やんまあさんの京都府〜奈良県の旅行記

◆京都中京D奈良市内L◆寺でシャネル祭り!?毎年10月17日は興福寺南円堂開帳!!プリティ文殊!
- 1日目2018年10月16日(火)
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正月になると御池通まで人が並びますが、平日はそうでもない。祭神は「金山毘古神(かねやまひこのかみ)」で、本来は鉄(鋼鉄)の神様で「お金」につなげるのは違和感がある・・・。この神社はアマテラス@太陽とツクヨミ@月も祀っていることから夜も参拝できるようにしている。
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2018/10/13-2018/10/21限定で「シャネル祭り」が行われていた。「スーパーボールすくい」をするとシャネルの化粧試供品がいただける。
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ビルに囲まれていながらも、聖徳太子と所縁があり、西国33札所でもある寺がシャネル一色に・・。新製品の先行販売があるほか、メーキャップ体験が楽しめる。
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日が落ちた。
- 2日目2018年10月17日(水)
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10月17日は南円堂公開!!2017年の「運慶展@トー博」と「西大寺展」から再会になる仏像たちに会いに行った。京都から車で県庁の駐車場に停めた。ここだけの話し、平日に限るが2時間以内なら無料なんですよね!!
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日本一のプリティ文殊菩薩@重文が本尊。2017年のアベノハルカスで行われた「西大寺展」で文殊菩薩4体見比べゾーンで、かわいさで勝負していた文殊。白鳳時代の秘仏「阿弥陀如来立像」と「胎内仏 大日如来」もあり、春秋に公開する。
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境内入口は隣の牧場から馬糞の匂いがした(笑)。大阪からのバス観光客と思われるおばちゃん曰く「奈良の名前は”おなら”から来たんやって」という言葉をスルーして境内のコスモスを楽しんだ。やっぱ、奈良の花の寺は道が狭いので、花に囲まれた感がすごい。
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どこに何があるかがわからないぐらい境内一面コスモス。そのなかで顔ハメパネル発見!!本来なら妻が絶対、写真を撮りたがるが、今日は一人なのでスルーした。
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般若寺の霊石「まかばら石」発見。「光明真言」という、仏の光明遍照を讃えた「羅尼(呪文)」の中にある語句が「まかばら」だそうだ。謎の呪文が書かれていたが、「あぼきゃ」は不空成就如来を指し、「べいろしゃのう」が大日如来、「まかぼだら」が阿シュク如来、「まに」が宝生如来、「はんどま」が阿弥陀如来を表し、所謂、金剛界五智如来ということだ。なるほど、石は5個あるんだなと思いましたが、6個ありますが。。。
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2017年全国3カ所で行われた『西大寺展』で気に入った通称「日本一のプリティ文殊菩薩」と再会した。元々は秘仏のため保存状態が良い。本堂では高いところに安置されているため、かわいさと厳しさを感じる仏像になっていた。さて、右側には江戸時代の不動明王を安置していたが、周りには安倍文殊院の「渡海文殊菩薩@国宝」の「脇侍@国宝」達も安置されていることを確認した。本来は、安倍文殊院と同じ祀り方だったのかもしれない。最後に仏師は康成と康俊。康俊は南都慶派で運慶の孫である。
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境内に入った瞬間、目に飛び込んでくる「十三重石宝塔@重文」の周りをコスモスが囲んでいる。重文の石宝塔を持つ寺は多く、心打たれることはなかったのだが、この寺の石宝塔は価値がある。四方には、薬師、釈迦、阿弥陀、弥勒が彫られている。確か、興福寺の五重塔内部に安置している仏像たちと同じだなと思った。
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本堂裏側に周ると白鳳時代の阿弥陀如来立像の特別公開が行われていた。別途、200円を支払わないといけないが、奈良っぽく良心的だ。是非是非行くべし!!
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入り方が独特で、写真の通り銅鑼をたたくと、内側から扉が開く仕掛けになっています!!が、人の手で開いています!?結構、自動だと思っていた人も多かったようです。。さて、白鳳時代の「阿弥陀如来立像@重文」は石宝塔から出てきた代物で、聖武天皇が平城京鬼門のこの寺に置いたようだ。なお、持統天皇の持念仏と考えられており、さらに、胎内仏として「地蔵菩薩」、「大日如来」、「十一面観音」が発見されており、こちらも展示されていた。最後に平安時代の阿弥陀如来立像も安置されていた。
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「経蔵(きょうぞう)」は般若寺境内の右側にあり、本尊は明治の廃仏毀釈で失われた「超昇寺」の脇仏だった「十一面観世音菩薩@室町時代」となっている。
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人が融合できない幅の小路で、両側にコスモスが咲いている。これが奈良の寺の良いところですよね~。
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「経蔵」背後を振り向くと石宝塔と本堂とコスモスのコントラストが綺麗な場所発見。境内を激写したが、写真の腕がないのが残念。。。
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コスモスが有名な寺。秋口は秘仏公開もあり、コスモスが咲き乱れるため、時期を考慮し、行くのが良いだろう!!
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鎌倉時代のもので国宝と書いてありびっくり。屋根の反りが美しい楼門で、室町・戦国時代の度重なる合戦の渦中におかれながらも奇跡的に兵火をのがれた。楼閣づくりという意味の「楼門」建築では日本最古。
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コスモスが咲き乱れていて発見できず・・・。
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般若寺の楼門側に牧場がある。実際に牛が飼われていて、間近に牛たちを見学することもできる。「植村牧場のソフトクリーム」は350円で、搾りたての新鮮な牛乳からソフトクリームの原液が作られているようで、濃厚で美味しい。般若寺の楼門を見ながらいただきました。
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ソフトクリーム以外にも牛乳や牛乳のキャンディーなどの商品が置いてあります。アップルパイが隠れた銘品です!!
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この時期はあまり見どころはなさそうなのでスルーしましたが、海外のお客様が多かったです。やっぱ、日本庭園は人気がありますね~。
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伝統文化が失われつつある日本で、珍しくも、手づくりで餅をつき、できたてを提供するお店です。美味しい出来立てホヤホヤのよもぎ餅が食べられるのが魅力です。
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749年に興福寺の放生会を行うために造られた人工池。明治維新後の神仏分離によって荒廃し、ここも手放したらしい。1880年2月14日に開園した奈良公園の一部になったが、いずれ興福寺はここも買い戻すのかな??藤原氏復興の夢は終わらずまだ続く!?
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1143年に崇徳天皇の中宮・皇嘉門院が建立。1180年に被災し、間もなく再建されたと言われています。三重塔は北円堂とともに山内興福寺最古の建物とも言われている。毎年7月7日に三重塔の東の須弥壇に安置されている弁才天像を祭るイベントがあり特別公開される。なお、この弁財天は元々は興福寺の塔頭に安置されていたことがわかっている。
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10月17日は年に1度の南円堂特別開扉。秘仏康慶作「不空羂索観音坐像@国宝」が見仏可能!!この仏像、京都・三十三間堂の「千手観音菩薩坐像@国宝」と相通じるものがあるんですよね。周りには、トー博「運慶展」で慶派神髄!玉眼でリアルで呼吸をしている「法相六祖坐像@国宝」、「四天王像@国宝」が安置されている。ちなみに2018年は西国三十三所1200記念で31日まで期間公開(案)の記載があったのだが、実現するかは怪しい気がする。
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興福寺 大般若経転読法要(南円堂特別開扉)
奈良市
平日にもかかわらず行列ができていたと思ったら、そこは御朱印で、見仏は案外空いていたのだが、見仏好きが集まるとなかなか前に進まない・・。太陽の光の入り方が悪く、少々見にくい形になった。15:00ぐらいは避けた方が良いかも。
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ず~と昔から「中金堂」の再興をしていたが、ついに落慶した。神仏分離令で荒廃した興福寺の復興が進んでいる。はやく復興して、各お堂秘仏一斉公開!!しないかな。。
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五重塔@国宝は730年に藤原不比等の娘で、聖武天皇の皇后・光明皇后が建立した。5度被災して、1426年頃に再建。京都・東寺の五重塔に次の高さで、初層の四方には五智如来ではなく薬師三尊像・釈迦三尊像・阿弥陀三尊像・弥勒三尊像を安置している。過去・現在・未来を願う光明皇后らしい感じがすると同時に、般若寺の石宝塔と同じだと気付いた。
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国宝と重文しかないのではないかと思わせる仏像宝庫!!相変わらずここの文殊菩薩は際立って素晴らしく感じてしまう。平日であり南円堂年一公開で、20日から中金堂落慶&北円堂特別公開のせいか、今回は見仏客が少なく、じっくり拝観できた。よくよく見ると十二神将のメキラが良い感じで面白い大勢だなと気付いた。
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いつも思うこと。南円堂と同時期に公開はしないのか???私の知る限り、同時開催はない認識だ。しいて言うなら、東京国立博物館「運慶展」でフルコンプリートではないが、そこぐらいか。北円堂には運慶の晩年の仏像として知られている「弥勒仏坐像@国宝」や「無著@国宝」・「世親@国宝」が安置されている。
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2018年10月1日(月)から11月15日(木)に、中金堂の再建を記念する特別展示「再会―興福寺の梵天・帝釈天」を開催!!明治の神仏分離令で興福寺の僧は春日大社側につき、興福寺はボロボロになり、存続のために仏像を売った歴史がある。 現在、東京・根津美術館に所蔵される「帝釈天立像」は歴史的背景がある仏像で、里帰りに伴い、一対で安置されていた「梵天立像」と「再会」した。仏師「定慶」作で慶派としては天のルールを守った様式の仏像。見仏時は少々遠目から見れば目が合う形になっているので、近くから30cmずつ下がってみてほしい。一気に雰囲気が変わる場所があります。最後に「定慶」は運慶父・康慶の弟子とされ、運慶・快慶の次世代「肥後定慶@運慶息子」とは別人である。定慶と肥後定慶の作風が似ているのかと言われれば、似ていない。定慶は平安から鎌倉移行中の作風で、肥後定慶は完成された慶派の技法に、運慶のリアリズムと快慶のやさしさ&技法を継承した作風だと思っている。
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この時期は正倉院展準備により閉館中。
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天然の氷を夏が来るまで保管するために氷室の神様を祭る。昔は春日山にあり、天皇に献上していたらしい。今はひっそりとし、正面に奈良国立博物館があることからも、駐車場の目印になった感がある・・。
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釜めし専門店『志津香』があります。この店は本格的実力派の店。和食が好き、お米が好きって人には要チェックです。桜の時期になると混み合う可能性が高く、待ち時間は長いかもしれません。しかし、この店の釜めしは本当に美味しく、特に『大和肉鶏釜めし』はおすすめです。奈良が誇るブランド地鶏・大和肉鶏、錦糸玉子、ごま、ごぼう、人参、竹の子、椎茸、三つ葉。そして鶏ガラ出し昆布で風味をきかせた釜めしです。
- 3日目2018年10月18日(木)
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1日目の旅ルート
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