トシローさんの三重県〜京都府の旅行記

真夏の京都〜滋賀〜三重 日本の歴史を辿る旅
- 1日目2021年7月22日(木)
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15:00-16:00
初日は、京都駅からは奈良線に乗り換えて桃山駅へ。以前から「歴史と水と酒の街」として興味を持っていた伏見の街ですが、先ずは伏見の総氏神である御香宮神社に参拝。
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15:00-16:00
伏見と言えば銘酒の里、最初は酒の黄桜のキザクラカッパカントリーへ。黄桜と言えば河童ですが、最近ではテレビCMでも見かけなくなり残念に思っていました。施設内にはカワイイ河童像が有り、とても懐かしく感じました。
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15:00-16:00
桃山のアーケード=大手通り商店街を抜けて左に折れると、竜馬通り商店街。幕末の代名詞的な寺田屋は想像通りの建物でした。2階から竜馬が覗いていそう。
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15:00-16:00
月桂冠の大倉記念館は、伏見の酒造りの歴史を観る事が出来る資料館。当館周辺はかつての伏見らしい風景と風情を遺す一帯です。
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15:00-16:00
月桂冠大倉記念館の横には十石舟の乗り場が、濠川沿いの風景は船から見るのが一番かも知れません。さすがに真夏の時期は、乗船する観光客も少なそうですが。
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15:00-16:00
濠川の十石舟のりばの畔には辨財天の長建寺が在り、赤い竜宮門が目印です。弁財天を本尊とする寺は、京都ではここだけだそうです。
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16:00-17:00
初日は京都駅へ戻り、八条口近くのホテルへ。コロナ禍の影響で今夏の祇園祭も中止となりましたが、京都駅の中央改札前には祇園祭の提灯とミニチュアの鉾が展示されていました。行事は2年続けての中止ですが、来年こそは再開を願ってます。
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16:00-17:00
ホテルにチェックイン後、近くの東寺へ急ぎ参拝。参拝時間は残り僅かでしたが、東寺の五重塔を拝むと京都へ来た実感が湧きます。
- 2日目2021年7月23日(金)
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08:00-09:00
2日目は滋賀を巡ります。湖西線比叡山坂本駅から京阪電鉄の坂本比叡山口駅前の観光案内所に寄って、坂本と比叡山の観光資料を入手。先に坂本ケーブルで比叡山に登ってから、ゆっくり坂本観光する事にしました。
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08:00-09:00
坂本ケーブルに向かう、日吉神社の山道沿いには美しい石垣が続きます。穴太(あのう)衆とは、坂本の隣町である穴太に居た石積み技術集団。叡山焼き討ち後、この石積みの堅牢さを知った信長は安土城築城時にその技術を導入した様です。
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08:00-09:00
日本一長いケーブルである坂本ケーブルで比叡山に登ります。ケーブル坂本駅やケーブルカーは戦国アニメ調でやや違和感を感じましたが、このご時世ですから営業上は仕方ないかな。
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08:00-09:00
麓のケーブル坂本駅から約11分で終点のケーブル延暦寺駅に到着。高低差が約500m、全長が約2000mと日本最長のケーブルカー。途中はほぼ比叡の樹林に囲まれていて、途中僅かに琵琶湖が見える程度で車窓景観的には今一でした。終点のケーブル延暦寺駅横の展望台からは、竹生島含め琵琶湖が一望出来ます。
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09:00-10:00
ケーブル延暦寺駅から緩やかな坂を登る事、約15分で比叡山延暦寺に到着。既に汗だくですが、入口で諸堂巡拝券を求めてさあ入山。
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09:00-10:00
延暦寺根本中堂は現在大改修工事中で、2025年まで約10年掛けて行われています。修学ステージから工事の様子が見られますが、延暦寺の荘厳な雰囲気は感じられず残念でした。
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09:00-10:00
根本中堂の直ぐ脇には宮沢賢治の歌碑が建っていました。賢治が比叡山を訪れたのは1回だけで、その際に詠んだ歌だそうです。賢治の複雑な宗教観を表しているのでしょう。
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09:00-10:00
境内を参拝していると鐘の音が途切れることなく聞こえます。大講堂横の朱色の鐘楼が「開運の鐘」、参拝者が並んで順番に鐘を撞くことが出来ますが、風情も無いので撞くのは止めました。
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10:00-11:00
今回参拝したのは延暦寺の根本中堂を中心とした東塔区域、その名の象徴となる東塔。阿弥陀堂の直ぐ隣に建つ、比較的新しい宝塔です。
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11:00-12:00
坂本ケーブルを下った比叡山の麓、坂本の街に鎮座する大社が日吉大社。全国に3,800社在る日吉・日枝・山王神社の総本宮だそうで、境内が広すぎて社殿も多くビックリ。
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11:00-12:00
日吉大社の参道を脇に入った、坂本の住宅街にひっそりと佇んでいる慈眼堂。慈眼大師=天海大僧正の廟所だそうで、厳粛さと品格を感じさせる場所です。
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11:00-12:00
自然な形で遺されている坂本の町並み、手入れが行き届いた脇道の方がより美しい原風景を留めています。石畳の先には琵琶湖が望めました。
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13:00-14:00
坂本を後にして京阪電鉄で石山寺駅へ移動、瀬田川沿いに15分程歩くと石山寺の東大門前に到着。立派な左右の仁王様が迎えてくれます。
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13:00-14:00
石山寺の名の由来は当寺が建っている巨大な岩盤に有り、天然記念物でもある石山寺珪灰石だそうです。本堂前の石段も意外に急でした。
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13:00-14:00
白い台座状の下層上に乗っている珍しい形の美しい鐘楼です。源頼朝の寄進と伝えられ、下層内から撞木を引いて鐘を撞きます。
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13:00-14:00
高床式の経蔵下には安産祈願の腰掛岩が有って、珪灰石を削った窪みに赤い座布団が敷かれていました。出産の近い妊婦さんが入るにはチョット狭い感じ。
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13:00-14:00
石山寺の堂宇は美しいデザインの建築が多く、その中でも特に姿が良いのが多宝塔。国宝にも指定されている、日本で最古の多宝塔です。
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14:00-15:00
石山寺の光堂は崖造りの立派な建物、平成に当地発祥の日本の某メーカーにの寄進により建立されたそうです。イヤイヤなかなかの太っ腹。
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14:00-15:00
光堂を下ると紫式部像が有りました。石山寺を参籠した際に、あの「源氏物語」の着想を得たと伝えられています。
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14:00-15:00
石山寺の東大門横の公園内に石山貝塚の史跡碑が建っていました。案内の説明板を読むと、日本最大のシジミやタニシが中心の淡水産貝塚だそうです。
- 3日目2021年7月24日(土)
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09:00-10:00
3日目は三重県観光、関西本線の伊賀上野駅から伊賀鉄道に乗り換え上野市駅へ。伊賀上野城が在る上野公園は駅から直ぐ、現在は園内歩道の整備工事中で少し歩きにくい。
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09:00-10:00
伊賀市は松尾芭蕉の出身地、上野公園内には芭蕉翁記念館と共に独特の形をした俳聖殿も建っています。ちょっと不思議な形をしているなと思いましたが、芭蕉の旅姿をイメージしているそうです。
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09:00-10:00
伊賀上野城は築城の名手と云われる藤堂高虎の城ですが、大天守の横には小天守が並ぶ美しい現在の城は昭和の建築。その優雅な姿は「白鳳城」と呼ばれ伊賀市のランドマークとなっています。
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09:00-10:00
伊賀上野城跡の一番の見所はやはり城壁の高さ、約30mもあるという高石垣は必見です。忍者市とも名乗る伊賀市ですが、忍者でもこの石垣を登るのは至難でしょう。
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10:00-11:00
上野天神宮とも称される、上野市駅南口の旧大和街道沿いに鎮座する菅原神社は地元の惣社。明日は夏祭りが開催される様です。
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14:00-15:00
伊賀上野から桑名へ移動、揖斐川河口の桑名城址へ。現在城址は九華公園となっていて、城跡的遺構は多く有りません。公園の入口には初代藩主・本多忠勝像が睨みを利かせていました。
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14:00-15:00
桑名宿は江戸時代に東海道唯一の海上路である七里の渡しの船着き場が在り、伊勢神宮の玄関口として栄えた宿場町。長良川を含めた川幅の広い木曽三川を避けるため、海上路である七里の渡しを敢えて選択したのでしょう。
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14:00-15:00
七里の渡しは熱田(宮)宿と桑名宿を結ぶ、東海道唯一の海上路。距離が約七里であったことから、その名が付いたらしい。五十三次の中で、両宿が旅籠数で1位と2位だったというから繁栄の程が伺えます。現在はこの航路を定期的に運航している船は有りませんが、復活したら乗船してみたいと思いました。名古屋から熱田を通って東海道線で帰ります。
真夏の京都〜滋賀〜三重 日本の歴史を辿る旅
1日目の旅ルート
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