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さとけんさんの群馬県〜富山県の旅行記

【小谷・松之山・湯宿・宝川・法師】長野・新潟・群馬の温泉を巡る旅【2023年6月】

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久しぶりに湯宿温泉へ行ってみたくなりまして、湯宿温泉2泊の計画をたてました。その後、前に1泊つけてヒスイ海岸でヒスイを探そうと、親不知1泊を追加、この計画ですと夜通し運転して翌日は海岸で1日中ヒスイを探すことになりますので、体力的に少し不安を感じていましたところ、長野県の旅行支援が復活し、白馬栂池泊を追加することとしました。

神奈川ツウ さとけんさん 男性 / 50代

1日目2023年6月26日(月)

道の駅 甲斐大和

甲州市

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出発してそれほど時間が経っていませんが、くねくねとした国道20号を走っていて眠気を感じましたので、すかさず道の駅・甲斐大和で仮眠休憩をとります。40分近くも寝てしまいましたがスッキリしました。国道20号線、19号と進むルートで北上します。夜中のドライブでは日本海まで6時間でしたが、昼日中はだいたい1時間30分くらい余計にかかる模様です。本日の宿は栂池高原、チェックインが16時30分から、このままどこにもよらずに栂池へ向かうと13時半すぎに到着することになりますな。はて、どうしようか、栂池高原のゲレンデでも登ってみようかなとおもっていましたが、小谷村が近いことに気が付き、急遽、小谷温泉の山田旅館へ向かうこととします。果たして今日は、日帰り入浴が可能かどうかわかりませんでしたが、山田旅館そのものを観たいという気持ちもあって、まずは行ってみることとします。

小谷温泉 大湯元 山田旅館

小谷村(北安曇郡)

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時刻は14時10分、小谷村の山田旅館へやってきました。おお。この寂び寂びとした佇まい。思わず息をのむ。

小谷温泉 大湯元 山田旅館

小谷村(北安曇郡)

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風雪を耐えてきた風格というのでしょうか。写真は「新館」です。大正三年建築の木造3階建て、地元の宮大工の名棟梁によって建てられたとのこと。

小谷温泉 大湯元 山田旅館

小谷村(北安曇郡)

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そしてこちらが本館。2枚前の画像の中央に正面を見せている建物と同じです。こちらは江戸時代に建てられた建物で、2階と3階は現役の客室です。本館・新館とも国の登録有形文化財で、他に「浴室棟」「前土蔵」「資料館」「薬師堂」を加えて、合わせて6棟が国の登録有形文化財に指定されているということです。小谷村と言えば豪雪地帯ですから、建物の維持管理は特に大変だと思います。一年また一年、一日また一日と、地元の方が守ってこられたのだなと感じました。さて、本館1階にて日帰り入浴を申し出ますと、入浴できるようです。良かったー。日帰り入浴のシステムは、まず山田旅館には、「元湯」と「外湯」の二ヶ所にお風呂がありまして、「元湯」・700円、「外湯」・700円、そしてこの2つの湯殿をはしごする「はしご湯」・1,000円となっています。日帰り入浴時間は10時から15時です。ただ今の時間は15時まで1時間も無いので、今回は外湯のみの入浴となりました。なお、外湯は「展望風呂」と「内湯」の二つの湯舟があります。そして冬季は「元湯」のみとなるそうです。

小谷温泉 大湯元 山田旅館

小谷村(北安曇郡)

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本館前から外湯へ向かう道の途中に、飲泉所があります。ちょいと口を潤します。

小谷温泉 大湯元 山田旅館

小谷村(北安曇郡)

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外湯はとてもきれいな浴室で、新しい印象をうけます。というのも、この外湯は、昭和30年ぐらいまであった共同浴場を、平成26年に再建した施設です。脱衣所は明るく、(外湯の)内湯は洗い場があり、(外湯の)内湯の湯舟はごらんのとおり新しく、木の香りが漂います。お湯は熱いですが、じっくりと入ることが出来ます。

小谷温泉 大湯元 山田旅館

小谷村(北安曇郡)

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内湯の扉を開けて外へ出ると、こちらが外湯・展望露天です。いや、素晴らしい。その開放感に思わず声で出る。

小谷温泉 大湯元 山田旅館

小谷村(北安曇郡)

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スカッとしてますなぁー。いい尾根だなぁ。

小谷温泉 大湯元 山田旅館

小谷村(北安曇郡)

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お湯はぬるめで、ゆっくり入ることが出来ます。入浴者は私の他に誰もなく、どっぷりと浸からせていただきました。吹く風が気持ちよい。軒下に巣をつくっているツバメでしょうか、鳴き声を響かせながら優雅に飛んではとまり、とまっては飛んでおります。君はいいところに巣をつくったなぁ。内湯の熱い湯舟に浸かり、また展望露天へ浸かりという繰り返しで、制限時間いっぱいに楽しむことができました。満足満足です。

小谷温泉 大湯元 山田旅館

小谷村(北安曇郡)

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尾根の向こうに雲がもくもくと、湧いております。今日は何人ぐらい、宿泊されるのでしょうね。やはり泊りに来たい温泉です。元湯にも入りたいし、江戸・大正の建物に滞在したいですな。

小谷温泉 大湯元 山田旅館

小谷村(北安曇郡)

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新館に掲げられた古いが立派な看板には「内務省御撰抜」「獨逸萬國霊泉博覧會出泉」の文字が見えますな。山田旅館の公式ウェブサイトによれば、「元湯の源泉は、明治時代にはドイツで開催された万国霊泉博覧会に日本を代表する温泉として、登別、草津、別府、小谷の4つが出泉された名泉」とのこと、その時の看板なのでしょう。名残惜しくも山田良寛に別れを告げ、ここから更に上の方へ、車を走らせます。

雨飾高原露天風呂

小谷村(北安曇郡)

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すると露天風呂が出現。これは雨飾高原露天風呂と呼ばれる露天風呂です。以前は村営の露天風呂であったそうですが、今はすぐ近くにある雨飾荘が管理している露天風呂です。入湯料は「寸志」です。寸志、いくらにするか迷いますね。脱衣所の近くにある料金箱に硬貨もしくはお札を投入します。

雨飾高原露天風呂

小谷村(北安曇郡)

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露天風呂は男湯と女湯に別れており、南無三、撮影禁止だそうです。以後、画像なしでレポしますと、写真右手へ行きますと、簡単な脱衣所(冬季は畳まれるそうです)があって、これにて服を脱ぎ、そして置いて、露天の岩風呂に入ります。先客は2名、うち1名の方はすぐに出ていかれて、残った1名の方と挨拶を交わし、湯舟に浸かりますと、おお、これは良い湯加減ですね。熱すぎず、といってぬるいわけではない。会話が弾んでくると、長湯していることになりますので、少しずつ茹ってきます。秋の紅葉の時期は奇麗だそうです。とても混雑する時もあるようですね。今日は空いていて、ラッキーでありました。さて、湯を出て、今晩の宿のある栂池へ向かいます。小谷温泉・雨飾高原露天風呂から車でだいたい30分で栂池高原です。

栂池高原

小谷村(北安曇郡)

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栂池高原にやってきました。画像中央に見える塔に行ったことがありますな。懐かしい。高校生のころですから、35年ぐらい前ですか。まだ長野オリンピックの開催される前でした。

ゲレンデサイド フォレスト栂池

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本日のお宿は、こちら、フォレスト栂池です。外湯に入ってきたためお風呂には入らない旨を伝え、長野県のクーポンを使いに八方のローソンへ行きます。なにぶん、明日の朝早くに宿を立つと新潟・群馬と移動するため、長野県のクーポンを期限内に使うとすれば、このタイミングしかないわけですな。ペットボトルの水分を2000円分購入し、この旅の今後の水分補給に備えます。素泊まりですので、途中で買ったお弁当を食べ、明日のヒスイ探し用のヒスイ棒を自作して、21時過ぎに就寝です。静かでよい宿でした。

2日目2023年6月27日(火)

ゲレンデサイド フォレスト栂池

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4時前に起床、用意を整えます。こちらが自作のヒスイ棒、棒と棒先の金網は100円ショップで購入した物、これをビニールテープでぐるぐると接着しました。この棒、こんな簡単なものですけど、今回のヒスイ探しでとても役に立ちましたね。あと、長靴を、これはながらく車に積んでいるだけでほとんど使ったことのない新品同様のものですが、長靴も役に立ちました。次回のヒスイ探しで何かを持っていくなら、このヒスイ棒・長靴・頭や首に巻くタオル、そしてシャベルとバケツがあれば、あとは石を入れる箱かな。5時50分にチェックアウトをして、ヒスイ海岸へ向かいます。

ヒスイ海岸

糸魚川市

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糸魚川海水浴場のあるヒスイ海岸に到着したのが7時ちょうど、昨日の夜半から降っている雨がまだ降っておりますが、予報ではもう少しで止むことになっていますので、車の中で着替えをして準備します。車が何台か先着していましたが、いろんなナンバーの車が停まっていて、みなさん遠くからいらっしゃってるようです。今日の予定は、まずここ、糸魚川海水浴場の近くのヒスイ海岸で探し、次に富山県の宮崎海岸で探し、最後に親不知の海岸で探して、そのまま親不知のお宿へチェックインということになっています。

ヒスイ海岸

糸魚川市

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時刻は7時半、雨が止みました。探している途中で雨が降ってくるかもしれませんので、合羽を着てヒスイ探しに臨みます。

ヒスイ海岸

糸魚川市

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今日は波が穏やかですね。長靴を履いているので、靴を濡らす心配もありません。自作ヒスイ棒を使って、ヒスイ探しに精を出します。

ヒスイ海岸

糸魚川市

「ヒスイ海岸」を   >

しかし、ないですなー、ないな、ないな。白っぽくて角ばっていて重い石、なかなか、ないです。これはヒスイかなどうかな、という石ではなくて、おお、これは初心者の私がみても文句なしのヒスイ、という石を見つけたいものですな。ちょっと疲れを感じて時計を見れば10時半過ぎです。そろそろ場所を富山の朝日町へ移すとしますか。

ヒスイテラス

朝日町(下新川郡)

「ヒスイテラス」を   >

時刻は11時30分、ヒスイテラスにやってまいりました。場所は「あいの風とやま鉄道」の越中宮崎駅のすぐ横です。ここはトイレも自動販売機もありますので、休憩しながら探すことができます。

ヒスイテラス

朝日町(下新川郡)

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ヒスイテラスの中は広い空間になっています。ベンチとイスがあり、休憩することができますし、ヒスイ探しのレクチャーを受けることができて、石の鑑定もしてもらえます。私も石をみてもらいました。だいたい1日に30組くらい石の鑑定をされるそうで、夏になるとこれが200組くらいに増えて、なかなか見切れないというお話をされていました。

ヒスイ海岸

朝日町(下新川郡)

「ヒスイ海岸」を   >

早速、ヒスイを探します。ここは糸魚川海水浴場のヒスイ海岸に比べて、陸地部分が広いですね。縦も横も幅のある海岸になっていて、見通しがいいですな。

ヒスイ海岸

朝日町(下新川郡)

「ヒスイ海岸」を   >

すっかり天気がよくなりました。暑いです。熱心に石探しをしていると時の経過を忘れて熱中症になりやすいと思います。私もふと気がついて、あわててヒスイテラスまで戻り、水分補給と風にあたっての冷却を行いました。タオルを頭から首にかけて巻いて、耳も保護しておりましたので、首から耳にかけての日焼けは大丈夫でしたが、宿に行ってから鏡をみたら、顔の正面はかなりの日焼けでした。

ヒスイ海岸

朝日町(下新川郡)

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何はともあれ、身体がおかしくなる前に対処できてよかったです。石はなかなか見つからないといいますか、むしろ、自分の選別がかなり厳しくなったような感じで、ここでは7つほどの石をゲット、ヒスイテラスで鑑定してもらい、これはわからないなぁという感じの鑑定を受けた1つ石とロディン岩と思われる自分が気に入った石2つ以外はすべて海岸へもどします。時刻は13時30分、そろそろ次の親不知海岸へいきますかね。

親不知

糸魚川市

「親不知」を   >

親不知のヒスイ海岸へ向かう途中で、展望台に立ち寄ります。現地の案内板より、「親不知・子不知は古来から旅人が北アルプス北端の断崖と、日本海の荒波を縫って、命がけで通行する、天下の難所と言われています。旅人は、この地を通る前に、必ず「無事にとおれますように」と、波除観音にお祈りをしてから出発しました。また、波除観音の下方にある岩は、旅人が波にさらわれないようにとしがみついたが、だんだん下へずり落ちてゆき、ほほのひげが擦り切れたことからひげそり岩といいます。この天下の難所にも、大懐・小懐・大穴・小穴のような天然の避難所があります。大懐から大穴までは、(略)、走り抜けないと波にさらわれることから、長走りとよばれています。また小穴を過ぎると、絶壁に「南無金剛遍照」ときざまれてあり、ここから西は走り込みと呼ばれ、ここまで来ればもう安心といわれました」とあります。まさに命がけの旅です。

親不知

糸魚川市

「親不知」を   >

この写真は以前に私が撮影したものですが、一枚前の写真のあづま屋の内側にあるジオラマです。この手前青色のゼリーのような「海岸」とその上の「絶壁」との間の幅の狭い海岸線を、旅人は打ち寄せる大波のタイミングをみて走り抜けて通行したと、そういうことですね。まず私など、タイミングを見損なって波にさらわれること請け合いですな。これほどまでに困難な道をなぜ通ったかということなんですが、この海岸線以外は更に困難な険しい山が続いていて道を造れなかったと、そういうことなのでしょうか。

親不知

糸魚川市

「親不知」を   >

展望台から親不知の一部分を臨む。いや、恐ろしい話です。タイミングを計って、この崖下の幅の狭い海岸線を走り抜けるわけです。波が穏やかな日はよいだろうが、大波が来る日はせめて海路にはならなかったのでしょうか。大井川に「川止め」があるように、「波止め」みたいな制度・ルールは無かったのかと今更ですが、昔の人の困難を想います。

道の駅 親不知ピアパークレストピア

糸魚川市

「道の駅 親不知ピアパークレストピア」を   >

時刻は14時、道の駅・親不知ピアパークに到着です。ここは大きな駐車場があり、トイレもあり、食事もできて日陰も多いということで、ここでヒスイ探しをされる方も多いそうです。

道の駅 親不知ピアパークレストピア

糸魚川市

「道の駅 親不知ピアパークレストピア」を   >

ここが親不知ピアパークのヒスイ海岸、奥行きが広いのが特徴です。石の層も厚いような気がします。つまりヒスイを掘って探すことも可能な気がします。ヒスイ探しの方法には、いくつかあるようでして、一つは海岸線の波打ち際を歩きながら、波に洗われて出てくるヒスイを探す(波に洗われることによって新たに出現したヒスイを探す)、波の中に入って、打ち上げられる前の石ころの中からヒスイを探す(打ち上げられていないから、人の目に晒されていない)、あとは海岸線の一所に陣取って、目の前の石を探していく(表面は人の目に晒されてヒスイは無くなっている可能性が高いが、掘ったら出てくる可能性あり)などなど、まだまだ人それぞれの探し方があるのでしょう。それで、この親不知の海岸は石の層が厚いので、シャベルとバケツで、石の層を掘っていくという探し方も有りなのではと思いました。

親不知海水浴場

糸魚川市

「親不知海水浴場」を   >

そしてここの特徴は波打ち際の段差が高いことです。結果、長靴やヒスイ棒の効果が高く発揮されました。

道の駅 親不知ピアパークレストピア

糸魚川市

「道の駅 親不知ピアパークレストピア」を   >

今日は1日昼ごはんも食べずにヒスイ探しに没頭しました。探すのなら、ある程度時間をかけないと、自分では納得できないものですから、今日はたらふく探せて良かったと思います。

道の駅 親不知ピアパークレストピア

糸魚川市

「道の駅 親不知ピアパークレストピア」を   >

時刻は15時55分、そろそろ今晩のお宿にチェックインしましょうかね。今日は親不知ピアパークから車で3分の、民宿・和(なごみ)さんです。チェックインは16時からとなっています。民宿・和の前の道は細いのですが、一方通行ですので、それほど心配しなくても大丈夫でした。チェックインをして、お風呂に入って汗を流し、広い湯舟でホッと一息、ああ、お腹が空いてきました。

民宿 和

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18時からお夕飯です。お魚が美味しいです。お刺身だけで御飯が何杯もいけてしまう。

民宿 和

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焼き魚、つぶ貝(地元ではバイ貝、富山では越中貝というとご主人が教えてくれました)、サザエ。

民宿 和

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煮魚と揚げ魚と、〆はカニの味噌汁です。ご馳走様でした。満足満足です。

民宿 和

「民宿 和」を   >

さて、部屋に帰って本日の成果の整理です。上の7つは、糸魚川海水浴場のヒスイ海岸で採取した7つの石です。写真中央の上の石が、ひょっとしたらヒスイかもしれないとのこと、その下の小さな石はロディン岩、右の白3つは石英かなとのこと。

民宿 和

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そしてこちらはヒスイテラスのある海岸で採取した石、左側の緑の石2つはロディン岩、右上の青みかかった石は、ヒスイのようでもあるが石英かと思う、比重を測ればわかるだろうがと、ヒスイテラスのの鑑定してくださった方がおっしゃっていました。

民宿 和

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そしてこちらは親不知のヒスイ海岸で採取した石、この3つは誰にも見てもらっていないので、ヒスイ探し3回目の素人の私の独断ですが、左下の白い四角の石はメノウかもしれませんな。右の丸い石は求肥のような見た目、透過性バッチリなんですが、中に何も見えない。ひょっとしたらガラスが丸くなったものかしらん。中央の石は、味の素のような結晶がキラキラとしているのですが、透過性がまったくなくて、しかも石が丸いので、これは少なくともヒスイではないだろうと、しけしげと眺めながら楽しみました。

3日目2023年6月28日(水)

民宿 和

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朝食です。美味しい食事をありがとうございました。出発は8時10分、本日は十日町市と松之山温泉を経由して群馬の湯宿温泉へ向かいます。

道の駅 マリンドリーム能生

糸魚川市

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国道8号線を北東へ、海岸沿いの爽快な道を走っておりますと、道の駅が現れました。出発してすぐなので、止まらずに行こうと思いましたが、一隻の船が展示されており、あれはなんだろうと車を停めます。

道の駅 マリンドリーム能生

糸魚川市

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この船は「越山丸」・旧能生尾水産高等学校の実習船とのことです。「この船は、県立海洋高等学校(旧県立能生水産高等学校)の実習船として昭和55年6月に進水し、今日まで数多くの航海実習の実績を残し活躍した貴重な船です」と案内板にあります。

道の駅 うみてらす名立

上越市

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再び国道8号線に戻ってしばらく走ると、今度は巨大な風力発電用のプロペラが建つ道の駅があります。思わず立ち寄ります。今日は暑くなりそうな、いい天気になりました。こちらで海産物のお土産を購入。最近、海藻の味噌汁にハマっているので新潟産の海藻も購入です。このあと、上越市から国道253号線に入って山中へ向かい、先に松之山温泉へ行くか、それとも十日町市へ行くか、というルートなのですが、松之山温泉の日帰り入浴は凌雲閣を予定しておりまして、凌雲閣の日帰り入浴は12時から15時、また、十日町市では「へぎ蕎麦」を食べたいと思いまして、こちらは11時開店・昼になれば混む。ということで、先に十日町市へ、そして松之山のルートに決定します。

直志庵 さがの

十日町市

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十日町市の直志庵・さがのにやってまいりました。以前こちらのお店で食事した時のツユの味が気に入りまして、こちらに再訪です。時刻は11時10分、まだ混んでいません。

直志庵 さがの

十日町市

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へぎ蕎麦ランチの上天丼セットにします。蕎麦は普通の蕎麦とやっぱり違いますね。へぎ蕎麦とは「ふのり」をつなぎに使用したコシの強い蕎麦、食感はですね、表現が難しいのですが、ぬるんという感じ、私の感想では茶そばに似ているかな、ズルッという感じでなくてつるん・ぬるんという感じです。そしてここのツユ、焼あご出汁と本枯れ節、つまりトビウオとカツオのダシのブレンドがとても美味しいのですな。以前来た時は店内にツユの説明書きがあって、店主が丁度良いブレンド割合を見つけたという文章を読んでフムフムと思いました。天丼なしで蕎麦2人前でも良かったかなと、思いました。そして蕎麦を食べている間に、客が来るわ来るわで、来店に切れ目が無いのでいったい何事かと思ったのですが、食べ終わって店外に出ると、駐車場は満車、バスも停まっていて、あの時間に入店しておいて良かったと思いました。

十日町市博物館

十日町市

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さて、さがのの駐車場で、念のために凌雲閣に電話をして本日の日帰り入浴は出来ますかと尋ねたところ、なんと、「本日は休館日でございます」とのことです。ガッカリしたのですが、凌雲閣が休みの場合は「ナステビュウ湯の山」という施設へ行こうと決めていましたので、プランをそちらへ変更し、十日町市博物華夏へ国宝を観に行きます。火焔型土器です。国宝展示室にて国宝指定1号の火焔型土器をしげしげと眺め、なんの模様だろうかと、魚っぽいよなとか、クッキーに似ているなとか、大きい土器と小さい土器は、どっちが先に造られたのかなとか、この土器の前にはどんな人がいたのかなとか、まさか将来国宝とかいうものに指定されるなどとは露も思わなかったに違いないとか、そんなことを考え楽しみました。次に松之山温泉へ向かいます。

ナステビュウ湯の山

十日町市

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時刻は13時10分、ナステビュウ湯の山にやってまいりました。驚いたのは駐車場がほとんど満車、大盛況ですな。ほぼ地元のナンバーですね。受付でこの施設は初めてである旨を告げて説明をしてもらいますと、食事もできるし大広間はあるし漫画部屋もあるということで、皆さん長居して目一杯楽しまれる方が多いようです。さてさて、私の最大の目的は、松之山温泉のお湯です。ここのお湯は、お湯に対してこだわりのない・不勉強な私でも、明らかに何か違うと思わせるお湯です。香りですね。お湯の香りです。よく言われるのは石油系の匂いといわれますが、いまいちピンとこない、お湯に浸かりながら「この香りはなんだろうと、うーん、ドライクリーニングの溶剤?うーん、樟脳かな、タンスの匂いの」などと考えましたが、石油系という表現は決して間違っていませんね、薬品系とか。独特で、癖になる香りです。どんな香りだったか忘れるとまた行きたくなるという感じですな。ナステビュウ湯の山で松之山温泉を楽しみました。

松之山温泉郷

十日町市

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(2021年撮影) しかし、凌雲閣がお休みだったのは残念でした。凌雲閣の本館は昭和13年築の木造三階建て、平成17年に国の登録有形文化財に指定された建物です。

松之山温泉郷

十日町市

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(2021年撮影) 昭和初期の旅館らしく本館の客室はトイレ共同なのですが、館内はとても趣があって、いつの時代に生きているのかわからなくなるような、そんな滞在になります。トイレも共同とはいえ、とてもきれいにリニューアルされていた記憶があります。

松之山温泉郷

十日町市

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(2021年撮影) そしてお湯も、草津・有馬と並び「日本三大薬湯」と称されるこのお湯、ナステビュウ湯の山と同じで香りも独特なのですが、色も少し緑色なんですよね。また泊りに行きたいなと思いますし、ここはお勧めです。さて、松之山温泉から国道353号線を南下し、国道17号線に入って湯宿温泉を目指します。新潟の湯沢あたりまでは、雨はまったく降っていなかったのに、三国峠ですかね、どこかのトンネルを出たら激しい雨が降っていて、面くらいます。山を越えると天候が違うということを実感します。

湯宿温泉

みなかみ町(利根郡)

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時刻は15時25分、湯宿温泉の太陽館に到着しました。太陽館は湯宿温泉の北の入り口に位置する旅館です。まずは浴衣に着替えて、おお、このお部屋にはテラスが付いていますね。雨が降っていたのでテラスには出ませんでしたが、雨が降ってなければ、テラスに出てのんびりするのもいいと思います。部屋についているトイレは明るくて広くていいですね。良いお部屋で良かったです。さて、お風呂に行きましょう。

湯宿温泉

みなかみ町(利根郡)

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こちらが、太陽館の内湯です。熱いです。源泉が熱いので加水しているとのことですが、まず、足を入れて熱さで動きが止まる。そして、湯舟の両側がベンチのようになっているのですが、その腰掛けに座り、熱さに慣れるまで動きが止る。最後に肩まで浸かる、この三段階の湯ですな。サッパリとします。

3つの源泉掛け流し貸切風呂 湯宿温泉 太陽館

みなかみ町(利根郡)

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そして貸切り露天風呂へ。こちらは予約制で、一回50分、現在のプランでは、宿泊者は一回は無料で入ることが出来ます。本日は16時から16時50分まで予約しまして、3階の布袋の湯へやってきました。いや、奇麗ですね。それもそのはず、2023年にリニューアルオープンしたとのことで、新しくて奇麗です。

3つの源泉掛け流し貸切風呂 湯宿温泉 太陽館

みなかみ町(利根郡)

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湯舟は丸くて大きくて深さがあります。湯舟の入るための手すりがついていますので、この手すりは必ず利用した方がいいと思います。外にはテラスがあり、ガラス戸を閉めることもできますし、外に出てガーデンチェアーに座って涼むこともできます。

3つの源泉掛け流し貸切風呂 湯宿温泉 太陽館

みなかみ町(利根郡)

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お湯は大浴場のお湯に比べるとかなりぬるいです。熱い湯が好きな人には物足りないかもしれませんね。私はゆっくりと湯舟に浸かるのも好きなので、大浴場はザッと入ってサッと出る感じなのに対し、こちらのお湯はゆったり浸かれるのが気に入りました。

3つの源泉掛け流し貸切風呂 湯宿温泉 太陽館 

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18時からのお夕飯です。連泊しましたが、二日間とも豪勢で、そして美味しく量もあります。温野菜と豚の陶板焼き、牛のすき焼き、鶏と舞茸の土瓶蒸し、そして茶わん蒸し、シチューに天ぷらなどなど、たらふくいただきまして、私には珍しいことですが、ご飯を少しと土瓶蒸しのダシを少し、残してしまうほどでした。ご馳走様でした。食事の後は少し間をおいてお風呂を楽しみ、明日の下調べをして就寝です。

4日目2023年6月29日(木)

湯宿温泉

みなかみ町(利根郡)

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本日は天気が良くなりそうです。4時過ぎに起床、お風呂に入ってから散策です。

3つの源泉掛け流し貸切風呂 湯宿温泉 太陽館

みなかみ町(利根郡)

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湯宿温泉は国道17号線沿いにあり、太陽館は北の入り口にある旅館です。

湯宿温泉

みなかみ町(利根郡)

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それでは湯宿温泉を歩いてみます。500mほどの、わずかな距離ですが、私は2012年に湯宿に滞在したことがあるので懐かしいですな。

小滝の湯

みなかみ町(利根郡)

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こちらは湯宿温泉の小滝の湯です。

小滝の湯

みなかみ町(利根郡)

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湯宿温泉の宿泊客は小滝の湯と竹の湯という外湯に入ることができますが、感染症の影響で、今はまだ宿泊客の外湯利用は出来ない模様です。

湯宿温泉

みなかみ町(利根郡)

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そしてこちらは同じく外湯の窪湯です。湯宿温泉の中では一番大きな外湯で、宿泊客も利用できる外湯の一つでしたが、どういう理由かは不明なのですが、窪湯への配湯を終了する旨の張り紙があり、現地の方にお話を簡単に聞いたところ、現在の窪湯はお湯が来なくて住民の方も使えなくなっているそうです。

湯宿温泉

みなかみ町(利根郡)

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そしてこちらはみやま荘。懐かしい。2012年はここに泊まったのですが、一泊二食6,000円で、部屋に猫足のお膳を持ってきてもらえる部屋食で、トイレは共同でしたがそのトイレや浴場はリニューアルされて間もないのでとても綺麗でした。こういうのを湯治というのかなと、感激したことを覚えています。現在は閉館されたとのことで、残念ながら利用することは出来ません。

湯宿温泉

みなかみ町(利根郡)

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そしてこちらは外湯の竹の湯。湯宿温泉の南の入り口の近くにあります。

湯宿温泉

みなかみ町(利根郡)

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ここが湯宿温泉の南の入り口です。太陽館へ戻り、お風呂に入って朝食は8時からです。

3つの源泉掛け流し貸切風呂 湯宿温泉 太陽館 

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ああ、朝食も美味しい。お味噌汁が熱々で、これも嬉しい。さて、今日は宝川温泉へ行って露天風呂に入って、すぐにこちらへ戻ってきて道の駅・たくみの里を歩くかなと思います。13時半ごろには太陽館へ戻って、のんびりしますか。

宝川温泉 宝川山荘

みなかみ町(利根郡)

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太陽館から国道17号線を少し新潟方面へ走ると「相俣」という信号があり、これを右折すると「ゆけむり街道」と名付けられた山中を通る道になるのですが、想像していたよりもずっと走りやすい・怖くない道で、50分あまりで宝川温泉に到着です。宝川温泉には川沿いの露天風呂が、混浴3つ、女性専用1つの合計4つと、男女それぞれの内湯があり、日帰り入浴はすべて「宝川山荘」という施設でチケットを購入します。そして、男性・女性ともに湯浴み着着用のルールで、これは受付で受け取る湯浴み着だけを着ることになります。なお、本日は、昨日の大雨の影響で、「子宝の湯」と「般若の湯」という混浴の露天風呂が二ヶ所、清掃中とのことで入浴することが出来ず、「摩訶の湯」という混浴露天と、「摩耶の湯」という女性専用の露天風呂、それと内湯のみ入浴可能とのことでした。入浴料は湯浴み着込々で1,500円、利用は4時間まで。携帯電話等は持ち込み禁止で、入口にある100円のロッカーに預けていくことになります。

宝川温泉 宝川山荘

みなかみ町(利根郡)

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こちらが宝川山荘の正面です。さて、男性である私は、本日入浴可能な露天風呂は「摩訶の湯」の一つだけですな。受付を済ませて露天風呂までは自分の服で歩きます。また、内湯と露天風呂との行き来も自分の服を着て行き来することになります。舗装された細い歩道を川へ下ると、まず摩訶の湯が現れますので、男女別の脱衣所に入って湯浴み着に着替えます。男性用は、腰に巻くタイプです。今日は川の水量があるようで、ドドッという感じで川が流れていました。お湯は熱いところとぬるいところが別れていて、ぬるいところに陣取って川の音を聞きながら、空を見上げます。まず頭上に青紅葉が見えますな。これは紅葉の季節は鮮やかに色づくことでしょう。青紅葉の奥に見える空は青空で、動きの速い雲が現れたり消えたり、そして雲が陽を反射して鮮やかに白い、モクモクとした雲です。ああ、雄大だなと。これは良い。一緒に入っていたのは私を含めて3組6名、内訳は男性4名女性2名でしたね。入ったり涼んだりしながら結局1時間も入浴していたのですが、このメンツは1時間変わることなく、新しく入ってくる人もいなければ、出ていく人もいないという状況でした。私が一番先に出た形となりました。出てから30分ほど、受付近くの冷房の効いた休憩室で、水分を摂りつつ休憩します。いやー、気分良い風呂でした。

宝川温泉 宝川山荘

みなかみ町(利根郡)

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なお、宝川温泉は撮影禁止で携帯電話の持ち込みも禁止です。今回入ることの出来なかった子宝の湯・般若の湯にまた入りに来たいですね。泊りもいいですね。それと、今回は下調べの重要性を再認識しました。本当は、宝川温泉は最終日の6/30に訪れる予定で、本日は法師温泉・長寿館へ日帰り入浴に行こうと思っていたところ、長寿館は、6/27.28.29が休館日で、宝川温泉は6/30が休館日ということを知り、急遽予定を入れ替えました。

道の駅たくみの里

みなかみ町(利根郡)

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12時20分にたくみの里に到着、昨晩の夕食が、かなりのボリュームでしたので、今晩も同じボリュームが予想されるところ、本日の昼は食べないつもりでしたが、やはり何か食べたいなと、駐車場近くの「里山食堂」で、ざるそばを食べました。窓が開いていてクーラーはかかっていませんが、蕎麦という食べ物は涼しくていいですな。たくみの里では美味しそうなネギを売っていましたので、今回の旅は車ですし、このネギを買って帰ることします。

道の駅たくみの里

みなかみ町(利根郡)

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さて、歩くかな。歩こうかしら。やっぱりやめとこか。暑いもんね。

道の駅たくみの里

みなかみ町(利根郡)

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いい空だなぁ。いや、それにしても暑くなったな。ということで・・。

道の駅たくみの里

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はい。シロップはリンゴです。

3つの源泉掛け流し貸切風呂 湯宿温泉 太陽館 

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太陽館に戻り、お風呂に入って汗を流します。今日は露天風呂に入ってざるそばを食べてカかき氷を食べ、ネギを買っただけなのに、汗をよくかきました。暑い湯に浸かり、パリッとした浴衣を着てクーラーの効いた部屋に戻ると、極楽極楽。昨日の露天風呂が気持ちよかったものですから、本日は16時からと、21時からの二回、露天風呂に入ることにして、予約もできました。今日は観音の湯、昨日の布袋の湯の隣りにある、これまた奇麗な露天風呂です。ぬるゆにどっぷり浸かるのも幸せです。

3つの源泉掛け流し貸切風呂 湯宿温泉 太陽館 

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今晩のお夕飯は、牛のしゃぶしゃぶと山菜の釜飯と豚肉と温野菜の陶板焼き、そして・・・

3つの源泉掛け流し貸切風呂 湯宿温泉 太陽館 

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こちら、アユの塩焼きです。本当にご馳走様でした。昨晩の夕食、今朝の朝食、そして今晩の夕食、翌日の朝食とも、接客もとても良かったと思います。食事のあとは、露天風呂と男湯に入って、翌日は運転になりますのでよく睡眠をとります。

5日目2023年6月30日(金)

3つの源泉掛け流し貸切風呂 湯宿温泉 太陽館 

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さて、今日は帰るだけなのですが、せっかくここにいるのだから、ちょっと回っておこうかなと思うポイントが2つ、土合駅と長寿館です。法師温泉長寿館の日帰り入浴は11時からですので、先に土合駅へ行くことにします。太陽館を8時50分にチェックアウト、大女将さんも若女将さんも歓待してくださって嬉しかったです。

土合駅階段

みなかみ町(利根郡)

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時刻は9時25分、JR上越線・土合(どあい)駅に到着です。太陽館から湯けむり街道を通って車で35分ということですね。とうとう、やってまいりました、土合駅。18きっぷの旅で、土合駅へ行ってみようとプランを練るのですが、JR上越線の本数が少ないので、なかなか良いプランを考えられません。今日やっと、ここへ来ることが出来ました。昭和42年(1967年)に新清水トンネルが完成し、その新清水トンネルに下りのホームがあるということで、下りのホームまでは長い階段を下って行かなければならないという駅です。駅舎も駅の施設も、時を経てきた昔の施設だとわかるのですが、不思議なことに、何か、近未来的な空間を感じるのです。

土合駅階段

みなかみ町(利根郡)

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改札を入り、下りホームへ行ってみましょう。

土合駅階段

みなかみ町(利根郡)

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古い施設ですな。施設の規模に比して、ひと気が無い。

土合駅階段

みなかみ町(利根郡)

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おお、階段を下まで降ります。1.2.3.4.と降りて5が少し広めの階段を降りていきます。降りるのに6分かかりました。

土合駅階段

みなかみ町(利根郡)

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ここが土合駅の下りホームです。暖かい空気と冷たい空気が丁度出会ったようで、霧が発生し、すぐそこも見えないほどの霧に包まれました。

土合駅階段

みなかみ町(利根郡)

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子供のころに読んだ「霧の向こうの不思議な町」とか、幼稚園で読み聞かせてもらった「おしいれのぼうけん」ですか、あの感覚をこの歳になって感じることができるとは思いませんでしたな。

土合駅階段

みなかみ町(利根郡)

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「出口」の黄色い掲示が、唯一の「案内」のような、そんな気がするのです。銀河鉄道999の、さあ、ここはどんな星なんだろうと、到着したのに、何の出迎えもない、ただそっけなく「出口→」とあるだけ。ぞくぞくしますね。

土合駅階段

みなかみ町(利根郡)

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さて、昇りますか。昇りは大変です。地上まで10分かかりました。昇っている最中に列車が到着したようで、坑道の中を、列車が到着し、停車し、そしてまた発車する音が伝わってきます。

土合駅階段

みなかみ町(利根郡)

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ひと気がないのは同じですが、地上の明るさにホッとする。左右の窓は、緑の藻に覆われているような状況なのですが、その覆いの薄い所から外を覗いてみると・・・

土合駅階段

みなかみ町(利根郡)

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ああ、なるほど、川を渡っている渡り廊下ですか。

土合駅階段

みなかみ町(利根郡)

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今度は、土合駅の上りホームへ行ってみます。

土合駅階段

みなかみ町(利根郡)

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ここは土合駅の上りホームです。さて、土合駅をあとにして法師温泉へ向かいます。湯宿温泉の方へ戻る形ですね。

法師温泉

みなかみ町(利根郡)

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法師温泉・長寿館へやってきました。日帰り温泉は11時から、私の到着は10時55分くらいでしたが、既に駐車場には車が何台も停まっていて、多くの方が車の中で11時を待っていらっしゃるご様子。11時になった時点で20人くらいの方が日帰り入浴に来られていました。これは少し混雑するかなと思いましたが、一つのマスに2名ずつくらいの配分で、私はぬるいマスに外を見る向きで陣取り、10分くらいであがりました。風呂からあがるのは私が一番でしたね。みなさん、長湯されるのでしょうか。この日帰りの混み具合というのはいつものことなのか、それとも前述しましたが、今日は6/30ですが、6/27.28.29の3日間を長寿館が休館していたからなのか、そこはわかりませんでした。ちなみに日帰り入浴は水曜日が休館日で、1,500円、時間はウェブサイトに記載が無いのですが、11時から13時30分だったと思います。日帰り入浴で入浴できる湯舟は「法師乃湯(混浴)」と「長寿乃湯(女性専用)」です。やはり法師温泉ならば「法師乃湯」に入りたいところですが、今回のあの状況(18人の男性がほとんどのマスにいる状況)は、混浴は難しいかと思いますが、どうなんでしょうか。ちなみに、宿泊すると、法師乃湯は20時から22時までが女性専用タイムとなります。やっぱり私は泊りでゆっくりと入りたいですな。夜通し入ることができるのも混雑回避にいいかと思います

法師温泉長寿館

みなかみ町(利根郡)

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(2021年撮影)法師温泉に関して言えば、私は泊りがいいですな。

法師温泉長寿館

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(2021年撮影) 長寿館の本館と別館は国指定の登録有形文化財です。

法師温泉長寿館

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(2021年撮影) 私が以前に泊まった本館の二十番という部屋は「与謝野晶子逗留の部屋」とも呼ばれています。この部屋は一人では予約が取れないのが残念なところ、趣味の合う友人と予定を合わせて、さらにその日に部屋が空いていないと予約できないということで、旅行日の設定やその予約を、何度もリトライした記憶があります。

JR高崎駅

高崎市

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法師温泉を出発したあとは、月夜野インターチェンジから高速に乗って、途中高崎駅に立ち寄り駅弁を購入です。だるま弁当2ヶに、鶏めし1ヶ、チャーシュー弁当1ヶです。高崎から神奈川まで、一般道で帰るかと思いましたが面倒くさくなって高速で帰りました。今回の旅は、湯宿逗留が最初の目的でしたが、予定変更がいろいろとあって、プランが形を変えていくという点で、自分の中では面白い旅になりました。いろんな温泉に立ち寄り湯しましたが、やはり泊りがいいと、泊りでじっくり湯に浸かりたいという自分の好みがわかった気もします。また行きたいところばかりです。

【小谷・松之山・湯宿・宝川・法師】長野・新潟・群馬の温泉を巡る旅【2023年6月】

1日目の旅ルート

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