お伊勢参りで古くから賑わう伊勢志摩エリアには伊勢うどん、赤福など独自の食文化がいまなお息づきます。そんな伊勢志摩の人々の御用達スーパーが「ぎゅーとら」。ご当地スーパー研究家の菅原さんが言うには地元の人のみならず、観光で来る人にもぴったりのお土産用食材が豊富なんだとか。これをお土産に買えば人とかぶらず一躍人気者になれるかも!?
選んだのはこの人!ご当地スーパー研究家、菅原佳己さん
元バラエティ番組の放送作家。結婚後、夫の転勤で国内外の転居を繰り返す中、スーパーの研究をはじめる。ご当地スーパーブームの火付け役として各メディアに登場。2014年に続編「日本全国ご当地スーパー隠れた絶品見~つけた!」を上梓。TBSの番組で紹介した際、「あげづけ」を紹介して爆発的な人気に。
伊勢はんぺい
162円/若松屋
若松屋の代表的はんぺん。この丸型は常連客が呼んだことから「大とり」と呼ばれる。紅生姜入りも根強い人気。
伊勢かまぼこ
339円/中西蒲鉾店
全国的にかまぼこは白・ピンクの2色だが、伊勢は赤板(赤かまぼこ)を加えた3色。伊勢うどんの具材にもなっている。
やじろ餅&えび餅
やじろ餅432円/佐々木
餅米とうるち米を釣りあうくらいの量を加えた「やじろべえ」が語源の餅。つぶつぶ感を残して伸びにくいのが特徴。
えび餅432円/佐々木
餅米100%に干し海老を加えたもの。やじろ餅はその昔、お伊勢まいりに来た人が食べやすいよう考えた伝統食。
あられ(純粋あられ甘口)
540円/丸八もち店
食後にさらりと食べるお茶漬け専用のあられ。のり、ごま、干し海老などを練りこんでカラフルに。塩味もある。
生あられ
1080円/丸八もち店
素揚げ、オーブントースター等で簡単に。焼きたてにこだわる人用。写真左のあられがプクッとふくらむ。
さいみそ
260円/西村商店
おかずみそとも呼ばれ、発酵させた小麦・大豆にナスなどの野菜を混ぜたもの。ミエマンの醤油も旨味のもと。
伊勢たくあん
322円/三井
御園大根を2年以上漬け込んだ古漬け。黄色のたくあんが好きなのか、店頭の漬物売場はまさに黄色一色。
伊勢うどん
84円/みなみ製麺
横綱の絵が目印、家庭用の伊勢うどんの麺といえばコレ。生めんでふっくら、もちもちとした食感が人気だ。
伊勢うどんのたれ3種
(左)130円/マルキ商会
上記のうどんにマルキのタレ、地元っ子はこのコンビが圧倒的。甘めのタレが定番の味に。
(中)96円/メイショク
ぎゅーとらオリジナルのタレ。マルキの甘めがちょっと…という人は、こちらを買い求めるとか。
(右)125円/みなみ製麺
横綱印の伊勢うどんと同じメーカーのもので、醤油だしがしっかりと効いたタレ。
おふくアイスマック
130円/御福餅本家
御福餅本家が自慢のこしあんを使ったアイスキャンディー。マックは「Merchant Adzuki beans Candy」の頭文字。
あらめ(乾燥)
278円/まるはち
刻みあらめが一般的で、水に戻して炒め煮にして食べることも多い。初夏には新あらめに出会えるかも。
さめなます(さめなますお造り)
382円(取材時)/ぎゅーとら
志摩ではネコザメと呼ぶナヌカザメ。祝いの宴には必ず出る食べ物。淡白な味でぷにゅぷにゅとした食感が個性的。
板ようかん
1080円/笹野軒製菓舗
赤でも深紅色で、長さ20cm弱のフードパックに収まるビッグサイズ(カットタイプあり)。一般的羊かんよりさらに甘い。
しいら(切身)
322円/カネ角商店
傷みが早いしいらは切身や開きにして販売。キツめに塩が振ってあるので、酒のつまみやお茶漬けにして食べる。
うつぼ(きざみ)
336円/ぎゅーとら
開いて二度干し、食べやすいよう刻んだもの。ゼラチン質を多く含み旨みがある。軽く煎ったり、唐揚げで。
さんま寿司
361円/三光丸
熊野灘で水揚げされるさんまを使った郷土寿司で、祝い事やお祭りには欠かせない。
てこね寿司
410円/三光丸
元々漁師がごはんの上に切身をのせ、手でこねたもの。基本はカツオだが、家庭では他の魚でもてこねにする。
たい菓子
378円/笹野軒製菓舗
お祝いに贈るたい菓子も常時並ぶ。中身は白あんが定番だが、こしあん入りも要望が多いので少量販売している。
生節(なまりぶし)
754円/カネ角商店
実は三重県はカツオの漁獲量全国二位。保存のきく生節は、生のまま食べたり、炒め具材やトッピングにしてもOK。
あこや饅頭
378円/竹内餅店
真珠養殖のあこや貝の内側の紅色を表現した饅頭。お祭りの時に町民が配るお菓子として根付いてきた郷土菓子。
訪れたスーパーはこちら
ぎゅーとら ハイジー店
伊勢神宮外宮まで車10分とアクセス便利。地元農家が直接持ち込む「地物の郷おおきんな」を併設。
ぎゅーとら ラブリー志摩店
志摩は伊勢と紀州の文化が入り混じるため、ぎゅーとらの中でも個性的なラインナップ。鮮魚売場と和菓子コーナーは必見。
※日により価格変更する場合があります。価格は取材時(2015年3月~4月)のものです
※この記事は2015年5月時点での情報です
じゃらん編集部
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