面にそびえる「こっちの湯」と、それよりも2倍大きく右手に富士山、眼下に甲府盆地を望む「あっちの湯」。どちらのお湯もお肌がすべすべになるといわれていて、湯冷めしにくいことが特徴です。絶景を望む自然のままの露天風呂で、リラックスしてみてはいかがですか？

9.「見晴し園」でフルーツ狩り

笛吹市一宮町にある観光農園で、ほぼ年中果物狩りを楽しめます。「見晴し園」という名前は、高台から見える桃の花と、甲府盆地の街並みの美しい景色を想って付けられたそうです。

1月から5月はいちご狩り、6月から8月は桃狩り、8月から10月は巨峰やシャインマスカットなどの高級ぶどう狩り、10月から11月はりんご狩りを楽しめます。

また園内には、地元食材である甲州ワインビーフ、富士溶岩牛、溶岩豚のBBQやほうとう鍋などが楽しめるレストランがあります。

10.「こまざわフルーツファーム」でいちご狩り

こまざわフルーツファームは広々とした園内でゆったり1時間食べ放題でいちご狩りを楽しめる農園です。100cmの高さに棚があり、立ったまま狩れるので腰への負担がないのも魅力！例年1月～5月の期間に開園しています。

通路を広くしていたり、トイレも広めに作られていたりと、車いす利用者や小さな子ども連れの人も気軽に楽しむことができます。また、犬用カートを持参してわんちゃんも一緒にいちご狩りができます。園内には無料のドッグランもあるので、わんちゃん連れの方にもおすすめのスポットです！

ちなみに、美味しいいちごを選ぶポイントは、ヘタが上がっているかどうか。しっかり上がっているものが熟していて甘いそうですよ。

11.「昇仙峡」で奇岩を眺める

昇仙峡は国の指定特別名勝にも指定されている、秩父多摩甲斐国立公園内にある景勝地です。

清流が流れる美しい渓谷には猿岩やラクダ石、猫石、ふぐ石、オットセイ岩、松茸石などの特徴的な形の奇岩があります。他にも高さ180mで昇仙峡の主峰である覚円峰（かくえんぽう）や季節によって違う美しさを見せてくれる落差30mの仙娥滝（せんがたき）など見どころがたくさん！

中でも珍しいのが山梨県の特別天然記念物にも指定されている天鼓林（てんこりん）です。この林の特定の場所で足を強く踏み鳴らすと足元から“ポン、ポン”と太鼓の音に似た共鳴音が地面から還ってきます。地盤が硬い奥秩父山中特有の現象で、特に天鼓林は澄んだ音が鳴ることで有名です。

長い年月をかけて自然がつくり出した奇岩や珍石が並ぶ日本屈指の景勝地に、ぜひ一度足を運んでみてください！

12.「西沢渓谷」で滝を観賞

清流が花崗岩を侵食してできた渓谷や大小様々な滝が見どころの渓谷です。秩父多摩甲斐国立公園内にあり、ハイキングコースとしても有名で、1周を10kmほどでめぐれます。

見どころである七ツ釜五段の滝は「日本の滝百選」に選ばれている名瀑です。7つもの滝壺から清流が流れ、合計の落差は28m。美しさと力強さを感じます。

例年10月中旬～11月上旬の紅葉の季節には辺り一面が朱に染まるだけでなく、もみじの葉が滝を段々と流れ落ち、風流な姿を見せてくれます。水の流れに耳を澄まして、ゆったりとした時間を過ごしてみてください。

※2024年2月現在、滝見橋が通行できないため「七ツ釜五段の滝」を近くで観覧できません。2024年4月に滝見橋完成予定（ただし、工事進捗により完成が遅れる場合あり）

13.「桃農家cafe ラ・ペスカ」で桃パフェを味わう

毎年6月中旬～9月末頃まで営業している期間限定のカフェ。自社農園で収穫した採れたての桃やぶどうを使用したスイーツが揃います。皮ごと食べられる桃を丸ごと使ったパフェの「ピーチジュエル」は、美味しさはもちろん写真映え間違いなしです！

自家製ジェラートは果実本来の美味しさをそのまま味わえるよう、ジェラートの半分以上に果肉を使用しています。桃の品種ごとに作られているジェラートはなんと40種類以上も。収穫時期の異なる桃の食べ比べを楽しめるのもジェラートならではです。

他にも桃の生ビールや新鮮なジュース、地元のパン屋さんのパンを使ったメニュー（2023年は桃カレーナン）など、ここでしか味わえないものばかりです。

※価格は2023年度のもの。※営業期間等は収穫状況により変更の場合あり。

14.「甲州夢小路」で山梨グルメめぐり

明治・大正・昭和初期の甲州城下町に飲食店や美術館が並ぶ複合施設です。古民家で実際に使用されていた古材を組み直して作られた建物と、特徴的な石畳は写真スポットとしてもおすすめです！

敷地内にはピカソやシャガールの版画作品が展示されている版画コレクション室や、伝統工芸品のショップ、山梨県産のワインショップなど15店舗が並んでいます。

飲食店も豊富で、山梨産の食材を使用したほうとう、パスタやピザなどのイタリアン、旬の地元野菜を使用した炉端焼き、甲州ワインビーフを使ったハンバーガーを楽しめるお店などがあります。

15.「道の駅みとみ」でご当地グルメに舌鼓

山梨県と埼玉県の境、景勝地である西沢渓谷の入り口にあり、標高1000m以上の場所にある道の駅です。近くには桜や紅葉を静かに眺められる広瀬湖もあり、絶景を求める観光客でにぎわいます。

食事処では、三富名物のいのぶたのチャーシューが入った醤油味の「いのぶたラーメン」、うま味と程よい歯ごたえが特徴的な鶏肉を使用した「信玄鷄からあげ定食」、山梨県の伝統料理であるほうとうがコロッケになった「宝刀コロッケ定食」などの名物に舌鼓を。

また、売店では一番人気のよもぎ餅、ここでしか買えないオリジナルのほうとう、手作りの味噌や桃瓶詰めなどのお土産品や、山梨県産の採れたての野菜を買うことができます。

滞在時間別モデルコース

コース1. 日帰り半日コース

石和温泉駅
↓徒歩10分
マルス山梨ワイナリー
↓徒歩5分
石和源泉足湯ひろば

まずは、石和温泉駅から徒歩10分の場所にある「マルス山梨ワイナリー」へ。試飲で自分好みのワインを探しましょう。その後は徒歩5分の石和温泉街にある足湯で癒やしのひとときを。

コース2. 日帰り1日コース

ほったらかし温泉
↓車で30分
甲州夢小路
↓車で20分
甲州天然石工房 彩石の蔵

富士山と甲府の絶景が眺められる「ほったらかし温泉」で湯あみをしたら、「甲州夢小路」で山梨グルメに舌鼓。帰りに「甲州天然石工房 彩石の蔵」で珍しい石の見学やお土産探しを楽しむのもおすすめですよ

コース3. 1泊2日コース

西沢渓谷
↓車で1分
道の駅みとみ
↓車で30分
笛吹川フルーツ公園
↓車で15分
石和温泉 宿泊
↓車で15分
山梨県立博物館
↓車で20分
勝沼ぶどうの丘

1日目は「西沢渓谷」で大自然の中を散歩後、「道の駅みとみ」でお腹を満たします。「笛吹川フルーツ公園」に移動して思い切り遊んだら、石和温泉の宿でのんびり1泊。

2日目は「山梨県立博物館」で山梨の歴史を学びます。最後は「勝沼ぶどうの丘」へ。バーベキューをしたり、山梨ワインのお土産を購入したりと様々な楽しみ方ができますよ。

まとめ

石和温泉周辺には富士山や甲府盆地の絶景、天然温泉、みずみずしい果物を使用したスイーツや種類豊富なワインの試飲など見どころ満載です。魅力的な温泉宿も多いので、ぜひ泊まりで石和温泉を楽しんでみてくださいね！

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