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こぼらさんの和歌山県の旅行記

和歌山城と紅葉の西之丸庭園

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和歌山城に行くと、いつも南側の市営城内駐車場を使うため、天守閣を南側から眺めて天守閣内の陳列品を見るだけでした。北側に立派な庭園や歴史館がある事を知り、紅葉鑑賞も兼ねて再訪しました。あわせて、和歌山駅前に天然温泉を備えたホテルがあるのを見つけ、ゆっくり湯に浸かる事を楽しみに宿泊しました。

三重ツウ こぼらさん 男性 / 60代

1日目2018年11月22日(木)

和歌山城

和歌山市

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今年、再建60周年となった和歌山城天守閣。それを示す幟が、二の門櫓の前に立っていました。今から60年前といえば高度成長期の初期で、まだまだ貧しかった時代です。そんな時期に巨費をかけて復元再建をするとは、和歌山市民の強い要望があったのでしょう。徳川御三家の一つであった紀州の町並みと威容を一刻も早く取り戻したかったのでしょうね。 前回の訪問時も感じましたが、連立式天守が鉄筋コンクリートの再建版とは思えない見事な仕上がりを見せています。

二の門櫓をくぐると、すぐに石段が待ち構えています。それを上ると天守入口に至る庭園があります。

和歌山城

和歌山市

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天守閣に入ると、甲冑など武具や調度品が陳列されていますが、つい見入ってしまったのが鯱の復元試作品でした。銅の鋳造製だと思っていましたので、銅板を叩き出して製作した複数の部品を組み上げたものだったとは意外でした。魚のブツ切りのように尾の部分が置かれていたのも面白かった。 城の再現復元は、普通のビルを建てるのとは訳が違います。装飾金具類や瓦飾りなども復元製作しなくてはなりません。職人さんたちのご苦労がしのばれます。

大天守から見た小天守の鯱。展示の試作品とは顔つきや鱗の様子が違っています。おそらく、写真ぐらいの資料しか残っていない状況で復元製作をしたのでしょう。

鞠と殿さまの歌碑

和歌山市

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「てんてんてんまり てんてまり・・」で始まる「まりと殿様」は、西條八十作詞・中山晋平作曲による昭和初期の童謡です。紀州を舞台にした歌なので、和歌山城の天守閣前広場に歌碑が立てられました。和歌山城では、この曲が時報チャイムとして毎正時になると流れています。

この歌碑には「まりと殿様」の5番目の歌詞が刻まれています。なぜ5番が選ばれたのかについて解説パネルが出ていました。西條八十は紀州が好きで、その気持ちを5番の「紀州はよい国 日のひかり」に込めていたのだそうです。

和歌山城

和歌山市

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前回は南側広場から天守閣を眺めただけで終わりましたので、今回は庭園も見たいので北側に向かいました。まずは、天守前広場を横断し本丸跡方向(東)に向かいました。 移動中に天守閣を南東方向から見ることとなり、ずいぶん南西方向から見た印象とは違うなと思いました。55万5千石の大藩の城らしく、堂々とした押し出しを感じます。

和歌山城

和歌山市

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このアングル(本丸跡)から見た和歌山城天守閣の姿は、雑誌やテレビで余り取り上げていないように思います。よく見かける南西側から見た姿は、精悍な戦闘用の城としてのイメージです。このアングルからだと大天守と小天守の両方が展望でき、艶やかな城という印象です。 天守閣の東側にある本丸跡には、この姿の天守閣を展望できる高台が設けられているのですが、あまり撮影をしている人を見かけませんでした。

和歌山城公園

和歌山市

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かつての二の丸付近が公園になっています。二の丸には殿様の居館や藩の政庁が置かれていましたが、今は何も残っていません。 桜と銀杏の木が植えられていますが、晩秋なので落ち葉が歩道に降り積もっていてきれいでした。

二の丸は、藩の政治の場である「表」、殿様の公邸である「中奥」、殿様の私邸と奥女中の生活の場がある「大奥」の三つに分かれていました。

和歌山城公園

和歌山市

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公園の西端から、西之丸庭園の内堀方向を見ています。所々に楓が植えてあり、鮮やかな紅葉を見せていました。お城公園らしい、落ち着いた雰囲気です。 後でわかったのですが、立っていた場所は高い石垣の上部でした。この先は堀と石垣になっていました。二の丸郭跡に造られた公園や広場ですから、ご尤もです。ボールを使った遊びには向かないかもしれません。

公園(二の丸跡)の西端に行くと、堂のような建物が見えてきます。実は、御橋廊下と呼ばれる屋根と壁が付いた渡り廊下の入口なのです。二の丸と西の丸の間には堀があるため、行き来のために橋が設けられているのです。

御橋廊下の中の様子。靴を脱いで歩きます。傾斜しているので、滑り止めのために床に段差が設けてあります。下りだと、足の指先が段差に当たるので結構痛いです。そろりそろりと歩くしかありません。

西の丸に入りました。今渡ってきた御橋廊下と堀を振り返ります。二の丸の石垣の方が高いので、御橋廊下の床は傾斜していたのですね。

紅葉渓庭園

和歌山市

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写真は、西之丸庭園の「上の池」と内堀とを仕切っている回遊路から、内堀と御橋廊下を望んだものです。 西之丸庭園は紅葉渓(もみじだに)庭園とも呼ばれ、和歌山城・西の丸に設けられた殿様専用の庭園です。 紀州徳川家の殿様は、西の丸と庭園を数寄や風雅を楽しむ場所としていたのです。このため、西の丸に面する内堀を大きな池に見立て、渓谷状の斜面に「上の池」を掘って小さな池とし、池泉回遊式の庭園としたのです。また書院式茶室の数寄屋も設けていました。 ちなみに御橋廊下は、殿様の生活の場である二の丸と、趣味の場であった西の丸とを連絡していた廊下橋です。殿様と一部のお付きの者だけが通行できたそうです。

西之丸庭園から見た天守郭北側の石垣。「打ち込み接ぎ」と思われる積み方から、17世紀頃のものと思われます。とても保存状態が良好です。 手前の内堀は、庭園の大きい池でもあり、柳島が配置されています。言われなければ、城の堀には見えません。

和歌山城

和歌山市

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西之丸庭園より見上げると、天守郭の北側が見えます。天守郭など山嶺部分を形作ったのは、豊臣時代に普請奉行として任命された、藤堂高虎によるものです。このため石垣や堀の様子が、後に高虎の居城となった津城や伊賀上野城と似ているように見えます。「石垣は高く、堀は深く広い。」が高虎のポリシーでした。 当初の石垣は荒削りな野面積みが主流でしたが、今も石垣の一部に残っています。石垣の積み方は、後世の補修により変わっていったものの、レイアウトはほぼ創建当時のまま今日に至っているそうです。

西之丸庭園(紅葉渓庭園)の紅葉

和歌山市

右に写っているのは鳶魚閣(えんぎょかく)という釣殿風の建物。紅葉の堀を背景に、風流を感じます。 室内は畳敷きの四畳半になっているそうです。堀に面している窓は障子張りだと知って驚きました。近くに寄って見ても漆喰壁にしか見えませんでした。 この周辺は、絶好の撮影ポイントになっています。人が大勢いて、なかなかシャッターチャンスが得られません。

紅葉渓庭園

和歌山市

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池泉回遊庭園の大きな池である内堀と、柳島の風景。苔むした石垣や池、そして柳の緑と、紅葉の赤の織りなす風景が見事です。紀州の殿様も、晩秋にはこうした風景を眺めるのが楽しみだったことでしょう。

紅葉渓庭園

和歌山市

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上の池。池や渓谷のまわりを眺め歩く池泉回遊式庭園です。眺めていると、気持ちが鎮まる思いがします。 池の中に浮かんで見える岩は「御船石」と呼ばれ、船首を上げたような形だと言われています。不勉強の私には、残念ながらそのようには見えませんでした。

西之丸庭園(紅葉渓庭園)の紅葉

和歌山市

西之丸庭園の高い方の橋(名前がわかりません)から、御船石と低い方の橋を望んでいます。見おろす紅葉も悪くないですね。 こうした高い所から池を見おろす回遊式庭園は、武将好みと言われます。紀州徳川家の殿様は大大名ではあっても、武将というイメージからは遠いので、江戸時代初期に居城していた浅野家が造った庭園だと思います。

茶室 紅松庵

和歌山市

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紀州徳川家の殿様が数寄と風雅を楽しむ場であった西之丸庭園には、書院式茶室の数寄屋があったそうです。昭和48年に紅葉渓庭園が整備された際、かつてあった場所に数寄屋も復元されたとのこと。この数寄屋は、和歌山市出身の松下幸之助によって寄贈されました。紅松庵は、紅葉渓庭園の紅と松下の松からの命名だそうです。

茶室 紅松庵

和歌山市

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立派な由緒で復元された数寄屋茶屋・紅松庵ですが、一般の人でも点出しを楽しめます。一服460円です。茶道の心得のある職員さんが常駐しておられますので、ラフな出で立ちで入館し茶を所望するのは避けた方が良さそうです。

和歌山城公園動物園

和歌山市

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和歌山城の南の丸跡に設けられた小さな動物園です。市営和歌山公園駐車場の東側にあり、入園は無料です。小動物が多いですね。大きい動物は熊・ポニー・鹿といったところ。とても人なつこい紀州犬もいます。 お城公園めぐりの途中で立ち寄って、かわいい動物たちを見れば、ほっこりできます。

和歌山城公園動物園

和歌山市

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ここの動物園にいる動物では、マーラが一番気に入りました。横顔は、仔牛や耳を短くしたウサギみたいに愛くるしいのに、正面から見るとカピバラみたいにブサ可愛らしくも見えます。でも歩く姿は鹿にも見えます。不思議な動物です。

メッシュネットで囲われた大きな禽舎がありました。白鳥やカモなど水鳥が展示されていました。展示の鳥たちが逃げないようにしているのか、猛禽類に襲われないようにしているのかわかりませんが、メッシュネットはどうも感心しません。 メッシュの隙間から、スズメたちが自由に出入りしていました。

一般社団法人和歌山市観光協会

和歌山市

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観光案内所は、西之丸庭園(紅葉渓庭園)のすぐ北側の、わかやま歴史館の中にあります。和歌山城とお城公園周辺には見所がたくさんありますので、まずはここに立ち寄って、訪問先の資料や訪問順序を決めるのが賢明でしょう。

これが和歌山市観光案内所の出入口。わかやま歴史館の正面に向かって左側にあります。右側にある和歌山市観光土産品センターに比べて小さく地味なので、見落としがちです。

観光案内所の中の様子。ラックには観光スポットの資料が豊富にありました。私たちも、いくつかパンフレットを頂きました。甲冑が飾られていたのが印象的です。

こちらは和歌山市観光土産品センター。何も考えずに、わかやま歴史館に来たら、普通はこちらに入ってしまいます。私たちも、ここが観光案内所だと勘違いして入りました。

和歌山市観光土産品センターの中の様子。

天然温泉 紀州の湯 ドーミーインPREMIUM和歌山

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客室は決して広くはないですが、上手に間取りされていて、全く窮屈さを感じません。枕元にスマホ充電用?のコンセントが設けられているなど、なかなか気が利いていました。 このホテルは天然温泉の大浴場を備えており、チェックアウトも11時なので、温泉でのんびりできると考えて利用しました。大浴場は、大浴槽と「外気浴」と呼ばれる小さめの浴槽があり、サウナも備えていました。天然温泉なので湯が気持ちよかった。午前10時までは、いつでも利用できるのもありがたい。

1日目の旅ルート

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