こぼらさんの岐阜県の旅行記

恵那峡めぐり
- 1日目2018年3月21日(水)
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案内標識を見ながら坂道を上り、少し林の中に進むとあります。遠くから見ると、キノコみたいだなと思いました。近付いたら案外大きくてびっくりしました。 風化によってできたものらしいですが、よくもまあ折れもせず残ったものだと思います。
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解説パネル。傘岩は天然記念物だそうです。
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高さ4.3メートルだそうな。でも、最もくびれた部分は直径70センチ余りしかないという。しかも白い岩は硬質・高密度なものではなく、粗粒の黒雲母が凝結している比較的に脆いものらしい。折れなかったのは自然の奇跡です。この先も折れずに頑張って欲しいですね。 傘岩のようにツートーンカラーの岩は恵那峡の特徴ですね。形や大きさは違えど、あちこちで見かけます。
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傘岩のすぐ近くにあります。巨大な一枚岩。岩の表面の色合いや質感が、傘岩のてっぺんと同じです。これの小規模版が風化されてできたのが傘岩なのでしょう。同様に、恵那峡渓谷の奇岩「獅子岩」は、千畳岩の何倍もの大きさの巨岩が浸食されてできたのでしょう。獅子岩も、ここの表面のように、黒っぽい帽子のような岩をてっぺんに乗せています。
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写真だとスケールがわかりにくいですね。もちろん千畳ほどには広くありません。 岩の向こうに生えているのは雑草ではなく、それなりの高さの樹木です。それ位の広さと厚みがあります。背景は恵那峡(ダム湖)です。
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下から見たところです。くどいようですが、岩の手前にあるのは雑草ではありません。高さ3m以上ある樹木です。大きな一枚岩ですね。
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恵那峡のダム湖上には、半島のように突き出た細長い県立自然公園があります。ダム湖ができる前は、低い山の頂上や尾根だったのでしょうね。頂上付近は「どんぐり広場」で、尾根だった場所は「さざなみ公園」と呼ばれています。 自然公園には桜の木がたくさん植えられています。例年なら3月下旬には桜が開花し始めるようです。この冬は寒さが厳しかったので、開花まであと10日ほどありそうでした。植木にはイルミネーションが仕掛けてありましたので、満開時期に点灯させるのでしょう。見られなくて残念!
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どんぐり広場の様子。恵那峡県立自然公園で一番高いところにあります。ダム湖が一望できます。対岸の恵那峡ワンダーランドや紅岩も見えます。 大井ダムと恵那峡を造った電力王・福沢桃介の銅像と川上貞奴のレリーフがあります。大昔の大河ドラマ「春の波涛」のヒロインとして、松坂慶子が川上貞奴を演じていました。つい、レリーフの肖像が松坂慶子なんじゃないかと期待して見てしまいました。もちろん松坂さんのお顔ではありませんでしたが。
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恵那峡は、木曽川が大井ダムによって堰き止められて形成されたダム湖です。風光明媚な場所なので、ダム湖百選に認定されています。
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さざなみ公園の先端部分に北原白秋の歌碑があります。北原白秋は、大正期に何回も恵那に来遊していたそうです。
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歌碑の解説パネル。 【薄(すすき)のに 白くかぼそく 立つ煙 あはれなれども 消すよしもなし】 恵那峡のすすき野に細く立つ煙に堪え難いわびしさを感じ、この煙を消すすべもないと詠う事で、白秋が自らの心象風景を描いたとされています。現在の整備された恵那峡を見ている限り、白秋の思いは余り理解できません。
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北原白秋歌碑近くのさざなみ公園の様子。遠くに、恵那峡大橋や恵那峡ワンダーランドが見えます。桜が咲いていたらなぁ。
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すぐ近くの宿にチェックインしたのは午後3時で、その後散策に出たものの、遊覧船乗り場を通りかかったらスタッフの方々が帰っていくところでした。営業時間を見たら、始発が午前10時で、最終便の出航が午後3時まででした。恵那峡到着が遅すぎたのですね。 翌日、乗船して遊覧する事にしました。運賃は1280円です。
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これが宿泊したホテル。遊覧船乗り場や恵那峡自然公園、傘岩や千畳岩まで歩いてすぐの場所にあります。館内に天然温泉大浴場があり、チェックアウト門限が正午なので、何回も温泉に浸かって楽しめます。
- 2日目2018年3月22日(木)
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乗り場の看板にはジェット船と書いてありましたが、もちろんジェットエンジンを使っている訳ではありません。 でもダッシュ力というか加速力に優れています。片道10キロ、往復20キロの行程を、途中の見所で停止しながら30分足らずで回ってしまうのです。最高速度は50km/hを越えていたと思います。乗り心地も良いです。
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最大定員50人ほどのようですが、平日だったので乗客は私たちを含めて8名だけ。それでも定刻通りに船を出してくれました。客室は曲面ガラスで囲まれていて、上下左右の視界は良好です。でも開閉はできません。 女性のガイドさんが添乗していて、見所を楽しくアナウンスしてくれました。
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恵那峡の奇岩の中で一番有名な「品の字岩」です。3つの巨岩が絶妙なバランスで「品」のような形を構成しています。 よくも崩れないものですね。これまで結構な揺れの地震があったそうですが、少なくとも百数十年間はこの姿を保っているそうです。 恵那峡は恵那市と中津川市にまたがっています。遊覧船乗り場やさざなみ公園は恵那市側にあります。遊覧船から見る奇岩群は中津川市側です。
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虚無僧岩。笠をかぶった虚無僧に見えるから。
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天指岩。天に向けて指を突き上げているように見える?!
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獅子岩。獅子舞の獅子に似ているから名付けられた。傘岩と同様にツートーンカラーの巨岩です。てっぺんに黒い帽子のような岩を乗せています。 中が白くて、外側は黒くコーティングされているチョコボールみたいな岩がごろごろあるのが、恵那峡の特徴です。獅子岩は、巨大なチョコボール岩の破片なのでしょうね。
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亀岩。目を閉じて気持ちよさそうに日向ぼっこしている、亀の顔や前足のように見えます。
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金床岩。てっぺんが平らで、鍛冶屋の金床に見えるから。重なった岩の一つ一つが、中が白いチョコボール岩なんだろうな。箱形だからチョコケーキ岩か?
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軍艦岩。恵那峡大橋の袂にあります。名付けた人は、大きな軍艦の舳先や舷側をイメージしたのでしょうね。私は、お城の石垣の方が似ていると思います。
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恵那の名産の一つ「栗」。これを食べずして恵那に行ったことにはならない? 恵那川上屋さんは、主に栗を使った和洋菓子の製造販売をしています。栗きんとんが看板商品のようです。モダンなデザインの、立派な店舗ですね。観光バスも寄れる広い駐車場があります。 写真の右に写っているのがイートインコーナー。私たちは、ここでいただきました。平日だったのにイートインは満席に近かった。日によっては何十分も待たなくてはならない時もあるそうです。
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店内の様子。平日の昼間なので閑散としています。土日祝日だと、観光バスが到着して大勢の客が来店すると、店はてんてこまいになると聞きました。
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恵那峡プリン。表面がカリカリパリパリに焼いてあり、栗が入ったアイスが乗っています。プリンが熱いので、撮影している間にもアイスが解けていきます。早く食べたいわ、撮影もしたいわで焦ります。
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栗山。普通のモンブランですね。噂では「栗一筋」というスーパーモンブランがあるそうですが、季節商品なのか、この時はなかった。 タルト生地にたっぷりと香ばしいマロンクリームが乗っていて美味しかった。
恵那峡めぐり
1日目の旅ルート
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