1. 宿・ホテル予約TOP >  みんなの旅行記 >  トキになれる!?いしかわ動物園

こぼらさんの石川県〜福井県の旅行記

トキになれる!?いしかわ動物園

  • 夫婦
  • 2人
  • アクティビティ
  • その他

石川県能美市にある「いしかわ動物園」。人間と動物たちを隔てるのに、鉄格子や金網ではなく、ガラス板を多用しているのが特徴です。動物たちを間近に観察できます。ユキヒョウなど絶滅危惧種も含め、珍しい動物が多数飼育されています。特別天然記念物のトキもいます。石川県は、絶滅してしまった日本産トキの、本州で最後の生息地だったからです。ほっこりできるカピバラ湯もありました。

三重ツウ こぼらさん 男性 / 60代

1日目2018年12月9日(日)

いしかわ動物園

能美市

「いしかわ動物園」を   >

いしかわ動物園の、青と黄のモニュメント風看板はネコがモチーフですね。ビッグキャットに重点を置いているのがわかります。入場料は大人830円と中途半端な設定になっていますが、貴重な動物が多数展示されていて見応えがあります。 私たちが一番注目したのは、2016年にオープンしたばかりの「トキ里山館」。特別天然記念物のトキを間近に見られます。 展示の仕方や視点が工夫されていて、多くの動物を間近に見ることはもちろん、同じ目線で観察できる所もあります。「貴重な動物を、こんなに近くから見てもいいんですかぁ?」と思えてくるほどです。

動物園のゲート前広場。この日は朝から雪やあられが降り、動物園には正午過ぎに訪れたにもかかわらず外気温は2℃程度でした。このため、私たち以外に訪問客を見かけませんでした。後で数組の家族連れがやってきただけです。

動物園のゲート。ビッグキャットのホワイトタイガーがお出迎え。トラもそうなのですが、ユキヒョウなど絶滅が危惧されている動物たちにも重点が置かれています。

入場してすぐの場所にある「サルたちの森」のワオキツネザル。寒さに弱いのでしょうね、電照菊ならぬ電照ザルになっていました。でも、これは2匹が丸まっているのですよね?ワオキツネザルのシッポは長いはずですが、1匹にしては長すぎるような。

「サルたちの森」のブラッザモンキー。オナガザルの仲間らしいです。毛並みがきれいですし、どことなく知性も感じます。

「サルたちの森」のテナガザル。退屈そうにしていました。見せると反応するということで、芸能人の顔写真が置いてありましたが、無視されてしまいました。遠い故郷を思い出しているのでしょうか。

いしかわ動物園

能美市

「いしかわ動物園」を   >

「ネコたちの谷」コーナーにいるホワイトタイガー。いしかわ動物園の看板ボーイで、名前はクラウン君です。アルビノではなく、ベンガルトラの白変種とのこと。神々しい姿ですが、もはや野生は世界中どこにもいないそうです。当然希少動物に指定されています。 獣舎には柵がなく、ガラス板で囲われているだけなので、トラが園内通路をうろついているように見えます。人間に比べたらトラは大きいので、不意に飛びかかられたら一溜まりもないなと実感できます。いしかわ動物園ならではの臨場感です。

「ネコたちの谷」コーナーのライオン。天気が悪いので、獣舎内にいました。ふてくされているような表情です。 後で外に出してもらえたようで、独特の遠吠えが離れた場所にいても聞こえてきました。アフリカのサバンナでは、数キロ離れた場所でも聞こえるそうです。

「ネコたちの谷」コーナーのトラ。山林が再現されていて、そこで暮らしています。竹が植えてあり、芸が細かいです。 それにしてもトラは、とても美しく精悍な動物だと思います。

トラ舎には、こうした階段が設けられています。上がると、窓のすぐ傍にいるトラを、どアップで観察できるようになっています。

除き窓から見たトラ君。見ているうちに、逃げるように遠ざかってしまいました。 実は誤ってフラッシュを光らせてしまい、「何すんねん!まぶしいやんか!!」とトラ君に怒られたような気になりました。ゴメンナサイ!

「ネコたちの谷」コーナーのヒョウ。希少動物になっているのですね。 ビッグキャットとは良く言ったもので、体つきも表情もペットのネコと余り変わりません。名前もそれっぽく「コロン」。かわいい顔つきです。

「ネコたちの谷」コーナーのユキヒョウ。名前は「スカイ」君。ネパールなど標高数千メートルの山岳地帯に生息しているので、この名前になったのでしょうか?絶滅危惧種だとは知っていましたが、日本に連れて来られて良かったのでしょうか?美しい姿を見られるのは結構ですが、申し訳ない気持ちにもなります。

頭上を歩いて行くユキヒョウ。うっすらと雪が積もったガラス板の上を歩いているのです。私たちと目を合わせないようにしていましたが、こうしてサービスもしてくれました。足の裏に毛が密集しているため、雪の斜面や濡れたガラス板でも滑りにくくなっているのだそうです。ある意味、スタッドレスタイヤを履いているようなものです。

いしかわ動物園

能美市

「いしかわ動物園」を   >

動物園の一番奥に「ふれあいコーナー」があり、その一角に「カピバラ湯」がありました。暖簾と手桶・手ぬぐいによる演出が面白い! 最近は各地の動物園で「カピバラ湯」が見られますが、いしかわ動物園らしいガラス張りが浴槽にも施されています。カピバラがどんな格好で湯に浸かっているかが観察できます。

他の動物園だと、人間の露天風呂をモデルにして浴槽の四方を石で囲い、斜め上から観察するのが専らです。これだと湯の中の姿までは見られないのです。ここでは、浴槽の横からも姿が観察できます。四つん這いで浸かっているのもいれば、後ろ足立ちで浸かっているのもいますね。

上手に打たせ湯を楽しんでいるカピバラがいました。目をとろーんとさせて、微動だにせず湯に浸かっていました。

「水鳥たちの池」では、雄のオシドリが茶色い翼の先を立ててディスプレイを披露してくれました。オシドリを間近に見たのは初めてです。 「水鳥たちの池」は広いドーム状の禽舎で、中は池や樹木など自然に近い環境が整備されています。ゴイサギやカモなど、いろいろな水鳥が放し飼いにされています。 その中を見学者は歩くようになっているのですが、規制されているのは人間の方です。通路には低い柵や網が設けてあり、人間が鳥たちを脅かさないようにしてあります。見ようによっては、私たち人間を鳥たちが安全に観察できるようにしてあるとも言えます。

岩場の陰から、カメラを構える私を不審そうに見入るオシドリ。私との距離は1m程度しかありません。こちらが観察されているようにも思えます。 人間が襲ってくることはないという安心感を、水鳥たちが持っているからこその間合いです。

いしかわ動物園

能美市

「いしかわ動物園」を   >

さすが石川県の動物園です。「ライチョウの峰」という専用禽舎にライチョウがいました。実物のライチョウを見るのは初めてです。冬なので真っ白です。 かつて白山連峰にもライチョウが生息していたそうですが、絶滅したと聞いていました。最近1羽の生存が確認されたそうです。 さすがに展示されているライチョウは、特別天然記念物の「ニホンライチョウ」ではなく、 「スバールバルライチョウ」だそうです。「ニホンライチョウ」より一回り身体が大きいそうですが、それでも鳩ぐらいの大きさ。「ニホンライチョウ」はウズラほどの大きさということになります。

いしかわ動物園

能美市

「いしかわ動物園」を   >

2016年にオープンしたばかりの「トキ里山館」。お恥ずかしい話ですが、いしかわ動物園でトキが飼育されている事は、ここに来るまで知りませんでした。佐渡だけだと思っていました。

「トキ里山館」の中は、大きな体育館ほどもある禽舎を中心に、その周囲を見学者が歩きながら観察できる回廊が囲んでいます。いしかわ動物園は、鉄格子や金網を極力使用せずガラス板を多用しているのが特徴ですが、さすがに「トキ里山館」は違います。 トキが誤ってガラス板に衝突しないように、メッシュネットも使用されています。

回廊の壁面に、このような除き窓が設けられていて、トキを間近に観察できるようになっています。親切なはからいだと思います。

いしかわ動物園

能美市

「いしかわ動物園」を   >

テレビや書物でしか、お目にかかれないトキ。学名はニッポニアニッポンだと小学校で習った記憶があります。日本産のトキは絶滅したと聞いていましたので、もう見る機会はないと思っていました。中国でも珍しいトキをペアで提供してもらい、日本で繁殖させようとしていたのですね。 ガラス越しとはいえ、本物を見るのは初めてで、嬉しい気持ちになりました。

遠目には、枝の上でじっとしているように見えます。でも近くで見ると、羽繕いとかで結構せわしなく動いています。なかなか良いポーズを見せてくれません。

朱鷺色とは、こうした色合いなのかと実感できます。

観察用回廊の終点には、学習展示コーナーが設けられています。トキの本物の羽根が触れるようになっているなど、トキを身近に感じられる工夫がされています。

学習展示コーナーで面白かったもの@。模型ですが、トキ・サギ・カモのくちばしと、足の裏をを触り比べることができます。川辺に行くと、サギやカモの足跡を見ることはありますが、足の裏はそうそう見られるものではありません。

学習展示コーナーで面白かったものA。「トキになってみよう!」コーナーです。トキの顔の帽子をかぶり、腕に作り物の翼を付けるだけなのですが、やってみると不思議に面白い。

アミメキリン。「トキ里山館」の斜め前には、「アフリカの草原」という名のサバンナ草原を模した広場があります。天気が良ければ、キリンとシマウマが広場に出て、のんびりしている姿が見られるのでしょう。この日は雪混じりの雨が降っていたので、獣舎の中にいました。キリン君が「外に出たいよ〜」と、目で訴えていました。

アジアゾウ。横目で私たちを見ていますね。

コビトカバ。大型犬ほどのサイズですが、これで大人です。つやつやの黒褐色の体が印象的ですね。

マクドナルド8号線福井店

福井市

「マクドナルド8号線福井店」を   >

福井店は、国道8号線沿いの市街地にあるので、広くて大きな店舗でした。 実は、今回の北陸旅行の締めくくりとして大事なミッションが待っていました。マクドナルドのハッピーセットを買って、おまけのリカちゃん人形第2弾5体全てを揃える事です。家内にとっては、とても大事な事で、無視すると後が怖い。第2弾のうち3体は既に持っていて、残る2体を手に入れようという訳です。 第1弾4体は、滋賀・水口店と和歌山・粉河店で、全くダブることなく奇跡的に揃いました。第2弾でも、ダブらずに揃えられる奇跡が起きるのでしょうか?そんな思いで福井店に入りました。どうせなら大きな店に寄ろうと、帰りは高速道路にも上がらず、8号線を南下してきました。

マクドナルド8号線福井店

福井市

「マクドナルド8号線福井店」を   >

写真は、ハッピーセットのリカちゃん第2弾5体が勢揃いしているところです。福井店は、5体をダブらず揃える事ができた験の良い店という事になりました。第1弾の4体では、和歌山・粉河店が験の良い店になってくれました。 リカちゃん人形は不透明の袋に入っているうえに、店員さんが手渡してくるので、客が選ぶことができません。このため、同じ人形をダブってゲットしてしまう確率が高いのです。 祈る思いで?ハッピーセットを2つ買いました。開けてみたら、奇跡が再び起きました。 第2弾5体が、全くダブることなく揃ったのです。家内は小躍りして大喜び。チーズバーガーやマックフライポテトを食べるのもそこそこにして、車に乗って帰途につきました。

マクドナルド8号線福井店

福井市

「マクドナルド8号線福井店」を   >

明るくて落ち着けるイートインコーナーの雰囲気。内装が、カフェ的な仕上がりになっています。ここの内装や壁クロスの絵柄は、他の店では見かけないユニークなものです。時間があれば、ここで長居をしてハンバーガーを食べたかったのですが、テイクアウトして帰途につきました。

向かい合わせのイートイン。向かいに座る人が気にならないように、面白い絵柄の仕切りパネルが置いてありました。

手前4体が第1弾、奥の5体が第2弾のリカちゃん人形たち。滋賀・和歌山・三重・福井のマクドナルド店を行脚しての勢揃いとなりました。めでたし、めでたし!

1日目の旅ルート

みんなのコメント(2件)

投稿する

投稿に際しては、必ず観光ガイドご利用規約をご確認ください。
皆様がより快適にご利用いただくための「投稿上のルール」や、
投稿内容の利用に関して記載しております。

閉じる

この旅行記は参考になりましたか?参考になった!32

この旅行記をもとに旅の計画をつくる
この旅行記をカスタマイズして、あなたの旅の計画を作りましょう

こぼらさんの他の旅行記

  • 鳥取めぐり旅A 皆生・境港〜北栄

    2020/6/21(日) 〜 2020/6/22(月)
    • 夫婦
    • 2人

    2泊3日の鳥取めぐり旅の後半です。2泊目は、コロナ感染予防体制を整えたうえで営業再開した湯快リゾート...

    3264 23 2
    • 夫婦
    • 2人

    2泊3日の鳥取旅行の2日目です。まずは白兎海岸(鳥取市)に寄って神話「因幡の白うさぎ」の舞台である美...

    3346 24 2
    • 夫婦
    • 2人

    2泊3日で鳥取めぐりの旅をしました。初日は、砂丘=「すなば」とコーヒー店「スタバ」とをもじったネー...

    3052 25 4
    • 夫婦
    • 2人

    ゴールデンウィークが過ぎると、コロナ拡大防止のための移動自粛が少しは和らいで、条件付きながら観光...

    3339 28 2
(C) Recruit Co., Ltd.