こぼらさんの和歌山県の旅行記

紀州・白浜温泉　むさし

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老舗旅館「むさし」さんの【アドベンチャーワールド入園券付・赤ちゃんパンダ「彩浜」に会いに行こう♪限定特別プラン】という宿泊プランを利用しました。 このプランだと、アドベンチャーワールドの入園券が4,180円で入手できます。正規料金は4,500円なので、いくぶん安くなります。 フロントで前売り入園券を売っていましたが、それだといくらだったのでしょうね？

アドベンチャーワールド

白浜町（西牟婁郡）

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車で到着すると、駐車料金1,200円を支払う事から始まります。入園チケットを見せるだけでいいのかと思いましたが、駐車料金は含まれていないのです。 駐車料金も含めると結構強気な料金設定ですが、パンダが6頭もいらっしゃるのでは仕方ありませんね。ぜひともパンダを見たくて白浜へやってきた者の負けです。

入場ゲートの様子。アドベンチャーワールドは、2018年4月で創立40周年。大きな表示が出ていました。でも、それ以上に「2018年8月14日にジャイアントパンダの赤ちゃんが誕生しました。」の幟が目立っています。

園内あちこちで「2018年8月14日にジャイアントパンダの赤ちゃんが誕生しました。」の幟を見かけます。赤ちゃんパンダとは「彩浜（さいひん）」のことです。

赤ちゃんパンダ「彩浜」と母親パンダ「良浜（らうひん）」は、ブリーディングセンターで公開されています。ブリーディングセンターの中はもちろん、入口前にも観客の長蛇の列ができていました。寒波の襲来で雪混じりの強い風が吹き付ける中を並ぶのは楽ではありませんでしたが、可愛いパンダの赤ちゃんが見られるとあって、皆さん家族と楽しそうに話しながら待っていました。 パンダと観客とはガラス板で隔てられていますが、動きを観察するのに何ら支障はありません。

アドベンチャーワールド

白浜町（西牟婁郡）

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園内の「ブリーディングセンター」では、赤ちゃんパンダ「彩浜」と母親パンダ「良浜（らうひん）」が公開されていました。彩浜は生まれて半年足らずで、こんなに大きくなっていました。生まれた時は75グラムだったと聞いています。 父親「永明」もブリーディングセンターにいるらしいのですが、この日は公開されていませんでした。 観覧者は、パンダ舎の前の4層ほどのつづら折れ状通路を行ったり来たりしてパンダに近付けるようになっています。何回もパンダ親子の前を通りかかりますので、楽しい光景が見られます。

じゃれっ気が出てきたのでしょうか、それとも、お母さんにかまって欲しくて仕方がないのでしょうか、お母さんにちょっかいを出して「お仕置き」をされる時もありました。

アドベンチャーワールド

白浜町（西牟婁郡）

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お母さんパンダ「良浜（らうひん）」のお仕置きが、ちょっと手荒に見える時もあり、観客はドキドキハラハラ。でもお母さんにかまってもらえて、娘の「彩浜」が満足そうにしているのを見ると安堵の声が上がっていました。 9頭もの子供を産み育ててきた、ベテランのお母さんパンダ良浜の手腕には脱帽です。

遊び疲れたのか、石畳の上で寝入ってしまった彩浜。観客から「可愛い〜！！」の大合唱です。体が冷えないか心配ですが。

9頭もの子供を産み育ててきたゴッドマザー「良浜」。たとえベテラン母さんであっても、子育てに疲れる時もあるのでしょう。寝入った娘・彩浜に背を向けて、息抜きタイムを取り始めました。この放心状態のような様子、人間みたいだと思いませんか？

お母さんパンダ・良浜は、もう一度彩浜が寝入っているのを確認し、お食事を始めました。今年19歳になる良浜は、人間なら熟年なのでしょうが、やはりパンダです。何をしていても可愛いですね。

ブリーディングセンターから少し離れた場所にある「パンダラブ」では、赤ちゃんパンダ「彩浜」のお姉さんの「桜浜」「桃浜」「結浜」が飼育されています。3頭とも、アドベンチャーワールドで生まれています。「パンダラブ」では、パンダ姉妹たちは交替で屋外の庭に出してもらえるようです。 犬の散歩と同じで、外に出してもらったパンダは嬉しそうに闊歩していました。 写真は、目の模様の目じりが少し吊り上っている事から「桜浜」と思われます。彩浜のお姉さんですね。

頭の上にコブ（園では、とんがりと表現）があるのが「結浜」の特徴。2016年9月に、アドベンチャーワールドで生まれました。彩浜のお姉さんの一人です。彩浜とは違い、生まれた時は197グラムもあったそうです。 段差のある足元が危なっかしい場所で、可愛らしい顔で寝入っていました。

屋外散歩を終えて獣舎に戻されていた「桜浜」。やはり外が良いのでしょうか、心なしか不機嫌そうに見えました。

ジャイアントパンダの存在感が大きすぎて印象が薄くなってしまいましたが、普通に動物園で見かけたら感激したと思う動物たちを紹介します。 まずはイルカちゃん。午後のイルカショーは3時開演ということで、その時間まで居られない私たちは、水槽で泳ぐイルカを見る事にしました。数頭のイルカが居ましたが、水槽の縁をぐるりと巡回してくれて、人間たちに愛想を振りまいてくれました。気配りができる動物ですね。

「ペンギン王国」に入ったら、真っ先に出迎えてくれるのは、なぜかラッコ君でした。ラッコを近くで見たのは初めてで、想像していたより大きいのに驚きました。レトリバー犬くらいの大きさです。せわしなく動き回っていましたが、私に向けて一瞬だけポーズを取ってくれました。 足湯を楽しむ観光客みたいな格好をしてくれて、ユーモラスで笑えました。

「ペンギン王国」の中はペンギンだらけ。人口ならぬペン口密度が高いです。 階下では、魚のように水中を素早く泳ぎ回る姿が観察できるようになっています。色々な種類のペンギンが、これだけいるのですから、屋外お散歩アトラクションを設けると楽しそうです。

車の古タイヤがシロクマ君のオモチャになっていました。口にくわえ、軽くよじって振り回しているのを見ると、野生動物の凄味を感じます。 同じクマ科であってもジャイアントパンダとは顔や耳のレイアウトが全然違います。ジャイアントパンダは、もし泳いだら（泳がないでしょうけど）水の抵抗を思い切り受けそうな顔立ちをしています。シロクマは海を泳いで獲物を追うので、鼻から目・額にかけての形状が、新幹線の先端を思わせる形になっています。

シマウマがモチーフのベンチ席。ファイバー樹脂で造られているので、冬場は腰掛ける人が余りいません。体が冷えますから。 アドベンチャーワールドはジャイアントパンダだけの動物園ではありません。40年前にオープンした時は「南紀白浜ワールドサファリ」というサファリパークだったのです。アフリカ・サバンナに生息する動物たちが闊歩するエリアを、ケニア号という列車のように何両も連結されたバスで見て回るツアーは現在も続けられています。 エントランスドームのまわりの土産物売り場には、パンダグッズだけではなく、他の動物に因んだものも並んでいます。

エントランスドームのまわりには、パンダグッズの売り場がいっぱいあります。1月だったせいか、鏡餅に見立てたパンダクッションをショーウィンドウで飾っている店が目立っていました。

店内に入ると、果たせるかなパンダクッションが並んでいました。とても手触りが良かったです。

とれとれ市場 南紀白浜

白浜町（西牟婁郡）

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アドベンチャーワールドから近く、セットで行くべきスポットです。 アドベンチャーワールド内にはレストランやカフェが設けられていますが、カレーライスやハンバーガーがメインになっているようで、海鮮物が食べられる所は見かけませんでした。せっかく白浜に来ているのですから「とれとれ市場」で、海鮮物を食べたいです。 そう考えて、アドベンチャーワールド内で食事するのを我慢し、午後3時過ぎに「とれとれ市場」フードコートに向かいました。フードコートと聞くと、サービスエリアや道の駅の様子を想像します。確かに雰囲気はそんなに変わりません。でも食べる海鮮料理の鮮度や質が全く違います。

家内が選んだ「漬けまぐろと釜揚げしらす丼」。私は鉄火丼にしました。 明るいうちに白浜を発ちたかったので、アドベンチャーワールドでは昼食も摂らずに3時間ほどパンダに夢中になっていました。だから、お腹がぺこぺこ。それで鮮度抜群の海鮮丼ですから、美味しくないはずがない。いや、美味しい・美味しすぎると思いました。 端で私たちを観察していたら、きっと恍惚の表情で食べていたのだろうなと思います。 食事を終えて市場でお土産を買い、足湯を1カ所楽しみ、帰途に就きました。