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yosshyさんの岩手県〜山形県の旅行記

2023〜24年末年始 みちのくの名湯を巡って年を越す

  • 夫婦
  • 2人
  • 温泉
  • 自然
  • グルメ
  • 乗り物
  • ハイキング・登山
  • その他

 ご承知かもしれませんが、うちは年末年始を旅先でゆったり過ごすことが、大きな楽しみなのですが、一方で、「年末年始はどこに行くのがいいのか?」の答えがなかなか見つけられず、頭を悩まされるという、ここ数年の難題でもあるのです。「そんなに困るなら、うちでゆっくり過ごせば?」というご意見もあるかもしれませんが、そういう選択はうちにはないんです。  そして、いろいろ悩んで検討してみても、結局出てきた答えは、やっぱり「温泉」。自分の発想が貧困になってきたことを感じて、けっこう寂しいですが、ほかに思い浮かばないものは仕方がないんです。  なにせ、寒さがとことん苦手なうちらにとって、冬季は魅力的と思えるスポットが本当に少なくて、もはや温泉しか思い浮かばなくなるんです。そして、なんだかんだ言って、寒い冬って温泉がいいじゃないですか。だから、開き直って今年も温泉メインにしました。  3年連続で温泉がメインテーマになりますが、今回は、前回、名湯の宿代にあまりにお金を使い過ぎた反省に立ち、わりと近場で、わりとリーズナブルに泊まれる、東北が誇る三名湯、「蔵王」「肘折」「乳頭温泉郷」を巡ることにしました。  冬の東北、しかも巡る温泉がいずれも超雪深い山奥にありますから、ほぼ全行程が雪道走行になることを十分に踏まえて、立ち寄り先を徹底的に厳選して予定はゆるめ、しっかり余裕を持った日程を組んで、のんびりゆっくり楽しんできました。

北海道ツウ yosshyさん 男性 / 50代

1日目2023年12月29日(金)
09:00-09:00

仙台空港

名取市

「仙台空港」を   >

 今回の旅行のメインの舞台は、山形県と秋田県という日本海側なんですが、天候が荒れやすい日本海側を避けて、冬の天候が比較的安定している太平洋側の仙台空港に降り立ちました。ここも初見参ですねえ。  初めての空港ってワクワクしますが、不安もあったんです。でも、ここ、極めてコンパクトな作りで、迷う心配は皆無。レンタカーブースもすぐ見つかりました。  空港から少し離れたレンタカー営業所に移動したら、ここから旅行をスタートです。

10:00-10:00

竹駒神社(宮城県岩沼市)

岩沼市

「竹駒神社(宮城県岩沼市)」を   >

 今回の旅行の最初に伺ったのは神社さん。と言っても、いつもの一宮さん参りではありません。陸奥国の一宮さんの鹽竈神社にはすでにお参りしてますので、大手を振って観光できるんです(個人的な意見)。  が、とは言え、やっぱり、この辺りでは有数の名社であり、日本三大稲荷にも数えられるこちらで、今回の旅の安全を祈念しましたよ。ぼくって、そこそこと言うか、けっこう信心深いのです。

11:00-12:00

WOODEN SHIP(旧店名:デルソル)

富谷市

「WOODEN SHIP(旧店名:デルソル)」を   >

 初日最初のグルメは、仙台周辺では評判の美味しいピザのお店です。まあ、あんまり年末年始っぽくもなければ、東北っぽくもないですが、ここは、地元の方の常連さんも多い、大人気店らしいのですね。こういうところは絶対予約です。  で、予約した11時に行くと、意外と店内は空いていて、ちょっと肩透かしでしたが、ピザの味は本物でした。  まず、ピザの基本の生地がもちもちでしっかり美味い上に、チーズが良いもの使っているんでしょう、濃厚な味わいで素晴らしい。味は想像どおりバッチリでした。  それと、うちらがのんびり食べていると、後から後からお客さんがやってきて、あっという間に満員、ウェイティングができたので、やっぱり人気店は予約が大事だなと、改めて思いましたね。

13:00-13:00

鳴子温泉

大崎市

「鳴子温泉」を   >

 今年のみちのく温泉旅、最初にやって来た温泉は、宮城の名湯、鳴子温泉郷なんですが、ここには泊まらないし、日帰りでお湯をいただくつもりもないんです。  じゃあ、何しに来たの? それはあるものを食べに来たんです。  なお、そのあるものを食べるために、駐車場に車を停めたんですが、そこのオーナーさんが気のいい方で、大変丁寧に対応していただきました。旅先で不安でキョロキョロしていた時に、温かい対応で本当にありがたかったです。

13:00-14:00

餅処・深瀬

大崎市

「餅処・深瀬」を   >

 泊りもしない、お湯もいただかない温泉にわざわざ来て、何を食べに来たのかと言えば、最近、うちの旅のグルメ情報を得るのにフル活用している、某「県民ディスカバリー系番組」で、あるグルメを見つけちゃったからなんです。  それが、鳴子温泉の「栗だんご」。これが本当に美味しそうで、食べずはいられないと思ったんですよ。  そして、せっかく行くなら、やっぱり、番組でも紹介されていた、栗だんご発祥のお店と言われる、大人気店のこちら深瀬さんに行くしかないって訳ですよね。

13:00-14:00

まさかの完売?

 午後1時過ぎに到着すると、栗だんご発祥の大人気のお店のはずなのに、閑散としていて、やや雲行きが怪しげ。  そして、お店の前には、この告知が。な、なんですと〜?! 「完売」?! ありえん!

13:00-14:00

安心してください

 って、でもですね〜。    安心してください。前の日に事前に電話して、取り置きしてもらってますから(笑)  完売の表示を見て、残念そうにお店を立ち去る他の皆さんに対して、かなり優越感を懐きながら、悠々と栗だんごをいたたきました。

13:00-14:00

これはすごい!

 そして、ついにいただいた栗だんごが、すんごい!  まず何より、だんごを包む餡があったか〜い。取り置きでも、温かく出してくれるんですねえ。寒い日には超嬉しいです。  そして、一口かじると、団子が柔らかい! ふわっとした食感で、けっこう伸びるんですよ。  さらに、真ん中の栗が、これまた美味い。栗の味がけっこう濃くて、栗の美味しさが中からあふれてくる感じ。  そして最後、残った餡ですけど、これが甘さ控えめの柔らかい味で、めちゃ美味しいので、全部ペロッと食べちゃいました。いや〜、これは素晴らしいものですねえ。  食べられて本当に良かったです。皆さんも、これを絶対食べたいなら、取り置きの連絡が必須ですよ!  それと、ここの女将さんがすんごくお優しい方でしたよ。この女将さんといい、駐車場のオーナーさんといい、鳴子の方々の気の良さに、ほっこりさせていただきました。

15:00-15:00

道の駅 おおさと

大郷町(黒川郡)

「道の駅 おおさと」を   >

 お目当ての栗だんごを楽しんだら、あとは今日のお宿のある仙台市内に、一気に取って返すんですが、途中の休憩は必要ですので、いつもの道の駅に立ち寄り。  こちらは、昔ながらの物産館って感じで、見所が薄かったですけど、地元の方々で賑わってましたね。

16:00-17:00

ダイワロイネットホテル仙台西口 PREMIER

「ダイワロイネットホテル仙台西口 PREMIER」を   >

 今回は温泉メインの旅ですが、全て温泉宿に泊まると、費用面で大変なことになってしまうので、初日は普通のホテルにします。  ここ何回か泊まらせていただいて、そのお風呂の良さが気に入っているダイワロイネットさん。今回もチョイスさせてもらいました。  夜から出歩くのに備えて、少しだけホテルでのんびりして体力を回復させました。

17:00-19:00

牛タン焼専門店 司 西口名掛丁店

仙台市青葉区

「牛タン焼専門店 司 西口名掛丁店」を   >

 そして晩御飯です。仙台で一食だけ食べるとしたら、これ一択。牛タンでしょう。  以前来たときは、「牛タン発祥の店」とも言われる、昔からの名店で食べましたが、今度は地元の方が「間違いない」と推す、評判のお店にしました。  このお店は、かつて仙台に住んでいたことのある同僚さんも、「イチ押し」と言っていたので、期待大だったんですが、これが大当たり!  とにかく、タンがめちゃめちゃ柔らかい!  大袈裟じゃなく、ふわっとした食感なんですよ〜。どこかの、柔らかさが売りの全国的なチェーンなんて比べ物にならないレベルですよ。こりゃすごい。  タンのたたきもいただいたんですが、こちらはさっぱりした味付けで、これまた美味。もうバッチリでしたね。  ここを推薦してくれた同僚さんの舌の確かさにも感謝ですね。

19:00-19:00

アエル展望テラス

仙台市宮城野区

「アエル展望テラス」を   >

 美味しい牛タンを食べた後、少し余裕があったので、ちょっと暇つぶしに仙台市内ではランドマーク的なビルの展望スポットに上がってみました。  31階、高さは145mからの眺めが、写真のとおり、まずまず良かったですよ。  しかもここ、景色が良いわりに無料なんですね。まあまあ満足できました。

20:00-23:00

ダイワロイネットホテル仙台西口 PREMIER

「ダイワロイネットホテル仙台西口 PREMIER」を   >

 仙台自慢の牛タンを久しぶりに味わい、おまけっぽく展望スポットからの夜景を少しだけ楽しんだら、あとはホテルで休むのみ。  今回のダイワロイネットさんも、ちゃんと洗い場付きのお風呂がある部屋をチョイスしています。これで、ゆっくりとお風呂をいただいて、次の日に備えられるというものです。

2日目2023年12月30日(土)
00:00-08:00

ダイワロイネットホテル仙台西口 PREMIER

「ダイワロイネットホテル仙台西口 PREMIER」を   >

 旅行2日目は、朝食をいただいたら速やかに出発して、奥羽山脈を越えて山形県に入ります。  なお、その朝食ですが、うちら夫婦が好きなビュッフェ形式だったものの、お部屋の良さと比べると、品揃えもお味も、正直、イマイチ。特に、ベーコンとウィンナーがよろしくなかったですねえ。

09:00-09:00

釜房湖

川崎町(柴田郡)

「釜房湖」を   >

 2日目、山形自動車道で山形にさあ向かうぞ〜という直前に、何か湖らしきものが見えたので、ちょっと寄ってみたんですが、ここが思いの外、綺麗。  静かな湖面に青い空が映り込んで、良い感じでした。あと、うちらが来たことで驚いた鴨たちが、一斉に遠くへ逃げたものかわいかったです。

10:00-10:00

山形自動車道で山形入り

 この山形自動車道の長いトンネルを抜けると、そこは山形県。このルートは2018年9月に通っていて5年ぶりですが、冬は初めて。冬の高速道路はとにかく慎重に運転です。あ、冬じゃなくてもですよね。

10:00-11:00

山寺

山形市

「山寺」を   >

 仙台から、一心不乱に冬の自動車道をひた走って、久々にやってきました山形市。  最初に伺うのは、2018年9月の山形旅行でも登った、松尾芭蕉の名句で知られる山寺の石段。今度は、冬に登ってみることにしました。無謀でしょうか?  ですが、なんでも、冬の石段を登り切ったその先には、ほとんど水墨画という、幽玄なる眺めが広がっているんだとか。それは楽しみです。

11:00-11:00

なかなかの眺めですが

 が、少々心配だった冬の石段登りは、暖冬のお陰なんでしょうか、雪も氷も全くなく、拍子抜けするほどスムーズ。  そして、楽々と登り切った先に見えた景色がこれ。  一面積雪して、ただひたすらに白と黒の世界というのを期待していたのですが、見渡す限り、積雪ほぼゼロ。  霞が薄っすら棚引いて、これはこれでなかなかの眺めではありますが、期待した景色ではなかったです。この発言って、わがままですかね?

11:00-12:00

ケンちゃんラーメン山形

山形市

「ケンちゃんラーメン山形」を   >

 山形のお昼は、またもや、某「県民ディスカバリー系番組」から情報を頂戴しちゃいました。  新潟県とラーメン県のトップの座を争う山形県民が、熱愛するラーメン店として紹介されていた「けんちゃんラーメン」さんです。  本店は酒田市にあるらしいのですが、さすがに酒田にまでは行けないので、ここ山形市内のお店で試してみます。  11時の開店ちょっと過ぎに行ったら、想定どおりの物凄いウェイティング状態で、うわ〜と思ったものの、期待も高まりましたね。

12:00-12:00

これが噂のケンちゃんラーメン

 どんだけ待つんだろうなあと思ったんですが、先に食券を買って待っていると、お店のお客さんのさばきが良いんでしょう、思ったほど待つことなく店内に。  そして、着席してすぐ出てきた、「ケンちゃんラーメン」唯一のメニューの「中華そば」。まずは、スープを一啜りすると、これが魚の味がかなり濃い、ぼくにとってはかなり好みの味。  ただ一方で、麺の方は、いつかどこかで食べたご当地ラーメンと似た太めの平打ち麺なんですが、これが、けっこうごわごわっとした食べ応えで、あんまり好きなタイプとは言えなかったんですね。  まあ、総合的にはけっこう好きなタイプでしたけど、テレビで皆さんが絶賛していたほどのものではないですね。

13:00-14:00

蔵王ロープウェイ

山形市

「蔵王ロープウェイ」を   >

 まあまあ好みの味の、山形の名物ラーメンを楽しんだら、いよいよ2日目のお宿のある山形蔵王に入りました。  ですが、お宿には向かわず、まずは冬のロープウェイで山上へと向かっちゃいます。  でも、ぼくらは寒さが超絶苦手で、ウィンタースポーツは一切やりません。  そんなぼくらが、冬のロープウェイに何の用かというと、山形蔵王名物の樹氷を見るためなんですね。でも、この年末の時季は、まだ樹氷の最盛期ではないんでしょうか。

14:00-15:00

樹氷

上山市

「樹氷」を   >

 スノーモンスターで有名な山形蔵王高原。  年末年始のこの時季は、「まだモンスターにまではなっていないかな?」と思いながら見に行ってみたんですが、これがですね、ぼくら北海道民からしたら十分モンスターでした。そもそも北海道って、こんな風に、木に雪や氷がくっついたりしてないんじゃないでしょうか。なので、この見慣れない木々の姿に、凄い迫力を感じましたねえ。  しばらくは寒さも忘れて、すっかり雲に包まれて薄暗い山上をぐるぐる歩き回って、モンスター化した木々を眺めまくりました。

14:00-15:00

雲が晴れて、この眺め

 そして、寒さが大の苦手なぼくら夫婦が、「そろそろ耐えるのも限界かなあ?」と感じ、もう降りようかと思い始めた頃に、それはやって来ました。  山上を覆っていた雲が、ぱーっと一気に晴れたんですよ!

15:00-15:00

 二人とも、寒さ限界だったはずなんですが、一気に明るくなって樹氷が光り輝く様を目の当たりにしたら、(一時的に)寒さも吹っ飛んで、一気にテンションアップ。「うお〜!」と言いながら、カメラのシャッター切りまくりました。

15:00-15:00

 これも、そんな感じで無我夢中で撮った写真ですねえ。  見てください。この素晴らしい景色。

15:00-15:00

 最後、旅行記のトップ画面にも使った写真。これが今回の旅行のベストショットでしょうか?  このあたりで、寒さも限界。カメラのバッテリーも一気に減ってきたので、素晴らしかった樹氷撮影会をお開きにしました。いや、すごいもんが見られました。

15:00-16:00

蔵王ロープウェイ

山形市

「蔵王ロープウェイ」を   >

 そして、帰りのロープウェイからの眺めも最高でした。  一緒に乗り合わせたスキースクールの先生曰く、「蔵王がこんなに晴れることは滅多にないので、めちゃめちゃラッキーですよ」とのこと。運、いいっすねえ。  そして、これまた先生に教えていただいたんですが、この写真こそが蔵王ロープウェイの一番の眺めで、いろんな広告に出ている絵面も、ここのものなんだとか。  いろいろ教えてくださった先生、ありがとうございました。こういうちょっとした出会いも良いものですねえ。

16:00-18:00

和歌(うた)の宿 わかまつや

「和歌(うた)の宿 わかまつや」を   >

 蔵王の樹氷の、あまりに神々しい姿を目の当たりにしたら、今回の温泉旅で、最初の温泉のお宿にチェックインです。一時的に寒さを忘れたものの、本当に身体の芯まで冷えちゃいましたから。  やって来たのは、名湯揃いの山形にあっても一二を争う人気の温泉、蔵王温泉。  そして、その蔵王温泉の中でも、けっこう有数の名ホテルのこちらの予約が取れたんです。けっこう奇跡的でした。  しかも、そんな名ホテルですけど、去年の温泉宿よりは、少しお安いんですよ。嬉しすぎますね。

18:00-20:00

夕食が超豪華

 まず、樹氷撮影会で冷えに冷えた体を温めて、少し落ち着いたら、温泉旅館のお楽しみの一つ目、お食事です。  こちらのお夕食は、趣向が凝らされた創作性の強いもので、見た目が素晴らしい上に、一品一品のお味も確か。写真にはありませんが、特に、山形牛のステーキと豚のしゃぶしゃぶが美味しすぎでしたね。お肉が好きなんですよねえ。いや、満足。

20:00-20:00

蔵王温泉

山形市

「蔵王温泉」を   >

 そして、温泉旅館の最大のお楽しみは、当然、温泉です。当たり前じゃないですか。  今回の東北温泉旅の最初の温泉は、山形県でも一二を争う有名な、超強酸性の湯で知られる蔵王温泉ですから、お湯の良さが猛烈に楽しみだったんですが、これが本当に本物でしたねえ。  けっこう、と言うか、かなりお湯が熱かったので、じっくりゆったりと肩まで浸かることができなかったんですが、お湯から上がったあと、腕やらを触ってみると、猛烈に「さらっ」と肌触りが良いんですね。  多分これ、肌の角質とかそういうのが、酸性のお湯で溶けたんじゃないでしょうか?  もうなんか、ツヤッツヤになって嬉しくなっちゃいましたよ。でも、長湯はやばいかもですね。

20:00-23:00

和歌(うた)の宿 わかまつや

「和歌(うた)の宿 わかまつや」を   >

 美味しいお夕食に、すんごいお湯。もう大満足。  すっかり良い気分になって、お部屋でくつろいでいると、ふと目に入ったのが、短歌やら俳句やらをしたためる「短冊」。そう言えばこちら、「和歌の宿」って銘打ってますよね。実は、こちらの女将さんが和歌を嗜まれるようで、宿泊客にも、旅の思い出を歌に詠むよう勧めておいでなんですね。  で、すっかり気分が良くなっているぼくも、調子に乗って一首詠んでしまいましたが、今頃になって恥ずかしいので、もうおやすみなさいです。

3日目2023年12月31日(日)
00:00-09:00

和歌(うた)の宿 わかまつや

「和歌(うた)の宿 わかまつや」を   >

 さあ、「旅の恥はかき捨て」。恥ずかしさは忘れて、旅行3日目です。  山形が誇る名湯の名ホテルにせっかく泊まったんですから、もったいないので、ちょっとゆっくり朝食を楽しんでから出発です。  その朝食も、夕食に劣らず、目にも舌にもしっかり嬉しいものでした。特にお麩が良かったですね。それと、単純ですが、ご飯自体が美味しかったです。これ重要。  すごいお湯、美味しいお食事に満足してチェックアウトしましたが、ここで、昨晩詠んだ短歌のお礼に、お宿から記念品までいただいちゃいました。  いや、ここ、楽し過ぎましたね。

10:00-10:00

将棋むら天童タワー

天童市

「将棋むら天童タワー」を   >

 以前の山形旅行で天童市街も通ったものの、その時には全く気づかなかったんですが、2回目とあって余裕ができたんでしょうか?  街中の国道っぷちに、超絶巨大なコマの看板を見つけて絶句してしまいました。言われてみれば、天童市って将棋の駒の街でしたかね。  この駒があまりに迫力があったので、何も買うつもりもないのに覗いてみましたが、 近くに行ったら、改めてデカさに笑っちゃいました。こういうの好きですねえ。

10:00-11:00

一寸亭本店

河北町(西村山郡)

「一寸亭本店」を   >

 本日は大晦日。大晦日と言ったら年越しそばです。昨年は兵庫県の豊岡市出石で、名物の皿そばを食べましたが、今年は、山形県河北町のご当地グルメ、「冷たい肉そば」をいただくことに決めてました。  ぼくは、冬でもお蕎麦は冷たいの一本なので、「冷たい肉そば」というのもバッチリなんですよね。  そして、選んだお店は、肉そばの町でも一二を争う人気店のこちら「一寸亭」さん。 (「ちょっとてい」と読みますよ)  大晦日にお蕎麦の名店と来たら、もう圧倒的な混雑は必至ですから、開店の30分前には並びましたが、これが大正解。開店の時間には30人くらいのウェイティングになってましたからね。  そして、その大人気店の肉そばが、これまた美味い!  まず、汁が超美味い。旨味がしっかりなんです。そして、お蕎麦自体も少し堅めで歯応えがある、かなり好きなタイプ。  さらに、最後、堅めの鶏肉が良い! いろんな説明を見ると、親鳥を使っているので食感が硬く、「噛めば噛むほど味が染み出てくる」とのことなんですが、これが正に「文章のとおり」。噛んだら噛んだだけ味が出てくるんです。いつまでも噛んでいたいくらい。この一杯は、全ての要素が素晴らしかったです。

12:00-12:00

最上川千本だんご

大石田町(北村山郡)

「最上川千本だんご」を   >

 お昼の蕎麦の後はすぐにおやつ。  以前、山形に来た時、ここ大石田町にも立ち寄って、その時、このお店のすぐ近くまで来ていたのに、当時はこちらのことを全く知らなくてスルーしていました。  ですが、このだんご屋さんが、例のあの某「県民ディスカバリー系番組」で紹介されているのを、見ちゃったんですよ。で、迷わず予定に組み込みました。  そして、さすがは超有名店。大晦日が最終営業日で、このあと長期のお休みに入ることもあるんでしょうけど、とにかく、行ったらたくさんの人が並んでましたね。

12:00-12:00

くるみが絶品!

 そして、いただいた念願のおだんごが、またまたすごい。今回の旅行、このフレーズばっかりですね〜。  でも、本当に凄いんだから仕方がないんです。  まず、ボリュームが凄い。一般的なだんごって、一串に4個だと思うんですが、ここのは5個。この時点ですでに多いのに、あんことかずんだとか、くるみだとか、とにかく惜しげもなく塗りつけてくれてます。嬉し過ぎですよ。  そして、味も凄い。まずだんごの柔らかさが噂通り。本当にふわっふわです。  さらにさらに、塗ってある餡がまただんごに負けてない。餡の量は多いんですが、くどさはないので、スルスルいけちゃいます。どの味も美味しいんですが、特筆すべきはくるみ。これはもう、絶対的に絶品です。  クリーミー、なめらか、まろやか、うんぬんかんぬん。もう言葉では言い尽くせないほどの逸品ですよ。皆さん、このだんごは必食ですよ。

14:00-14:00

まず、川の駅からバスで船乗り場へ

 この旅行2度目の絶品だんごを楽しんだら、最上川の川下りです。これも2018年9月以来です。5年ぶりです。  前回は、船の乗り場に車で乗り付けて、川の駅の船着き場からは、回送用バスで船の乗り場に戻りましたが、今回は、先に船着き場まで車で行って、そこに車を置いてから、回送用バスで船乗り場に向かいました。この方が、船を下りたらすぐ次の目的地に行けるので効率的です。

14:00-15:00

最上峡芭蕉ライン観光株式会社

戸沢村(最上郡)

「最上峡芭蕉ライン観光株式会社」を   >

 で、5年ぶりの最上川川下りですが、冬は全く違った趣になるんだろうと思ってましたが、まず、船からして夏とは違ってます。  寒さに備えて、屋根の付いた船に炬燵がセットされているんです。これは暖かく川下りを楽しめますよ。寒さが苦手なうちらには、打ってつけです。

15:00-16:00

最上峡

戸沢村(最上郡)

「最上峡」を   >

 そして、いよいよ始まった冬の川下りですが、山寺同様、全然雪景色になってなくて、正直、拍子抜けな感じ。  でも、相変わらず、船頭さんのおしゃべりは面白い。しかも、インバウンドさん対策までされていて、中国(台湾)語まで飛び出すハイブリッドな語りに進化してました。  これには驚きましたね。

16:00-16:00

白糸の滝(山形県戸沢村)

戸沢村(最上郡)

「白糸の滝(山形県戸沢村)」を   >

 最上峡川下りのハイライトは、夏も冬もこの白糸の滝。  特に冬は、木々の葉がすっかり落ちて、滝がまずまずクリアに見えました。  冬の最上峡川下り、眺めは期待したほどのものではありませんでしたが、船頭さんの軽妙な語りで、今回も十分に楽しめました。

17:00-17:00

肘折温泉郷

大蔵村(最上郡)

「肘折温泉郷」を   >

 みちのく温泉旅。2つ目の温泉は、蔵王温泉と同じ山形県にありますが、蔵王温泉や以前泊まった銀山温泉ほど有名ではありません。  が、東北でも有数の豪雪の温泉地として、そして、あまたの痛みに効く「癒しの湯」として、知る人ぞ知る、かの肘折温泉です。  今回の企画では、銀山とどっちに泊まろうか、悩みに悩んだんですが、肘折の雪の多さを見てみたいのと、銀山には一度行ってることが決め手になって、こちらを選びました。  ただ、前年2022年12月には超ドカ雪に見舞われ、温泉街が停電してしまい、「宿泊客にお引き取り願う」という事態が発生したと記憶してますからね。うちらみたいに遠くから行ってる身でそんなことになったら、「お引き取り」じゃあ済みませんよ。どうすりゃいいの?って話ですよね。なので、これはけっこうチャレンジでしたねえ。まあ、怖いもの見たさってものありましたが…。

17:00-17:00

雪が…

 しかしですねえ…、その国内有数の豪雪地帯、肘折の大晦日の様子がこの写真。  雪が全然ないじゃありませんか…。地元の方々は大歓迎の状態かもしれませんが、ぼくらが見たかったのは、こういう景色じゃかなったんですよねえ。どこまでも暖冬なんですね…。

17:00-18:00

大友屋旅館

「大友屋旅館」を   >

 まあ、雪がないのは仕方がありません。気を取り直して、温泉を楽しむのみ。  大晦日のお宿は、肘折温泉の中でも人気の旅館を、もうかなり前から押さえました。  しかも、この人気のお宿が大晦日なのに本当にお安いんですよ。何と、一泊二食で3万円台。「嘘でしょ?」ってレベルですよね。ありがたや〜。

18:00-20:00

まずは夕食

 チェックインして少しゆっくりしたら、まずはお夕食。  こちらの夕食は、昨晩とは打って変わって、至ってシンプル。ぼく的に好感が持てたのは、山の中の温泉地らしく、山の味覚がたっぷりだったことですね。鮎の身が柔らかくて美味いんですね。  それと馬刺し。北海道民には、馬を食べるという習慣はほぼないんですが、これが殊の外、美味でした。びっくりです。

20:00-23:00

お楽しみの「癒しの湯」

 そして最後に、これは期待感しかなかった「癒やしの湯」。  たまたま、個室の貸切風呂が空いていたので、こちらを使わせていただいたんですが、このお湯が熱いのなんの。聞けば、源泉掛け流し、加水なしで、45度くらいでお風呂に供給されているんだとか。そりゃあ熱いですよ。  ただ、この貸切風呂は、好みに合わせて水を足して良いとのことなので、少し冷ましながら入ったんですが、体の奥まで温まりましたねえ。  それから、痛みに効くかは、これから分かってきますかね?  さあ、大晦日の夜ですが、夜更かしはしないで、お湯をいただいて温まったら、体が冷えないうちにお休みです。  ここまで、本当に楽しく旅行できて、気分良く年が越せそうです。

4日目2024年1月1日(月)
00:00-09:00

大友屋旅館

「大友屋旅館」を   >

 そして、4日目、元旦の朝です。  深山のお宿は、朝食の時間が9時からと、かなり遅めだったので、かなりゆっくりと目覚めて、夫婦で明けましておめでとうの挨拶です。2024年も楽しい旅行をいっぱいしたいですねえ。  さて、元旦の朝、窓の外を見やると、この雪模様。「今さら、遅いよなあ」と、ちょっと毒づいちゃいましたね。

09:00-10:00

お雑煮をいただきました

 4日目の朝食は9時から。  お夕食同様、シンプルではありましたが、北海道民が食べ慣れないエイのひれを煮込んだ「からかい」という煮物とか、珍しいものも食べられて、それがちゃんと美味しかったですね。  また、元旦らしくお雑煮もいただいたんですが、これまた北海道では食べない味噌仕立てのもので、柔らかい味でほっこりしました。  のんびり朝ご飯をいただいたら、かなり遅めにチェックアウトとなりましたが、女将さんたちが外まで見送りに出てきてくださって、お食事からお湯、そして出発まで、最後まで温かくご対応いただきました。ありがとうございました。  さあ4日目、出だしが遅いので、ここからは一気に北上して、秋田県は仙北市を目指します。

11:00-11:00

金山町の街並み

金山町(最上郡)

「金山町の街並み」を   >

 一気に北上とは言うものの、途中、何にも見ないって言うのもなんだなあと思い、ちょろっと寄り道。  山形県最北の金山町に、昔の町並みがあるらしいので、ちょっと通ってみましたが、本当にちょっと通れば十分なものでしたね。まあ、確かにちょっと昔っぽいかな?ってところでした。

11:00-12:00

道の駅 おがち 小町の郷

湯沢市

「道の駅 おがち 小町の郷」を   >

 かなり長距離、ほぼ何にもないところを車で進んだので、ここで一度、うちの旅行のデフォルトの道の駅でのトイレ休憩です。  相変わらず、トイレ休憩以外は何もしません。

13:00-13:00

お食事処ふきや

仙北市

「お食事処ふきや」を   >

 秋田県に入って一度トイレ休憩を入れたあとは、さらに、ひたすら北へ北へと進み続け、辿り着いたのが角館。ここには2022年4月に来てますから、1年8カ月ぶりくらいですね。  今回の冬の角館では、前回来たときに食べ損なった「比内地鶏の親子丼」をいただきます。こちらのお店とは、元日の営業予定についてメールでやり取りさせていただき、大変丁寧な対応をいただいたので、ありがたい思いで即決で予約させてもらいました。  そして、料理のお味の方も申し分なし。待望の比内地鶏は、さすがに地鶏だけに歯応えがあって、肉そのものに旨味が強くて、食べ応えがありました。  さらに、セットの稲庭うどんも相当美味いんですが、それもそのはず、秋田が誇る名店の「佐藤養助商店」のうどんを使っておいでなんですね。  こんな良いお店が元日に営業してくれて、本当にありがたかったです。

13:00-14:00

角館武家屋敷通り

仙北市

「角館武家屋敷通り」を   >

 その後、桜満開の時にお邪魔した角館武家屋敷通りにも再訪問したんですが、桜の時季にはあれほどたくさんの人でにぎわっていたのが、夢か幻だったかのような閑散とした状態でした。寂しいですが、これはこれで風情があるかもですね。

14:00-14:00

田沢湖

仙北市

「田沢湖」を   >

 角館を離れたら、続いてやって来たのは、超高地にありながら、真冬にも凍らない「不凍湖」田沢湖。  しかし、こうやって、ただ湖だけ写真に撮っても、どこの湖かわかりませんね。で、次のお写真。

14:00-14:00

たつこ像

仙北市

「たつこ像」を   >

 深い碧色の湖面に立つ金色の像。思いっきり「作られた感」があるものの、そういうことが吹っ飛ぶほど、これはこれで実に絵になりますね。これを見れば、ここが田沢湖だと一目瞭然です。

14:00-14:00

御座石神社

仙北市

「御座石神社」を   >

 たつこ像を見て、ここが田沢湖と認識できたら、湖岸の北側周りの県道をのんびりと進んでいくと、突然、車がいっぱいの駐車場に出くわしたので、釣られてうちも立ち寄ったところ、ちょっとだけフォトジェニックなスポットが。湖岸に赤い鳥居がすっくと建っているんですねえ。  この日は、日差しが弱くて、鳥居も湖面も暗い感じだったので、ちょっと工夫して撮影してみましたが、何か良い感じの写真にはなりましたね。でも、現実は、こんなに美しくはないですから。

15:00-15:00

田沢湖共栄パレス

仙北市

「田沢湖共栄パレス」を   >

 さらに田沢湖畔をふらふらっと周遊していたら、「秋田犬見学所」という看板が目に入ったので、これまたふらふらッと寄ってみました。  そこには、本当に静かに佇む2頭の秋田犬がいました。かつては、いろんな所やイベントで秋田犬と触れ合うことができたように記憶していますが、今やどこも、秋田犬に触れることができなくなってしまって、少し寂しいです。もう、触れ合うことはできないんですかね。天然記念物ですもんね。

16:00-16:00

乳頭温泉郷

仙北市

「乳頭温泉郷」を   >

 そして、今回の温泉旅のラストを飾るのは、秋田の山奥深くにひっそりと湧く、乳頭温泉郷です。ついに、この秘湯に辿り着きました。  ここまで来て、ようやく雪深い感じになって来ました。

16:00-18:00

蟹場温泉(乳頭温泉郷)

仙北市

「蟹場温泉(乳頭温泉郷)」を   >

 乳頭温泉郷のお宿は、それぞれが部屋数が多くはない一軒宿で、年末年始にお部屋を押さえるのがかなり至難でしたが、それでも何とかこちらのお宿でお部屋を確保。  本当は、別のお宿に泊まりたかったんですが、そちらが人気がありすぎて、元日の予約争いに敗れちゃったんですよね。  でもまあ、憧れの秘湯に元日に泊まれるんですから、もう十分満足ですよ。

18:00-20:00

夕食はオーソドックス

 秘湯の一軒宿のお夕食は、とにかくオーソドックスでしたが、この旅行では、既にいろいろバラエティに富んだグルメを楽しんでますから、最後はこういう感じが逆にありがたかったかもしれませんね。大根のいぶりがっこが激美味でしたよ。

20:00-21:00

憧れの秘湯のお湯をいただきに

 さあ、最後は、本当に楽しみだった秘湯の湯をいただきました。  こちらは、岩風呂と木風呂があるので、両方を楽しもうと思い、まずは岩風呂から入ったところ、この岩風呂が劇的に寒い! もはやお外と同じレベル。  慌てて(でもしっかりと)体を洗ったら、もう我慢できません。さすが秘湯だなあと思ったのは、自分以外に誰もいないので、けっこう勢いよく湯船に入ると、そこはもう極楽。正に適温。浴場の空気が冷たいこともあって、全然、お湯から出たくならないんですよね。これはたまりませんよ〜。  それでも湯あたりが怖いのでお湯から出たら、やっぱりあまりに寒いので、慌てて一度体を拭いて、次の木風呂へと猛ダッシュ。  するとこちらは脱衣場から天国。空気があったかいです。恐る恐る浴場に入ると、そこにも誰もおらず、浴場の空気もちょうど良い感じ。そして、肝心のお湯の方は、岩風呂よりやや熱めで、これまた気持ちが良かった〜。もう大満足でしたよ〜。  でも、今思うと、逆の順番で入ったら風邪引いちゃったかもですね。  今回の旅行の最後の温泉をたっぷり楽しんだら、あとはゆっくりお休みなさい。

5日目2024年1月2日(火)
00:00-09:00

蟹場温泉(乳頭温泉郷)

仙北市

「蟹場温泉(乳頭温泉郷)」を   >

 山奥の雪深い温泉郷で目覚めた旅行最終日。もう、秘湯にすっかり満足です。  最終日は、空港への移動以外ほとんどすることはありませんので、のんびりと出立します。最近は、最終日に予定を詰め込まないようにしているんですね。  なお、こちらの朝食は、懐かしさすら感じる普通でシンプルなもので、逆に嬉しいもの。特にこの、山女魚のみりん干しが良いお味でしたね。

09:00-09:00

この記念品は嬉しいかも

 ところで、朝食のお膳に箱が添えられていたので、何だろうと開けてみると、こんなものが出てきました。これは嬉しいじゃないですか〜。2024年のカレンダー付きなので、今年いっぱい使わせていただきましょう。

10:00-10:00

岩手県道1号線を通る

 さて、最終日、秋田から太平洋側の岩手に出て、花巻から帰りの便に乗ります。太平洋側の方が絶対的に天候が穏やかですからね。  で、多分、もう二度と来ることはないと思うので、岩手県の一番秋田県側、奥羽山脈の懐に抱かれた西和賀町という超マイナーな町を南北に貫く、県道1号線を通ってみました。

10:00-11:00

道の駅 錦秋湖

西和賀町(和賀郡)

「道の駅 錦秋湖」を   >

 県道1号を走りきると、かなり大きなダム湖があって、そのダム湖の湖畔には道の駅がありました。ここでいつものトイレ休憩ですね。  年始でも、トイレはちゃんと使えるので、道の駅って本当にありがたいですねえ。

11:00-12:00

すしグルメアメリカンワールド北上店

北上市

「すしグルメアメリカンワールド北上店」を   >

 年末年始旅の最後のお昼は、旅行日程上、北上市で食べることにしたんですが、何せ年始は営業してくれているお店が少ない。  いろいろリサーチして、やっててくれるお店の中でも、やや良さげな感じの回転寿司のお店をチョイスしてみましたが、どんなもんでしょうかね? 内陸部のお寿司屋さんですから、過度な期待は禁物だと思って行ったんですが、本当に過度に期待しなくて良かったです。  どのネタも、「あ?これ?」って感じの寂しいお味。特に、しめ鯖などの酢で締めているネタは、酢を使いすぎていて、残念でした。

13:00-13:00

道の駅 みやもり

遠野市

「道の駅 みやもり」を   >

 今回の旅行、行きの便は時間が予定より前倒しになって、到着が早くなったんですが、帰りの便の方は、逆に予定より時間が遅くなって、出発までの時間に余裕ができちゃったんですよね。  で、この際なので、まだ足を踏み入れたことのない遠野まで足を伸ばしてみました。  と言っても、遠野の入り口までですけど。

13:00-13:00

めがね橋(岩手県遠野市)

遠野市

「めがね橋(岩手県遠野市)」を   >

 遠野の入り口で目にしたのは、煉瓦造りの橋で今も現役という、かなり貴重なめがね橋です。  今も、JR釜石線が上をちゃんと走っていて、12時40分頃にここを通過する特急を写真に収めることができました。  うちは「撮り鉄」じゃないですけど、ちょっといい感じの写真が撮れてよかったです。

13:00-15:00

花巻空港周辺をぐるぐる

 もうこれで、今回の旅行で計画したスポット全てに行き尽くしたんですが、それでもなお時間に余裕ができちゃったので、空港の周りでめぼしいところを見て回りました。  でも、リサーチの段階で「行くまでもない」と判断したスポットばかりで、やっぱり行くまでもないところばっかりでしたね。  写真の、岩手県民熱愛の作家さん宮沢賢治氏が「イギリスの海岸のようだ」と言ったらしいイギリス海岸は、何がイギリスなのか全く分かりませんでした。イギリスに行ったことないので仕方ないですけど。

15:00-15:00

冬の東北を何と○○○km

 仙台空港から始まって、仙台市内から山形市内を経て蔵王温泉へ。  そこから北上を開始して肘折温泉、さらに北上を続け乳頭温泉郷まで。  ここで折り返して奥羽山脈の岩手県側を南下して、最後は花巻空港まで。  この旅程では、仙台空港まで戻るのは無理だと判断して、花巻でレンタカー乗り捨てを選択したんですね。最近、この乗り捨てが続いてますが、今回はワンウェイ料金がけっこうかかりました。まあ、これは仕方ないです。  さて、それぞれが広大な東北の4県を股にかけて移動するという、これまでの旅行の中でも例のない行動の結果、レンタカーの走行距離は、なんと驚異の909.9kmに。まあ、これだけ各県にまたがって動けば、当然と言えば当然ですが、うちの旅行史上最長のレンタカー走行距離になりましたね。運転、よく頑張ったと自分を褒めました。

15:00-16:00

花巻空港ターミナル

花巻市

「花巻空港ターミナル」を   >

 そして、太平洋側の花巻空港に無事にゴール。  そしてここも、やっぱり初めての利用でしたが、仙台空港に輪をかけた、めっちゃコンパクトな作りでしたねえ。わかりやすいなんてもんじゃなかったです。  おかげで、何のストレスもなく、すんなり機上の人に。

16:00-16:00

みちのくの名湯はお湯が素晴らしいし、おもてなしが有難いし

 振り返って、今回の旅行のテーマ、東北の名湯は、本当に名湯でしたねえ。  何がって、まずお湯自体が良い。蔵王温泉の超絶強酸性の、肌がすべすべになったお湯はもちろん良かったですが、それよりも何よりも、肘折温泉が正に「癒やしの湯」でしたよ。何せ、肩こり持ちで、ほぼ毎日ぼくがマッサージしている妻が、旅行から帰ってからしばらくの間、痛いと言わなかったですからね。  最後の乳頭温泉はもうその雰囲気に感動。「the秘湯」。その一言。そのシチュエーションだけで、気分最高でした。  それと忘れられないのは、東北の温泉宿のお心遣いのありがたさ。対応一つ一つがお優しかったですし、お料理のお味も優しかったですし、果てには、いろいろお土産までたくさんもらっちゃいましたし。お世辞ではなく、「身も心も温まり」ました。  ただ、何が大変だったかって、年末年始の名湯のお宿は「予約の争奪戦」が本当に厳しかったです。本当に有名な旅館の場合、毎日のようにお部屋の売り出しを「まだかまだか」と確認していたのに、次の日の朝に売り出された途端、一瞬で予約で埋まっている、なんてことがザラにあるんですねえ。  次回以降の温泉宿の予約争奪戦には、もっともっと気合いを入れて臨もうと、今から気負ってます。(写真は、いただいたお土産の品々です)

16:00-16:00

東北はグルメも素晴らしかったし

 温泉ばっかりではなく、絶対に忘れてはいけないのが、東北ご当地グルメの数々。  もう食べたものほとんどが当たり。牛タン、栗だんご、山形ラーメン、肉そば、最上川のだんご、最後は比内地鶏&稲庭うどん。このラインナップ、やばいですよ。どれ一つだって食べ損ねてはいけない「必食グルメ」なんじゃないですか〜?  蔵王の樹氷の絶景も目に焼き付いてますし、東北、やばいです〜。これはまた行っちゃいますね〜。

2023〜24年末年始 みちのくの名湯を巡って年を越す

1日目の旅ルート

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