やんまあさんの滋賀県の旅行記

◆滋賀湖西D湖東G◆快慶&行快!風情ある醒井テクテク!西円寺御開帳(大津/米原)
- 一人
- 1人
- 芸術・文化
- 史跡・歴史
- グルメ
- イベント・祭り
- その他
快慶&行快の子弟コンビの仏像終結&33年に一度の秘仏公開!!醒井(さめがい)ブラリ!!古事記や日本書紀のヤマトタケルノミコト伝説に登場する「居醒泉(いさめがい)」が醒井の地名の由来であるといわれる名水の里。古く醒井は、中山道61番の宿場まちとして栄え、平成27年4月には「水と暮らし」の遺る地域として「日本遺産」に認定された。 2018年10月13日(土)〜11月25日(日)に大津歴史博物館『神仏のかたち ‐湖都大津の仏像と神像‐ 』に快慶・行快の仏像がやってきた!! 天智天皇が創建した崇福寺跡で出土した「塔心礎納置品@国宝」や、鎌倉時代の仏師・快慶作「大日如来坐像@重文」など文化財が揃う。
神社ツウ やんまあさん 男性 / 40代
- 3156views
- 5参考になった!
- 0コメント
- 1日目2018年10月26日(金)
-
滋賀米原「西円寺」で33年に一度の秘仏御開帳!!ということで近くの醒井をテクテクする旅にしたが、直前に「大津市歴史博物館」で快慶と行快の仏像が展示されているではないか!かつ、大津のレア仏像も出ている!!ということで、琵琶湖半周の旅。3日目は「大津市歴史博物館」の仏像寺紹介。
- 2日目2018年10月27日(土)
-
滋賀の正倉院こと『聖衆来迎寺』からは、釈迦が生まれた瞬間を表現した「誕生釈迦如来立像」と「吉祥天立像」と「大黒天立像」と「愛染明王坐像」が展示。釈迦誕生仏は右手の人差し指を天に向けているのだが、ここは頭の上から左方に向けており、ラジオ体操をしている。「吉祥天立像」は平安時代のもので、京都・奈良の古刹に多い初期型吉祥天。変わって、「大黒天立像」は鎌倉時代のもので、オオクニヌシと神仏習合させた形の仏像になっている。最後に「愛染明王坐像」は顔は憤怒になっているが、西大寺などと同じく小さいためか可愛らしい。
-
何を展示しているか一番期待していた『園城寺(三井寺)』は「釈迦如来坐像及び両脇侍坐像」と「普賢菩薩坐像」と「地蔵菩薩立像」と牙の左右で上下の向きが違う「不動明王立像」、七福神風味になった「大黒天立像」が展示されていた。若干、出し惜しみした感じがあるが、横に三井寺があるので、紅葉や秘仏公開時にセットで行くべし。
-
今回の展示会で一番、がんばったのが『西教寺』だと思う。運慶作にも見える「薬師如来坐像@重文」、平安時代の「薬師如来立像」、行快作「阿弥陀如来立像」、清凉寺式にも見える「釈迦如来立像」、そして肥後定慶が作りそうな女性的な顔をした「日光・月光菩薩立像」が展示されていた。『石山寺』からは、石山ワールド全開で最近公開された維摩坐像や快慶作「金剛式大日如来坐像@重文」が展示されていた。快慶作の仏像を誰からも邪魔されず見入ったのは初めて!!真打ち『延暦寺』からは御馴染の秘宝たちで、東寺や醍醐寺に匹敵する「五大明王」と「四天王」が展示されていた。
-
滋賀の寺の困っているところは、秘仏公開が1週間期間ずれなどがざらにあるところ。最近、園城寺(三井寺)と石山寺がコラボ企画したり、良い意味での観光寺の作戦!?を取り入れている。そんな中、『安楽寺』という寺からの仏像に感動した!!まずは9月12日限定公開「薬師如来坐像@重文」は鎌倉時代作と思ったが平安時代を知り、名作だと思った。その他は清凉寺式釈迦如来風味の顔をした「阿弥陀如来坐像」とガードマン役の「四天王立像」が展示され、本来はこちらが本尊だったと思われ、法隆寺・法輪寺や大安寺周辺にいそうな仏像だ。
-
祭神は「国常立尊」で創建で定かではないが、興福寺の書物に「山津照神」とあり、時代は称徳天皇なので古社に間違いはない。境内に入ると分かるが、空きスペースが多いので、摂社・末社が多くあったか、神宮寺があったのかどちらかだろう。
-
参道拡張工事で発見された前方後円墳「山津照神社古墳」がある。息長氏一族の神功皇后の父「息長宿禰王(おきながすくねおう)」の墳墓といわれ、横穴式石室から鏡・埴輪・金銅製具・馬具・刀など多くの副葬品が発掘され、宝物庫に納められている。
-
参道が広い。左右に寺の名残が見えることから、神宮寺があり、塔頭もあったのかもしれないと思った。この右側には宝物庫がある。しかし、社務所がないな・・。拝殿に由緒書きとセルフ御朱印があります。
-
本殿はなかなか面白いデザイン。
-
醒ヶ井駅
JR醒ヶ井駅前に観光用の駐車場がある。駅であるが食事処などもあり、これぞ本当の「道の駅」という感じだ。ちなみに醒井内にも無料駐車場があるが、ここから端まで歩く方が良い。
-
『喫茶コーナー』や『おふくろバイキング』がある。『おふくろバイキング』は和風バイキングのお店で1500円です。新鮮野菜や季節の旬な素材を使った地産地消の“おふくろ料理”が自慢。
-
醒井水の宿駅 みゆき
米原市
11時から14時までしか開いていない。「おふくろバイキング」は1500円のバイキングで、都会のホテルバイキングなどを想像すると品数も少なく高いと思うだろう。特徴は地元の鯖やマスを使った寿司・から揚げ・煮付けなどの料理が中心で、また行くか?と聞かれれば行くかもしれない。
-
閉店していました。
-
かなや
ちゃんとした昼食をするならここがオススメかな。醒ヶ井駅の車道を渡り、右になります。「激レア!豆乳チーズケーキ」が気になりました。ランチとカフェをしています。
-
ここで観光マップを貰うべし!!1915年に建設され1973年まで醒井郵便局として使用されていた木造2階建ての洋風建築物を醒井宿資料館としてリユースしている。江戸時代を通じて醒井宿の庄屋や問屋場を務めていた江龍宗左衛門家に伝わっていた古文書を展示している。入場料は200円。
-
西行水です。
-
醒ヶ井駅より信号を渡り左手に「旧醒井郵便局局舎」から真っ直ぐ歩き、居醒橋、醒井大橋の後の右手にあります。見逃し安いので要注意。地蔵川は年間を通して14℃前後の水温で、絶滅を危惧されるハリヨが生息している。カニなども多く見られ、梅花藻がみられる。
-
宿場町に残された指定文化財の建造物を活用したミニミュージアム。醒井郵便局局舎の1階は醒井宿の紹介と休憩施設として無料開放している。 問屋場では建物を公開するだけではなく、文化財の活用を目的に年4回「醒井花鳥風月」と題してコンサートなどのイベントを開催している。 問屋場(といやば)とは・・・・問屋場は宿場でもっとも重要な施設で、2つの仕事がありました。一つは人馬の継立業務で、幕府の公用旅行者や大名などがその宿場を利用する際 に、必要な馬や人足を用意しておき、彼らの荷物を次の宿場まで運ぶというものです。もう一つが幕府公用の書状や品物を次の宿場に届ける役割りで、継飛脚といいます。
-
梅花藻(バイカモ)は初夏から初秋にかけて清流に開花する花。これは、居醒の清水の湧水を源流にし、天野川に合流し琵琶湖に注ぐ小さな川です。伊吹山などこの近辺は石灰地層が多く、雨水は伏流し長い年月をかけて湧水として出てくるようです。
-
ヤマキ醤油
1906年創業の老舗。土間には醤油だけでなく、菓子類や醤油を使ったプリンなども置いてある。道の駅にも置いているが『醒井ヤマキ醤油使用 醤油プリン』というのがある。
-
150年の伝統に裏打ちされた木彫りの歴史があり、大きいものは神社仏閣の建物彫刻から、小さいものは仏壇内陣の精緻な彫り展示されている。
-
醒井
醒ヶ井宿にある和菓子屋「丁子屋製菓」です。ここは「醒ヶ井名水まんじゅう」と、少なくとも江戸時代前期まで遡れる、非常に伝統のあるお菓子「醒井餅」という煎餅です(笑)。
-
地蔵川が流れ出す地点の脇に「延命地蔵堂」がある。本堂の中に安置されている鎌倉時代作の地蔵菩薩坐像は、かつて川の中に置かれていたため「尻冷し地蔵」と呼ばれていた。高さ270cm、像高234cmの花崗岩を丸彫りにした半跏像で、これだけの大きさの丸彫り地蔵尊は希少といわれている。
-
地蔵川の始まりでもある加茂神社の門前に湧き出る名水。記紀により、ヤマトタケルが熱病に倒れた時に毒を洗い流した霊水とも伝えられている。そのため、ヤマトタケルの像が建てられ、伊吹山征伐の後に腰をかけて休んだとされる「腰掛石」と馬の鞍を掛けたとされる「鞍掛石」もある。
-
加茂神社
地蔵川に架かる石橋を渡り階段を上ったところに本殿があります。創建は不明とのことですが、古くから醒ヶ井の氏神として信仰されている。以前はもっと南に鎮座していたが、名神高速の工事の時に移されたようです。加茂神社の鳥居には「別雷皇宮」の文字が刻まれている。
-
加茂神社
加茂神社。本殿横は高速道路が走っている。景色が良く、本殿を覗くと・・。
-
加茂神社
加茂神社。社殿左に気になる彫刻が!!
-
加茂神社
加茂神社。社殿右にも気になる彫刻が!!
-
賀茂神社対面。閉まっていました。。
-
滋賀県米原市番場511。「はちようざん れんげじ」と読み、本尊は「釈迦如来立像」と「阿弥陀如来立像」の所謂、京都嵐山・二尊院と同様の様式を取っている。寺伝によると創建は推古天皇の時代で615年。聖徳太子が伽藍を創建し法隆寺と称したと伝わる。そういえば、奈良・法隆寺近くにも「蓮華寺」ってあるよな。。
-
14:00-15:00
西圓寺(西円寺)
滋賀県米原市西円寺661。山門が特徴のある黄檗宗の寺。本尊は秘仏「聖観音立像」で三十三年に一度のご開帳で、2018年が御開帳年!!普段は寺務所に誰もいないために山門で300円専用のコイン投入式に入れるとスピーカーから寺の紹介が流れる面白い寺。
-
14:00-15:00
西円寺
本尊秘仏「聖観音立像」は101.7cmの平安時代作。2018年10月27日〜28日の2日間、三十三年に一度の「西圓寺御開帳」が行われた。延暦寺の末寺として栄え、織田信長の焼き討ちで壊滅的な被害を受け、江戸初期に京都宇治・黄檗山萬福寺の黄檗宗に改宗し再建された。本尊はそれより前から大事にされている観音様で、地元の方が多く、参拝客も顔見知りが多かったみたいだ。
-
西円寺
山門。14:00から自由参拝。13:40着だったが人が少ない。。。境内からは説法が行われていた。
-
西円寺
説法中なので本堂裏の近江稲荷の社を参拝。神仏習合と思いきや、柏手は不要ですと、寺をアピールしている。
-
西円寺
説法中に裏の庭を見た。本堂中を見た、怪しまれた。。(笑)
-
西円寺
14:00から地涌参拝のはずが、14:15になっても説法が終わらない。しかし、無宗教という人がいるが、普段、何気なく使っている言葉の語源って、神道・仏教から来たものが多いよな。参拝者は30名ぐらいだった。少ない・・・。テレビ局と新聞社もいない。。33年に一度なのに??
-
西円寺
本尊「聖観音立像」見仏!!十一面観音立像の宝庫である湖北において、聖観音は貴重かも。実は顔が取れただけで十一面じゃないのかなと疑ってかかったのだが、確かに聖観音立像だ。腕は観音の特徴であり膝のところまであり、腰はくねらせ系になっている。脇侍は阿弥陀如来坐像と薬師如来坐像で金が良く残っている。なかなかの佇まいだが、江戸時代だそう。ここの住職の本尊の説明がはじまった。住職は仏教には詳しいが、仏像は祈るものなので、皆さんの方が詳しいと言われる方は多いが、ここの住職は勉強しているようです。神道は英語で言うと「HELPME」だが、仏教はそうではない、ただし、観音様は「HELPME」を聞いてくれるとのこと、そのくだりの話しは納得した。
-
西円寺
参拝客がお堂で秘仏とにらめっこしているときに、境内をじっくり見た。
-
西円寺
参拝客に振る舞われた。厳密にいえば350円だが、15:00ぐらいになると無料で配りはじめる。「お兄さん!若いのに参拝ありがとう」と言われたのだが、若くないっす・・・。
-
八幡神社
西円寺参道にある。あっこんなところに八幡神社が!!まあ~神宮皇后の父方の地域なので当然といえば当然か。参道が良い感じで、ちょっと参拝してみた。
-
八幡神社
山の麓に鎮座する神社の空気感だ。祭神は「スサノオ」。。。あれホンダワケと神宮皇后など八幡大明神ではないのに驚き。由緒からもよくわからなかった。
-
駐車場は400円で、入場料は500円。日本でもっとも歴史のあるマス類の増養殖施設の一つ。山から湧き出す清流の池にニジマス、アマゴ、イワナ、ビワマスなどが群泳している。 他にまぼろしの魚“イトウ”、古代魚“チョウザメ”、清流のシンボル“ハリヨ”なども展示飼育している。一人100円でサオ&エサ付きで鱒釣りができるが、釣れた魚は全て買い取りなので釣りすぎに要注意!!値段は200円/100g。。また、 釣った魚は塩焼きにして食べることができるが、塩焼き調理代200円が別途に必要になる。。
-
周辺には、東洋一のマス類の養殖場「醒井養鱒場」がある。
-
本尊「十一面観音菩薩」は秘仏で、雲の中から現れたことから「飛行観音」と呼ばれる。奈良時代後期に役行者の開基で、平安前期の伊吹山寺高弟「松尾童子」の中輿と伝えられている。2012年6月に新本堂が復興し資料館も併設した。松尾寺・霊仙三蔵記念堂のご朱印帳は醒井楼で頂くことになる。醒井楼はこの寺が経営しています。
-
無料ですが、滋賀県醒井養鱒場内にあるので500円は必要。館内にはミニ水族館があり、魚が側面から観察でき、チョウザメや大きなマスがゆったりと泳いでいる。
-
醒井養鱒場そばの和食郷土料理店。経営は松尾寺なのにびっくり・・・。ちょっと値は張ると思いますが、自然のなかでゆったりとした気持ちで美味しいお食事を堪能できる素晴らしい場所。因みに事前予約すれば「ます釣り体験」が無料ででき、釣った魚はお料理の一品としてだしていただける。
- 3日目2018年10月28日(日)
-
近松寺
大津市歴史博物館『神仏のかたち』。「こうしょうじ」と読み、園城寺の別所の1つ。ここの十一面観音立像は奈良・法華寺と同様にコメカミ辺りからのリボンが特徴で、両肩から垂れ下がっている天衣が特徴的な仏像。
-
寂光寺
大津市歴史博物館『神仏のかたち』。元々は園城寺の末寺のためか、良い仏像があるようだ。展示説明には運慶工房作としている。確かに、顔は運慶が造る如来・菩薩に通じるものがあるが、体がそうは見えない。
-
安楽寺
滋賀県大津市枝1丁目7。大津市歴史博物館『神仏のかたち』。まず、9月12日限定公開「薬師如来坐像@重文」は鎌倉時代作と思ったが平安時代を知り、名作だと思った。その他は清凉寺式釈迦如来風味の顔をした「阿弥陀如来坐像」とガードマン役の「四天王立像」が展示され、本来はこちらが本尊だったと思われ、世界遺産の法隆寺・法輪寺・法起寺や大安寺周辺にいそうな仏像だ。善水寺やt冷水寺にも類例があるらしく、琵琶湖周辺の阿弥陀なのかもしれない。
-
法楽寺
滋賀県大津市大石東1丁目7。大津市歴史博物館『神仏のかたち』。寅年のみの12年に一度の公開「薬師如来坐像@重文」が素晴らしい。安楽寺が定朝様式に近いが、こちらは京都・南山城の浄瑠璃寺と南明寺の薬師に近い。
-
大津市歴史博物館『神仏のかたち』。江戸時代に多い「三面大黒天立像」が展示されていた。これは大黒天と毘沙門天と弁財天を1つにしたもので、七福神人気上位三位をまとめました!!というところか。
-
大津市歴史博物館『神仏のかたち』。本堂に安置されている十一面観音立像が登場。この十一面は古刹に多い初期型で、奈良・京都共に見られる、ズングリムックリ体系である。 「地蔵菩薩立像@重文」もズングリムックリ系で一木造りで衣が安阿弥様風になっているが平安時代なので、こちらの方が古い。 この寺はズングリムックリ系仏像が多い、奈良大和郡山の矢田寺を思い出させる仏像たちである。
-
大津市歴史博物館『神仏のかたち』。『石山寺』からは、石山ワールド全開で最近公開された維摩坐像や快慶作「金剛式大日如来坐像@重文」が展示されていた。快慶作の仏像を誰からも邪魔されず見入ったのは初めて!!真打ち『延暦寺』からは御馴染の秘宝たちで、東寺や醍醐寺に匹敵する「五大明王」と「四天王」が展示されていた。
-
仏画は難しい。最近、各美術館での仏像展で分かったことは仏像様式は仏画から入ることが多いということ。今回、「文殊菩薩」仏画の説明を見て、奈良・安倍文殊院の「渡海文殊菩薩@国宝」はこの仏画ベースなのかもしれないと思った。石山寺は快慶の仏像があるので、可能性はあるような気がする。 最後にいつも見ているであろう「金剛力士像@重文」が展示されていた。説明を読んでびっくり、確かに截金が残っている。いままで気づかなかったな~。
-
大津市歴史博物館『神仏のかたち』で神像たちが大量に展示されていた。これが無かったら「仏のかたち」になっていただろう。男神・女神とあり地域から女神は神功皇后なのかなと思った。
-
大津市歴史博物館『神仏のかたち』。 常時展に唐院三重塔内部に安置されている「釈迦如来坐像」と「文殊菩薩坐像」と「勢至菩薩坐像」が展示されていた。室町から江戸時代の作で、ぱっとみ顔は慶派の肥後定慶の流れを感じる三尊。 その他としてシュッとしている平安時代作「地蔵菩薩立像」で正法寺と見比べると平安時代でも作風が違うんだとわかるお地蔵さんが展示されていた。 最後の追い込みとして牙の上下左右が異なる「不動明王立像」含め「五大明王」が展示。東寺、醍醐寺、三十三間堂など鎌倉時代に慶派が完成させた彫刻としても評価される仏像たちが展示されていた。
-
大津市歴史博物館『神仏のかたち』。天智天皇所縁の「祟福寺」にあった国宝の宝物が展示されていた。
-
大津市歴史博物館『神仏のかたち』。今回の展示会MVP。顔が運慶作にも見える「薬師如来坐像@重文」は醍醐寺に安置されそうなよい薬師で、衣の流れが美しく、薬師の手印ではなかなか見ない形で、元々は阿弥陀だった?と疑ってしまった。ただし、運慶かと言えば違うような気がする。 次に本堂の客仏である平安時代の「薬師如来立像」で、耳たぶが特徴的で衣の流れが室生寺や神護寺の薬師につながる。そして、真打ち!!運慶・快慶の次世代慶派の中心で、快慶愛弟子&国宝化されている行快の仏像が登場!!墨書が見つかっており「三尺阿弥陀如来立像@行快作」と三千院の脇侍風の「観音菩薩立像@行快作」&「勢至菩薩立像」が展示されていた。三尺阿弥陀は截金が素晴らしい!!観音も行快作で大報恩寺などの仏像よりも前に作られた行快の仏像となる。清凉寺式にも見える「釈迦如来立像」は来迎印を結んでいるが左右逆の印で、快慶が良くやる宋風の手法になっている。そして肥後定慶が作りそうな女性的な顔をした「日光・月光菩薩立像」が展示されていた。ということで勢至菩薩は肥後定慶風だなと思った。
-
大津市歴史博物館『神仏のかたち』で、東本殿@国宝の獅子・狛犬が展示されていた。でかい!!そして目は玉眼で、お尻が可愛らしく感じる。
-
大津市歴史博物館『神仏のかたち』。夏場の暑い日のみ公開され、滋賀の正倉院『聖衆来迎寺』からは、釈迦が生まれた瞬間を表現した「誕生釈迦立像」と「吉祥天立像」と「大黒天立像」と「愛染明王坐像」が展示。釈迦誕生仏は右手の人差し指を天に向けているのだが、ここは頭の上から左方に向けており、ラジオ体操をしている。「吉祥天立像」は平安時代のもので、京都・奈良の古刹に多い初期型吉祥天。変わって、「大黒天立像」は鎌倉時代のもので、オオクニヌシと神仏習合させた形の仏像になっている。最後に「愛染明王坐像」は顔は憤怒になっているが、西大寺などと同じく小さいためか可愛らしい。
-
大津市歴史博物館『神仏のかたち』。平安時代作の「聖観音菩薩坐像@重文」が展示されていた。考えれば聖観音で坐像ってなかなかないよなと思いつつ、観音ぽくない顔だなと思う。。
- 4日目2018年10月29日(月)
-
醒井
醒井テクテク
-
醒井テクテク
-
醒井テクテク
-
醒井テクテク
-
醒井テクテク
-
醒井テクテク
-
醒井テクテク
-
醒井テクテク
-
醒井テクテク
-
醒井テクテク
-
醒井テクテク
-
醒井テクテク
-
醒井テクテク
-
醒井テクテク
-
醒井テクテク
-
醒井テクテク
-
醒井テクテク
-
醒井テクテク
-
醒井テクテク
-
醒井テクテク
-
醒井テクテク
◆滋賀湖西D湖東G◆快慶&行快!風情ある醒井テクテク!西円寺御開帳(大津/米原)
1日目の旅ルート
やんまあさんの他の旅行記
-
湖南G湖東M甲賀E★滋賀イチョウ落葉!50年ぶり開帳/秘仏公開/特別展を巡る【滋賀湖東シリーズ/湖南シリーズ/甲賀シリーズ】
2023/10/6(金) 〜 2023/11/14(火)- 夫婦
- 2人
2023年10月と11月は滋賀の甲賀、湖南、湖東で秘仏公開!特別開扉!紅葉特別公開!仏像展が色々と行わ...
877 4 0 -
京都10月!通常非公開の社寺公開の月★京都東山M中京H右京O伏見山科F下京B
2023/10/6(金) 〜 2023/10/28(土)- 夫婦
- 2人
あまり知られていないが10月ごろから京都では通常非公開寺院が公開される。2023年は「京都十二薬師霊場...
285 1 0 -
◆奈良25◆快慶作の三尺阿弥陀と古代豪族出雲と物部混在地域(田原本町)
2023/9/16(土) 〜 2023/9/18(月)- 夫婦
- 2人
毎年不定期で公開される快慶作「三尺阿弥陀如来立像@重文」を安置する安養寺へ!そこには古代の大和で...
565 1 0 -
◆兵庫西F◆磐座ぁ〜!円教寺の四天王が90年ぶり再会!斑鳩寺&鶴林寺で植髪太子公開
2023/9/1(金) 〜 2023/9/4(月)- 夫婦
- 2人
姫路、斑鳩町、加古川市など秘仏巡り◆書写山円教寺の四天王像が90年ぶりに大講堂へ移動!!◆斑鳩寺&...
698 6 0
みんなのコメント(0件)
投稿する
投稿に際しては、必ず観光ガイドご利用規約をご確認ください。
閉じる皆様がより快適にご利用いただくための「投稿上のルール」や、
投稿内容の利用に関して記載しております。
さらに表示する