こぼらさんの福井県の旅行記
冬の嵐のなか越前松島水族館に行きました
- その他
- 3人〜5人
- 自然
- ショッピング
- 海
福井県坂井市三国にある越前松島水族館。「みて・ふれて・楽しく学べる水族館」がテーマなのだそうです。ペンギンのお散歩タイム、イルカショー、アザラシとのふれあいなどがイベントとして設けられていて、間近に動物たちが観察できます。ユニークな風貌が可愛らしい「コンペイトウ」など、日本海に生息する魚にも重点を置いて展示しています。「コンペイトウ」の繁殖に成功したのは越前松島水族館が初めてとのことです。すぐ近くに海があり、高い波が岸壁に打ち付けられていました。冬の北陸特有の雷やあられにも見舞われましたが、スタッフの皆さんも生き物たちも元気な姿を見せてくれました。
三重ツウ こぼらさん 男性 / 60代
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- 1日目2017年11月24日(金)
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コンペイトウは、水深300mの日本海に生息するダンゴウオ科の魚だそうです。名前の由来は、見ての通りお菓子の金平糖。とても可愛い顔つきですよね。ちなみに、コンペイトウの繁殖に成功したのは越前松島水族館が初めてとのことです。「クリオネ」といっしょに「こんぺいとうハウス」で観察できます。
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冬の北陸らしく、鉛色の空でした。途中で稲妻が走り、雷鳴がとどろき、さらには大粒(3〜10ミリ)のあられが降り注ぐ時もありました。
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冬シーズンの水族館タイムスケジュール。私たちは10:50に入館し、11:00「3D立体映画くじらと恐竜」から13:20「フンボルトペンギンお散歩」まで見ていました。
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まずはオウサマペンギンお散歩ショー。ペンギン館からお出ましになったところです。本物の王様なら、観客に手を振ってくれるでしょうけど。
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マリンスーツを着込んだ人間のような色と光沢ですね。お散歩が始まった途端、稲妻が走り雷鳴がとどろき、ペンギン君たちが驚いて立ち止まるハプニングもありました。
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ペンギン君たちが広場に到着したら、雨が大粒のあられに変わり、足元はご覧の通りになってしまいました。あられがペンギン君や係員さんの頭に当たると、結構痛いんじゃないのかと心配になってしまいました。
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傘をさしてカメラを構える私に関心を持ったのか、しばしこちらに見入っていたペンちゃん。
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何かメッセージを送ってくれているのでしょうか?視線はしっかりカメラに向けられています。
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ペンギン館にお戻りになるペンちゃんたち。係員さんの予言通り、コースアウトする者もいて、笑いをとっていました。
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コースアウト組は係員さんの誘導により、行列に戻ります。点呼を取っているように見えるペンちゃんもいますね。
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ご退場あそばすペンちゃんたち。団体観光客の後ろ姿と変わりませんよね。
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ペンギン館に入ってからのオウサマペンギンたち。戻った直後に一泳ぎし、「陸」に上がってくつろいでいるところです。じっとしていて、最初は置物かと思いました。真ん中あたりに黒っぽいのが一人いますね。
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オウサマペンギンのヒナです。今年の春、孵化した王子(王女)様なのだそうです。背丈は親鳥と変わりません。「千と千尋の神隠し」に出てくる「坊」に、どこか似ていると思いませんか?
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左右の目から頭の上に伸びる白い帯模様が特徴のジェンツーペンギン。この白い帯模様がターバンを巻いているように見えるので、ジェンツー(ポルトガル語で「異教徒」の意味)と名づけられたのだそうです。私にはターバンには見えませんが。
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ジェンツー君は、おっとりとした雰囲気から、かつて「オンジュンペンギン」と呼ばれた時代があったそうです。自然環境では、かなり活発なペンギンらしいです。ちょっと気の毒ですね。
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イルカショーが始まりました。観覧席は屋根付きなので傘は要りませんが、実はみぞれ交じりの雨なのです。係員さんが気の毒です。
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息のあったジャンプを見せてくれた3頭のイルカ君たち。ちなみに、右奥に見える黄色い建物は「コンペイトウ」展示専門のコンペイトウ館。
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こちらにも来て、ジャンプを披露してくれます。
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間近に見られるのが越前松島水族館のテーマ。イルカ君たちはステージに飛び乗り、人間に例えたら「気をつけ!」ポーズで、尾びれをピンと上げて、その流麗な姿を私たちに見せてくれました。
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「真上から見たらこんな感じだよ!」と観客に言っているように感じました。
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イルカ君の体の表面は、ガラスコーティングでもしてあるように、ツルツルピカピカ。鏡のように周りの構築物が写っています。やさしい目をしていますね。
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係員さんが差し出した竿をバーにして、走り高跳ならぬ泳ぎ高跳をするイルカ君。
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ビジュアルなクラゲの水槽。水槽の水は、ゆっくりと環流されています。魚なら、流れでじっとしていられないのと、過密環境によるストレスで参ってしまうでしょう。でも、そこはクラゲ。流れに身を任せて団体生活できてしまうんですね。
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エイやサメが泳ぎ回る大きな水槽。この水槽の真上にブリッジが設けられていて、上から観察したりエサをやることもできます。ただ、岸壁や船の上から海面を見下ろすのと同じで、水面が波立っていて、なかなか魚たちを観察することが難しいのがわかります。水族館のありがたみがわかります。
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エイ君はサービス精神が旺盛なのか、しばしば私たちの前に来て、「顔(のように見える)」を見せてくれました。ピースマークみたいですね。
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エイ君たちのいる水槽の隣には、もう一つ水槽があります。珊瑚と小さな魚がいます。この真上に分厚い強化ガラスが置かれていて、あたかも自分が海に潜っているように観察ができるようになっています。ガラスによって水面が波立ちませんから、実に鮮明です。
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係員さんがアザラシにエサをあげています。この後の「ふれあい体験」に備えて、落ち着かせているようです。
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アザラシの水槽には、氷雪のかたまりに似せた構造物があります。この上に大粒のあられが沢山降り積もり、本物の氷雪に見えます。人間たちには凍える天候でしたが、アザラシ君たちはフツーにしていました。
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アザラシ館のすぐ近くは海岸です。荒れ狂っていますね。冷たい強風は吹きまくるし、あられや雨が激しく降っていました。係員さんの手や顔をご覧下さい。寒さで真っ赤です。私たちがアザラシに触れられるように、寒さに耐えながらアザラシを静止させてくれていたのです。感謝します!
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アザラシのふれあい体験で、係員さんはもちろん、私たちもずぶ濡れになってしまいました。もう撤退しようと思っていたら、フンボルトペンギンたちのお散歩ショーが始まっていました。アザラシふれあいの時と同じ係員さんが、ここでも頑張ってみえました。私たちも、ここで帰ってしまっては失礼というものです。
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エサの魚が欲しくて、ちょろちょろと係員さんの後ろを付いていくフンボルトペンちゃん。かわいいのですが、ペンちゃんの足を踏まないように気をつけなければならない係員さんは大変。
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フンボルトペンちゃんたちも、ペンギン館にお戻りあそばします。私たちも、ここで失礼させていただきました。係員さんたちは、後で温かいシャワーを浴びておられたものと信じたいですね。
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愛くるしい生き物たちを見て、ほっこりして帰れれば良かったのですが、冬の嵐で衣服や髪はびしょ濡れ。みやげ物売り場はスルー同然で退出となりました。せめて何かと思い、メダルキーホルダーを自販機で買いました。日付と名前を裏側に刻印することもできます。ペンダントも選べます。よく見るとイルカちゃんが結構かわいくて、満足できました。
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皆さん、僕たちに逢いに来てね!!
冬の嵐のなか越前松島水族館に行きました
1日目の旅ルート
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